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2011年12月30日金曜日

繋がってきた@甲野善紀(BULINK)東京武道館での講習会


甲野先生の講座。
この日もNHK効果が続いているのか満員御礼。
いつもより輪の厚みがあって、なかなか甲野先生には近づけない。
でもこういうにぎやかな雰囲気もいいですね。

この日は、これまで聞いてきた事が細い糸ながらも具体的に繋がってきた気がする。
甲野先生の「技の構成要素は3つ。構造が丈夫であること。体幹が早く動くこと。起こりがないこと。」
http://vtotai.blogspot.com/2011/11/blog-post_14.html

構造動作トレーニング 中村先生の「女性でも鍛える必要はない。今の筋力で十分。」
http://vtotai.blogspot.com/2010/10/blog-post.html

半身動作研究会 中島先生の「骨盤おこしをやっていれば甲野先生の技の半分くらいは出来るようになる。」
http://vtotai.blogspot.com/2010/05/blog-post_25.html

琉煌会 城間先生の「根本のところ。動ける身体で、身体にとって自然な動きが出来ればそれが技になる。」
http://vtotai.blogspot.com/2010/04/blog-post_28.html

コツコツ日記を書いてきてよかったと思った今日この頃。
他にもあれもこれも私の中では繋がっているのだけれど、あまりかくとこじつけの様に見えてくるのでやめておこう。
でも何がどう繋がっているのかと聞かれるとはっきりとは答えられない。。。


■太刀奪り
私に声がかかって皆さんの前で私の太刀奪り。
甲野先生「この人はだいぶやっていて、さっきの『辰巳返し』も出来るようになっている。」
私「先生、そこまで言われちゃうと何だかプレッシャーが、、、」

甲野先生「たまに良さそうなのもありますが、やはり残ってしまいます。出来かけという感じですね。」
甲野先生「出来かけの例ではなく、出来る例になって下さい。」
私「へい」
というわけでますます励んでいきたいと思います!

■木口返し
この日受けたのは、太刀奪りとこれの2つだったが、いただいた感触としては十分。
前回の説明では確か「座りの太刀奪り」、ところが今回は「太刀は動かぬものと知るべし」に変わっていた。
動きが内在化され、消えかけている。
そのうち説明も「ちょっと、こう。」などと手がかりが薄くなってしまう事だろう。
実際、受けの工夫でこちらが足下が居着かないように座りの太刀奪りをするつもりで動くと、今まで為すすべのなかった木口返しに対していくらか粘ることが出来た。

■辰巳返し
先生に促されて参加者の方を相手に。
腰を浮かせて足を開き上から体重をかけてくる形。
いつも通りやってみると上がるには上がるが途中でひっかかるように感じた。
それを見ていた甲野先生のアドバイス。
「相手の状態を見て、重心に向かっていくように動く。」
同じ方を相手にお手本を見せていただくが鋭さがまるで違う。
先生を囲む輪の外に引っ込んでK磯さんに受けていただき動きの検証。
押さえられている手は、肩のように身体と一緒に動く。
わかってきた感じ。

■動ける身体@プッシュアップ
先日突然出来るようになって、また出来なくなってしまった「片手プッシュアップ」に再チャレンジ。
先輩稽古人のK氏に「片手プッシュアップ」をリクエストされる形でのチャレンジとなった。

ちなみにこのK氏は芸名が「三増紋右衛門(みます もんえもん)」という江戸曲独楽師で、「キシタカ」という芸名でジャグリングをされていて、中島先生の技アリ本の挿し絵を書いたりして、甲野先生の袋竹刀を作成されていて、ロシア武術システマのインストラクターで、たまにバルーンアートを作成していたりするという、どこからどこまで紹介すればよいのかわからない方。
私個人にとっては色々教えていただける先輩稽古人です。
で、チャレンジしてみると、、、
出来た!!左の方がきついが、左右どちらも出来た!
確実に私の身体に変化が起き始めている。
K氏「もっと身体が平らになると良いですが、いきなりでそれだけ出来れば十分です。」

