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2009年9月29日火曜日

岡田流介護術の世界

岡田流介護術に参加した話。

これまで岡田さんの講座は自身の動機(武術的身体操作の参考にしたい)の不純さ(?)から何となく参加出来ないでいた。
今回参加を決めたのは中島先生プロデュースの【技あり企画】だったから。

そのせいなのかはわからないが、稽古でお会いする顔がたくさん。
岡田さんの講座では珍しく介護関係の方の割合がすくなかったらしい。
講座は介護技術を個別に紹介するというのではなく、
基本的な身体の使い方を見直してみようというスタンスで進められた。
同じ形に見える動きでもそれを実現する身体の使い方によって、効果が違ってくるということ。
今のやり方が悪いわけではなく、身体の使い方の方に工夫の余地があるのだという説明をされていた。

例えば手の甲側を使う効果の検証や、上体おこしでの具体的な腕の角度など。
岡田さんの説明はとても具体的。
一番効果に驚いたのは仙骨と腰椎をまっすぐにすると腰が反らない分、丈夫になるというもの。
これは武術稽古でも試してみたい場面がいくつも浮かんでくるほど強力な効果(両肩に大人二人をぶら下げて歩き回ることが出来る)がみられた。
しかもこれは宴会芸にも使えるという代物!うずうずします(笑)


相手を持ち上げる動きでのポイントはなるべく相手に密着すること。
岡田さんのお手本はここまで近づくか!?というほどぴったり密着していた。
甲野先生の言葉で言うところの「重さを着てしまう」というものでしょうか。
ここまでになると身体全体が使える状態になっている必要があるので、誰でもすぐにできる動きではない。
身体が出来ていないと密着しようにもそういう体勢がとれないのだ。
このあたりが日々の動きを見直す効果が大きく出るところだろう。

岡田さんは「今日は武術系の方が多いけど、講座の内容は介護中心ですから!」と宣言して始まったが、
気が付けば「古武術遊び」を通じて介護の動きを見直すというどちらにも嬉しい内容となっていた。
もっと早く参加しておけば良かった!!

岡田慎一郎の公式サイト
http://shinichiro-okada.com/


もう1つ講座とは別にうれしかったのが、講座後、一緒に参加されていたKさんに前受け身のコツを教わったこと。
肩胛骨を下げると骨盤がおきる。この姿勢を保ったまま前受け身をすると柔らかく出来る。というもの。
聞いたその場で受け身に変化が!
柔らか受け身に一歩近づいた!!
高知行きの置きみやげ、しっかり頂きました!!

2009年9月26日土曜日

半身動作研究会

遅れて参加した恵比寿の半身動作研究会。

ちょっと稽古間隔が開いてしまっていたので心配だったけど、
接触面を大事にする感覚は、残っていたようで一安心。

鏡写しの原理を別の視点から説明されていた。
相手の手をつかんだ状態で、自分が寄るように動くと相手が寄ってくるのでその動きについていくというもの。
また自分が離れるように動くと相手が離れていくのでその動きについていくというもの。
別の形では相手の背後から肩に手をおいて、
肩の向こうをのぞき込むようにすると相手が後ろに倒れ始めるのでその動きについていくというもの。

一緒に組んだ女性の方と骨盤おこしでもお会いしたことのある男性の方に自分なりの説明を交えながら稽古させて頂いたが、その中で稽古に対する上達のコツ(と書くと大げさ&偉そうですが)のようなものが見えてきた。
この稽古はとにかく手を操作する誘惑が強いのでそれをいかに払拭するかが最初の関門である。
それを邪魔するのが今まで習慣にしてきた動作の感覚で、どうしても実感がある方向に動いてしまう。

