ページ

2010年1月27日水曜日

伸びしろ@骨盤おこし

伸びしろはたくさんあることがわかった。
うれしいが、どう伸ばすのかが問題だ。

これまで通り、地道しかないのだろうなぁ。

2010年1月22日金曜日

ヒーフー@半身動作研究会

前回は都合により不参加となっていた皮膚の稽古@半身動作研究会。
この稽古は色々な稽古メニューの中でも特に面白く感じる。
以前の日記にも書いた気がするけど、稽古の形の中とは言え、
触れただけで相手が崩れたり、触れられただけで自分が崩されたりするのだ。
こんな世界があるとは稽古を始める前は想像もしていなかった。
という感じで好きなんです。皮膚の稽古。
それでいつになく(いつも通り?)長文になってしまいました。


色々な形で稽古をするのだけれど、共通して言えるのは相手との接触面を大事にする(皮膚の圧力が変わらないようにする)ということ。
マーパイでのコラボワークからのはしご。
マーパイコラボワーク効果なのか、この日はとっても調子が良い感じだった。

■座りの正面押し@皮膚
まずは基本の形。相手の両腕を自分の手のひらに乗せ、相手の皮膚がゆるゆると動く範囲で手を伸ばす。
これだけで相手が動くとは信じ難いので、どうしても身体が前に出ていったり、腕や肩や背中が力んでしまう。
あまり考えずに手をちょっとだけ前へ出す。
ちょっとだけ動くと相手もちょっとだけ動く。
相手がちょっとだけ動くと接触面の状態が変わりそうになるので、変わらないように相手についていく。
ただ相手についていくのだから、体重を乗せたり、寄りかかったり、力んだりする必要はない。
感触としては相手がどんどん動いてくれるのでそれにぴったりとついていくだけなのだ。

この日の私は何しろ調子が良かったので、他の参加者の方に、
”私が手を伸ばすときに力んでいないのをよく確認して下さい”などとアドバイスをしながら(ほんとに何もしていない感じだなぁ)とあたらめて感触のない感じ(言い方が難しい)を噛みしめていた。
そうこうしていると、稽古の前半は自分のどこが力んでいるのかわからなかった人も、
何故うまくいかないのかがわかるようになってくる。
”ああ、また力んでしまいました。”
”今のは肩が出ちゃいましたね。”
などと自分で自分の出来なかった点がわかるようになってくるのだ。
これは自分に言っているようなものですが、(なんで出来ないのだ。)とか(こんな難しいこと自分には出来ないのではないか。)などど悲観的になる必要はない。

だんだん出来る比率があがっていって、やがて何回やってもほとんど出来るようになって、
そのうち(相手にもよりますが)出来なくても良くなるのです(笑)

皮膚の稽古から内容がはずれてしまったけど、とにかく楽しめました。
中島先生をはじめお相手してくださった方々、ありがとうございました!

------------------------------------------------------------
この日やった皮膚の稽古メモ(稽古の名前は日記用に私が勝手につけたりつけなかったりしています)。
■座りの正面押し@皮膚
最初に紹介した形。
基本。基本なのでその日の稽古でも2周目をやったりする。
2周目が1周目よりうまくいったりすると自分の成長を感じられて嬉しい。

■座りの前後手@皮膚
正面押しの形で、左右の手を一方は差し出す方向、もう一方は引き寄せる方向に動かす。
互い違いになるので相手は左右のどちらかに崩れる。
相手は左右方向に捻れながら崩れるのだけれど、手を動かす方向はあくまで前後。
少しでも左右に倒そうとする動きが出ると相手は止まる。

■寄りかかり正面押し@皮膚
正面押し(だけではないですが)最大の敵である身体の前傾を強制的に排除する形。
やり方は身体を前に出せないくらい思い切り壁に寄りかかって正面押しをやるというもの。
突然強力になる技にやっているほうもびっくり。

■立ちの前後手@皮膚
立った状態で前後手。
立っていると相手の崩れ方も大きくなったりする。
それでも皮膚の圧力は変えてはいけないので、立っている場合は足を運んで相手の動きについていく。
ついていくと相手は崩れ続ける。