■動ける身体@スティックワーク
K氏「それが出来るなら。。。」
システマのスティック(杖)ワークの1つを教えていただく。
仰向けになり、頭の横にスティックを立てて持つ。
その状態からなるべく体が水平を保つようにして起きあがるというもの。
杖を全面的に頼ると(=腕に力を入れて引っ張りあげようとすると)全く起きあがることが出来ない。
K氏「手は添えておくくらい」

足に体重が乗るようにポジショニングしてみるとほとんど手を使わなくても起きあがれる。しかしどうも足の負担が大きい。
K氏「もう少し手の方に体重をかけてもいい。それで体はなるべく床と平行に。」

今度はさっきよりも楽に出来た。
K氏「これがすぐに出来るのはすごいです。」

K氏も誉め上手なので浮かれすぎはよくないが、誉められたのは嬉しかった。
もう1つ。杖を立てて両手で持ち、膝をつけないまま杖を持つ位置を徐々に下げていって、床近くまで来たら今度は上に向かって徐々に上がっていくというワークもきついながらもいきなり出来てしまった。
※このワークは杖が滑ると危険なので誰かに杖を支えてもらった状態で行って下さい。

■動ける身体@柔道トレーニング
続いて忍者(のアルバイトをしている)のI嵐さんとの稽古。
先日の八光流の稽古でパワーアップした宴会芸(腕相撲)を体験してもらって、片手プッシュアップも見てもらった(嬉しいので見せびらかしています。みなさんごめんなさい。)
お返しに柔道のトレーニングを紹介してもらった。
・海老:仰向けになり、足裏を起点に左右にお尻を突き出しながら頭の方向に進む。
・逆海老:海老の逆動作。足裏の方向に進む。
・蟹:仰向けになり足と頭を上げた状態で、真横に進む。
「蟹」がどう動いたら良いのかわからなかったが、「肘を使って」のアドバイスでピンときて無事成功。

ここでもI嵐さんに「いきなり出来る人はなかなかいないですよ。新入部員なんかは出来るまで2ヶ月くらいかかる場合もありますから。」と誉められていい感じ。
海老はやったことがありましたが。

中島先生にも報告を兼ねてプッシュアップが楽になったという話から、プッシュアップでピョンピョン跳ねるというのを見ていただく。
中島先生「・・・それが見せたかったんですね。」
私「え、ええ、そうなんです。」

さすが中島先生、誉められないと急に恥ずかしくなるんですね。冷や水ありがとうございます。
現状に満足せずに励みます。


ほかには、声をかけてこられた初参加(?)の方の質問に答えながら斬り落としなどを少々稽古。
質問に答えながら稽古するというのは自分にとって良い稽古になりますね。
私の場合は何か聞かれても「どうなんでしょうねー。」になってしまいますが、それでも私の解釈を伝えることで何かしら掴んでもらえると答える側としても嬉しいものです。

2011年12月27日火曜日

片手プッシュアップ@半身動作研究会「体幹を作る」


この日は半身動作研究会の稽古、テーマは「体幹を作る」。

構造動作トレーニングを元に体幹(強い姿勢)の作り方についての説明があった。
・足指の握り込み
・ソフトフラット接地(小指側重心)
・前重心
・頭蓋骨の位置(カンペル平面)
・骨盤と胸骨の位置関係
・膝の遊び
・力こぶの位置
これらを丁寧にやっていく。

私は説明を聞きながら合間を見て股割り、胸割り、腰割りのトレーニング。あと足首伸展で立つというのも。

講座の最後に中島先生が、「プッシュアップも楽になる」という話をされていて、
その話に納得しながら自分でもプッシュアップを試してみた。
確かに以前よりも楽に出来る。
拳を片方ずつ交互に床から離しても楽でいられる。
などとやっていると常連参加者の方から「片手で出来るんですか」と驚かれたので「支えるだけです。上げ下げは無理ですよ。」と答えながら(あれ、できるかもしれない)と感じてやってみたところ、何と出来てしまった。
着替えたあと、(本当に出来たんだっけ?)と思ってやってみたら、やはり出来る。
みなさんにも驚かれてこの日は気分良く帰宅した。