この日は、技の練習をする前に技を受けて、力んだ場合との感触の違いをじっくりと感じ取ることが、
結果として技を身につけるのに有効であることがあらためて確認出来た。

今回組ませて頂いた女性の場合、受けがしっかりしていて技が効きにくかったが、
しっかりするほうに意識がいってしまっていたせいか、力んだ場合とそうではない場合の感触の違いが感じ取りにくくなってしまっていた。
「私が動くまでは何もしないで、動いたと思ったら止めようとして下さい。」とお願いして受けてもらったところ、
私が力んだ場合は間に合うけど、技の形では止めようと思ったときにはもうかなり動かされているという違いを感じていただけた。
この感触を確かめた後で取りをやってもらうと、
自分で自分の動きのNGポイント(手で引っ張る)がわかるようになってきたようで「今のは駄目ですね」とセルフチェックが出来るようになっていた。
次のポイントは相手が動いてきたときに接触面の圧を変えないところだが、
どうも「接触面の圧を変えないように」と意識しすぎて「自分自身の状態を変えないように」してしまっていた。
そこを指摘して「自分は自由に動いていいんですよ。」と言ったところこちらは割合はやく理解して頂けたようである。
説明しながら整理していたような感じでしょうか。
自分自身の理解も深まっていたように思えた。

もうひと方、男性はというと腕を動かすときにどうしても力んでしまうと苦労されていた。
掴まれた手を動かすのに力んでしまうのはむしろ自然な反応。
これをいきなり消すのは大変なので、まずは掴まれた手を動かそうとせずにその場で脱力するというのをやってもらった。
手を掴まれたまま肩も肘もブラブラにして、動く範囲で動かす。
その動きの流れの中で掴まれた部分も含めて動くようにすると、おこりのない動きとなって受けが崩される。
相手を動かそうとせずに脱力したまま動くことに集中出来ると結果として相手が動いてくれる。

お二方とも「わかりましたー!!」とご自身の中で体感として納得できたご様子。
自分の相手をしてくれた方がこのような反応をしてくれるのは、嬉しい限り。


自分の中でも発見が。
U住さんとちょこっとだけ稽古したとき「掴むときふわっと触れるくらいにするとそれだけで相手が崩れる。」という説明を伺った。
さっそく、U住さんのを受けさせていただくとなるほど納得、触れられた瞬間にもう身体が動き始めている!
背中から触れるときに手をそっと置くだけで相手が崩れるというのは試していたけど、
腕を掴む動作でここまでふわっと触れるだけというのは試していなかった。
面白い感覚をいただく事が出来ました(^^)


Iさんと
技がさらに強力になっていた。
これはこちらももっと受けが強くならないとなかなか相手がつとまらなくなってきたぞ。
それにしても甲野先生の最新の気づきをすでに試していて、
しかもそれなりに自分の中で消化されているとは驚きでした。

みんなで
骨盤おこし式手押し相撲の形から、遊びながらトレーニングをする形を色々と検討。
足首を持ったまま身体で押しあうとか色々出たけど、
この日のように色々と検討する過程が一番ハードで良いトレーニングになっていたりして。

次は岡田さんの介護講座!
私が興味を持っているのは介護そのものではなくて介護に応用できる身体の使い方。
これまでは動機が不純な気がして岡田さんの講座には参加できずにいたけど、
中島さんの技あり企画なら遠慮なく参加できます。
楽しみだ(^^)

2009年9月12日土曜日

講座か稽古か@東京武道館

東京武道館で行われた甲野先生の講座の話。

起倒流柔術の研究をされている斉藤氏が参加されていた。
先生の技を受ける様子で何となく斉藤氏だなと感じていたが程なくしてご本人だということが確認出来た。

この日も(意図的ではないが)先生にはあまり近づかずに常連の方々と先生を囲む輪の外で稽古。
途中で斉藤氏の奥さんに声をかけられて一緒に稽古したが、
これがきっかけで斉藤氏に色々見て頂くことが出来た。
後にスーパーアドバイザーと呼ばせて頂いたが、斉藤氏のアドバイスは今の動きの一歩先を的確に指摘するというもの。
ここぞとばかりに色々伺った。

・片手を押さえられたとき@座り
→背中を丸めて相手の肩に自分の肩を寄せてから立ち上がるように状態を起こす。
・肩を両手で押される状況@座り
→相手が押す力の方向に対する姿勢が強くなるように背中を丸める。
・跳ね吊り
→相手と自分の間に一人いるつもりでその人を膝かっくん。
・E木崩しや背落としのような形
→肩胛骨の間を広げて、背中と腰も表面積が広くなるような感じにして、後ろに倒れないように膝を柔らかくする。それでしゃがむ。掴まれた腕を上げる時、肩・肘を楽にすると簡単にあがるが、肩にはまだ自由になる余地があった。(肩を後ろに持ってくる感じ)

