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2010年7月31日土曜日

特別な人症候群@構造動作トレーニング

自分を励ますための日記です。

■特別な人症候群
MATAWARIトレーニングに限らず、構造動作トレーニングでは(女性よりも男性が、華奢な人よりもゴツい人はさらに)動作途中で痛みを伴うことが多い。
痛みを感じるとついつい弱気な考えや言い訳が浮かんでくる。
(中村先生の身体が特別で、あんなことが出来るのは中村先生だけなのではないか。)
(自分は他の人とは関節の作りが少し違っていて、そのせいでトレーニングの効果が出ないのではないか)
しかし、へなちょこの分際ながら2年ほどトレーニングを続けてきた私が実感することは、
上記の考えは、現在骨折中などよほどの状況でない限り誤りである。
つまり出来ないのは誰かが特別なせいではなく、自分がまだ出来ていないだけの話である。

こうは書いているが、自分もこれを言われれば耳が痛い。
私もトレーニングを通じて特別な人症候群にかかりかけた。
私の特別な人症候群の発祥元は、中学生の時にプールの足跡をみて気づいた扁平足と、
高校生のときに首を痛めて医者から言われた”ストレートネック”である。
扁平足では、セミナーで踏んではいけないと言われている”土踏まず”が常に踏まれているような状態。
”ストレートネック”は、頚椎の湾曲が少ないためショックを吸収できず、首を痛めやすいと言われる。
セミナーを受け始めて間もない頃、ちょっとだけこれらの不安を中村先生に聞いてみたところ、「そんなんは関係ない。」と一蹴されてしまった。

関係ないのである。

実際にトレーニングをしてみるとわかるが、
今の姿勢を”改善”していくのだから出発点はその人の今であって、
なんとなく想像する”普通の人”の状態(扁平足ではなくて”ストレートネック”でも”ストレートバック”でも無い)が出発点である必要はないのである。
実は私はつい先日の健康診断でレントゲンをみた医者から”ストレートバック”と言われ、
首だけでなく背骨全体に湾曲が少ないということがあらたに判明した。
腰痛や肩こりになりやすいらしい。
さらには左右にもグネグネと歪んでいて、左肩があがっているのはそのせいだと言われた。

しかし、私には”関係ない”のである。
私の状態なので実際には関係あるのだけれど、トレーニングが出来ない理由にはならない。
姿勢改善のトレーニングなので、むしろやったほうが良いはずである。
このように思えるようになることも、トレーニングを続けていく為の一歩になるように感じてこの日記を書くことにした。

頑張れ俺。

でもやっぱり、特別。だなぁ。
http://www.youtube.com/watch?v=jFyaNCkXSP0

2010年7月29日木曜日

上級者!?@第2回構造動作トレーニング(基礎編)

この日もはしご稽古を予定していたけど、昼から参加を予定していた池袋古武術倶楽部がお休み(元々予定がない)ということに大塚駅近くの会場に着いてから気づいた。

会場にいてもしょうがないので、同じく大塚にあるGOLDGYMを見学したり、駅前にある角海老ボクシングジムの練習を眺めたりしながら構造動作トレーニングの開始時間までをすごした。
GOLD GYMに場所があったら受け身や股割りをして過ごしたかったのだけれど、残念ながら空いていなかった。
それにしてもボクシングジムで見たボクサーのパンチは速かったなぁ。
あんなパンチをよく避けられるなぁ。
なんて思いながらお茶したりして過ごしていたらちょうど良い時間。

今回も構造動作トレーニングのセミナーは基礎編とMATAWARI編にわかれて開催された。
前回はMATAWARI編に参加したが、今回は私の紹介で基礎編に3名参加されるというとこもあって、私も基礎編に参加。

基礎編では股関節の位置、骨盤立位の説明、股関節の動かし方などを一通り確認することができる。
さすがに2年も通えば一通り知識としては覚えているので、自主トレーニングではないが、
常連のS水さん、もつくんらと胸椎の動きや股割り時の背屈、腹圧のかかり具合などを会場の隅で確認した。
S水さんが紹介してくれた高い位置に指を引っかけてぶら下がり、胸椎にテンションをかけるというのが気持ちよかった。
ポイントは前重心になって腰を反らさずに行うことだが、胸椎の感覚が全くない状態で行うと腰を反ってしまい逆効果。
ストレッチの動作になっている可能性があるので中村先生には内緒にしておこう(笑)
うまく出来ると胸椎の位置が感じられるので、メリットも大きいのではと勝手に考えている。


■ストレッチ禁止令
構造動作トレーニングでは、関節の動きをスムーズにすることを目指している。
結果としての柔らかい身体が得られることになるのだけれど、
筋を伸ばして行うストレッチ動作で得られるいわゆる柔らかさとは異なる。
何が違うのだろうか?
以前のセミナーで、『ストレッチ動作で伸ばしていくと身体は伸びきったゴムのようになってしまう。』という話を聞いた。
今回はより詳しい説明が聞けたのだが、身体のゴムとは筋肉でも骨でもなく、アキレス腱などの腱の事であった。
腱は伸ばすと縮まるという働きを持つのだけれど、
伸びきってしまうと戻りにくい性質を持つのだそうだ。
『身体が硬い人よりも柔らかい人のほうが大変だ。』というのはこういうことだったのか。
だから中村先生はストレッチ禁止令を出しているのだ。


■基礎トレーニング
細かい説明は省略するが、股関節の位置の把握と股関節で動く感覚を掴む基礎的なトレーニング。
(難易度は私の個人的な感想によるものです)。
・前後運動@正座
・前後運動@椅子
・立位での骨盤おこし(難易度:やや高)
・土踏まずを踏まない(難易度:やや高)
・足指の握り(足裏がつる度:100%)
・胸割り(難易度:やや高)
・腹圧をかける
・などなど

股関節の前後運動を実行し、股関節の位置と股関節から動くということがわかってきたら、胸との連動トレーニングにうつる。
胸割りと呼ばれるこのトレーニングでは、骨盤の前傾に伴って胸を前に出すという動作を加える。
胸を前に出すというのは胸椎を前に出す(方向に動かす)ということ。
腰を反らないようにしながら、丁寧に行う。
首は前にも後ろにもしわを作らないように、やや上方向。
目的を誤ってはいけない、上体を起こすことが目的ではなく骨盤の動きに胸椎の動きを連動させることが目的である。
腰を反らさなければ成功。
地道なトレーニングである。
すぐに成果を求めずに自分の身体の状態に耳を傾けながらやってみると気づかないうちに結構な時間続けることが出来たり、小さな変化にも気づくことが出来て楽しい。
そのうち胸椎がピクピク動き始めます。

