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2011年10月30日日曜日

甲野善紀「千代田武術稽古会」 太刀奪りとか正面の斬りとか

お昼の陽紀先生から続く親子講座「親編」(笑)
※お昼の甲野陽紀先生のワークショップの日記はこちら
http://vtotai.blogspot.com/2011/10/in.html

張り切って一番乗り。
受付開始から着替えて一人稽古というか、構造動作トレーニング的に身体の調整を行う。
身体の前側を縮めないように壁に向かって腕立て伏せ。
手をつける位置を段々低くしていく。システマのトレーニングにもある形だが、呼吸とかは特別意識しない。顔は前。
これで胸椎と頸椎に感じていた滞りがかなり軽くなった。

人数は少な目と聞いていたが始まってみればいつもと同じくらいの人数が集まっていた。
私はお昼は茗荷谷、夜は千代田で稽古出来るというのでこの日はただただ楽しく過ごさせていただいた。


私の最近の稽古は構造動作トレーニングが中心。
仕事が忙しく以前ほどのペースでは稽古に通えていない。

私が甲野先生に聞いた話で印象に残っているものの1つが、「自分が理解できない動きは、認識することが出来ない。」
というもの。
詳細は忘れてしまったが、確か「どこかの木登りが得意な原住民族が、そこへきた人がやってみせた逆上がりの動きを認識出来なかった。」というもの。
この話では逆もまた真で「自分が動けるようになれば見えるようになる。」という説明もされていたように記憶している。
私の中でいつの間にかその話と構造動作トレーニングが結びつくようになってきた。
動ける身体(従来比)になってくると、ある動きを見たときにその動きを構造動作トレーニングで解釈することが出来て稽古の糸口にもなるのである。


■太刀奪り@甲野先生
最近の講座では甲野先生が剣を持つ形で太刀奪りをさせていただく事が多い。
以前であればただただ打たれるために前に立つという状況であったが、少なくとも心境としては(今度はもっといい動きをしよう)というものになってきている。
甲野先生「今のはなかなか良かった。」
この台詞をいただいたので動きの方向はOK。
忘れがちな「相手の剣を取りにいく。」に気をつけよう。
フライングで動いてしまうのは、やりたい事と違う。
かといって相手が動くのを待つというのも違う。
後は動ける身体作り。私の場合は構造動作トレーニング+蹴らない動きの確認。

■太刀奪り@Kさん
質問を受けて、私なりに答える。
足の位置は?そのときの上体はどうなっている?
私の感覚では、膝抜きで動き出すのと上体の移動は同時。
後ろに残りがちな足は蹴っていなければ自動的に身体についてくる。

■リードからの動き出し@野球
Kさんの質問を受けて。
ピッチャーを見ながらの動き出し。
進みたい方向の膝を抜くと早いというのは気づかれているとのこと。
それでも残った足で蹴ってしまっている。
私が伝えて蹴らずに動き出す方法は、進みたい方の膝抜き+反対側の足裏アウトサイドを「踏む」というもの。

■1インチパンチ@Kさん
「やりましょう」1インチパンチそのものを習ったことはないので、自分でやるとしたらこんな感じというもの。
・前に進みながら触れる
・身体を構造的に腕と繋げた状態で触れる
・拳の先だけが飛んでいくように打つ

■1インチパンチ@Tさん
ジークンドー(テッド・リー)版。
・身体の構造を使う
このように説明されたが私がKさんにやった版とは違う。
リーチを精一杯のばしつつ、丈夫な構造を保つ感じか。
打った衝撃が自分に返って来る感じがする。

■振り上げ@Aさん
剣で気づきがあったというTweetが気になっていたのでリクエスト。
剣を振り上げるのを上から押さえる形。
なるほど腕の力であげるのとは明らかに違う。
背中が使えている感じだ。逆に言うと背中で対応すると拮抗する可能性がある。

■両手捧げ持ち崩し
昼に陽紀先生から教わった「鷲掴み」版を試してみるとこれは良さそうだ。
「手のひら中指付け根の窪み+先端から動く」
さらに胸鎖関節を自由にしてあげると効果が上がる。

■正面の斬り@Aさん
私が全然恵比寿にいけてないのでけっこう久しぶり。
受けていて気になった点、手が働きすぎているというのと、身体が手と一緒に移動する(=足が居着かない)ようにと指摘したが、
そのとたんにAさんの動きの質が変わった。
一方私の辰巳返し版がどのような状況で有効かを確かめる事が出来た。
Aさんにはこの勢いでさらに強力になっていただいて、私の辰巳返し版が通じない状況で稽古を進めてみたい。

■一畳相撲@Sさん
禅の人に「あたなに紹介したい人がいる。」と連れて行かれて紹介されたのがSさん。
「前から知っています。」どころかこの前の小金井でまさに一畳相撲をやったところ。
小金井の時に畳だったら崩されていたかもとう感じはしていたが、今回はそれを確認する形になった。
Sさんの爆発力と突進力はすごい。こちらが丈夫な構造を保っていても構造物ごと運んでしまうような力強さがある。
ミツバチパワー?!

