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2011年4月28日木曜日

上!@構造動作トレーニング(基礎編)

構造動作トレーニング(基礎編)
後日股関節だけが筋肉痛になった。
『股割り』おそるべし。
もっともっと上を目指していこう。


■立位体前屈
お尻を引かない。
腕に体重を乗せる。すなわち、重心を前に移動させる動作のトレーニング。
知らなかった。
スムーズに移動するには、足指、足首、膝、股関節。頭の位置、胸、腹圧。これらが重要。


■腕のまっすぐ
立位体前屈での手のつき方の確認。
腕の真っ直ぐの位置を確認。
ついた腕に重さを乗せる動作で、肩胛骨を寄せない。
壁に向かって、腕立て伏せの形で腕の真っ直ぐを確認。
台に向かって、立位体前屈の形で腕の真っ直ぐを確認。
中村先生が私の腕をとり、腕の真っ直ぐ方向に負荷をかける。
構造で支えられていれば、筋力を使わずに耐えることが出来る。
筋力を使うポジションでは、地面に着いた腕が力んでしまいブレーキとなって働いてしまう。
力まないポジションでの後ろ姿は、肩胛骨の間にスペースが空いていて、背骨はわずかに窪む。
これらは、肩を引いていないということと、猫背になっていないということ。


■ゆっくり走り
歩く速度よりもゆっくり走る。
ゆっくりだけど歩かない。
少しだけ前重心にすることで前に進む。
「前重心=身体を折り畳んで前傾する。」ではないが、まずはそこから。
『胸割り』の感覚が出てくると、ゆっくり走り程度の速度では立ったまま前重心という感覚に変わる。


■股割り
もっともっと上を目指さなければならない。

「たいさん、しばらくやってないですよね。『股割り』やりますか。」

ありがたかった。
今回参加できたのは基礎編だったので、見てもらう機会は無いかなと思っていたのだ。
座布団を5枚ほど重ね、スタートポジションを取る。
胸割りと腹圧の感覚が抜けたらやり直しというつもりで、丁寧に動く。
猫背にならずに前傾出来ているつもりだが、自分の限界まで倒れきっても前に移動できる感じがしない。

「もっと上!」
「どういうことでしょうか?」
「骨盤を後ろに引っ込めてる。」

もう一度チャレンジすると、
「もっと上。もっと上。」
との指摘。

「これぐらい上。」

と補助をつけてもらったその位置は、持ち上げてもらったと言っていいだろう。
自力では無理なんじゃないかというほどの位置。

身体の前面は上に持ち上がり、背面(肩)は下に滑り込む。
「もっと上。もっと上。」
今までとは違う感覚に戸惑いながらもチャレンジを続ける。
最後はえいっと抜いてしまったが、
「途中まではいい感じだった。」
との評価をいただいた。


■何となくわかった感覚
・前に行こうとして身体を畳みたくなるが、腰を引いてはだめ。
・踵を固定して上体を引き上げていくと重心が前に移動し、結果として股関節が動く。
・股関節は操作しない。


トレーニングのやり方は何度も教わっているが、参加して得られる感覚は大きい。
今回は特にそう感じた。
思っていたよりももっともっと上方向を目指して動くのだとわかった。




2011年4月26日火曜日

半身動作研究会@恵比寿

遅れて参加した恵比寿。
間もなくして構造動作トレーニングのゆっくり走りが始まった。ゆっくり走りは最低20分間は続くので、遅れてきた私はこれを横目に自主トレ。

お気に入りの城間流体操から始めて、股割り、バランスボード、みちのく山道。
・城間流体操は、胸・腕・身体・腰の繋がりを感じるように。
・股割りは丁寧に。
・バランスボードはリラックス。わざと揺らす。
・みちのく山道もリラックス。飛び乗ったり。