■3大動作:立位体前屈
手を前につける。
ついた手に体重を乗せる。
腹圧をかける。
お尻を引かない。
膝を伸ばしきらない。
なるべくゆっくりと前に倒れる。足指がきいていないとゆっくりと倒れる事は出来ない。

■3大動作:腰割り~四股スクワット
腰割り。
足を骨盤幅に開き、足首は逆ハの字の形でやや外側に向ける。
踵をつけたまま、大腿骨が水平になる位置まで腰を下ろす。
このとき重心はお腹の下。後ろには残さない。
これらを守るのは意外に難しい。

しゃがみきったらそこから四股スクワット。
しゃがみ切ったところで一度腰を浮かせ、重力にまかせて落とす。
すると伸長反射がおこり、大腿四頭筋ではなくハムストリング主体の働きで立ち上がることが出来る。
私の感覚では伸長反射は大腿四頭筋にも起きているような気がするが、ただ単に力んでしまっているだけなのか。
普通のスクワットと違うのは、何度でも出来そうな感覚になれることである。
セミナー中、この腰割り~四股スクワットを中村先生に呼ばれてみなさんの前でやることになった。
『この方のように”上級者”になるとこうなる。』
”上級者”と言う前の中村先生に若干躊躇する雰囲気を感じたが、私はもう聞いてしまった。
はい、この時から私は上級者。
初心者の方への説明の為につい口走ったという説もあるが、まあそれはいいとしてやる気2割増し。

■3大動作:股割り
私の目標は3大トレーニングの最後の1つ『股割り』で腹をつける事!
今の私では股関節の可動域が足りない。
広げる可動域は外転?外旋?屈曲?
足りないのは足指の握りか、足首の背屈か、腹圧か、胸割りか?
地道にやっていきます。


■簡単ではない
長年にわたって続けてきた姿勢・動作を変えるのは簡単な事ではない。
今回のセミナーではこのことを強調されていた。
これさえやれば、すぐに180度開脚!
ここだけ気をつければ、腰痛とサヨナラ!
という訳には行かないのが現実だということだ。

しかし、取り組むのに特別な素質が必要とかそういうものではなく、誰でも取り組むことが出来る。
すぐに成果が出なくても続ければ良い。
トレーニングの成果はわからないくらい少しずつあらわれる。
そしてある日、驚くような感覚変化を味わう。
そしてそれが当たり前になる。
少しずつ変化して、ある日感覚変化!!
という繰り返し。
感覚変化は人それぞれらしいので、やってみてからのお楽しみ。

2010年7月26日月曜日

『待つ』皮膚の稽古@半身動作研究会

城間流を終えて、半身動作研究会へ。
この日のテーマは『皮膚』。
皮膚の稽古は私の好きな稽古メニューなので楽しみにしていた。

繊細な感覚が必要。
技をかけてやろうなどと思ってやったのでは自分の感覚が鈍るだけでなんの効果も無い。


■待つ
動かすのは、相手の皮膚に張りが出るところまで。
ここまでは相手は抵抗することなくこちらの動きを観察してくれる。
張りを作るまで動かすと相手は勝手に動きはじめる。
相手が動き始めたらその動きについていく。
すぐに動き始めなかったらそのまま待ってみる。
待っていると相手が何となく動き始めるので、その動きについていく。


■待っても動かない
『これは難しいんですけどね。』中島先生が言う。
腕を掴まれた状態から、相手の手の中で骨を回転させる。
すると皮膚にも張りが出る。そのまま相手の変化を待っていると相手が動き出すのでそれについていく。
うーん、難しい。この日はついに出来なかった。
動きにくい人が動くときって、『皮膚』だけではなく『中心』が関係しているように思うのだけれど、どうなんでしょう???


■かからなくても良い技
というわけでかからない時はかからない。
皮膚の感覚を無視して、相手の中心の動きだけを見ている場合や、
動き出した途端に皮膚の接触面が変わるほどの動きを意識的にすればかからない。

出来ればこの稽古ではそうしないでいて欲しいのだけれど、無意識にこのように動く人もいるので仕方ない。
稽古するときは、このような場合に技がかかるように頑張って特別な工夫をするよりも、
相手を変えてどんどん稽古したほうが楽しいし、必要な感覚も磨かれやすい。
かからなくても良いので、かからなくても気にしない。
相手の皮膚との接触面の状態をキープできたかどうか。
動かないときに自分からグイグイ押してしまったりしていなかったらOK。
だからと言って、技がかからないのを相手のせいにしてはダメ(笑)


■なぜ稽古するのか
かからなくても良いような技を何故稽古するのか。
「面白いから」というのは半分本当で、もう半分は皮膚の稽古で得られる感覚がその他の技にも重要な感覚だからである。
人は接触した場所から多くの情報を得ている。
・どの程度の強さで触れられているか。
・どの部分の圧力が高く、どの部分が低いのか。
・どの方向に圧力がかかっているか。
少し稽古になれると得られる情報が増えてくる。
・動いているときに相手が力んでいる場所はどこか
・止まっている相手が次に動こうとしている方向はどこか
・止まっている相手が動こうとする瞬間

ところが、接触面の状態を変えずに触れられると、相手は触れてきた相手の情報を得ることが出来ない。
このために混乱し、抵抗することなく崩れるのである。

この感覚は『離陸』で触れるときにも生じるものであり、『3要素同時進行』でも発生している。
というわけで重要な稽古です。

その前に触れるだけで相手が崩れるという、楽しい稽古です。
武術の稽古ですが、女性でも自分より大きな男性をコロコロ転がして遊べます。
そういう事がやってみたい人にもオススメ!


