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2011年11月20日日曜日

爆問学問放送直後!甲野善紀講座@池袋コミュニティカレッジ


NHKの番組「爆問学問」放送直後(翌日)の池袋コミュニティカレッジで行われた甲野善紀先生の講座。

池袋はいつ参加しても空いているという謎の講座なのですが、さすがに参加者急増の恐れもあったので前日に予約を入れておいた。

当日受付でのやり取り。
私「今日はいつもより多いですか?」
受付「やはりTVの影響が出ています。」
私「昨日の放送でももう影響が出るんですね!」
受付「はい、予約だけでももう6人もいらっしゃいます。」
私「(6人?)ああ、そうですか(少なくない??)。」

6人中1人は私で、2人は私の稽古仲間とその連れの方(参加動機はTV関係なし)ですから、実質TVの影響は3人ですね。
その後に開催される東京武道館の講座が1ヶ月前に満席になったのに比べると、、、池袋おそるべし。



爆問学問を見てきた方からの質問に答える形で、上達の秘訣について話を聞く事が出来た。

「必然性があること」

「面白くてしかたがない。」というのもそうだし、
「命懸けである。」というのもそう。
同じ練習をしてもただ漫然と繰り返すのと、必然性を強く感じて行うのでは大きく差が出てくる。


「命懸けである。」というのは難しい。
しかし、甲野先生が話す昔の達人エピソードでよく出てくる中井亀治郎の話は命懸けの良い例だろう。
がれ場に醤油樽を転がして、ほぼ落下するように落ちていく樽を、棒でたたきながらかけ降りたという信じられないような話。
なんでも中井亀治郎は小さい頃から木の枝から枝に飛び移り、逃げ回る猿を捕まえて遊んでいたという。


参加者「筋トレは良くないという話でしたが、どのように練習すれば良いのでしょうか。」
という質問に対しては、
「昔は仕事で身体を作った。」といい、
そば屋の出前で1.5mくらいの高さに積んだ状態で片手運転で自転車をこぎ、落とすことなどなかった。
それどころか、自転車を止めるときなどはひょいと上に投げ上げてキッと自転車をとめて、ポンと受け取ったという。
アメリカかどこからか来日した人が、釘もないところからどんどん打ち込める不思議な金槌を欲しがったというが、それは大工が口に含んだ釘を手で取り出して打ち込んでいた様子が早く、よどみが無かったので金槌に秘密があるように見えたという話。
昔はこういう仕事が出来る大人が当たり前にいた。
甲野先生がTVで「伝統が途絶えた」というのはこういう事態のことをさしているようです。


甲野先生は昔の達人のレベルを自分と比較してこう言う。
「昔の達人のレベルが床から体育館の天井までの高さなら、私は床にある点字ブロックの突起程度。そんな私程度の技がこうして少なからず驚かれるというのは、本来嘆かわしい話。」


NHKの番組中にやっていた技も紹介していた。
■辰巳返し
押さえられているのは手首だが、相手を背中に背負うように動く。
押さえられている部分は気にしない。

■太刀奪り
蹴らないで動くというもの。
これは体捌きの検証稽古と位置づけた方が良さそうだ。
読み合いの稽古になると体幹のスピードを得ることが難しくなる。

■虎ひしぎ
ブラジリアン柔術をされているという参加者。
甲野先生「TVで見てもよくわからなかったでしょう。」
参加者「。。。すみません、見てないんです。」
甲野先生「見てないの?何で来たの?」
この返しは面白かった。

とにかくTVよりも丁寧に説明して、その効果を検証。

講座後も手の形を質問される方が多く、対応しきれなくなった甲野先生は足との繋がりを発見した北川さんに振って脱出。

■平蜘蛛返し
やりませんでした。


NHKの撮影時には無かった技
■木口返し
先日の綾瀬の講習会(http://vtotai.blogspot.com/2011/11/bulink.html)のこと、正面の斬り@辰巳返し版で粘っていた私に対して、座りの「足裏返し」で対応されていたが、これはそこからの進化版。
丸太を縦に転がすのではなく、横に転がす。
縦には転がらない丸太も横には簡単に転がるというもの。
木の断面側から見ている形で横に転がすので、「木口返し」。
受けてみると、綾瀬の時とは違う感触。
ふわっと放り投げられているようだ。