■座り前進@皮膚
向かい合って座り、相手の肩を左右からチョップの形で挟み込む。
両手は相手の両肩に触れたままにしておき、これ以上は何もしない。
片膝を立てる。
膝を立てた足をさらに一歩前に出す。この時相手の両肩に触れた手は何もしなければ相手の肩に触れながら前方向に滑り出す。
すると相手が少しだけ動くので動いた相手の方を向く。
するとまた相手が動くのでその動きを見続けると相手は崩れ続ける。
これも見た目には挟んだ手で相手を崩しているように見えるけれど、
挟んだ手で操作しようとすると相手は止まってしまう。

■井桁で触れる@皮膚
相手の腕を両手の平で挟み込み、左右の手で上下互い違いになるように皮膚をはる。
相手が少しだけ動くのでそれについていくと相手は崩れ続ける。
(この形、中島先生がやるのはよく見るけどみんなで稽古した覚えがないなぁ。やはりちょっと難しいのだろうか。)

■井桁で触れる(システマより)@皮膚
・相手の身体前面の肩に上方向、膝の裏に下方向の圧力がかかるように触れると相手は崩れる。
・相手の身体前面の肩に手前方向、背面の肩に向こう側への方向の圧力がかかるように触れると相手は回転しながら崩れる。

■ずらしのストライク@皮膚
拳を相手の肩に当てた直後、左右に皮膚が張る程度だけずらしてから押し込むと相手が動く。

■引っかければいい@皮膚
中島先生:「結局、どこでもいいから引っかければいいんです。」
・指を掴まれた状態から相手の手の内に指を引っかける。
・腕を掴まれた状態から握った拳の先を相手の腕に引っかける。

そう言えば私の調子良さを感じられたのか、一緒に組んだ参加者の方から色々と質問をされた。
調子が良かったので説明させていただいた。
読み返してみるとなんだか知ったかぶっていて恥ずかしい(笑)
『なぜ手だけを伸ばすようにしたり、手を操作しなかったりと形によってやり方が違うのに同じような効果があるのでしょうか?』
『理由の1つとしては、身体で寄りかかってくると思って身構えていたのに手だけが伸びてきたとか、腕力で動かされると思って身構えていたのに身体全体で動いてきたなど、相手の予想と異なる動きになっているからだと思います。』

『甲野先生の技もこの皮膚の稽古が繋がっているのでしょうか?』
『甲野先生の技は強力なので感じ取りにくいかも知れませんが、勢いよく崩されるときでも接触面の圧力は一定のままです。その感覚は皮膚の稽古で身につけられると思います。』

質問されて思い出したけど、甲野先生が斬り落としについて、以前こんなアドバイスをしてくれたことがあった。
『相手に触れた手はむしろ逆方向に動くような感じ。』
つい、相手の手を押し下げようと下方向の圧力がかかるような動きになってしまいがち、
しかしむしろ自分の手が相手の手からすべり落ちていくような接触状態になるように動くというのだ。
これは甲野先生も接触面の状態が変わらないように動くことを意識しているということだろう。

稽古後はファミレスでお話。
稽古熱心な方が同席されていたせいか、稽古の話題で盛り上がって楽しかった。

2010年1月20日水曜日

マーパイで柔術とヒーリングヨーガのコラボ

この日は馬橋にあるヒーリングスタジオ『マーパイ』での柔術とヒーリングヨーガのコラボ講座へ。
マーパイHP:http://mapai.blog119.fc2.com/
柔術は久々の広沢先生の稽古。
どれくらい久しぶりかと思ったら昨年の7月以来でした。


前半は思いこみに関する興味深いお話。
後半は『つながる』をテーマにしたワーク。

キーワードは、『つながる』
2人組で手を向かい合って手を合わせる。
形としては手を合わせて、一方が相手を押すと相手の身体全体がおされて動き出すという形。
もちろん、ここでやろうとしている『つながる』は、ただ手で押すというものとは質が異なる。

手を合わせただけで相手にはそれに対する反応がおこる。
これは意識していなくてもおこっていること。
この反応を『つながり』として認識するのだけれど、
その為には、こちらがリラックスして受信感度をあげておく必要がある。
つながったと感じたらそのつながりを感じたまま全体が動くように手を伸ばすと、
相手はいわゆる押されたような感じがしないまま後ろに倒れ始める。

参加された方々は普段武術の稽古をやっていない方ばかりだったが、こういうワークに参加されるだけあって素直。
人によっては高いはずの脱力のハードルを難なくクリアされていた。