■一畳相撲@Nさん
J会の熱心すぎる稽古人Nさん。
構造の丈夫さ的にはお墨付きをいただいた。
次なる課題は動きながら構造を保つというのと、
相手に崩されるかどうかわからないという状況(状態)でやってみるというもの。
何か拓けるか?!

■システマインストラクター1
K川さん登場。
甲野先生の技を受けていたが、受けがとても柔らかい。
甲野先生の技よりもK川さんの受けに注目してしまった。

■システマインストラクター2
未確認情報だが、この日来ていたKさんもインストラクターになったとか!?
そうとわかっていたら、お祝いを言いたかったが情報入手が遅かったか。

■真剣
私の目にはとまらないので、文章に出来ない。
とにかく速い。見えない。
体幹部が速く動いていることと、それが剣に瞬時に伝わっているのだろうが、
何しろそれが捉えられない。


次回の千代田稽古会、候補日は12月11日(仮)だとのこと。
また参加したい!

講座後、甲野先生から伺った話。
先人のエピソードや最近の甲野先生は色々とんでもないことも出来るようになったらしい話、NHKの爆問学問に出演される話。
ここには書けない話ばかり伺ってしまって、書けない(笑)

2011年10月28日金曜日

甲野陽紀「身体探求ワークショップin茗荷谷」

この日は甲野善紀先生と甲野陽紀先生の親子講座をはしご。 
まずは陽紀先生の講座「身体探求ワークショップin茗荷谷」から。 

遅れて参加すると世話人のK女史とお会いできた。 

陽紀先生の講座に出たのは今回が初めて。 
話すことはシンプルでわかりやすい。例えも日常生活に沿ったもので聞けば伝わってくる。 
しかし、シンプルであるが故に聞く人によってはそれぞれの発想の大きな手がかりになる。 
身体一つの動き方の話が、その人の考え方を一新するということもあるだろう。そんな予感がする講座でした。 


陽紀先生の説明で特徴的なのは、「決めつけない」と言うこと。 
言い直すと、講座に参加した人が「これがいいんだ!」という安易な思いこみに陥らないように注意をはらわれている。 
私が書いたメモには無いが、講座では動きの説明とセットで必ず注意点も説明されている。 
もしこのブログを読んで動きを試してみようと思った人がいたら、形だけ真似して(これでOK)という思いこみに陥らないようよくよく注意していただきたい(もちろん今回のブログだけに限った話ではありませんが)。 


■足幅と視野の関係 
”立つ”を強く意識しながら”視る”のと、 
立ちながら”視る”の違いを検証するとも言える。 
広く言い換えれば、頭で考えながら2つ以上のことを同時に行うのと、2つ以上のことを同時に行いながら1つの事に集中することの違い。だろうか。 
真っ直ぐ前をみたまま、横を通り過ぎる人をどこまで捉えられるかを計る。 
足幅を肩幅にした場合と4分の3程度にした場合と膝をくっつけるほど狭くした場合では、視野が変わってくる。 
膝をくっつけた場合などはやる前から視野が狭くなる感じがする。 
見えているようで見えていないということなど多々あるということ。 

■足裏の土踏まずの先端 
何も意識せずに立つのと、足裏の土踏まずの先端あたりを意識して立つの違い。 
検証方法:小さく前習えをした両腕に体重をかけてもらってその丈夫さで計る。 
体重をかける側のほうが相手の状態を感じやすい。この意識で立った途端、相手が丈夫になったように感じる。 

■先端から動く 
繊細に。相手の腕をつかんだその状態を変えずに動く。 
指先が意識できると動きが変わる。相手の腕を指先でポンポン軽く触れてからやり直すと、、、先端から動ける。 

捕まれた場合も同じ。先端から動く。 
引くときは体育館の舞台下から引き出したイスが入っている収納をしまうように、先端を押せば全体がしまわれる。先端が指先、しまわれるのが腕全体。 
押すときは鷲掴み。前にのめるときは肩・肘から動いてしまっている。先端から動く。 
これは説明が動作にスッと結びついたように思う。 
自分で気づきにくい落とし穴としては、肘から押してしまうことがあるということ。 
そう思ったら肘を押さえてもらうと良い。肘から動いていたら、相手を崩すことは出来ない。 

■中指付け根の窪み 
棒手裏剣を持つように縦に折る。 
縦に折る際、中指の付け根のあたりに窪みが出来るようにすると、自然と縦に折れてくる。 
この効果は手首の遊びが取れるということ。 
手のひらを横に折ると意識が先端まで届かない。先端から動けなくなってしまうのでよろしくないということです。 
中指をまっすぐにする「グーパー引き」の手の形をしたときの感覚に似ているという話をしたところ、結果的に中指は真っ直ぐになるのでそういう感覚になるのだろうとのこと。 
もともと「出来かけパー」の手の内では出来る動作に制限がかかるので、同じ効果で自由度をあげたいと思って見つけたのが中指付け根の窪みということらしいです。 
剣を持つときもこの感じがあるとまとまりが変わってくるとのこと。試してみたい。 
手首の遊びがとれると剣に振られる感じが減りそうな気がする。 