この日は久しぶりにお会いしたNさんに色々と教わった。
Nさんは私が普段やらない剣術を中心に稽古されていることもあってとても刺激になる。

■一畳相撲
崩されなかったのは初めてではなかったか。
Nさん「構造的にかなり丈夫。力んでくる人には壁のように作用するはず。」
なるほど相手によっては勝手に崩れるように感じることがあるのは、力みが相手自身に跳ね返っていたせいか。
試しに壁に向かって一畳相撲を挑むと確かに跳ね返される
(当たり前ですけど)。
Nさんの感想「守りの構造になっている分、攻めに転じにくいはず。こちらがやられる感じはしない。」
私の稽古への取り組みかたが動きに出ているようで面白かった。
一畳相撲は、相手を倒すというよりも構造的に丈夫であり続けているかという検証として稽古している。なので相手を崩すという動きが出てこないのだろう。
元を辿れば一畳相撲をこの位置づけにしようと思ったきっかけが、Nさんであった。ずいぶん前になるが、千代田稽古会でNさんに「構造強化の方向で進めていけばいいんじゃないですか。」言われていたのだ。
このことは書いていないけどこの日だったはず(2009/11/11)
http://vtotai.blogspot.com/2009/11/blog-post_11.html


■中心、間、気配
Nさんが所属するJ会の稽古を色々とご紹介いただく。
稽古後のお茶でも色々と話を伺ったり、稽古を紹介してもらったり。
ちょっとだけ覗かせてもらうことが出来た感じだ。奥が深い。
中心とか間とか気配に対して、シビアに稽古をされている。


■体の転換
楽楽動作研究会で新たな気づきを得てから初めての恵比寿。
私の動きをみていたHさんが、ゆっくり走りをしながら「いいね、浮いてる。」と一言。
Nさんも近寄ってきて「いいですね。」とのほめ言葉。
こうして何気なく見た感じで上達に気づいて貰えるというのは、先入観なしでの感想なので素直に嬉しい。
今の感覚は「上体の動きを足が邪魔しない。」という感じ。
Nさんに「その動きが出来るなら。」ということで四方投げを教わった。(これきっと自分で自分の技を受けたら楽しい感触だろうな)という感覚で四方投げの動きが出来た気がする。


■腕相撲
稽古後のお茶でNさんに紹介してもらった腕相撲の技法数々。
・二度打ち(原理わからず)
・重心(身体の重心移動のみで動く)
・援軍(親指、手のひら、手首、、、肩、背中。順に参加させる)
・負け(負けきった状態を再現して動き続ける)
・間(虚をつく?)
・逆転(相手の動きをもらって返す)


■技の構成要素
・物理的なこと。骨、筋肉、重心、距離、速度。
・反射的なこと。神経、皮膚、筋肉、視覚、触覚。
・心理的なこと。意識、間、早さ。


■確信が高まった感覚。
・動ける身体で自然に動けば技になる。
・自分から攻めるのは性に合わない。


■斬り落とし
Hさんのを受けるが重い。
身体の芯に残った力みに気づいたのでそれを消す。
意識を消すの気づきによって、身体の状態がよりシビアに感じられるようになったのか。

前回恵比寿で受けたときの感想として「こんな感じ?」と、沈みによって足裏の状態が変化しないように足裏を引き上げ続けるというのを受けてもらっていたが、このやり方では無いようだった。
しかしこれはこれで有効。
実際Hさんも垂直離陸代わりに使っているとのこと。
この技法だと、『平蜘蛛返し』をゆっくりかけることが出来る。

2011年4月24日日曜日

第2回楽楽動作研究会@『体の転換』など

今回も一人稽古。
一人で黙々と稽古しているせいか、気づきが細かいです(日記がいつも以上にだらだらと長いです)。


テーマ『腰を楽に』
というわけで構造動作トレーニングを中心の地道な稽古を予定していた。
しかし、この週末はシステマと甲野先生のセミナーが開催されるにも関わらず参加できない!こともあって、稽古熱が高まっていた。

ポータブルDVDプレーヤーまで準備し、一人稽古の準備はバッチリ。
・城間流DVD(体操用)
・甲野先生のDVD(杖の稽古用)


