初稽古!@東京武道館

初稽古の日記です。

綾瀬で行われた甲野先生の講座。
年末に受けたばかりだというのにまたしても技が変わっていた。
もちろん強力になっているという意味でである。


と、その前に(私にとって)嬉しいニュース!
先生の「鎌柄(かまつか)」から連続で逃げることが出来ましたー(^^)v
取りでも「早くなりましたね。」とお褒めの言葉を頂きましたーv(^^)v
(半年前はがっつり掴まれていました。)
先生が技の変遷期(※)にあることを差し引いても嬉しい進展です(^^)
恵比寿でIさんと取り憑かれたように稽古したかいがありました(笑)
※甲野先生がこれまでのやり方を否定するために、新しい動きに先生が慣れるまでの期間。
変化が激しいときは、特定の動きが遅くなったり、技のききがにぶったりすることもある。


さて先生の変化の話。
長男の陽紀さんが考案したという「グーパー引き(仮称)」と「跳ね吊り」からの気づきで技が大きく変わってきているのだ。
「グーパー引き」とは、体育座りで完全に腰を下ろしている人を腕にひっかけて楽に立たせるというもので、
文字にすると説明がややこしくなるがやってみると簡単。
スペシウム光線を出す形にした片手に対して、体育座りの相手が両手で引っかけるように掴まる形からスタートする。
立ち上がらせる方は、とにかくスペシウム光線(注:甲野先生はこんな言い方をしていない。)の形を変えないように少ししゃがんだ状態からやや斜め後ろに立ち上がるだけである。
光線を出す(出ないけど)手は、肘から指先までとにかく真っ直ぐになるようにしておく。
不思議なことに少しでも手首や指が曲がると、とたんに相手の重みを感じてしまい全く立ち上がらせる事が出来ない。

先生自ら受けを取ったり参加者同士でも試していたが、すぐに出来るようになるけれども、指が曲がってしまう状態では全く持ち上がらないようであった。


先生は親指の工夫によって、効果を残したまま指の形を替えることに成功しつつあるようなのである。
これによって様々な技に変化が出てきたのだ。
”しつつある”と書いたのは、このときされていた指の形はまだ工夫の途中のように感じたからだ。
具体的には「剣」を持つ手の内が「杖」の時と同じになっていたが、先生自身が慣れていないせいもあって不自然に感じた(もちろん、この状態になったときの動きは以前より速くなっている)。
特に「影抜」などはちょっと見たことがない速さになっているので機会があれば是非見ていただきたい。

他にも進化した技はたくさんあるけれども、この度の変化に関する説明の中に”四方輪(しほうりん)”というキーワードが出てきた。
私が「グーパー引き」を元に勝手に解釈してみると、
スペシウム光線の形にした手を「左右の輪」、立ちあがる動作を「上下の輪」として考えられそうである。
これを「上下方向」、「左右方向」にまで限定して「二力の合成」と解釈してしまうと、今の先生の技からは遠すぎる気がする。
実際に「浪之上」の形で(私なりに)試してみると、堅く持った相手に対しては速攻性の効果が見られた。
しかしこれだけでは検証には足りないし、そもそも私はグーパー引きの時の感じを手の内を変えて維持することが出来ていない!
解釈としてはそんなに間違っていない気がする(根拠なし)のだけれど、そう言えば『四方輪』自体よくわかっていないのでした。
確か『四方輪』の関連キーワードは、
・膨張する感じ。
・全体が同時に動く感じ。

困った時の中島先生!!と思ったけれど、この日中島先生は不参加。
中島先生が甲野先生の技を受けるまでちょっと待とうかな。


参加されたみなさま、ありがとうございました!

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