ワークでは徐々に感度をあげていく。
直接触れるのではなく服を背中から引っ張る形。
服を持っていても『つながる』という感覚は同じ。
『つながった』状態のまま全体で動くとそれ以上服が伸びずに相手がついてくる。
わかりやすくする為、ある程度張りを持たせるところまで引っ張ってやっていたが、
広沢先生は「たいさんなら」と、服がゆるゆるの状態でも『つながる』ということを教えてくれた。
向きを逆にして、前に回って服を少しだけ引っ張る形。
これも同じ。

さらに感度をアップ。
最初の形に戻る。
しかし今度は触れてからほとんど手を動かさないで、『つながる』状態、つながってから動くというものを行う。
やってみると最初よりも『つながる』状態を敏感に感じ取れるようになっている。
こうなると相手がこちらに触れてから”前に行こう”、”手で押そう”と思って動こうとした瞬間こちらがフワーっと動き出すのだ。
このとき相手の方に迷いがあるとフワーっとした感じが出たり消えたりする。
迷いがそのまま感じ取れるということで、これも面白いところ。

さらに感度をアップ。
形は最初の形のまま。
しかし、今度は相手に触れない距離をとって行う。
手は触れていなくても『つながる』状態はおこるのだ。問題はそれを感じ取れるかどうかだ。
それを感じ取れる同士だと触れずに倒れるというようなことがおきる。
この日参加された方々は皆さん敏感なようであった。
特にさくら兼アシスタント(笑)の広沢先生の奥さんは、私と組んだときに『ふわぁぁぁ!』となったとのこと。
私も『ふわぁぁぁ!』でした(笑)

触れずに倒れるとか言い出すと『気』ですね、といいたくなるけれど、
先生曰くこれは『つながる』で理解して下さいということなので、そう理解することにした。
『接触』と『非接触』をわけて考えてしまうと、どちらかしか出来なくなる恐れがあるのだそうです。
仮に『気』で倒せても、触れたら何も出来ないのではちょっとねー。

面白かったのは感謝の気持ちを相手に伝えるというもの。
両手で両肩を押さえてもらった状態で、その相手に対して感謝の気持ちを持っておじぎをすると相手が下方向に崩れる。
感謝の気持ちが足りずにこの手をどけなきゃと思って動くと下方向ではなく水平方向後ろへの力となり相手は崩れない。
広沢先生は全員の受けを取っていたけど、感謝の気持ちが足りない人もいたりした。
しかしこれは広沢先生が感謝を強要したから説が有力(笑)。


さてこの日はコラボワークということでT先生によるヒーリングヨーガにも参加。

初めてだったけど、勝手なイメージで持っていた無茶なポーズとかは全然無くて(というより気持ちがいいところで止めていいとの説明があったので無茶の心配がない)、とってもリラックス出来た。
リラックスしすぎて私は途中で何度か眠ってしまいました。いびきかいてたらごめんなさい。
最高にリラックス出来ていましたーということで。
実際、ワークの後は身体が軽くて、雲ひとつ無かったこの日の空のようにとってもすがすがしい気持ちになりました。


お昼は参加者の皆さんで近くの沖縄そば屋さん"ゆがふすば”へ。
これが美味しくてここでも大満足!
泡盛に島とうがらしをつけ込んだ(だったかな?)辛み調味料を入れると、
これがまたそばに合う!
たいへん美味しくいただきました。
その後、喫茶店で広沢先生と同じく同席した同じ年の参加者の方と稽古の話などをたっぷりとさせていただいた。
休日堪能でございました。
広沢先生、T先生はじめ、参加された皆さんありがとうございました!!


しかしこの日はこれで終わらない。
この後は中島先生の稽古会『皮膚を操作する』へ参加!!
こちらの日記も後ほどアップします。

写真はこの日食べたゆがふそばのセット。

2010年1月18日月曜日

小手返し@朝日カルチャー新宿

残り30分から参加した甲野先生の朝日カルチャー新宿での講座。
ここ最近の甲野先生の変化は見逃せない!
とばかりに集中的に参加している。

やはり来て正解。稽古ネタをゲットしました。
■小手返し
自分の腕を剣のように使う。というもの。
単に剣をイメージしながら動くと言うものではなく、
剣で空中支点を作り出して、返しを行うかのように、腕に空中支点を作り出すように動くというものだ。
さらにこの時、相手の手を握らないで親指の背に当てるくらいにしておくと、
相手が抵抗できずに崩れる。
ほー!、へー!ちょっと試してみよっと!
と思ったけど『小手返し』の稽古って、全くといっていいほどやっていないなぁ。
『浪之下』とか『辰巳返し』は良くやっているのに、なんでだろ?!