今回の会場は、自宅からママチャリで10分。
20畳もある一人稽古には贅沢な広さの和室。

やりたい稽古がありすぎて詰め込みすぎた感じの今回は、せわしなくメニューを変えて取り組んだ。
・城間流DVD@腕を回す体操
・システマ式ローリング&呼吸によるリラックス
・システマ式レッグレイズ&呼吸によるリラックス
・構造動作トレーニング@股割り
・構造動作トレーニング@腰割り
・構造動作トレーニング@胸割り
・構造動作トレーニング@立位体前屈
・甲野先生DVD@杖(影踏み)
・甲野先生DVD@杖(水車)
・抜刀・納刀
・中島先生技あり本@体の転換
・一人でエア太刀取り
(順不同)

今回特に丁寧に取り組んだのは、腰割り、股割りと体の転換。
丁寧に取り組めばそれなりに気づきがある。
■腰割り
伸張反射がおきるポジションと起きないポジションを確認。
胸割りで胸が楽になっていれば、しゃがんだ状態から腰を浮かせて落とすと伸張反射が起こり、楽に立ち上がれる。
胸割りが不十分だと、伸張反射が起きず立ち上がる動作で、大腿四頭筋主導の動きになり力感を伴う。
楽楽動作研究会の稽古では、『楽に動ける』を目指すのでこれはNG。

■股割り
新たな気づきを得たが、かえって難しくなってきた。
身体を観察しながら丁寧に取り組んでみると、股割り動作の途中で収縮方向が異なる(ブレーキの方向)力みが発生するのを感じる。この力みが出ると動きが止まる。
力みに気づいたら少し前に戻って、やり直し。
『丁寧に』と『ゆっくり』は別物。謝った動作を『ゆっくり』やったとしてもそれは『丁寧に』やったことにはならない。
足首の背屈も難しい。
足の小指側を握る動作に捻りの要素を感じる。
準備ポジションで行う小指を床に押しつける感覚をキープしたまま、背屈が出来れば良いのではと思うが、思うように動かない。
この日はなるべく力みたくなかったので、座布団多めで股割り。


■体の転換
たまに甲野先生も披露するジャンプせずに180度、あるいは360度方向転換を行う動作。蹴らずに動くというもの。
(180度回転)
体を差し替えるようにすると速い。
手主導で動く場合は、右手と左手を直線上を移動するように動かし、半回転する。同時に膝の抜きあるいは足裏の引き上げを行うと上体の動きに全身がついてくる。
足主導で動く場合は、右足と左足を直線上で差し替えるように動くと良い。円周上を動くのは遅い。しかしやるそばから改善の余地を感じる。足主導は着地で居着く感じ出るのだ。
(360度回転)
久しぶりにやってみると左回転が苦手。着地が安定しない。
どうやら頭で思う回転角度と実際の回転角度に差があるため、その分上体がぐらつくようだ。
試しに足が着いたところが着地点というつもりでやってみると、360度回転は出来ないがふらつかなかった。

これでわかったことは、体の転換は足を回すのではなく身体が回るのだということ。
言葉ではわかっていたつもりだけれど、これを実感すると『つもり』であった事に気づかされる。
この稽古も丁寧にやらなければ。

2011年4月20日水曜日

半身動作研究会@野田市「重心の移動で崩す」

千葉県野田市にある春風館道場。
柔道、剣道が出来る道場に併設して弓道場があり、雰囲気のいい道場でした。

懐かしい場所を通りながらの稽古だっったので前半は武術稽古に関係の無い話です。



向かう途中で利用した東武野田線は、学生時代の通学列車。途中見た、母校の制服を着た高校生が懐かしい。
車窓から見えた運河沿いの満開の桜の下ではみなさんお花見中で、春は来ていたのだと気づかされた。

醤油の香りが漂う野田駅。
キッコーマンの工場で醤油が作られているのです。

野田駅と隣の愛宕駅の中間あたりにある道場まで醤油の香りの中を歩く。
方向音痴に加えて、悪い癖で地図をよく見てこないというのが災いして、道に迷う。
途中、歩いている道が、学生の頃に野田市のお祭りへ出かけた時に歩いた道だと気づいた。
歩道を歩いていた私のつま先が当たって転がりだした紙コップが、同じ歩道に座っていたヤンキーの手前で止まってホッとした記憶。
(ここを歩かなかったら一生思い出さなかったなぁ。)
と思う。と同時に、
(道場通り過ぎて愛宕まで来ちゃってるな)
ということが判明した。
コンビニや道場と思ってお邪魔してしまった民家(道場よりも立派な家)で場所を確認しながらようやくたどり着いた。