プッシュアップは苦手で、ましてや片手で出来るというのは想像もしていなかったので我ながら驚いたし、嬉しかった。

しかし、家に帰ってから(寝る前にもう一回やっておこう)と思ったが、ついさっき出来たのにやり方がわからない。
片手で身体を支えるなんて重くって出来たもんじゃないという感覚に戻ってしまっていた。
骨で支えているようなあの感覚はどうやっていたのだろうか。
その後も色々と試してみたが、また出来るようにはならなかった。
どうも、背中(胸椎)と肩胛骨の自由度が関連しているようだ。まずは再び出来るようになるまで研究していこうと思う。

(数日後の甲野先生の講座@東京武道館で無事出来るようになりました!)

2011年12月16日金曜日

満員御礼@甲野善紀 身体運用術理説明会


甲野善紀先生の講座@千代田区スポーツセンターに参加。

NHK「爆問学問」出演の影響でしょう、私が参加していらい初めての満員御礼。初参加の方の多いこと。
ヨーロッパ帰り初の講座ということで私も楽しみにしていた。

参加者が甲野先生を囲む輪の密度が濃い。
予想はしていたが、熱心な参加者からの質問や体験希望でほとんど技を受ける機会がなかった(みなさん本当に興味津々というご様子)。

■辰巳返し
甲野先生に呼ばれ、先生相手に私も実演。
私もリクエストして久しぶりに甲野先生の辰巳返しを受けさせていただいたが、パワーアップされていて驚いた。
手が身体に一瞬も遅れていない。
丁寧に見直すと、身体が動くとき指先が働いていないと腕全体が遅れるということが確認できた。
技を受けられたのは辰巳返しのみだったが、あらためて先生と私との動きの質の差を確認出来たのは収穫。

■虎拉ぎ
柔術をされているという青い胴着の方を受けに実演。
この日はこの方がたくさん受けを取られていて羨ましかった。

■柔道技
襟を持たせて
肘も鈍角、脇も鈍角のまま体捌きで相手を崩す(ように見える)。
先生はこの気づきを「上水道は圧力で水を送っているが、下水道は傾斜が必要。」というたとえで説明されていた。

背負い投げに対して
右利きの背負い投げを受ける。
右手の甲で相手の右肘を引っかけると、相手が自滅するように崩れる。右手の平で相手の右肘を引き寄せようとするとますます背負い投げにかかりやすくなる。
太刀奪りの体捌きが出来ることが前提の技。
左手を「釣鐘人参」にする技もあったと思うが、あれは何だったか。

■鎮心のツボ
中指の付け根より少し下の部分を凹ませる手の内、手首の遊びをなくし、力の伝達に無駄がなくなるよう。
効果は大きい。
招き猫のように指を曲げてはならない。棒手裏剣を打つ時のように縦に曲げる方が感覚としては近い。

■浪之下
鎮心のつぼを凹ませる手の内は「鷹爪」だったか、名前を忘れてしまった。「浪之下」で相手に持たれる前からこの状態でいると、相手はしっかり持った感じがしない。

■屏風座
踵をつけたまま背中を地面と垂直に保ちつつしゃがむ。
足幅が狭いほど難易度があがる。

■影抜き
速すぎてわけが分からない。
危ないので座ったまま立てた杖を高くあげてもらい、その杖を相手に影抜き。
TVで爆笑問題の太田さんが田中さんに「立つなよ、立つなよ」と前振りしていたあれ。



私は途中であきらめて、周りで稽古開始。
輪の外に出ると同じ状態に陥っていた常連の方が何人か輪の外に出てきた(笑)


■平蜘蛛返し
H沼さん、N須さんと稽古。
H沼さんの平蜘蛛返しが、以前受けたときと比べると驚くほど柔らかかった。こちらが固めて受けたせいもあるかも知れないが、ふわクルって感じ。

■柔道技
大外狩りからの変化
N須さんと。
ここで私にとって大きな気づきがあった。
大外狩りにいくような形から、相手の膝裏を滑らせるように足を差し込んでいき、差し込んだ自分の膝を伸ばしていく。すると相手の足が払われるというもの。
つい差し込んでいく右足ばかりに工夫をしようとしてしまうが、大事なのは左足。
こちらが踏ん張ってしまっていると相手も踏ん張れてしまう。
軸足となる左足は非常に居つきやすい。先日の八光流で教わった居つかない足でいることが重要。