それにしても今年は新年早々稽古に参加し過ぎですばらしい。

ちなみに後2つ書きたい稽古日記がたまっております。
・広沢先生&たかちゃん先生の柔術&ヨガコラボワーク
・中島先生、ワンテーマ稽古会『皮膚の操作』

本当にすばらしい!

2010年1月14日木曜日

やぶれかぶれ@野田古武術の会

毎月柏、流山近辺で行われる中島先生の稽古会。

この日は初参加の方3名を含む5名での稽古。
まずは”歩法”から。いわゆるナンバ歩きである。
最近中島先生は”ナンバ”の説明を始めると30分はひたすらしゃべり続けてしまうということに気がついたらしく、
この日の説明はポイントを絞った5分程度で、あとはやりながらという形になっていた。
過去に一度、説明30分を経験しているだけに私としては一安心であった(笑)

『抜き足・踏み足』
これが”歩く=立つ動作の連続”と言われるナンバ歩きの基本稽古である。
方法の記述は省くが、この稽古はいつやってもその時あらためて身体がまとまってくる感じがする不思議な稽古である。

『一足立ち』
受けに腕を掴んでもらい、その腕があがらないように頑張ってもらう。
取りはその手を挙げようとする動作を、普通に立った場合と一足立ちになった場合の両方で試してみて、その効果を確認する。
実際やってみると一足立ちになったほうが明らかに掴んでいる側としては止め辛い。
中島先生曰く、この一足立ちでの稽古は、甲野先生が技の説明で話す”人間は立つということに一生懸命である。”という性質を利用出来る形とのこと。
つまり、片足で立つという普段やりなれない&身体全体が参加しないと倒れてしまうような姿勢を取ることで、
両足の場合についつい使ってしまう腕や肩を使うことを忘れさせる効果があるとのこと。

『正面押し』
一足立ちの形で力まなくても相手が崩れることを確認したので、今度は両足で同じ効果を得られるかどうかの稽古。
みなさん初参加なので当たり前ですが力むこと力むこと!
かつての私もこうであったのだとちょっと感慨深かった。
私と組んだ方にはなんどかよけいな力を抜いてもらおうと、あれやこれやと説明したが長年染み着いた身体の使い方はそう簡単には取れるものではない。
かえって何もしたことがない人の方が、すんなり出来たりして。
何度か力みのない状態の技を体験してもらって、力みのない状態で素振りして、素振りの感覚が抜けない内に動いてもらう。
こうすると良い感じで動けるようだった。
しかし、2回目の法則。「ではもう一度。」とやってみるとうまくいかない。
素振りですら力んでしまったり。

そんなときは気分転換です。
形を変えて、壁に背を向けて思い切り寄りかかって正面押し。
これは身体を前傾させることが出来ない形なので、たいていの人が力まない感じを体験出来るという優れモノな稽古。
しかし、この形でも力んでしまったり。
こういう方はやればやるほど力んでしまったりするので、
とにかく力まない状態の技を受けまくるというのが良いと思われます。

力みが相手に伝わるように、リラックスも伝わっているので、
そのうち身体のほうがリラックスを受け入れてくれるようになると思うのです。
”身体で覚える。”とはそういうことなのではないかなぁと思いました。
だから中島先生は、甲野先生の技を受けなさいと言うのでしょう。


さて、ちっともタイトルに書いた”やぶれかぶれ”な日記になっていません。

稽古後は北柏にあるマスターりゅうこくさんが経営する喫茶ストリームバレーへ。
この日マスターから聞いた、マスターお勧めのラーメン屋にさっそく行ってきました。
つけめんを頼んだのですが、スープが特徴的。
鴨南パン蕎麦のスープのような感じのつけだれで、
割りスープで味の濃度を調節するというもの。
いやー、ペロリといっちゃいました。大盛りにすれば良かった。
また行きたいです。