日記を書いていて、早く試したいことがあるのだけれど、、、
やってみてのお楽しみ。

講座後、よくお会いする参加者の方に虎ひしぎの手の形と、鎮心のツボ・指先から動くをご紹介。
強く納得されていて何かを得た様子。お役に立てたようで良かったです。



2011年11月14日月曜日

技の構成要素と稽古法


稽古会に参加した話ではないけど、稽古して整理出来てきた話。

私が稽古を始めてしばらく経ったある日、甲野先生が私に教えてくれた言葉がある。
「技の構成要素は3つ。構造が丈夫であること、起こりがないこと、体幹部が速く動くこと。」

ほかにも要素はあるだろう。
「型」「間合い」「繋がり」「心」私が思いつくだけでもまだあげられそうだ。
ことさら言わなかったのは甲野先生にとって当たり前のことなのか、稽古を始めて間もない私には難しいと思われたせいかもしれない。
実際聞いた当時の私は(へぇ、そうですか。)程度の理解しかしていなかった。

稽古を続ける中で思い出すことはあっても、どう稽古すべきかは試行錯誤、この要素が育っているだろうけど、はっきりはわからないという感じで過ごしていた。
しかし最近、それぞれの稽古法が整理出来てきた。
あらかじめ断っておくと、これは今の私にとってそうなのであって、万人に当てはまるものではないと思われます。
もっともっと稽古が進んでいる方やこれから始めようと言う方には、それぞれにあった稽古があるでしょうし、流派で学んでいる方は流派の教えがあるでしょうから。


■構造が丈夫であること
丈夫な構造とは「姿勢」「構え」のこと。
自分の身体がわかってくると丈夫な姿勢、丈夫な構えを感じられるようになってくる。
これをトレーニングするには読んで字のごとく、構造動作トレーニングがぴったり。
丈夫なまま動く。
ここでいう「丈夫」とは硬くなるという意味ではない。

■起こりがないこと
言い換えれば気配なく動くということ。
全体が一斉に動くと気配が消えてくる。
意識を前に出さないようにすると相手にはさらに捉え辛くなる。
稽古方法は色々。
お手軽編が「鎌柄」。
お互い手を出し合って、一方が相手の手の甲に指先で触れる。
手が下側にある方が、素早く相手の手首を掴むという遊び。上側の人は素早く逃げる。
手だけで動くと気配が出るし、実際に速くない。
一方は気配を消し、一方は探る。
どこに気配が出ていたか相手に伝える。
「払えない突き」「竹刀打ち」でも同じ。
信頼出来る稽古相手が必要だ。

■体幹部が速く動くこと
これはなかなか稽古メニューが見つからない。
分かりやすいのは「太刀奪り」だが、個人的には身体を練る稽古には向かない気がしている。
あくまで”検証用”の稽古として位置づけたほうが良さそう。
”逃げたくなる”誘いが強すぎて自分の動きを練る方に意識が向きづらいのだ。

私のお気に入りは何と言っても方条さん発案の「体幹だけで相手の素早い攻めを受ける稽古」である。
甲野先生が良く引用される願流剣術物語の「剣は動かぬものと知るべし」に通じるものだ。
これをやっていればまだまだ動きが向上していきそうな感じ。


実際どうなるかわからないが、これらの稽古を続けていくことでしばらくは進展がありそうな感じだ。

2011年11月8日火曜日

後の先?先の先?@半身動作研究会


恵比寿の稽古会に珍しく連続参加。
S女史もさらに珍しく連続参加。


■構造動作トレーニング
根本のところ。動ける身体作り。
私の中ではすっかり、これを外すわけにはいかないというメニュー。
・足首の底背屈トレーニング
・股割り
・胸割り
バランストレーニング
・バランスボード
・ボール胡座
みちのく山道
・乗り降り
・飛び乗り、飛び降り


壁を使った胸割り
手を壁につき股関節を折りたたみながら徐々に手をつく位置を下に移動していく。
この時、以下を意識して動くと胸椎に刺激が入る(=胸割り)。
・顔は前
・腹圧をかける
・腰は反らない・丸めない
・膝はのばさない
・踵は上げない
やり方を間違えると強烈に腰を反らしかねないので注意。