道場に到着すると、少年柔道の稽古の隣で半身動作研究会の稽古が(とっくに)始まっていた。
ここからはいつものように稽古の日記。


■胸を上に伸ばす
胸を上に伸ばす動作が相手に作用する。
胸を動かそうとするのではなく、何となく結果として前にでる程度。
膝抜きや瞬きできっかけを作って作用させる稽古に似ているが、それと異なる点は予めそういう姿勢でいると、相手が触れるかこちらが触れるかしただけで作用するというところ。
そうなる為には『何もしない。』ということ。


■皮膚・離陸
最近やっている稽古の形は、ふんわりとした離陸とも言えるし、繊細な皮膚の稽古とも言える。
皮膚と離陸の明確な区別がつかない。
相手に触れたところから、自分の骨だけを相手から離すように触れる。
離すのは骨だけなので実際には手は離れない。


■触れずに崩す
繊細な稽古をしていると、お互いの感覚が増してくる。
空気が圧縮される感じが伝わると、圧縮された空気に押されるように相手が動き始める。
中島先生の稽古ではあまりやらない珍しい稽古だけれど、
やり方も原理も、触れる場合と同じ。
両者を区別するとそれは中島先生が教えようとしているものではなくなる。
稽古で確かめているのは、気でも超能力でもない。
ただの反応。

痛そうなら避ける。
熱そうなら触らない。
わからなければ様子を見る。


参加された方から、
「こういう(触れずに崩す)稽古は一人では出来ないのですか?」
と聞かれたので、
「構造動作トレーニング(骨盤おこし、胸割りetc)をすると良いです。」
と答えたが説明不足であったか、中島先生が補ってくれた。
「トレーニングを通じて、重心の移動を感じたり、身体の変化を観察するようにするといいですよ。」
ということだそうです。

2011年4月16日土曜日

甲野善紀 池袋コミュニティ・カレッジ 講座 「武術が明かす世界」

震災で中止になった振替えで開催された池袋コミュニティカレッジ甲野先生の講座
受付時刻ギリギリで入場。


久しぶりの甲野先生の講座だ。
甲野先生に会うのは楽しみだった。

しばらくお会いしていないというのもあるが、私の方も手の内変化なしの『虎拉ぎ』や、体捌きの気づきがあったので、
それを技を受けるという形で報告しようと考えていたのだ。
もっとわかりやすく言えば、甲野先生の技に抵抗し、あわよくば止めてやろうと考えていたのである。
しかし、そこは甲野先生も以前のままではなかった(以前のままだったら止められるというわけではないけど)。

■斬り落とし
「これは説明を聞いただけで、動きが変わる人もいると思いますよ。」
『身体全体が巨大な手のひら。』
これで斬り落としを行う。
受けてみると、起こりがなくこちらの反応が間に合わない。
今までと同じ受けでは止められない感じだ。

わたし「私にも気づきがあったので、それでもう一度受けても良いですか。」
甲野先生「いいですよ。」
手の内の変化なしで、虎拉ぎ状態になり、
わたし「お願いします。」
と言って構える。
それをみて技をかける甲野先生の構えが、先ほど違う。
結果、止められず。

甲野先生「感じが変わったから(こちらもそれに対応したんです)。」
結果的には止められなかったが、甲野先生がやり方を変えたということは、こちらの状態が悪くなかったということを意味する。
オッケー、オッケー。

■小手返し
小手返しにあらたな気づきがあったとのこと。
『飛び上がろうとするのと足を引き上げようとするのを同時に行いながら小手返しを行う。』
というもの。
説明を聞いても全然わからないが、とにかく受けさせていただいた。

全く止められないというか、抵抗を試みることも出来ないような感触。
わけがわからないうちに床に転がっている。
本当にいつのまになにをされたのかわからない。

遅れてきた分、多めにとのサービスだったのか、派手にやられたのが気に入ってもらえたのか、何度もかけていただいた。
ヒントの兆しくらいは掴めても良いと思うのだけれど、何度受けてもわからない。