この日は稽古後に中島先生らとファミレスへ。
なぜ甲野先生の技を稽古しているのかという話を伺ったり、この日私が参加した城間流で受けた感動など話が尽きなかった。
気がつけば終電!
城間流から終電まで。楽しい時間が過ぎるのは本当に早い。

2010年7月23日金曜日

バチバチ@沖縄古伝空手城間流 琉煌會


セミナー前日。
ちょっとでも4月の復習・予習をしておこうと、前回参加したときの日記(※)やYouTubeで公開されている動画などを見ていたら、
結局夜中の3時まで見入ってしまった。
というほど楽しみだった城間流のセミナーの話。

4月に初参加してから、とある体操も構造動作トレーニングとともに取り組んでいた。

セミナー当日。
こんなに張り切っていたのに会場の最寄り駅である戸越公園駅を一回通り過ぎる。
(写真の通りです。知らないよー。)
前回同様、出鼻を挫かれてしまった。
まあ、それはいいとして。

会場に着き城間先生に挨拶すると、
城間先生「今日はけっこうバチバチいってたからみんな(体を痛めて)赤くなってますよ。」
どうやら会員の方達は午前中から稽古されていて、その稽古がけっこう激しかったようである。
(やはり空手の稽古は激しいのだなぁ。一般公開のセミナー参加者は私だけだろうか?)
(私の為に稽古内容をトーンダウンさせてしまうのはちょっと申し訳ないなぁ。)
なんて考えていたのだけれど、その心配は無用であった。
午後からの公開セミナーも引き続きバチバチ。

城間先生「難しいことはいいません。私は見て回っていますからどんどんやってみて下さい。」
前回とは打って変わって、稽古前の体操もなくいきなり突き・蹴りの捌き・受けを行う。
間違いなく私以外は会員の方か、普段空手の稽古をされている方達ばかり。
一瞬ギョギョっと思ったが、会員の方が普段されている稽古が出来るならむしろ大歓迎である。

ここからセミナーの内容やらそこで教わった技法やらについて書きますが、
バチバチメインでその合間に説明を聞いていたので、内容は正確ではないかも知れません。


■入る
ほとんどの稽古で重要な概念。
相手の攻撃心のおこりをとらえて動くと言うこと。
形は様々だったが、4時間もの間ずっと様々だったので1つ1つ細かくは思い出せない。
1つだけあげるとすれば、今日のポイントは”走る”だった。
この説明は会員の方向けではなく私に向けて言って下さったように感じる(ずうずうしいでしょうか?)。
「難しいことは考えず、『攻撃が来ると思ったら相手に向かって走る』というのをやってみなさい。」ということだろう。
パントマイムで自分を残しつつ、”走る”のだ。
もちろん、相手の攻撃を全く無視して猪のように向かっていったのでは相手の攻撃の餌食になってしまう(なった)。
しかし、考えすぎて止まってしまうよりも蹴ってもいいから走り続けた方が相手にとっては『入られた』感覚に近づくようだ。
相手の先を取るというのは、単にフライングして、
タイミングがあって、相手よりも早く動き出せたというものではない。
このような動きは相手に察知され、攻撃方法を変えられてしまう。

■透かす
わかってきた。
といっても自分が出来るとかそういうわけではなく、どのような動きが「透かす」なるのかということ。
・相手の攻撃を思い切り受ける(例えば払いのける)。
・思い切り受ける(払いのける)つもりで入る。
・実際には受けない(払わない)と相手は勝手に崩れる。


セミナーは毎月開催されているが、懐具合的な問題もあるのでそうそう毎回参加出来るとは限らない。
この日は、なんとかヒント1つ、あるいは稽古の手がかりくらいは掴んで帰りたかった。

■『入る』の修得方法(私の解釈です。ちゃんとセミナーで確認して下さいね。)
・突っ込む
・打たれる
・それでも突っ込む
・打たれるつもりで相手の中心に突っ込む
・打たれたら痛いとかの心配は打たれるまでしない
・雑に思えても繊細な動きが必要。雑になってはいけない
・突っ込むときは”走る”
・蹴って走っても良いが、本当はだめ
・胸から動いていく。体重を身体の後ろ側に残さない
★一番大事だと思われること
・穏やかな気持ちで相手と向かい合う

■入れていたか
相手の攻撃心のおこりを捉え、その先に動くことで相手を制するというもの。
前回のセミナーで嬉しくも驚かされたのが城間先生以外にもこの動きが出来る方が会員の方の中にいるということ。
これはつまり、稽古法があるということを意味する。
もちろん、自分が出来るようになるかどうかはわからないけどそれを目指す稽古は楽しいに決まっているではないか。
で、私はこの日『入る』ための稽古を4時間みっちりやらせて頂いた。
果たして『入る』は出来ていたのであろうか?
城間先生の言葉からするとタイミング的には何度か『入る』ことが出来たようである。
受けていただいた会員の方にも「今のは先(せん)の取り方が良かった。」と言っていただいたので、
どうやら何度かうまくいっているようであった。
(もちろん、相手の方は初心者である私にあわせて加減してくれているはずです。)
しかし入った後の動きは、お手本を見せて頂いたものの身体はその通りには動かずに、
単に走っては相手に抱きつくという状態に何度も陥ってしまった。『抱きつき魔』である(笑)

■入れた感想
何度かうまく入ることが出来た。そのときの感覚。
相手の方の攻撃の気配を感じられる時は穏やかな心で相手の前に立っている。
攻撃の気配を感じても実際に相手が動き出して、攻撃を行うまでには時間がかかる。
相手の方の動きに導かれるように入っていく。但し、これは後手に回っているわけではなく、実際には相手よりも早く動く。

■入れなかった感想
あまりこういう感想は書かなくても良い気がしますが、せっかく体験したのでこちらも。
相手の攻撃心を捉えたつもりが単に動き出しの動作を捉えて、向う見ずに突っ込んでいる。相手は崩れない。
相手の動きをギリギリまで見極めて、見極めて。バチッ!!見すぎ。


『入る』とか『透かす』とか以外にもたくさん稽古。
■崩し
「入る」「透かす」が出来れば崩れるが、それとはちょっと違う稽古。
身体全体で動くことによって大きな力を働かせて、相手を崩すというもの。
千葉支部のO氏に相手をして頂きいろいろと伺うことができた。
骨盤を沈めることによる下方向の力を伴った動き出し。
その結果前に飛び出そうとする胸の、上方向への力を伴った動き。
それを母指球による急ブレーキで制御し、相手に波の力を伝える。
O氏の波はビックウェーブ。私のはさざ波か。
動きに全身が参加することと、急ブレーキをかけることにより波のエネルギーを生み出し相手に伝えること。
この2つが両方出来なければ相手を崩すには至らない。

■受け
入る、透かすが出来れば相手の攻撃を受けることはない。
しかし受けの稽古もしっかりとやる。なぜこの痛い稽古をやるのか!?
それは技法の修得に繋がる秘密が。
入る、透かすの技法は相手の先を取るだけでは不十分なのである。
書いてもすぐに修得できるわけがないので書いてしまいますが、
しっかり受けるということが出来て、その動きが内在された上での入る、透かすの動き。
しっかりと受けられる技術がなければその先の技術はモノに出来ないのであった。

■K氏の指導
前回のセミナーで城間先生と同質の動きをみせてくれた方。年は私より若いがどうやら会員さんの指導者として参加されているらしい。
色々と惜しみなく教えてくれるので参加される方はこの方の話もよく聞いておくと良いかも。
しかしその内容は私がここで書いても伝わるものではないので省略します。
ちゃんとお金払って参加して聞いて来て下さい(笑)