最後に登場したJ会のNさんが、トレーニング中で低い位置に手をついている私の腰の上に馬乗りに乗ってきたが、全く問題なかった。
Nさんは身体のことがよく見える方なので、Nさん判断で(乗っても大丈夫そう)に見えて、実際大丈夫だったのだからちょっとは自信を持っても良さそうだ。
私が壁に手をついて低い位置にいたらそれがこれです。
興味がある方、やり方ご紹介します。


■中心を捉える
杖を持って一人稽古していたら、中島先生が声をかけて下さった。
お互い半身になり杖を持つ。
相手の中心(正中線)を捉えて杖を動かす場合と、そうでない場合の違いを確認。
これは取りよりも受けの感覚が稽古のポイント。
中心を取っているかどうかよりも、中心を取られているかどうかの方がわかりやすいのだ。
だから稽古では「もうちょっと右」などと言って、相手に中心を捉えたという状態を教えるのだ。
教えられたほうは素直に受け取って、中心を捉える感覚を養う。
この感覚を高めるには稽古を進めるしかない。


■柾目返し
中心を捉える稽古が地味&長めだったので飽きてしまって、勝手に柾目返しに移行。
相変わらず苦手だが、先日陽紀先生から教わった指先の感じで動くと今までにない感じで動けそう。
しかしまだまだ上方向への誘いに乗ってしまい動きが詰まる。
『辰巳返し』よりもよっぽど難しいと感じる。
試行錯誤していると中島先生のお手本を受けることが出来た。
上方向への力はいっさい感じない。
結果として手は上がるが、方向としては相手の皮膚をずらす方向。
ちょっと出来そうな感覚が出てきたぞ(この技は出来ない歴=稽古歴と長い)。


方条さんとの稽古
■分離
意識と身体を分離した状態で動くというもの。
分離されるとこちらとしては動きが捉えづらくなる。


■気配を捉える
前回の恵比寿で「後の先」と言っていたもの。
今回の稽古で「後の先」だか「先の先」だかわからなくなってしまった。
方条さんは確実に私の「意識」を捉えている。
私が実際に動き出さなくても、(行けるか)と思った時点でピッタリそこを抑えに来るのだ。
これは受け手によってはフライングに感じる事もあるだろう。
「後の先」ではないと感じるかも知れない。
相手の「意識」が出っぱなしの場合、いつでも捉えられる状態にあるので、
フライングと思われないようにわざと相手が動くまでタイミングを遅くするのが難しいそうな。
言い換えればいつでも捉えられる状態ということ。
これはすごい。


■体幹で動く
私からのリクエストで先週紹介してもらった体幹部を動かす稽古の相手をしてもらう。
ソフト剣をもって向かい合い、方条さんが打ってくるのを防ぐ。
ただし、腕から先は動かさず左右への動きは体幹部の左右移動、
上下への動きも体幹部の上下移動、前後への動きは蹴らない移動で対応する。
我ながら先週よりも明らかに動けるようになっている。
これはやればやるだけ効果が得られそう。

2011年11月6日日曜日

爆問学問放送直前!甲野善紀講座@東京武道館(BULINK主催)


NHK爆問学問放送前最後の講習会。
放送直後は下手すると満員なんて事も考えられる。
ゲストで登場するのがあの吉田秀彦氏となれば反響は大きいだろう。
吉田秀彦氏のブログ「ちょっと道着を着替えます。」
http://www.dhcblog.com/hidehiko/archive/140
というわけで仕事を何とかして参加した甲野先生の講座@東京武道館の話


■鎮心のツボ
手のひら中央に窪みが出来るように。
ここ最近の甲野先生の動きはこれ、剣、足裏返し。
後ろ手に持たれたところを通るようにJ字を描くように動くと、相手は止めづらい。

■浪之下
粘っこいI上さんが「全く止められなかった。」
という最新版の浪之下。
ならば私もと、多少は粘れるかという気持ちで挑戦したが、全く止められなかった。
そこにマスターK氏が甲野先生に呼ばれて登場。
(さすがにあれを止めるのは厳しかろう)と思ってみてみれば、なんと受け止めているではないか!
さすがマスター。筑波稽古会の厳しい環境での稽古が伺える。
止められた甲野先生のほうがマスターよりも嬉しそうにしていたのが印象的。