講習会後のファミレスでも色々と伺った。
・浪之上@座り
相手の肘より下に肩が入ると簡単に持ち上がる。
押さえられた手をごぼうを抜くように引っ張りあげる。
このとき肩で引っ張りあげると止まる。肩胛骨から引っ張りあげる。

・斬り落とし@座り
腕と身体の距離をかえずに動く。
背中を丸める。背中が下がることになるが肩はあげない。
背中を丸めても前かがみにならないように背中を後ろに引く感じ。
肘を少し引くようにすると身体との距離を一定に保つことが出来る。

・指相撲
負けた状態から抜けるというもの。
押さえる方は両手の親指でしっかりと相手の親指を押さえる。
上腕二頭筋を使って親指を操作するとするりと抜ける。


この日ほとんど全ての稽古でアドバイスを頂いた斉藤氏は朝日カルチャーで中島さんと講座を持っていたり、江東友の会という稽古会を主宰していたりする方。
起倒流柔術を研究されています(伝承されたとか習ったわけではないらしいです)。
今度遊びに行かせて頂きますと言ったが、参加には事前連絡と空手着が必要ということなのでまずは空手着を購入しなくては。


この日は九州の宮崎から来たという中学校の教諭されている方が参加されていたが、
甲野先生の事を全く知らず(顔もわからない!)に参加されたという珍しい方。
誰だかわからない人の講座に九州から来る気になれましたね!と驚きながら聞いたところ、先輩にとにかくすごいから行ってこいと言われて来たそうな。
だからって本当にくるなんてなんて素直な人だ!と思っていたら、
その性格印象の通りとっても素直な方で、技の工夫の説明をする甲野先生に向かって(九州なまりで)、
「四六時中技のことばーっかり考えてるんですか!?」
「24時間そんなことばかり考えてるんですか!?」
と言いながら純粋に驚かれている様子が印象的でした。
最後は「全然知らなかったけど来てよかった」と言われていて、私まで嬉しくなってしまいました。
なかなかお会いできそうもないけどまたお会いしたい方です。


そうそう、甲野先生の技の話も書いておかなければ。
随感録にも書かれていたが、大きな気づきがあったとのことであった。
先生が言うには、跳ね吊りで自分より何10キロも重い人を後ろにとばせるのに比べて、
剣を振るときにはそれが何も活かされていないことに気が付いたところからの発展との事。
先生の説明でついていけるのはこの発想の部分まで。
受けた技はちょっと私の感覚ではわからなかった。
「柔」か「剛」で言えば「剛」ですかねー。
片手対両手で吹っ飛ばされます。

2009年9月11日金曜日

2本立て(2つめ)@骨盤おこし勉強会

■2本立て2つ目は骨盤おこし勉強会
行きの身体より帰りの身体が軽くなったように感じることが出来た。
効果的なトレーニングが出来た証拠!

この日、中島さん一押しのトレーニングは『TRex-Walk』(別名(?)「肉球歩き」)。
足指を握り、踵はつけずに足指の付け根(MP関節)に乗り込んで歩く。
完全に乗り込んで歩くので重心は左右に移動して良い。
MP関節に乗り込むので踵をつけていなくても良い。
武術の動きではNGとされそうな動作ですが、あくまでトレーニングだから気にしなくて良い。
LSDの歩きバージョン(略してTRW?)といったところでしょうか。
実際やってみると、股関節にしっかりきいてくる効果的なトレーニングだと感じました。
軽くなったのはこれのおかげが大きいか!?