そのラーメン屋の名前が「やぶれかぶれ」。
新京成電鉄の前原駅から徒歩3分。
うちの姫が通っている保育園から徒歩1分。
おかみさんが美人。
一緒に仕事している人からもオススメされていて、ずっと行きたかったのだけれど、
これはまたいっちゃいそうです。

2010年1月13日水曜日

池袋コミュニティカレッジ

遅れて参加した池袋コミュニティカレッジでの甲野先生の講座の話。
新年から綾瀬、恵比寿、池袋と良いスタートを切れている。
まだ日記に書いていないけど、野田古武術の会にも参加出来たしv(^^)v
今年もたくさん参加出来るといいなぁ。


この日は、太刀取りのときの身体の状態についてヒントが得られた(かも知れない)。
この状態を先生は別の動きで説明されていた。
それは、『真っ直ぐに立った状態から、踵をつけたまましゃがむ』。
というもの。
ポイントは『手は下げたまま(前に出してバランスを取らない)』
ということと、
『上体が前傾しない』
ということ。

自分でやってみるとわかりにくいので、誰かに横から見てもらうのが良い。
けっこう出来たつもりでも意外と上体が前に傾いてしまっているのだ。
実際先生に見てもらったが、「なかなかいいけどまだこれくらい傾いている。」と示された角度がイメージよりも傾いていたのだ。

この動作は中腰になったあたりから急激に難しくなる。
この時、先生の背中は細かいブロックに分かれて微調整を行っているらしい。
この背中が細かい単位で微調整できる状態が、太刀取りの時にも必要らしいのだ。


とここまで書いておいて何ですが、ちょっと聞き間違えのような気がしてきた。
”身体が割れる”という説明を2つの局面ではなしただけで、
この2つの動きが直接的に繋がっているとは言っていなかったかも知れない。

太刀取りについては、この日も”半身になった後ろ足から動き出せる状態で、実際には前の足から動き出すと結果として後ろ足が残らずに身体と一緒に回収される”という具体的な説明があったので、
こちらのほうからアプローチしたほうが良さそうだ。


さてこの日も最近の気づきである『グーパー引き』からの展開であった。
目には目をということで、グーパー引きの状態を先生の技の受けで使うようにしてみたところ、
これがなかなか有効なようである。
しかし、私の方は特定の形でこの状態を保つのが精一杯で、まだこの状態のまま自由に動くことが出来ない。
実際には先生の変化の前にあっけなく崩されてしまうのだけれど、
感触としては強力な変化の可能性を感じることが出来た。
何とかこの状態が意識せずとも発生している感じをものにしたいところだ。

後日、随感録にも書かれていたが、ここの常連さんと思われる方々も以前見たときよりもずいぶん粘り強い感じになられていた。
好きで続けると言うことが上達に繋がるのだという良い例だと思う。
もちろん私もそうありたい。


さてこの日はオーストラリアから来日(※日本人です)中の浅谷さんも参加されていて、
少しだけお話する事ができた。
あとで中島先生から彼の動画があるページを教えていただいたのだけれど、
その中で彼はすごすぎて甲野先生に教わる必要があるのかと思えるような動きを見せていた。
そんな彼でも(彼だからこそとも言えるか)今回の来日は刺激的でとーっても楽しく過ごせたとのこと。
楽しみを共有できる人が増えるというのは、なんだか嬉しいものですね。


そうそう、この日は講座後のお茶会で腕相撲の格好で先生がグーパー引きの応用を検討されていたのをきっかけに、
甲野先生に私の広沢先生直伝の宴会芸@『腕相撲で完全に負けたところから復活する』というのを受けて頂いた。
「八光流の皆伝師範直伝です。」と断ってから受けてもらったせいか、
『おお、これ(八光捕りの指先で耳を触りにいくジェスチャーで)ですね。』
と、感心していただいた。
そう言われたところで、広沢先生に教わっていた時に、
『八光捕りと同じだよ。』
と言われたことがあるのを思い出した。
そうだったのかー!と今さらながら納得。
あー、久しぶりに広沢先生に転がしてもらいたくなっちゃったなぁ。


勝手にご紹介
広沢先生のHP
http://ankoroneko.blog115.fc2.com/
柔術妄想日記には稽古のヒントが隠されているようですぞ!
要チェック!!