■辰巳返し
「たいさん、ちょっとやってみて。この人は出来るようになった。」
参加者の方に辰巳返しをやってみる。
「説明は難しいでしょう?」
確かに説明が難しい。しかし、稽古をしていればきっと出来るようになる。
現に私の周りで稽古している人には、少しヒントを与えただけで出来るようになる人が少なくない。
・はじめは両手で練習すること。
・手だけであげようとしないこと。
・「飛行機が離陸するように」という比喩は言葉通り受け止めて動くこと
それでも全然上手くいかないときは「人間ジャッキ」で手を使わない感覚を養うこと。

■体幹で動く
恵比寿で方条さんとやった稽古が頭から離れない。
体の転換、180度・360度を体幹部が速く動くと言う感覚でやってみる。
講座後、帰りが一緒になったI嵐さんがこの動きが目にとまっていたらしく、「あれ、速かったですね」と声をかけてくれた。
まずまずだ。

■稲刈り
農作業の指導をされているという方に稲刈りの動作を質問されてアドバイスをする甲野先生。
この日先生が一番楽しそうに動いていたのはここだった(笑)

■一教
講座後退館までのわずかな時間に甲野先生に一教をリクエスト。
辰巳返し版が出来るようになって、同じく甲野先生の辰巳返し版が耐えられるようになった。
構造的に丈夫な姿勢を崩さず今までになく粘っていると、
「こういう場合は座りの足裏返しで、、、」
と言ったかと思ったら吹っ飛ばされた。
「あなたが粘るので、今思いついた。」
という甲野先生の言葉。甲野先生の新しい引き出しを引き出したぞ!
それにしてもどうやっているのか?!
僅かな時間の身体の落下を利用しているということらしいが、、、
研究しておきます!

■甲野先生と方条さん@剣
方条さんも講座後の時間で甲野先生に剣のリクエスト。
袋竹刀で甲野先生が打ち込むところを方条さんが専守防衛で防ぐというもの。
恵比寿の稽古で方条さんに見せてもらった意識との分離状態、体幹の動きの速さ。
ここでも見せてくれました。
さすがに全てとはいかなかったが、驚くべき速さの甲野先生の剣に同じく驚くべき速さでついていっていた。
甲野先生が言っていた技を構成する要素の1つ「体幹部が速く動くこと。」を体現出来ている証拠。

■甲野先生がやり忘れた技
「円月抜きからの突き」
「太刀奪り」
太刀奪りはリクエストすれば良かったぁと悔やまれる。

甲野先生はじめ、皆さまからいい刺激をいただきました!!


そういえば主催者が今回からBULINKに変更になっている。
http://bulink.blog.fc2.com/
次回は12/13(火)か、、、また参加したい!

甲野先生のメルマガ読者は500円引きキャンペーン中とは!
私には権利があるぞ。ますます参加したい!
http://yakan-hiko.com/kono.html

2011年11月3日木曜日

変な人(笑)、『後の先』@半身動作研究会


早い時間から参加出来た。
人数は少な目だったが、久しぶりに方条さんと会って稽古が出来た。
方条さんとの稽古は今までの延長線上にない発見があって面白い。


私が道場につくと、アメリカ帰りで蒸発願望あり(笑)のS女史と方条さんがいた。

方条さん「たいさん、左膝痛めてる?」
私「いや別に。何で?」
方条さん「たいさんが来た瞬間、左膝が痛くなったから。」
私「痛めてないよ(変なの)。」
S女史「私のお腹が痛いのも当てたんです。」
方条さん「稽古中、念のため左膝に気をつけて。」
私「うん(何かこえーな)。」

方条さんの何かこえー発言からスタートした今回の恵比寿。
といっても稽古内容はいつもと同じ構造動作トレーニング&方条さんとの稽古。

■構造動作トレーニング
やればやるだけ身体が変わっていくのがわかる。
私の性格との相性も良いようで、動きの土台となる身体作りにはキツい筋トレやストレッチよりも性に合う(股割りにはまた別のキツさがあるが)。
「痛みが出たら失敗」という構造動作トレーニングに、「手応えがあったら失敗」という技の稽古との共通点を感じているからかも知れない。

この日は、3大割りメソッド「胸割り、腰割り、股割り」と足首の底屈立ち。
それからオリジナルメニューでジャンプ&脱力。
これは単にぴょんぴょんジャンプしながら肩を揺らして脱力するというのを、肩だけでなく全身を対象に行うもの。
肩、背中、腰、お尻、膝上、膝下、足首、足裏
ジャンプしながら上から順番に脱力していく。順番に脱力出来ると、身体の力みが上から下に落ちていくような感覚になって面白い。
方条さんに見てもらったところ力みが全身に散っているとのこと。