その他のメニュー
・ボールあぐら@ボール2つ
半身動作研究会でもやったもの。
思ったよりバランスを取り続けることが出来た。
初めて挑戦された方はすぐにバランスを崩していたのを見ると、
どうやら私もバランスUPしてきたようです(単に慣れの部分もあるかと思いますが)。

・立位体前屈
手のひらべったりの先、肘をつけるようにしてみるとどうかなぁと思って挑戦した。
しかし、股関節に加えて腰椎まで曲がってしまうので頑張り過ぎはよくなさそうだ。
股関節の可動域がもう少し大きくなった頃にまた挑戦してみよっと。

・骨盤おこし式手押し相撲
サイラスさんらと。
普段の骨盤が後傾していても、おもいっきり上体を前に傾けると骨盤がおきてくるのでその分、強くなる。

・股割り準備運動
足がつる。

・股割り
変化なし。準備運動のトレーニングが足りないな。
ツルっといくってどんな感じでしょうか???

・帰り。
行きの身体より帰りの身体がずいぶん軽く感じる。
効果的な運動が出来た証拠!

2本立て(1つめ)@半身動作研究会

いつもの通り1週間遅れの日記。
この日は半身動作研究会と骨盤おこし勉強会の2本立て

■まずは半身動作研究会。
週末の半身動作研究会は3時間。
たっぷりと稽古が出来ていいですね。

骨盤おこしから皮膚の操作まで盛りだくさん!



ここから先は稽古のメモ
・ボールあぐら@骨盤おこし
この次に予定されている骨盤おこし勉強会向けのボールを使ってボールあぐら。
ボールを2つ使うバージョンだ。
1.骨盤をおこしてボールに座る。
股関節の可動域が少ないとやりにくい。
2.手にボールを持ち、やや前方に体重を乗せながらボールを着ける。
これでお尻の下のボール、ボールの前であわせている足裏、体重を乗せてついている手のボールが一直線に並ぶ。
これをキープする。
なかなかやりがいがあって一人でも楽しくトレーニング出来るメニューだと思います。おすすめ。

・ボールあぐら@技ありの身体になる
こちらのバージョンは骨盤とかあまり意識しないで普通に座る。
ボールに座ったまま正面押し。
ボールに座った不安定な状態で正面押しを行うといつもよりスムーズに技に入れるというもの。
どっかり座らずに多少ふらついてしまう状態のほうが良いらしい。
ボールに座るのが大変だから手によけいな力みが入らないという効果もあるのかもしれない。

・指先から動く
ボールを持った手を掴んでもらい、ボールが動いてしまうというつもりで相手にボールをつけにいく。
指先から動く練習。
うまくいったらボールなしでやってみる。

『皮膚を操作する』
・柾目返し@皮膚
色々やり方があるとされる柾目返しのうち、これは皮膚の操作による柾目返し。
苦戦が予想された稽古で予想通り苦戦。
前回参加した講座のおかげかぴったり付いていく部分はそれなりに動けた気がしたけど、初動が納得いかない感じ。
もっとふわぁ~っとしたいっす。ふわぁ~っと。

・正面の斬り@皮膚
皮膚への接触によって、動きの方向とは別の方向の感触を発生させる。
上方向や手前に引く方向など。

・正面押し
相手に寄りかかった場合、身体が真っ直ぐの場合、真っ直ぐでリラックスした場合の違いを検証。
寄りかかった場合:いわゆる体重をかける形で押す。
相手は踏ん張りにより力が拮抗するか、押し勝てても相手の体制が崩れずに後ろに下がってしまう。
身体を真っ直ぐ:寄りかからないように我慢する。寄りかかりそうになったら意識的に重心移動を行い重心が常に同じ位置にあるようにがんばる。
前者と異なり、受け手は体勢を崩される。と同時に相手が真っ直ぐになろうとしてがんばっている感触が伝わってくる。
リラックスして真っ直ぐ:寄りかかろうとしないし、我慢もしない。ただ真っ直ぐでいてリラックスする。そのまま手を伸ばす。
受け手は体勢を崩される。相手の力の出所が掴めずによくわからないまま崩されていく。
なかなか面白い検証でした。