■細かいけど忘れたくないメモ
サンチン。見よう見まねで初サンチン。
サンチンの動作のうち、前に進むときの動作は、相手に入る足捌きと同時に相手の攻撃を払う腕捌きに違いない。
型から学ぶというのはこういうことだろうか。
これは奥が深そうだ。
突き抜ける下突き。肩の回転は後ろから下を通って前へ。
うでの骨2本は捻る。
下半分は親指主体、上半分は小指主体。
肩の骨は構造により丈夫さが異なる。
腕を下げて脇を締める。腕を上げて脇を締める。
こっそり観察した1人で動いている時の城間先生。
・拳を空中に留まらせたまま肩を回転させる運動。
・ぐるんぐるん肩を回していた。逆回転も。
城間先生は私のブログを見ている!骨盤おこしとか。(今回のセミナーの内容もブログに書いていいとの許可を頂きました。)

■苦手だったもの
・左手の突き(すごくぎこちない感じ。右利きを実感。)
・上段蹴り(人を上段で蹴ったのは生まれて初めて。サッカーボールでも空振りする位置だ(笑))
・上段蹴り受け。加減してもらっても痛い。
・投げ全般(自分が崩れてしまう。駄目でしょ。)

身体はボロボロになったが、清清しい気持ちで稽古を終える事が出来た。

城間先生はじめ会員の皆様、ありがとうございました!!

※4月のセミナー初参加日記 http://vtotai.blogspot.com/2010/04/blog-post_28.html

2010年7月21日水曜日

円周率、速読@東京武道館

相変わらず日記が遅れている。
今回は東京武道館で行われた甲野善紀先生の講座に参加した話。

「何か、あれば。」
というタイミングにあわせて『平根鏃の原理』をリクエスト。
以前、私の受けがきっかけで考えたと言って下さったギロチンからのこの気づき。
しかし、この日は『平根鏃の原理』で『正面の斬り』を受けるもいつになく捌けてしまう。
と思ったら、今この動きに”意識のありよう”が加わりつつあるとのこと。
技の変革期にききが悪くなる(=先生のやる気がなくなる)というやつであったか。それに加えて先生は右目が真っ赤でかなり体調不良のご様子。

”意識のありよう”については、はっきり言って説明を聞くとわけがわからなくなるが、
3.1415...........????という30桁くらいの数字をギュッと圧縮させて圧縮させたまま、頭の中で短い時間で読み上げる。
ということに集中しなければならないらしい。
ここまでで何だかわからないのだけれど、ここから先は先生もわからないらしい。
とにかくそうすると今までにない動きになるのだ。
「速読をやっている人が、バッティングセンターの百何十キロの球を打つとか。そういう事に近いのかもしれない。」
では速読をやれば先生の動きに近づけるのかといえばそうでもないらしい(聞いてみたら否定された)。

意識が凝縮されると身体も同じく凝縮されるということか。
速読のエピソードが出てきたところから推察するとそうはずれてもいないだろう。
これは先生が言った話ではないが音楽で言えば一小節を16拍に区切って感じられる人と64拍に区切って感じられる人では、認識できうる状態に差が出てくる。
この差が認識できない人にとっての隙になるのではいだろうか。

別の言い方もされていた、”たくさんの情報をごく短い時間に相手に送りつけると相手は処理できない。”というもの。
サイバー攻撃みたいだ。
弱いサーバーだったらダウンしてしまう。

私「なにがきっかけで気づいたのですか?」
甲野先生「きっかけはなくて、突然です。」
先生自身に気づきのきっかけもないのだからちょっと手がかり無しか。


ここからはウッチーさん、K磯さんと周りで稽古した内容。
■抱き上げ潰し
抱えあげられたところから脱力すると重くなるというもの。
3人でやりあってみたところ、重くなったもののだれも潰されなかった(笑)
抱え上げようとしたくらいのタイミングで脱力しないと、
姿勢良く十分な体勢を取った人を潰すほどには至らないか。

■前回り受け身
なるべく小さな面積の上で前回り受け身をするという体捌きの稽古。
ウッチーさんのアドバイスによるとはじめは自分の真下に背中をつけところまでを目標にすると良いようだ。
そのようにやってみるとその場でというわけにはいかないが、1畳の広さは必要なくなってくる。

■股割り(ちょっとだけね)
東京武道館の柔道場には程良い段差があってこれが股割りにぴったりなのだ。
悪くない感じだが、お腹が床につくまでにはまだまだ壁が立ちはだかっているなぁ。

■どこでも稽古
セミナー後は甲野先生を囲んでファミレスでお食事。
囲んでと書いておきながら席が離れてしまった。しかし、途中お店のトイレで先生とばったり。
お互い手を洗い終わるなりその場で稽古開始(!)
『斬り落とし』の質が強力に変化されていて、あやうくトイレの床に手をついてしまうかというところまで潰されてしまった。
それにしてもファミレスのトイレでまで稽古とは、それを喜んで受けてしまうのだから私もずいぶん変わってしまったなぁ(いいんですけど)。

次回は沖縄空手城間流セミナーのレポート!!

2010年7月20日火曜日

第1回「技で振り返る松聲館の歴史」

『技で振り返る松聲館の歴史』
企画者の方条さん@甲章研究室の依頼でアシスタントとしてデジカメでの撮影係をつとめながら参加。

この企画が面白くないはずがないとは思っていたが、
期待以上に楽しい時間を過ごすことが出来た。

■井桁以前の話
この日は野田古武術の会からのはしごだったので、会場までの移動中、中島先生に話を聞くことが出来た。
「あの当時は出来なかった。」という中島先生。
そうか、今でこそ色々と教えてくれる中島先生も元々は我々と同じように武術稽古に出会った時期があって、
出来ない時期があって今に至るのだなぁと考えてみれば当たり前のことにあらためて気づき、妙に感慨深かった。

著書「縁の森」にかかれている頃のエピソードなどを伺うと、
人に歴史ありというけれど、甲野先生は本当にドラマチックに過ごされている。
松セイ館を設立した当時は、誰も稽古に来る人などいなかったこと(それもそのはず。自宅の敷地に知り合いの大工さんと一緒に突然建てたのだ!)。
研究の検証の為、極端に腰を反って使ってしまい身体を壊したことがあること。
縁のあった武術家の方々の凄まじいエピソード(書いていいのか悪いのか区別がつかないので自粛)。
などなど、話だけでも時間が持ちそうだ。