■正面の斬り(一教)
木口返しのリクエストを失念。

■若者
初めてあった学生さん。
開始前に八光流の広沢先生に教わった稽古をしていたら、興味深そうに寄ってきた。
ちょこっと実演と説明をしながら動きを紹介したところえらい勢いで転がって、そこからさらに興味が沸いた様子。
終始興味深く取り組んでいました。


ここに書いた以外でも私が周りで稽古している間、ひたすら説明&実技を続けられていたはずだから、参加された方々にとっては盛りだくさんの講習会になったと思われる。
中でもこの日は青い胴着の方が技のモデルに何度も抜擢されていたのが羨ましかった(笑)

2011年12月15日木曜日

雑誌取材@半身動作研究会


最近われながら働きすぎの為、とっとと仕事を切り上げて半身動作研究会の稽古に参加。
某雑誌H(Hな雑誌じゃないです。武術系の有名雑誌)の取材に協力するという名目でこの日は無料。


テーマは『皮膚』
私が好きな稽古であった。
取材したS氏の中島先生への質問が的確で、いつもより技の原理の部分に踏み込んだ説明を聞くことが出来た。
内容は1月発売予定の雑誌H伝にばっちり書かれるはずなのでここでは省きます。

私は私でこの日集まった取材協力者達と取材のじゃまにならないように横で稽古、たまにお手伝い。

私も参加者に説明しながら皮膚の稽古を行う。
・皮膚をキュッキュと動かして相手が抵抗する気が起きないまま動くことを確認。
・皮膚をキュッとして止まるつもりで動く。すると相手が動くのでそれについていく。結果として止まらずに動き続ける。
・前のめりになって皮膚の圧力が増してしまう失敗をしやすい
・自分が倒れてしまうようなつもりでただ皮膚をキュッしてみると相手が動き出すのでそのまま手だけ伸ばしてついていく。こうすると前のめりになりにくい。
・皮膚がキュッとなっている状態は変わらないように動く


■手を伸ばす、拳を伸ばす
うまくいったときの感覚は、手応えがなく、相手を動かしている実感もない。
(本当にこれでいいの?)というような疑問が浮かぶほど。
稽古を始めた頃はこの感覚を何とか思い出して再現しようとするのだけれど、手応えも実感もないものを再現するというのは無理というもの(再現出来たときには実感がないのだから)。
毎回新たな気持ちで中島先生の説明の通りに動こうとするのが良いようです。
それにしてもこの日は色々喜んでもらえてよかった。

■手を伸ばす2
バレーボールのコーチをされているという方と稽古。
構造動作トレーニングに参加されていた方だ。
リクエストを受けて「手を伸ばす」を体験していただく。
・寄りかかっても耐えられる程度の強さを保って立ってもらう
・寄りかからずに触れた手をただ伸ばす
・触れられた相手はどう踏ん張って良いのかわからずに動いてしまう
手を伸ばす側の目安は、足裏にかかる重さの変化。
寄りかかれば外側の足に踏ん張る分の圧力がかかる。
「手を伸ばす」で動くと、足裏にかかる重さのバランスは変化しない(自分は立ち続けているだけ)。

■股割りのスタートポジション
この方は元々、テーマ「足指トレーニング」の稽古に興味があって参加申し込みされた方。
構造動作トレーニングに興味をお持ちということでそちらの話とからめて説明。
後ろ重心(骨盤後傾)と前重心(骨盤立位)での動きの質の違いを検証。
・片足立ちになる
・相手の膝裏をあげている方の足裏で踏み込むように触れれる
相手に寄りかかれば自分が後ろに倒れるだけだが、骨盤立位の状態で寄りかからずに触れれば相手が崩れる。