・斬り落とし(メモ)
皮膚による2力の合成が応用出来る形だ。
押し下げる形になる腕を接触面だけ引き寄せるようにすれば、、、

次は骨盤おこし勉強会の日記

2009年9月3日木曜日

皮膚を操作する@ワンテーマ講習会

最近の書きたい日記ラスト。
中島先生のワンテーマ講習会「皮膚を操作する(接点圧力/臨界圧力)」に行って来た話。

技あり企画に『皮膚』が初めて登場して以来、是非とも参加したいと思っていたがやはり参加してよかった。
これは楽しい!
触るだけで崩れていくのだ!!
触られるだけで崩れてしまうのだ!!
『抵抗する気がおこらないまま崩される。』と書いたほうが私が感じている面白さが伝わるかもしれない。

接点圧力系の稽古でやる技は有無を言わさず崩すような強力な技ではなく、どちらかというと何というか「崩れてもらっている」という感じのおとなしい技だと思います(だいたいそうですけど)。
しかし、受けていて面白いし、楽しいし、何より心地よい!
”相手を崩す”結果だけを求めてもこの感覚には辿り着けない。
私はこういう技が出来るようになりたいのです。

稽古内容はこれまでやってきたものがほとんどだったけど、特集となるとまたひと味違ってくる。
この日は何だか調子が良かった。何かを掴んだか?!ゆあん(byNさん)度がUPしたような。

こういう稽古です。
(動画はKさん撮影)
http://www.youtube.com/watch?v=1Wyky8Zr9VI


ここから下はだーーーっと、稽古のメモ。
しいて欠点をあげれば、導入編でやる基本稽古がけっこう地味なところか(笑)
■基本稽古1
立っている人の手を自分の掌に乗せ、そのまま上下に動かすと、相手が前傾してくるポイントがある。
動き始めても接触面(皮膚)の圧が変わらないようにしているとどんどん前にでてくる。

■基本稽古2
椅子に座っている人の手を自分の掌に乗せ、そのまま上下に動かすと相手が前傾してくるポイントがある。
動き始めても接触面(皮膚)の圧が変わらないようにしているとどんどん前にでてくる。
相手のお尻が椅子から離れそうになったら上方向に導いてあげると相手が楽に立てる。
上に導くのが早すぎてはお尻が重くて立てず、遅すぎては寄りかかられて立てなくなってしまう。
ふっと軽くなったとき、相手のお尻が浮いたとき。

■ゲーム
向かい合わせで、相手が差し出した掌に自分の掌を重ねる。
相手が手や身体を動かすのに対して、接触面の圧力が変わらないようについていく。
手全体がリラックス出来ていると、相手が手だけを動かしたときに身体が過剰に反応することなく手だけでついていける。
一緒に組んだ卓球をやられているおじさまの肘が見違えるように柔らかくなった。
陽紀さんに聞いた目をつぶるとよけいな力が入らないという方法が良かったみたい。
さらにこのゲームの後、皮膚系の技で崩れにくくなる人が続出(笑)
取りにも受けにも、感覚を磨く良い稽古になったようです。

■正面押し@皮膚
だんだんそれっぽい形で。
相手が差し出した両手を掌に乗せ、皮膚を張るところまで手だけを前に出す。
このとき弱すぎれば皮膚に遊びが残り、強すぎればこすれて滑ってしまう。
ちょうど皮膚が張るところまで手を伸ばすと相手が後ろに崩れ始めるので、
接触面(皮膚)の圧が変わらないようについていく。

■互い違いに触れる@腕
相手が差し出した片手を掌に乗せ、皮膚を張るところまで手だけを動かす。さらにもう一方の手を同じく相手の手に触れて、皮膚の張りが互い違いになるように触れ続ける。
すると相手が動くので接触面の圧を変えないようについていく。
相手の皮膚に沿うことと、互い違いに動かすのがポイント。
片手よりも誘われやすいかも。

■互い違いに触れる@身体
・右肩と左肩。
・肩の左前と腰の右後ろ。
・左膝の裏と左肩の前。
・右肩の前と左膝の後ろ。
などなど。
触れるときは相手を動かそうとせず触れるだけ。
触れたときにほんの少し発生する相手の動きに離れずについていく。
あとは崩れやすそうな方向になるように触れる。
私の場合は、相手に触れる右手と左手が、相手の身体の対角線になるようにすると崩れるときに楽そうな気がするのでそうしています。