■鹿島神流(楔、螺旋)
初期の頃は甲野先生が習っていた鹿島神流の稽古をやっていたとのこと。
斬り潰す。なじむ。
アシスタントをやっていたのであまり技を受けていないのだが、セミナー終了時に中島先生から技を受ける機会を貰った。
『楔』を打ち込み、『螺旋』に巻き込む。
中島先生の楔も螺旋も、受けた感触に、今の甲野先生の技に通じるところがある。
付け足すとすれば前後方向のダイナミックな動きか。
稽古法からして、受け継ぐのは厳しいと思われた甲野先生の技法だが、こうして受けてみるとルーツがあり、しっかりと繋がっている。
最新の技にばかり目が行きがちだがこういうところを理解してから受けるとまた違った感触が得られそうだ。

■2力の合成
『混ぜるな危険』とも言われたりしたという技法。
袈裟斬りで斜め方向に斬る場合、振りおろす下方向の動きと身体が向き変わる左右方向の動きをそれぞれ別々に働かせながら相手に触れる場所で合成されるようにするというもの。

■3要素同時
螺旋のこと。
上下、左右、前後の動きをそれぞれバラバラに働かせながら相手に触れる。
井桁後の『3元同立』との違いは不明(聞けば良かった)。

■黄泉返り?
死んだ魚が生き返るよう。
掴まれた腕を脱力し、相手にまかせる。
まかせきって死んだように反応しない腕が出来上がったら、突然生き返る。
その生き返ったときの相手の反応に乗ると腕が上がってくる。

■水鳥の足
珍しい光景の中島先生の剣術。
『前後斬り』の足捌き。
剣の動きに導かれるように足裏全体が一斉に反転し、身体の前後がいれかわる。
当時甲野先生が「母指球で回っている。」と答えたのを聞いて、中島先生は言葉はそのまま受け取ってはいけないと思ったのだそうだ。どうみても母指球ではなく足裏全体が回転していたのだそうな。


こんな感じで稽古していたのですね。
テーマになった稽古はそれぞれ年代が違うから今回のようにいっぺんに稽古していた訳じゃないとすると、
1つのテーマをじっくりと検証していく形だったのでしょうか。
今回は目安とされていた『井桁』直前までは進まなかったけど、
まだまだ中島先生が忘れているだけのおもしろいネタもありそうです。
あせらずゆっくり振り返っていくのも楽しそう。

素晴らしい企画を実現してくれた中島先生、方条さんに感謝。
次回も楽しみにしています!

2010年7月16日金曜日

スッとやる@野田古武術の会

今や活動場所は野田じゃなくて柏なんですけど。

遅刻した上に会場を間違えて到着。
慌てて正しい会場に向かう。

到着すると『牧神の蹄』でトレーニング中であった。
私もさっそく着替えて『股割り』。
最近の稽古は構造動作トレーニングから始まるようになっているのか。
しかし私にとっても伸び伸びとトレーニング出来るチャンス。
ここぞとばかりに足指を握る。

足首を伸展させて小指側を床に押しつける。
このとき股関節には外回りに回転する力が働く。
小指を押しつける以外の力が入らないようにしながら股関節の位置を感じていると、股関節の外旋がはじまる。
以前はここで膝が痛くて仕方がなかったのだが、小指側を強く意識して握るようにしてからは、痛くならない。
痛くないので今までよりも頑張れる。
結果として股関節の外旋可動域がひろがってきている。
前回のセミナーで指摘された、小指を床につける方向を意識してやっている成果が表に出始めたようだ。

この日の稽古も『骨盤おこしと武術』の回でやったように親指を積極的に使わないようにすると動きの質が変わるというものや、
股関節がゆるんだ状態で相手に触れると相手の股関節も緩むという稽古が中心だった。

以前、骨盤をおこしただけで技が強力になることに違和感があったが、
最近は当たり前のように感じる。
楽な姿勢で無駄な力みが出ない状態になるのだから、技は強力になって当然だ。
姿勢を作らなきゃと思ってしまうと動きに制限が出てしまう。
技の稽古のときはこの点だけ注意かなぁ。

■白川崩し、E木崩し
背中側にまわり、相手の肩に手を乗せる。
小指側から相手に触れるのが白川崩し、はじめから手のひらで触れるのがE木崩し。
触れる側は股関節をゆるめた状態で立ち、ただ手を下げる。
相手を引き寄せたり、自分が後ろに下がったりしなくてよい。

■重心の移動。手は動かさない。
相手に触れている腕は動かさない。
腕は重心が移動する力を相手に伝える通路。
通路に力が入ると重心移動の力は途絶えてしまい伝わらない。
重心の移動ははじめは大きく、だんだん小さく。
見た目には移動したことがわからないくらいにしていく。

■立ったまま触れる。手だけ動かす。
相手に寄りかからずに立つ。
相手に触れてからも寄りかからずに立ち続けることが出来れば技になる。
手だけ動かす。

■同時に動かす。動かない。
重心移動と同時に腕も動かす。
一緒に動いてしまうと相手はその力に抵抗し、動かない。

■同時に動かす。たぶん動く。
重心移動と、手を動かすということをバラバラにそれぞれを独立させて行う。
今回はやっていないが、たぶん相手は動く。
2力の合成。3要素同時進行。ということ。

■相手を立たせる@体育座りの人
立つ気がある人にだけ有効。
体育座りの人の二の腕あたりを掴む。
股関節を屈曲させた状態から一気に伸展させた状態まで持っていくように立つ。
相手を掴むのは小指側。親指側に力を入れない。

■相手を立たせる@椅子に腰掛けている人
こちらも立つ気がある人にだけ有効。
椅子に腰掛けている人の腕を手のひらに乗せる。
手は何もしないで重心を前の足から後ろの足に移す。
起こす側の股関節が緩んでいないと相手の重心が後ろに残り、立てない。
重心の移動は考えながらやるのではなく、一気にスッとやる。


稽古に共通して言えることだけれど、考えながらやると(あれ?)とか(おや?)とか思って動きが止まるが、
止まってから(こうかな?)(ああかな?)とさらに考えるのはさらにNGだとのこと。
甲野先生は良くやっていますが、甲野先生だから研究になるわけです。
我々が稽古中にやるとハマるだけのようだ。

ジークンドーのブルース・リーも「Don't think.Feel.」と言っているし、
韓氏意拳の韓先生も「やるまでは失敗しない。やろうとする時に失敗するかどうかは考えなくていい。」
と言っていました。
システマでも難しい局面では「呼吸をしろ。」と言われます。