あまりにわからないので、別の方に受けていただいて私は見取りに徹することにした。
すると、やっぱりわからない(笑)
しかし、さっぱり何も見えなかったわけでもない。
甲野先生の状態は変わっていない。
飛び上がるのと足を引き上げるのとで拮抗しているのだ。
これは見えたわけではないが、おそらく剣の気づきも動きに含まれているはずである。
それは『剣と身体の関係性が変わらない』というもの。
剣と身体の関係性は変わらないが、剣は飛ぶように動く。
小手返しで言えば、私と甲野先生の関係性が変わらないということだろうか。
私と甲野先生の関係性は変わらないが、私は床に転がる。

まあ、想像はこれくらいにして、また技を受けられる機会を待とう。




■メモ帳の写し
右肩のつまりを左股関節で解消する。
手は足腰の動きを伝えるだけ。

横に倒れる。前に倒れる。

■浪之下
肘から先は物

■斬り落とし
身体全体が巨大な手

■辰巳返し
「何故上がるのですか?」
「背中にしょっているから」
飛行機が離陸するように手が伸びる

■一教
辰巳返しでやればよい。
何故こんなことに気がつかなかったのか。

■秘伝
「これ以上の秘伝は見せてはいけない。」
ある程度の技は興味を持って見てもらえるが、度を越えると理解してもらえない。
茶々壷茶壷は4回。早くやると2回に見えてしまう。

■上体起こし
腹筋を固めていて起き上がりにくい人。
90度寝返りを打たせてから起こすとスムーズ。

■跳ね釣り
■もろ差し
釣鐘人参の手の内

■小手返し
今までで一番わけがわからない。
今までで一番なすすべがない。

2011年4月6日水曜日

半身動作研究会@恵比寿

先週参加した半身動作研究会@恵比寿の話。
残り時間30分という大遅刻で到着。

胸を上に伸ばすと、腕が楽に動く。
腕を楽に動かすと身体が楽に動く。


実感としては効果があると感じていたが、自分以外にも有効な気づきなのかが気になっていた。

参加されていたAさんに説明して、試してもらったところ、足のバタバタ感が無くなって、明らかに動きの質が変わった。
この気づきは私の思いこみではないらしい。

■太刀取り
そうとわかれば太刀取りへの応用を試したくなる。
Aさんと、以前方条さんに聞いた、剣はゆっくりだけど気配無く重力で振り下ろされる条件での稽古を行った。
この形で稽古すると、剣はゆっくりなのに焦れば焦るほど間に合わなくなることがはっきりとわかる。

最新の気づきで動いてみるとまず精神的な余裕が違う。
手を伸ばせば身体が動くのだから、避けようと思ったら手をピッと伸ばせば良いのだ。
身体全体をどうにか動かして避けなきゃと思うのとは違ってくる。

やっているうちにまだ『避ける』に囚われている感覚に気づく。
そこで『避ける』のではなく『相手に向かって行く』ように動いてみると、避けていないにも関わらず剣は当たらない((注)まっすぐ振り下ろすという条件下)。
以前東京武道館でU田さんにやっていただいたのは、こんな感覚だっただろうか。
またまた面白くなってきた。


方条さんの『意識を無くして動く』を受ける。
意識がなくなった瞬間が接触面を通して伝わる。
わずかに感じ取れていたはずの情報が遮断される感覚。
その瞬間、(これはやられそうだ)と感じたが、その通りだった。
コンスタントに『意識を無くした状態』をされると、受けはどんな感触になるのだろうか。
方条さんの進展が楽しみだ。

私の最新の気づきも方条さんにも見てもらう。
見るからに楽そうだというのと、太刀取りもそのような感じで良さそうという感想をもらった。

しばらくこの感覚で動くというのを練っていきたい。


■中島先生の技
この日の稽古テーマは『離陸』
掴まれた腕を完全に相手にまかせると接触面に結果として離陸がかかるというもの。
横で勝手に稽古していた私に先生が近づいて来て、腕を差し出したので私がその腕を掴んだ途端、崩された。
「何もしないのは難しい。」
「何もしないのも技なんです。」
以前甲野先生がこう話しているのを聞いたが、まさにそんな感じ。