■シャツで触れる
ポイントはシャツが伸びないように。
シャツをほんの少し皮膚と平行な方向に引っ張ると、
摩擦で相手の皮膚がシャツとこすれる。
こすれるときに発生する相手の動きに(シャツが)離れずについていく。

■肩をなでる
肩もみをしてあげるような形の手で後ろから相手の肩に触れる。
指先を上方向、掌を下方向に動くように触れると相手が後ろに倒れてくる。
倒れるまま離れずについていくと、自分に寄りかかる方向に倒れてくる。
掌で肩胛骨の裏に向かって触れるようにすると、相手は下方向に崩れていく。
久しぶりにSさんの技を受けてたら、以前と比べてかなり良い感じになっていてびっくり。
以前と比べて粘り強くなったというか、あきらめが悪くなったというか。
「ダメだー」になりづらくなりましたね。

■しなだれる
正座をしている人の腿を外側から皮膚の方向に触れると横座りになる。
グイグイ押して横座りにさせるのと違って、何となく横座りになってしまうところがポイント。

■課題みたいなもの。
皮膚の稽古は繊細な感覚が要求される。
他の稽古ももちろん繊細な感覚でやるにこしたことはないと思うのだけれど、
何というかこの稽古は初期の初期の段階からこの感覚を要求するのだ。
だから相手が感覚の良い初心者で自然と自分の良い位置を感じて動けるような人だと、追っかけっこが始まってしまう。
座りでやればこの状態を避けやすいかも。

それから私の永遠のテーマというか、1年半稽古をしていて何となくでも出来た感じをほとんど感じたことのない技である『柾目返し』を皮膚を手がかりに稽古したい。
座りで膝の上に乗せた手を上から押さえられるこの形で、
皮膚感覚の動き(骨と平行方向)が出来れば私としてはかなり苦手意識から解放されるだろう。
辰巳返しのように股関節をきかせて上にあげる方法は、
形としては同じように見えるが、中身はまるで別物。
皮膚で動きたいのです。皮膚で。

■おまけ
最近YouTubeにKさんが動画を紹介していたのでご紹介。
地味編(笑)
http://www.youtube.com/watch?v=wyMfkNtOHgM

徐々にそれっぽく編(解説付き)
http://www.youtube.com/watch?v=dATbqoPtcJs

片手編
http://www.youtube.com/watch?v=jb1tOTRMjns

互い違い編
http://www.youtube.com/watch?v=1Wyky8Zr9VI


2009年9月2日水曜日

半身動作研究会@明石町

書きたい日記シリーズ(?)残り2つのうちの1つ、半身動作研究会@明石町の話。


■受身特集!!
1時間くらいたっぷりとやっただろうか。
横にゴロゴロ。
足に引かれてゴロゴロ。
相撲式でゴロゴロ。
少林寺式でゴロゴロ。
合気道式でゴロゴロ。
システマ式でゴロゴロ。
あぐらでコロコロ。
普段やらない動きのせいかやっていてとても気持ちが良い。
特にシステマの受け身はやればやるほど調子が良くなってくる感じだ。

これくらい広い部屋があったら寝る前に毎日出来るなぁ。
1時間を受身に使ってもまだ2時間稽古できる。
土曜日の半身動作研究会はお得だぁ!!

■骨盤おこし
骨盤おこし前後運動や立位体前屈などを一通り。
骨盤おこしの姿勢の効果を様々なかたちで確認。
といっても細かいところは勝手に稽古。

■座りの正面押し(その1)
もたれた手を伸ばす形で、3パターンほど試して違いを確認した。
1.弱い姿勢で力んだ場合
相手の姿勢の方が強くなる為、押すとこちらが下がってしまう。
2.強い姿勢(骨盤おこし)で力んだ場合
相手の姿勢が弱ければ相手は崩れる。
相手の姿勢と互角の場合、お互い後ろに下がる。
3.強めの姿勢(骨盤おこし気味)でリラックスした場合
相手の姿勢が強くても弱くても、抵抗無く相手が崩れる。
2の場合でも崩れるケースがあったが、受けた力感、やった力感ともに3の場合は比較にならないほど小さくなる。
以前からIさんに指摘されていたが、骨盤おこし全開の姿勢ではかえって力んでしまうようだ。
全開は骨盤おこしトレーニングのときだけにしておこう。今の全開が普通の状態になればまた一段階レベルアップ出来るはず。