2010年1月10日日曜日

中心!@半身動作研究会

「当たり前の事はことさら言わなくなる。」
これは甲野先生の術理の説明が、最新の気づきを中心に説明され、
そのベースとなっている術理についての説明が徐々にされなくなってくる事を差して言われていたけど、
半身動作研究会での「中心」「正中面」もどうやらその部類に入っていたようであった。

もちろん、説明されたことがないという事ではないけれど、
これまで私は「中心の稽古」というような1つの稽古メニューのように思っていたのだ。
まさかいつも意識してやるものだったとは!

今年のテーマは『学』。
稽古では「中心」について学んでいくことにしよう。
といっても良くわからないので取りあえずのところ、「意識してみよう。」という程度。


この日はN本さんにリクエストして「中心」の感じを色々と味わった。
・中心を取られている感じ。
・中心を取った感じ。
・取っていた中心がはずれた感じ。

こちらの構造を丈夫にして構えていても、中心を取られるとぐいぐいと押されたり、崩されたりしてしまう。
もっと頑張れば耐えることは出来るかもしれないが、何というかやはり強引になってしまう。
N本さんは何故中心を取られるとまずいのかも説明してくれた。
剣を持ったと想定した場合に斬られているのかどうかが、
中心を取られたかどうかということなのだそうだ。
だから『斬り落とし』などの稽古でも、中心を取られていなければ腕が下がったとしても、それはただそれだけのこと。
斬られていないので問題ないとするのだそうだ。
中心とは私が思っていたよりも重要な意味を持っているようであった。
この辺りをあまり気にせずにこれたのは、私の興味の中心が甲野先生の『武術』的な動きのうち、『身体操作術』にあったからだ。
だから相手が素手であったら想定するのはやはり素手になる。
相手が剣だったらこちらは素手なのでお手上げなわけである(笑)
今のままでもそれはそれで良いような気もするし、剣だったらとか考えるのも面白そうな気がする。
まあ、稽古の取り組み方については稽古しながら考えることにしよう。自分の中での優先順位の付け方は面白い(面白そうな)ものをやるということで決まっているし。

この日は中島先生さんが事前に案内していた通り『正面の斬り』と『柾目返し』。
どちらの技も正中面を合わせて行う。
この基本稽古で意識するものなのだから、正中面とか中心とかは超重要に違いない。
で、なかなか意識できない。
「合っている」とか「合っていない」が良くわからないのだ。
良くわからないけど自分が真っ直ぐになって、相手に正面で向かうと良い感じらしい。
正面でというのは見た目は半身になっていてもやはり正面でという事。
言葉で説明するのは難しいけど、座りで片膝が前に出ても身体が斜め横を向いたりせずにそのまま前に出る状態ということ。

大問題は『柾目返し』。
上方向の誘惑と、動き出しの後の肘・肩の応援部隊(力み)の誘惑は、ダメなことがわかっているのにやってしまう。
しばらく『浪之上』と『辰巳返し』の稽古はやめておこうかとも考えるけど、
そういう問題じゃないのだろうなぁ。
ダメすぎて中島先生の私への指導が長引いてしまった。
一緒に参加された方、先生を長めに独占してすみません。


Iさんと。
『鎌柄』
やらずにはいられない。
この前の綾瀬で甲野先生と稽古させていただけたのは私とH川くんだけだったけど、
Iさんは私より速いので、先生とやっていたらもっともっと(先生の)刺激になったに違いない。
Iさんの新たな工夫は、避けるときにも気配を消すというもの。
これによって、より相手の気配や動きが見えて来るというのだ。
実際これをされると私が動き出すのと同時に逃げ始められてしまう。
なるほど、取りのときの「やってやろう」という気持ちもブレーキになるが、受けのときの「逃げなきゃ」という気持ちもブレーキになっていたということか。
面白かったのは、これで受けられると取りのこちらも何だか動きを見透かされているような気がして、
今まで感じていなかった自分の気配に気づけるようになるという点だ。
Iさんの”気配消し”による受けによって、私の方も自分の気配に気づくことが出来たのである。
試しにその気配が消えるように動いてみると、今度は逃げられないようになったのだ。
これはこれまで以上に相乗効果が期待できる稽古になりそうで楽しみ!