バレーボールを打つような形で、腕だけで動いた場合と、胸割りによって体幹と繋がった状態との違いを検証。
・腕相撲のように向かい合って手を組む
・胸割りをしていない状態で腕力のみで動かす
・胸割りをした状態で同じように動かす
胸割りをした状態では、相手が身体ごと動く上にやる方は楽に動ける
ボールが相手だとどうなるかはわからないけれど、楽に動き続けられるのではないか。

■悪い例
取材のお手伝い。
Sさんと私で悪い例のお手伝い。悪い例ならたくさん経験しているのでいくらでも出来る(笑)
・皮膚を上方向に持ち上げてしまう
・体が前のめりになってしまう
・相手の腕を掴んでしまう
・腕の力で押してしまう
etc
悪い例ですが、うまく出来たと思います(笑)

■居つかない
これは先日の八光流の稽古であらためて思い知ったこと。
皮膚の稽古とも通じるものがある。接触面の状態をかえずに動き続けるには足が居ついてはならない。
それを意識して動くと相手の腕を掴んだまま横に移動しながらしゃがんでいくだけで相手もついてきてくれる。
コーチの方はなぜ自分がひっぱられた感触も無いのに連れて行かれてしまうのかが不思議で面白かったよう。
「面白いですよねー。」と実演する私もなぜそうなるのかなんて説明出来ない。

■寄りかからない
同じくお手伝い参加の方条さんと稽古。
「寄りかからないことの重要性があらためてわかった。」
1つ前に書いた「居つかない」もそうだが、言葉だけなら前から聞いているし、頭の中だけなら重要だとも思っていること。
しかし稽古を進めていると同じことにあらためて気づき直すということが良くある。

■宴会芸
さっそく出しました(笑)
先日八光流の広沢先生に新たなヒントをいただいた腕相撲の形から相手を身体ごとゴロンとひっくり返す形、正式名称「宴会芸」のパワーアップ版である。
何人かに受けてもらったけど、相変わらず鉄板ネタ。コーチの方含めてウケがよいこと。
これは難しいと言えば難しく、簡単と言えば簡単なもの。
力まずに動くのが難しく、力まずに動ければ簡単。
両手対片手でもうまくいったのでやはりパワーアップしているようだ。

■韓氏意拳
この日は 韓氏意拳の教練である駒井氏もお手伝いで参加。
駒井さんは武術的というより話術的な印象。話が面白いのだ。
武術的な稽古をつけてもらえるチャンスでもあったけど、この日は取材がメインだったから、これはまた次の機会に取っておこう。


取材後、中華料理店で食事して解散。
楽しい稽古になりました。
ありがとうございました!(なんか手伝ったという実感がなくて申し訳ない気持ち)


それにしても最近の仕事の詰め込みっぷりはよろしくないなぁ。
と思っていたところに駒井さんや参加された皆さまからの助言を聞くと色々考えさせられます。

2011年12月7日水曜日

2年半ぶり!@八光流柔術


職場近くで開催されている八光流柔術の稽古。
八光流皆伝師範の広沢先生には2年ほど前に「ノーブランド柔術研究会」と称した実験的な稽古会を主宰されていた頃、いろいろと遊んでいただいた。
ノーブラ研終了後、正式に八光流皆伝師範としての活動を開始され、今では千葉、東京、神奈川の各地で定期的に稽古会を開催されています。

この日は、仕事終わり(というか抜け出しというか)に突然電話して参加をお願いしてしまったが、快くOKしていただいた。
たまたま他の参加者がおらず、私にとってはラッキーなことにマンツーマンの稽古。

ノーブラ研の時からそうだったけど、稽古後に身体が軽くなるのが広沢先生との稽古の特徴。
マンツーマンで技を受けて、かけて。これを左右繰り返す。また別の技で繰り返す。
術者の居つきのなさがこちらにうつるのだろう、技を受けて転がるたびに軽くなる。
特にこの日はたくさん技を受けることが出来たせいか本当にずいぶんと軽くなった。
途中で広沢先生にも「たいさんは柔らかいなぁ。」との感想をもらったくらいだからいつも以上のほぐれ具合だったに違いない(笑)

それにしてもさすがマンツーマンで稽古してもらっただけあって、稽古時間としては1時間だったけど内容は濃いものになった。
広沢先生、ありがとうございました!!