■座りの正面押し(その2)
正面押しで手は掴まれたまま使わずに、お尻を後ろに突き出すようにすると相手が崩れるというもの。
強力。
強い姿勢になるとこの働きが自動的にきいてくるのだ。
手を伸ばした動作が股関節につたわり、大きな力が発生する。
形だけみてもなかなか股関節が手を伸ばす動作に働いているとはわかり辛い。

■浪之下
鏡の効果。
腕を使えない状態にしておいて、膝を抜くと相手の膝も崩れる。
腕を比較的自由な状態にしておいて、膝を抜いても同じ効果が得られるようにするには、腕を使わないことが大事。

■アウトエッジを踏む
横に並んで相手の肩に手を触れておく。
骨盤おこしの姿勢を取り、相手と反対側の足の側面を踏むと、触れた手を通して体幹の力が相手に伝わる。

■アウトエッジを踏む+α
相手の肩に触れた手で皮膚を動かして臨界圧力状態(これ以上動かすとすべっちゃう)にしておく。
この状態でアウトエッジを踏むと相手が良い反応で抵抗しようとしても間に合わない。

2009年9月1日火曜日

バランスUP@半身動作研究会

書きたい日記がまた溜まってきた。
恵比寿の話、週末の半身動作研究会の話、同じく週末の技あり企画「皮膚を操作する」の話。
順番に書きます。
今回は恵比寿の話。

■バランスボード
丸板の真ん中に一本軸がついているもの。
足を骨盤幅に広げ、リラックスして立つ。
骨盤おこしの姿勢は、股関節を自由にするのに必要なのでもちろん意識する。
しかし良い姿勢でも意識し過ぎると身体が固まってしまい、
かえってバランスを崩しやすいということにあらためて気がついた。
普段のトレーニングを信じて、リラックスして真っ直ぐ。
システマでやったゆっくりスクワットを続けて2回行うことが出来た。
初めて乗った頃はこんなことやろうとも思わなかったから、我ながら上達しているようだ。
誰も見ていなかったのではせもさんに見てもらってもう一度挑戦したら出来なかった。
残念。


■宴会芸からの色々
Hさんと宴会芸を磨く。
腕相撲の負けた状態の難易度をUP。
指二本ではどうかというもの。
難しいのはこれまでの常識に囚われているせいなのか。

U田さんも合流。
ローリングの働きを相手に伝える。
LSD的な動ける感じ、自転車を漕ぐ感じの浪之下。
足が動くと手が勝手に動くのを感じながらの高速ピグモン(動きの名前は今つけました)。
掴みにいく動作で相手に触れる。
小指をおもいっきり握った状態での一本指は強い。これが抜けてくるとさらに強い。


■恒例の色々
Iさんといつものごとく色々検証。
力まないことの確認。
毎度Iさんの気づきには感心してしまう。
今回驚いたのは差し出した手の手首に体重を乗せるが、手首が折れ曲がらないというもの。
やってみるとわかるが、普通手の甲を上にして差し出した手に体重を乗せられれば簡単に手首から折れ曲がる。
あんなに耐えられるとは驚きであった。


■骨盤おこしアシスタント
中島さんが遠方から来られた方につきっきりで骨盤おこしを紹介されていた。
たまに呼ばれてモデルをつとめたけど、その中でボールを2個使ってのボール胡座はかなりキク事が判明した。
ボールの上に座ってボール胡座から、立位体前屈のように骨盤をおこしつつ前傾していく。
立位体前屈と違うのはボールの上に座っていることと、
手を突くのではなく手に持ったボールを前につくという点。
これは知らずに全身運動をやることになります。それまで涼しい顔をして稽古していたのだが、一気に汗だくになってしまった。


■世界大会
リンシさんと足相撲世界大会。
やはり軸足は飛び跳ねたりして床から離してはならないルールの方が決着が早い。