私も試すが、その気(何もしていない気)になっているだけで、身体は何かしらやろうとしてしまう。
中島先生に受けてもらい何度か試すと、新鮮な感覚とともに質の違う動きが出た。
(そうか、本当に何もしないんだなぁ。)

「だからそう説明してるじゃない。」と言われそうなので口には出さなかったけど、この気づき方はあらたな上達への入り口に立ったことを意味する。
自分の動きにするには稽古を重ねていくのみだ。

構えるでもなく、反応するでもなく、抵抗するでもない。
ポイントは、相手に合わせるでもないというところか。
じゃあ、どうすれば良いのかと言うと、何もしないということだ。
わからん!

楽楽動作研究会

娘が「パパといたい。」という発言をしたとの情報をママより入手した事や、
仕事が忙しかったり、ママが資格試験の勉強をするというのも重なって、参加ペースが鈍くなっていた武術の稽古。

まあ、今までのようなペースで稽古に行けていたのが不思議なくらいだが、私から稽古を取ると稽古したくなっちゃうので、
家族に負担をかけずに稽古に行く方法を改めて考え直す必要があった。
案はいくつかある。

・平日夜の稽古に絞り、週末の稽古を減らす
・週末開催で午前中に終わる稽古に参加する

前者は今まで通りだとして、後者の案ではなるべく近くで午前中に終わる稽古で興味を持てそうなもの。
となると、なかなか見つからない。
見つからないなら自分で作るしかないということで急遽作りました。

その名も『楽楽動作研究会』。
名称については、もっと悩みたかったのだけれど、思いつくままに公民館に団体登録の申し込みにいって、
「こちらにご記入ください。」と言われ、その場で団体名を考えたので半身動作研究会のパクリのような名前になってしまった。
『池袋古武術倶楽部』に習って『船橋(あるいは津田沼)古武術倶楽部』というのもあったが、
受付の人に「健康体操ですか?」と聞かれ、「そんな感じです。」と答えてしまった手前、
団体名に『武術』の文字を入れづらくなったというのもある。

まあ、楽ちんで楽しい動作を研究する会ということで、目指すところがわかりやすくて良いと思うことにした。
市の団体登録審査も無事通過。
晴れて『楽楽動作研究会』発足となりました。


前置きが長くなってしまいましたが第1回の稽古会の話。
公民館の和室を前日の夜中に予約。
和室は6畳で、一人でトレーニングするには十分な広さでした。

稽古内容は構造動作トレーニングを中心に、城間流で習った動き、システマで習った受け身、半身動作研究会で習った膝行などなど。
色々なセミナーに参加していて良かった。
自主稽古していた2時間半、飽きっぽい私だが稽古メニューに困ることはなかった。


これまでは先生に教わりつつ、稽古仲間にヒントをもらいつつという稽古を中心にやってきたけど、
自宅ではないところに場を設けて、一人で稽古するってのも色々と発見があるものだ。
ここぞとばかりにデジカメで自分を映して動きを確認してみたり。
しばらくの間は贅沢に一人稽古にしてしまおうかなとか考え中(団体登録しているくせに)。
何はともあれ週末でも稽古が出来る環境が整って一安心。
そのうち、良かったらご一緒にいかがですか^、なんて案内を出すかも知れません。


■体幹部の動き
良い発見がありました。

胸が楽になると、腕が楽に動く。
腕が楽に動くと、身体が楽に動く。

今までの感覚とは違う。
手を出した方向に身体が勝手に進むようだ。

・ジャンプせずに180度回転。
・正面を向いた状態から、左右へ方向転換しつつ動く
・座った状態から、前方左右方向に立ち上がりつつ動く

楽しくなって続けていると、省略出来そうなところが出てくる。
胸が楽になると、身体が楽に動く。
腕の助けも無しで動けそうな予感。
何となくこうなりそうだけど、それはもっと先のはなしか。

こういう気づき、楽楽動作研究会っぽい感じがするなぁ。


■股割り
動画で自分の動きを確認。
踵キープ!!