■座りの集中力キープ法1 
股裏を5当分して膝から5分の2の位置を感じて座る。 
集中力を保つため?のポイント。 
椅子に座った状態で膝裏5分の2の位置を感じられるように座る。 
深々と座り、後ろに寄りかかる姿勢では集中力は切れている。 

■座りの集中力キープ法2 
膝の間の隙間。膝の横幅の4分の3程度の隙間をキープする。集中力を高める。 
飛行機の乱気流に巻き込まれた時の姿勢でもこれを意識すると内蔵がフワっとくるあの感じを和らげることが出来るという。 



この日はこの後甲野善紀先生の講座へ!
そのときの日記はこちら。
http://vtotai.blogspot.com/2011/10/blog-post_30.html

2011年10月4日火曜日

第6回楽楽動作研究会@『体の転換』動画比較

家族サービス強化期間中により外部セミナーには行かず、午前中に自主稽古。 

やりたかったのは、構造動作トレーニングと技ありメニューの『体の転換』。後者は半年前から動画に撮ってあるので最近の気づきによる動きとの差が出ているかどうか確認したかったのだ。 

■構造動作トレーニング 
家でやればいいじゃん。と言われればそれまでだが、こういうのは普段よりちょっと追い込める環境が大事。 
多少なりともお金を払って場所を借りるのだから、貧乏性の私には「やらなきゃ損効果」が期待できる(笑) 

■正座による前後運動 
骨盤の後傾と併せて後ろ重心になり、背骨を丸めて猫背になる。 
骨盤を起こすにしたがい、重心を前へ、背骨を真っ直ぐに伸ばしていく。 
背骨を伸ばす際、腰が反らないように腹圧をかけておく。 
骨盤を起こす際、顔が下を向かないように胸を割って、胸郭に頭を乗せ続ける。 

久しぶりにやってみると、以前習いたてでやっていた時よりも身体全体に心地よい刺激が入るようだ。 

■足首の底屈トレーニング 
半身動作研究会で目覚めたトレーニングをさっそく取り入れた。 
壁の前に立ち、両手を壁につけた状態で行う。 
座布団などを敷いた柔らかい床の上でやると良い。 
・片足の膝を上げ、上げた方の足首を伸ばす 
・伸ばしたまま足指を握る 
・足指を握ったまま膝をおろして足指を地面に接地させる 
・股関節を外旋させる(足も一緒動かす) 
・接地した足に体重をかけていく 
これで足首の背屈可動域がアップするのだ。 


■股割り 
股割り専用座布団を持参で取り組む。 
股割りに入る前、いかに前重心を取れるかがポイント。特に準備運動を丹念にやった。 
開脚し、腹圧・胸割りで前重心のポジションをとる。以前はこの姿勢にたどり着くのも大変というか無理であったが、いつの間にか何とか形になってきている気がする。 
前についた手に体重を乗せられればOK。勢いをつけてヨイショと体重を乗せるのは前重心がまだ足りない。 

前重心になればなるほど、股関節はフリーになる。 
この準備ポジションが取れたら準備運動を始める。 
足首の底屈・背屈の繰り返し。底屈の際、足首が斜めにならないように注意しながら、小指側に重さをかける。 
すると、股関節の外旋可動域に刺激が入るのを感じる。 
股関節が少しではあるが、「クルッ」と外旋方向へ回る。 
もちろんセミナーでも説明されていたと思うが、実感としてはっきり認識出来た。 
地味ながらも大きな発見である。 


■技アリメニュー 
『体の転換』 
動画を撮ってみた。どうだろうか。 
以前と比べて多少は良くなっている気がしないでもない?! 
180度転換の着地に余裕が出てきたかな。 
比較のため第3回楽楽動作研究会の動画を公開。 
・約4ヶ月前。第3回楽楽動作研究会「体の転換」 
http://www.youtube.com/watch?v=7cb2Ojve7Fs 

・今回。第6回楽楽動作研究会「体の転換」 
http://www.youtube.com/watch?v=ACoKVD9_Nvk 

■構造動作トレーニングメニュー 
第3回楽楽動作研究会で撮った動画を公開に設定しました。 
中村先生の積みおろしと比べて、どうかな?? 
私のは引っ掛けを使っているけど、もうちょっと握りだけで掴んでも良いのかも。 
・中村先生の積み下ろし 
http://www.youtube.com/watch?v=G56mpWL2MYg 

・私の積み下ろし 
http://www.youtube.com/watch?v=YUXXv1LB0jE