この状態で後ろ向きに小さくジャンプしながら進むというのが心地よい。
この動きは娘が運動会のダンスで見せてくれた動きだが、実に軽やかに見えたのだ。
脱力出来ているとそのイメージで動くことが出来る。

「ゆっくり走りをやると良さそう。」
方条さんに言われてやってみると確かに力感なくリズミカルにゆっくりと”走る”ことが出来る。

構造動作トレーニングで養われるのは土台であり、根本のところ。
継続していきたい。


この日の稽古はすべて方条さんと
■意識と身体の分離
方条さんの新しい気づき、身体と意識を分離させるというもの。
言葉で書くと気配がないと言うことなのだけれど、今までの感じとは捉えにくさがちょっと違う。
私の場合、相手の動きを捉えるのに周りの景色とのコントラストが出たところを捉えるような感じでやっているのだけれど、
方条さんがこの動きをすると何か自分に向かって来るとか、目の前の人が動いているという認識にならない。
周りの景色そのものが動いているように見えるのだ。
同じような動きで意識と身体を一致させて動いてもらうと、その動きは捉えやすい。
方条さんの説明と動きが正しいとすると、私自身、無自覚ながら目に見えない「意識」を頼りに気配を感じている事になる。


■体幹で動く
実に具体的ではっきりとした課題が見えた。
剣を持ち、肘を固定したまま相手の剣を捌く。
肘を固定しているので剣を動かすには身体ごと動くしかない。
普通に考えたら遅くなって当然なのだけれど方条さんの動きは、私がこの制約なしに動くよりも速い。
私も同じ条件でやってみるが、遅いこと遅いこと。
しかし、やっているうちに体幹部の動きが引き出されてくる感覚があり、自分でもわかるくらい速くなってくる。
これは面白い稽古だ。
自分の体幹部の動きが遅いということがはっきり自覚できて、はっきりと延びしろを認識できた。
こういう発見はたいへん嬉しい。


■気配を捉える
方条さん「ちょっと適当に打ってきてみて。」
ソフト剣で、ある程度自由に撃ち込む。
相手の気配や間合いをみる稽古か、打ったり、打たれたり。
方条さん「ちょっとよくわからないでしょ?」
私「うん」
どうも思っていたようにならなかったらしい。
それならばこうか?と思ってもう一度やってみたところ、今度はこちらが打とうとすると、ことごとく方条さんに先を越される。
方条さん「どういうこと?」
やっている本人がわからないとは意外だったけど、1回目と2回目の違いは私の心にある。
良くわからなくなった1回目は、(打つも避けるも動くまでは決めない)という感じで動いていたのに対して、
2回目は(必ず当ててやろう)という気持ちで動いたのだ。
と言っても身体の使い方としては、なるべく無駄がないように気配が出ないように動いていたので、
テレフォンパンチのような動きにはなっていないはずである。
それをことごとくこちらが攻撃する前に止められるということは、方条さんが私の攻撃心の起こりを捉えて動いているという事だろう。確か『後の先』とかいうのではなかったか。
受けた感じは違うが、このような”タイミング”での止められ方は、琉煌會の城間啓史郎先生にやっていただいて以来だと思う。


■正面の斬り@辰巳返しの返し
私「これを返してくれる?」
正面の斬り@辰巳返し版を返される感じを得たくてリクエスト。
この辰巳返し版は返し方が難しいので、これをやってくれる人は貴重なのだ。
一言で言えば『懐が深い。』という感じか。
どうやっているのかは不明。


一人稽古
■杖
左膝にコツンと杖が当たって思いだした。
私「方条さん!左膝痛めていたのを思い出したよ!!」
方条さん「おお、やっぱり?それだ。」
なにもしなければ痛まないのですっかり忘れていたのだ。
千代田かどこかで痛めたのだろう、左膝が内出血していたのを思い出した。
本人も忘れていることを聞きもしないのにピタリと当ててくるとは、方条さんの感覚はどうなってしまったのだろうか。
稽古仲間には変わった人が多いが、方条さんも堂々の仲間入りという感じがしてきました(笑)