あらゆる場面でそれが出来るようになると凄いことになりそうですね。
凄いことになると面白そうなので稽古しているわけです。
スッとやるんですね、スッと。

2010年7月14日水曜日

不参加@池袋コミュニティカレッジ

20:05に到着も20:00受付終了の為、教室に入れず。
事前に連絡があれば受付システムを止めないなどの対応が可能だったらしいが、
残念ながら講座終了の20:45まで外で待つことになってしまった。

甲野先生が養老先生を待っていたとき「自分の身体を観察していれば退屈をしない。」と言われていて、
武術稽古を始めてからそれに(なるほど)と共感していたが、甲野先生を待つ40分は長かった。
twitterでこの状況をつぶやくなどしながら待つこと40分、ようやく講座が終了。
ヨーロッパ帰りの技を受けるべく中へ。


講座終了後のわずかな時間であったが、『斬り落とし』、『浪之下』、『払えない突き』を受けることが出来た。
感想はどれも”はやい!”という感じ。

『斬り落とし』は、んー?という間に崩され、
『浪之下』は、くらったというよりも通り過ぎていかれたような。
『払えない突き』も一層気配がなくなってしまったか。

手がかりが無い。
先生の説明では意識的な面が大きく変わられたとのこと。
しかし退室時間が迫り終了。

ウッチーさんと
参加されていたウッチーさんと隅っこで稽古。
『離陸』の感じで動くとどういうことになるか。
『韓氏意拳』の体験講座で独楽さんに教えてもらった”ドンチー”の感じで動いた場合も。
手を先に動かすと上下の繋がりが失われるため、
足を先に動かすように意識すると良いいうことだった。
大きい方を先に動かしたほうが、繋がりを感じやすいということか。
とにかくそのような動きで近づかれた場合、感じるプレッシャーが確かに違う。

しかし、注意すべき点があり、『浪之下』をやろうなどというように動作を決めて動くのに有効だと言っているわけではないということ。
動ける感じがするように動くということ。
このあたりは難しいが、取り違えるとへんな稽古になってしまいそうだ。
今思ったけど、先に動く方を先に動かすのだなたぶん。
だから途中で動く方向が変わったらその方向に動いてもよろしいということだ。

退室時間までの短い時間であったが、満足することが出来た。

ウッチーさんとは書籍販売をやっているコーナーの横で稽古していたのだけれど、
甲野先生が着替えをする通りすがりに”たいさん、中央公論が出ていますから、是非買ってください。”と名指しでお勧めされた。
そう言われてはという事で購入したところ、養老先生との対談記事が載っているものであった。
教室に入る前ちょうど養老先生と甲野先生の対談の話を思い出していたところだったので、ちょっとだけ不気味な感じ(笑)

短い時間だったけど満足!

2010年7月12日月曜日

秘伝?!@半身動作研究会

娘の熱が下がり、掃除、収納家具の設置、片づけ&買い出しが完了して飛び入り参加出来た半身動作研究会@明石町の話。
この日のテーマは『骨盤おこしと武術』。

■構造動作トレーニング(基礎編)
足指のトレーニングを重点的に。
これが出来ると出来ないでは技に大きな差が出てくる(構造動作トレーニングの観点での話。身体が動かなくても技は成立する。)。
骨盤をおこした位置で長座(膝は曲げても開いても良い)し、足首を背屈、伸展。この間足指はギュッと握りっぱなし。
足がつりそうになる(つる)がリハビリと思って頑張る。
足首を伸展するときは小指側を床に押しつけるようにする。そうすることで股関節に外旋方向の動きが出てくる。
目指すのは赤ちゃんの寝姿。仰向けに寝ると両膝が真横を向くほどまでに股関節が柔らかい。
背屈をするときは足首を回転させたり、捻ったりしないでそのまま(これが少しわかりづらい)背屈させる。
後傾がきつい人は座布団をひいて傾斜をつけると良い。

■親指をはずして『正面押し』
トレーニング方法がわかったところでいよいよ武術稽古で検証に入る。
『正面押し』は向かい合う相手に向かって小さく前へならへをする。
相手に両腕を掴んでもらい、その状態から腕だけを伸ばして相手を押す。
という稽古。
足を前後に開いて安定したり、身体を揺らせてその勢いを使うと言ったことはしない。
足の親指をはずしていない場合とはずした場合との違いをみる。
検証方法は少ししゃがんでから元に戻って手を伸ばすというもの。受け側が足裏で踏ん張って耐えられそうかどうかで成否を判定する。技の通りが悪くても違いが出ていればOK。
はじめに、膝を内側に折りながら少ししゃがんで戻ってからの『正面押し』。
続いて、膝を小指方向に向けながら少ししゃがんで戻ってからの『正面押し』。
受け側からすると前者は踏ん張って耐えられるが、後者は足裏が浮いてしまって耐えられない。このとき足指は少し曲げた状態でふんわりと接地していること。


■外もも側を意識した『座りの正面押し』
今度は正座で『正面押し』。
正座では股関節に内旋がかかっていることが多い。
外旋をかけて真っ直ぐな状態に戻した場合と技の感触を比較検証する。
こちらも立った場合と同様、接地面で踏ん張れるかどうかで比較できる。
真っ直ぐな状態の技を受けると受け側は膝が浮いてしまい踏ん張ることが出来ない。

■うっかり、『技』
途中、うっかり(?)骨盤おこしと関係のない稽古が混ざった。
座りで、腕を掴みに来た相手を肘から先の動きだけで崩すというもの。
途中、稽古しやすくするために肘をついた姿勢でやったところで骨盤おこしと関係がなかったということが判明。
骨盤を寝かせても技が通ると思ったら、これは『肘から先だけを動かす』という技になっていた。

■おや?
技が出来れば骨盤をおこす必要はないのか?
骨盤をおこせば技の進展が期待できるのではないのか?
結論としては、骨盤をおこさなくても技は出来るということです。
でも両方面白いくて相性も良いので興味があれば両方やってみるのが良いと思います。

■中島先生秘伝
『相手に触れていても触れられていても相手がいない時と同じように動く。』
これが出来れば技になるとのこと。
言われた参加者は”それが難しい。”と笑う。
それが出来るようになる為に稽古に来ているのだ。
そして、そういう目的で稽古をしていて良いようだ。

■ただ手を下げる@ゆっくり
というわけで秘伝の稽古。
というと全ての稽古が秘伝になってしまうか(笑)
相手の背後から肩に手を置く。
置くのだけれど、一人でゆっくりと手を下げる動作の過程として置く。
手を下げる動作の過程なので、置いた後も手を下げ続ける。
すると触れた途端に相手が下に崩れ始める。
相手の崩れる速度に合わせて手を下げ続ける。