■立位体前屈
動画で自分の動きを確認。
お尻を引くなー!!

■膝行
動画で自分の動きを確認。
くるくる膝行がぎこちない。
頑張れ自分。


お掃除、終了。

2011年4月3日日曜日

半身動作研究会@恵比寿

稽古をしないと日記を書かないということがよくわかった。
遅れて参加した先々週の恵比寿の話。

大にぎわい。
久しぶりにお会いできたTさんと話しながら、Kさんの抜刀術を見ながら、城間流セミナーで教わってDVDで復習していた体操で身体を動かしながら過ごす。
続いて構造動作トレーニングの腰割り、股割り、システマのマッサージをヒントに鳩尾あたりに拳を当てて、緊張を確認した後で呼吸によりリラックスするというのをやってみた。
震災、停電、仕事、気がつかないうちに凝り固まっていたのか、しばらくやっているとどんどん身体が楽になる。

Hさんのリクエストで手刀で影抜き系の受けをしていると、中島先生が胸割りの技への効果を紹介してくれた。
構造動作トレーニングで言われる『胸は前へ』という動きだが、前に意識を持ちすぎると背中が丸まってしまったりしてしまうことがある。
『胸を上へ伸ばす』という動きに切り替えてみると

胸を上方向に伸ばすと、それだけで相手に作用するというもの。
相手の背中に手を置き、胸を上方向にのばす。
すると相手が動き始める。

もう一つ。
胸を上方向に伸ばした状態で、相手に腕を持たせる。
中島先生に受けを取っていただいたが、腕が(積極的に)動いてしまっているとの指摘を受ける。
3度目で成功。
駄目だとわかっていても出てしまう動き。ここが稽古のしどころである。
ちなみにこの形の稽古でうまくいくと、腕を掴みにきた相手が勝手に崩れていく。


■方条さんと
正面の斬りの形を用いた動きの検証。
『何もしない』に気づきなおしたとの事。
『技術のみ』で動いた場合と、『何もしない』で動いた場合との違いを検証。
油断せずに受けてという条件なので、こちらも『虎拉ぎ』状態でリラックスして構える。
受けた感じでは後者の方が真っ直ぐ大きな力が一度に向かってくる感じ。
前者との違いはおそらくこちらの対処が間に合うかどうか
というのも関係しているだろう。間に合わないので真っ直ぐ入ってこられるという事だ。
しかしそれだけでもない。後者の方が動きのまとまりがあるように感じる。
それにしてもこちらが両手、方条さんは片手という条件でこれだけの効果を出されるとは。
方条さんの進展ぶりは相変わらずだ。

『浪之下』や竹刀の稽古を通じて方条さんのテーマで検証を続けた。

「たいさん、前回斬り落としの受けで気づきがなかったっけ?」
「忘れた。」
日記を書いていて思い出した。
『肘から先は無い』
だったような気がする。
接触面となる前腕は何もしない。その他の体捌きだけで受けるというもの。
また今度お願いしよう。


■システマのKさんと
最近システマにもなかなか行けていないので、本当に久しぶりにお会いした。
システマと城間流については、雑誌「秘伝」でのシステマ北川氏との対談のこともあって、システマ関係者の中では城間流をご存じの方やセミナーに参加した方も多い。
ちなみに私も北川氏との対談記事で城間流を知った人である。
一般公開のセミナーに4回通っただけだと断った上で、城間先生に教わった動きをちょっとだけご紹介。
「あー、これー!わー!」
システマと城間流は相性がいいようです。
Kさんも城間流セミナーに参加されたことがあるので、
その方から楽しい反応をいただけたのは嬉しかった。

スロースパーリング
システマのトレーニング。ゆっくりスパーリングをするというもの。
ゆっくりだけど当てるときはしっかり当てます。
スパーリングなんて、普段は全くやらない稽古。
ゆっくりだから一瞬パニックになっても冷静に戻れる間があり、リラックスして稽古できる。
相手がKさんだという事もあるけど、とてもいい稽古になった。


やっぱり稽古はいいなぁ。