『太刀取り』
甲野先生のヒントをもとにやってみると身体のまとまりが違う感じがしてくる。
普通に動いたのではどうしても半身に構えた後ろ足の回収が遅れてしまう。
後ろの足から動き出すつもりで、前の足と身体を運ぶと後ろ足の回収が段違いにスムーズになる。


最近、甲野先生の説明が以前聞いていた時と比べると、少し具体的でわかりやすくなったように感じる。
先生の説明が変わったのか、先生の言葉がわかる身体になってきたせいなのかはわからない。
いずれにしても良い感じだ。

2010年1月7日木曜日

初稽古!@東京武道館

初稽古の日記です。

綾瀬で行われた甲野先生の講座。
年末に受けたばかりだというのにまたしても技が変わっていた。
もちろん強力になっているという意味でである。


と、その前に(私にとって)嬉しいニュース!
先生の「鎌柄(かまつか)」から連続で逃げることが出来ましたー(^^)v
取りでも「早くなりましたね。」とお褒めの言葉を頂きましたーv(^^)v
(半年前はがっつり掴まれていました。)
先生が技の変遷期(※)にあることを差し引いても嬉しい進展です(^^)
恵比寿でIさんと取り憑かれたように稽古したかいがありました(笑)
※甲野先生がこれまでのやり方を否定するために、新しい動きに先生が慣れるまでの期間。
変化が激しいときは、特定の動きが遅くなったり、技のききがにぶったりすることもある。


さて先生の変化の話。
長男の陽紀さんが考案したという「グーパー引き(仮称)」と「跳ね吊り」からの気づきで技が大きく変わってきているのだ。
「グーパー引き」とは、体育座りで完全に腰を下ろしている人を腕にひっかけて楽に立たせるというもので、
文字にすると説明がややこしくなるがやってみると簡単。
スペシウム光線を出す形にした片手に対して、体育座りの相手が両手で引っかけるように掴まる形からスタートする。
立ち上がらせる方は、とにかくスペシウム光線(注:甲野先生はこんな言い方をしていない。)の形を変えないように少ししゃがんだ状態からやや斜め後ろに立ち上がるだけである。
光線を出す(出ないけど)手は、肘から指先までとにかく真っ直ぐになるようにしておく。
不思議なことに少しでも手首や指が曲がると、とたんに相手の重みを感じてしまい全く立ち上がらせる事が出来ない。

先生自ら受けを取ったり参加者同士でも試していたが、すぐに出来るようになるけれども、指が曲がってしまう状態では全く持ち上がらないようであった。


先生は親指の工夫によって、効果を残したまま指の形を替えることに成功しつつあるようなのである。
これによって様々な技に変化が出てきたのだ。
”しつつある”と書いたのは、このときされていた指の形はまだ工夫の途中のように感じたからだ。
具体的には「剣」を持つ手の内が「杖」の時と同じになっていたが、先生自身が慣れていないせいもあって不自然に感じた(もちろん、この状態になったときの動きは以前より速くなっている)。
特に「影抜」などはちょっと見たことがない速さになっているので機会があれば是非見ていただきたい。

他にも進化した技はたくさんあるけれども、この度の変化に関する説明の中に”四方輪(しほうりん)”というキーワードが出てきた。
私が「グーパー引き」を元に勝手に解釈してみると、
スペシウム光線の形にした手を「左右の輪」、立ちあがる動作を「上下の輪」として考えられそうである。
これを「上下方向」、「左右方向」にまで限定して「二力の合成」と解釈してしまうと、今の先生の技からは遠すぎる気がする。
実際に「浪之上」の形で(私なりに)試してみると、堅く持った相手に対しては速攻性の効果が見られた。
しかしこれだけでは検証には足りないし、そもそも私はグーパー引きの時の感じを手の内を変えて維持することが出来ていない!
解釈としてはそんなに間違っていない気がする(根拠なし)のだけれど、そう言えば『四方輪』自体よくわかっていないのでした。
確か『四方輪』の関連キーワードは、
・膨張する感じ。
・全体が同時に動く感じ。

困った時の中島先生!!と思ったけれど、この日中島先生は不参加。
中島先生が甲野先生の技を受けるまでちょっと待とうかな。


参加されたみなさま、ありがとうございました!