■ただ手を下げる@はやく
相手の背後から肩に手を置く。
置くのだけれど、一人で速く手を下げる動作の過程として置く。
手を下げる動作の過程なので、置いた後も手を下げ続ける。
すると触れた途端に相手ががくっとなったり、下に崩れ落ちたりする。

■たいの秘伝?
稽古の途中、「こう試してみると良い感じでしたよ。」と中島先生に報告すると、
「それは秘伝にして、誰にも言わない方がいいですよ。」と冗談か本気かわからないコメントをいただいた。
秘伝にはこのような類のものもあるのですね。
人生の税金を払うのはゴメンなので、一緒に稽古された方、どしどしバラします。
しかし、中村先生に言ったら「当たり前。」と言われるに違いない。なんとも地味な動作。
せっかくなので一応秘伝にしちゃいいます(笑)

2010年7月10日土曜日

構造動作トレ@半身動作研究会

引っ越しもあって久しぶりの参加となった半身動作研究会。
引っ越し後、PCがネットに中々繋がらなくてようやく書けるようになった一週間以上前の稽古の日記。

恵比寿では珍しくHさんがいなかったせいもあって、構造動作トレーニングを一通り。
股割り、腰割り、立位体前屈、スクワットonバランスボード、牧神の蹄。

■牧神の蹄
中島先生もこの日は構造動作トレーニングの基礎トレーニングを取り入れた、ナンバ歩きを中心としたメニューだった。
蹄も用意されていたので久しぶりに乗ってみるが、
苦もなく歩けるようになっている。
股割りトレーニングの成果で小指と繋がってきたということだろう。
暑くてしっとりしていたせいもあるかも知れないけど(笑)。

■股割り
もう膝は痛くならない。
しかしこの日は靴下をはいていなかったせいで、踵をキープするのに床との摩擦がきつかった。
靴下はあったほうが良い。

■腰割り
椅子に座り、スネを真っ直ぐにセット、腹圧かけながら骨盤をおこして腰割り。
腹圧を思い切ってかけてみたら背骨の左前あたりのお腹の中が、なんかグネっと動いた。
毎回動くわけではないようですが、なんでしょうかこれは。

■スクワットonバランスボード
なんだかんだで地味に続けているので慣れもあるかも知れない。
1本足に設定したバランスボードの上に立つ。ゆっくりしゃがむ。ゆっくり立ち上がる。の成功確立が上がってきている。
物って稽古相手と違って上達したりしないので、自分の上達度合いをはかるのにたまに利用すると便利。

■宴会芸披露
gさんのリクエストで広沢先生直伝の腕相撲で負けたところから相手の身体ごとひっくり返す宴会芸を披露。
gさんが参加している道場の先生も指一本の形で同じようなことをするそうな。
『自分も相手も一緒になって動く感じですね。』というgさんの感想はさすが。
私が教わった『繋がる』という感覚を言い表しているように思う。

■正面の斬り
Hさん登場!というわけで輪を離れて別稽古。
Hさんの”後手で対応するが、身体は受ける前からすでに対応しているような状態。”での『正面の斬り』を受ける。
これまでの体幹が参加するという状態でも十分強力だが、
最新の動きの感触に比べるとまだ動きに時間差を感じる。

■『起こりを捉える』
Eさんが作成したスポチャン用の剣で稽古。
突いても相手が怪我をしないので安心して動かせる。
Hさんの動きが良い。
私のおこりを的確に捉えるばかりでなく、捉えるのと同時に動けている。
『鎌柄』の感じで動けたときに小手に当てられるかどうかといった具合で、
もっと私のほうが進化しないとHさんに刺激を与えられなくなってきた感じがする。
しかしこのおこりを捉えることに関しては、とっても重要なポイントだと感じているだけに焦って下手な稽古もしたくない。
今は何が良い稽古で何が良くない稽古なのかもわからない状態だが、
次元の違う世界に地道に近づく方法を模索中と言ったところ。

■『浪之下』
こちらもHさんに進化があった。
手と体幹の動きを同じくらいにすること。
手も体幹もフルスロットルにするのと比べると一体感が違う。
身体がより一体化した状態で重みがかかり、最後まできれいに通る感じ。
この一体感があっての『正面の斬り』だったか。

■『斬り落とし』
先日の東京武道館でK磯さんと稽古した”よじ登るように手を下げ、ジャンプするようにしゃがむ”を試す。
技の入りはなかなか良い感じ。だだ、K磯さんとやったときのほうが上半身と下半身の連動を感じることが出来ていた。
今回は途中で肩があがってしまい良くない。
と思っていたら、Hさんから身体の構造的に肩があがらない姿勢でやってみるという提案があり、試してみた。
同じように肩があがりそうになるが、構造に助けられる形で力まずに動くことが出来た。
これは感覚を得るのによさそうだ。

■かいなを返す
中島先生から受けた技。
腕をもたれたとき、ただ『かいなを返す』というもの。
肘の角度を変えない。肩を回さない。肩胛骨も動かさない。
やっちゃけないことが多いと動けなくなる(なった)。
身体を割って使えるように。稽古、稽古。


稽古後のお茶でこの日参加された女性が絵本を書いたというので見せていただいた。
製品化されるのでしょうか。是非購入したい。

2010年7月4日日曜日

小指!@第1回構造動作トレーニング(MATAWARI JAPAN)

骨盤おこしセミナーは、今回からMATAWARIチャレンジの回と基礎トレーニングの回に分けて開催され、名称も改め『構造動作トレーニング』として開催された。
基礎トレーニングにしようか迷ったが、第22回まで開催された骨盤おこしセミナーで基礎編についてはおさえている(はず)なので、第1回目の今回はMATAWARIチャレンジの回に参加。

■MATAWARIチャレンジスタート
とはいっても初参加の方もいらっしゃるということで、
股関節の位置と、骨盤の傾き具合を確認するところからスタート。
初参加の頃の私もそうだったが、この日参加されたみなさんも股関節の位置が曖昧な方が多い。
英語でヒップジョイントと呼ばれる股関節の位置はお尻のえくぼの位置。
誤解しがち(私は誤解していた)だが、ビートたけしがする”コマネチ”の位置ではない。

■骨盤の傾き
骨盤の傾きは、座骨結節とよばれる骨の位置で確認する。
ペンチなどの硬い椅子に座るとお尻の下でゴリゴリするあの骨だ。
骨盤がおきている位置では着座状態で座骨結節をお尻の後ろから確認できる(触ってわかる)。
骨盤後傾では、座骨結節はお尻の真下にあり確認しにくい。つまりゴリゴリする人は骨盤が後傾しているということ。
後傾がきついと身体の前面から触った方が近い位の位置にある。ここまでくると後傾しすぎて逆にゴリゴリしない。
骨盤が後傾していると股関節が潰されてしまい、働きが鈍る。股関節が働かない分は腰椎や膝関節でまかなおうとするが、
これらの関節は股関節に比べて可動域が少ない。
股関節は人間の身体で一番大きな関節であり、その本来の可動域はとても大きなものなのである。
構造動作トレーニングでは、この座骨結節を何とかお尻の後ろ側に持ってくるようにトレーニングをするのだ。
具体的なトレーニング方法はセミナーで確認していただくのが良いのでここでは省くが、
トレーニングの名の通り、整体などでボキボキと”他力”で動かしてもらうのではなく、
”自力”で動かせるようにするというのが重要なポイントだ。
セミナーの中で中村先生は”リハビリ”と言われていたが、かつて動かせたはず・本来動くはずの関節を再び動かせるようにするためのトレーニングなのである。

■柔らかい身体問題
まずは全員でその人なりの開脚を実演。
開脚や前傾の角度も硬い・柔らかい、色々な方が参加されていた。
目を惹いたのはジャズダンスをされているという方の開脚。
180度開脚し、前傾した身体は顔・胸・お腹とも床にぺったりとついていた。
”どこが問題かわかりますか?”
当人や初参加の方が中村先生が言うこの質問に答えるのは難しい。
ジャズダンスの方の開脚は見た目に美しく、身体も柔らかく見えるからだ。
しかし、MATAWARIで目指すのはこの美しく見える開脚ではないのである。

■股関節が働く『MATAWARI開脚』
先ほどの開脚を構造動作トレーニングの開脚と区別する為に前者を『ストレッチ開脚』、後者を『MATAWARI開脚』と呼ぶことにする。
ではストレッチ開脚の問題はどこにあるのだろうか。
それは、胴体を前傾させる際の土台となる足全体に注目すると明らかになってくる。
ちょっと勿体ぶって書いてしまったが、ストレッチ開脚とMATAWARI開脚の違いは足に着目すると簡単に見分けることが出来る。
開脚から胴体が前傾していくときに、膝・つま先の向きが一緒に変わっていたらそれは『ストレッチ開脚』である。
この場合は足全体が胴体と一緒に倒れている。
つまり、足の付け根である股関節は固定されたまま働いていない。
一方『MATAWARI開脚』では土台である足とその上にある胴体を明確に区別する。その境目は股関節である。
中村先生の動画を見るとわかるが、開脚時に膝と足首の位置(踵)を決めた後、身体を前傾させてもあるところまでは土台を動かさない。
この動きが出来ているかどうかが股関節が働いているかどうかを見極めるポイントであり、『MATAWARI開脚』と『ストレッチ開脚』の違いである。

■私のMATAWARI
ひとしきり説明を受けたところで、中村先生がチャレンジャーを募集。
”やってみたい方。”
何名かの参加者が果敢にチャレンジされて、ここの課題を明確にしていった。
”あとはいませんか?”
”たいさんとか、たいさんとか、たいさんとか。”
というわけで私も『MATAWARI』にチャレンジ。
”今日はお腹をつけて下さい。”
(無理です)と思いながら、この日言われたポイントを押さえながらいざ挑戦!

結果から言うとお腹をつけるには至らなかったが、MATAWARIチャレンジ通じて今後のトレーニングに繋がる大きな収穫があった。


■MATAWARIチャレンジ
1.開脚して座骨結節を乗り越える。
開脚の角度はどうあれ、1年前は不可能だと思っていたが、今では何とか出来るようになってきた。
2.足首を背屈し、足指を握り込む。
これも以前に比べればしっかり握れるようになってきている。中村先生に足指をグイグイされても解けなくなってきた(でもグイグイは痛い)。
3.踵をキープして前傾する。
今のところここだけは気合いだと思っている。背屈が解けたり、つま先が前方向に回転したら負けだと思って頑張れるようになってきた。
4.顔は前
一応問題ないはずだが、意識しすぎると顎があがってしまい逆効果。ここは注意だ。
5.腹圧をキープ
やれるだけやっているつもり。しかし前傾が進むにつれキツくなってくる。お腹がおれると心も折れる?!
6.まず腹をつける
つかない。
”まず”と言うがその為にやるべきことが不十分なようだ。

不十分なところは色々あるはずだが、私が感じたのは(途中で痛くならなければもう少し頑張れるのでは)というもの。
私の場合、前傾がある程度進むと痛みが出てくる。
・両膝の内側
・左内腿

「痛みは動作ミスを教えてくれる。」とは中村先生の言葉。
しかし痛みでミスを検知出来てもすぐに正しい動きがわかるわけではない。
この場所が痛くなる理由について、中村先生にきいてみた。
”足の内側に力が入りすぎ。”
”小指側が全然効いていない。もっと握り込まないとだめ。”というアドバイスを貰った。
どうやら足の内側にものすごく力が入っていて、その力みが痛みを引き起こしているらしい。
(それならば)と、言われた通り小指側をおもいっきり意識して握り込んでみたところ、両膝の痛みは嘘のように無くなった。
正しい入力をすることで誤った入力を打ち消したということだろうか。
武術の稽古で無駄な力を抜くというのは取り組んでいるが、正しい入力によって誤った力みを消すというのは発想の外だった。
こんなやり方で解消できるとは驚いた。
騒音と逆周波の音を発して、騒音を軽減するヘッドホンを思い出したが、そもそも騒音が無いのが一番なわけだから、
このやり方もはじめから内側が力まないようになるのが、良いのだろう。
まあ、それはいずれそのうち。


■ショッキングだけど嬉しい話
MATAWARIでは”まず腹をつけて”と言われるが、これが遠い。
始めた頃に比べれば近づいているが、床につくようになるのはいったいいつの日か。
なんて思いながらトレーニングをしているのだけれど、この日中村先生がショッキングな言葉を発した。
”腹がついたところがスタートライン。”
(なにぃぃー!!!)
である。
遙か先に感じていた”腹をつける”が実はスタートラインだったとは。。。

”腹がついてからじゃないと取り組めないトレーニングがたくさんある。”
そんなにやることがあったとは!!
道のりは遠くなったように感じるが逆に燃えてきた。
でも千里の道も一歩から。
セミナー参加者の中には千里の道を一歩で進んでしまう人もいるらしいが、
私は短足なので、身体と対話しながらぼちぼち頑張っていこうと思います。
とりあえず小指!!

中村先生のMATAWARI動画
http://www.youtube.com/watch?v=jFyaNCkXSP0

中村先生のMATAWARIブログ
http://www.plus-blog.sportsnavi.com/eni4/