この日記を見て興味をもたれた方は広沢先生の八光流サイトをご覧下さい。
http://ankoroneko.blog115.fc2.com/

ノーブラ研初参加の私にとって懐かしい日記はこちら
http://vtotai.blogspot.com/2010/06/blog-post_15.html


さてさて、濃い内容を忘れないように稽古メモ。
■雑談
久しぶりにお会いしたがTwitterやブログで活動を拝見しているので、”股割りどうですか?”なんて話から始まる。
外旋可動域が広がる感覚がでるトレーニングを紹介するなどして情報交換。
楽楽動作研究会のこともお話した、そのうち何か面白いことをやってみようかと思ったり。

その中で「腰を抜かす」を教えていただく。肋骨と骨盤を分離させて動かすということと、腰椎周りを緊張させずに骨盤の角度を前後・左右に動かす練習。タヒチアンダンスのようだ。

■先を動かす
拳を握った状態で両手を伸ばし、腕を緊張させてもらう。
この腕を動かそうとすると力と力にぶつかりが生じるが、拳の先端にふれて動かすと力はぶつからない。これが相手の「先」を動かすということ。
視線を相手の頭の先にうつし、頭を動かすつもりで動くとやはり力がぶつからない。人間の「先」は頭ということ。
このとき頭を「なでる」つもりで動くようにと説明される。おそらくぶつかりが起きないように動くということだと思われる。

■近くで動く
稽古の初期段階としてはわかりやすく大きな動作を伴う形で行うが、稽古が進めばそれは小さく、目でみてもわからないくらいの動作にしていく。
相手の近くで動くというのも同じ、なるべく省エネで動くのだ。
実際に技を受けてみると、突然足元に現れた渦に巻き込まれるように崩される。

■緩める順番
必ず足元が緩んでいること。
相手との接触面が緩むのは最後。
つまり、接触してから緩めたのでは遅く、すでに緩んでいる状態で触れればそれが技になる。

■居つかない
緩んだ状態とはすなわち居ついていない状態(=いつでも動ける状態)である。
これは動いているときも止まっているときも同じ。
たとえば足を一歩踏み出したらその着地も緩めたまま行うこと。
これは自分では気づきにくいところ、一歩踏み出したら居ついているのだ。
見た目に止まって見えるときも、いつでも動ける状態であること。

■脱力
脱力とは読んで字のごとくだが、力を入れてはいけないということではない。相手とぶつからないことが脱力の意味である。
以前教わったときは、たくさんあるボリュームのつまみを1う1つ微調整出来るようになることと説明されていたが、これも単に力を抜く(ボリュームを0にする)だけでは違うということを言われていたのだ。
結果的に接触面の状態は変わらないということになる。

■腕と体幹を繋げる
何かしようとすると肩が前のめりになったり、動き始めた途端に腕力に頼ってしまったりすることがあるが、これは腕と体幹のつながりが切れてしまっているため、技にはならない。
鎖骨を動かして腕を上から後ろへ回す。このとき肩や上腕には力を入れる必要は無い。
やってみるとわかるが、これだけで相手との繋がりも感じることが出来る。

■型
覚えられない。こういうのは全く苦手のようだ。
小手を捻るような形で相手が拳を握って頑張ったら、そのまま捻ることは出来ない。
拳の先端を相手の「先」、さらに相手の頭を全体の「先」として、先を動かすようにすると相手の身体ごと動かせる。

■力んだ人は軽い
同じ。
触れている場所の「先」、人間の「先」を意識してクイっとやれば吹っ飛ぶ。
力んでいる場合の方が受けていて、やられたときの動きが大きい

■宴会芸パワーアップ
腕相撲の形での宴会芸。稽古仲間に評判がいい鉄板ネタだ(笑)
以前教わったときは、肩・肘の順に緩めて動くだったが、今回教わった「先」の意識で動けばさらにパワーアップしそう!

2011年12月2日金曜日

足元3年@構造動作トレーニング基礎編


構造動作トレーニング@基礎編に参加した話
講師の中村考宏先生は、最近著書にDVDが出て依頼セミナーは毎月満員御礼。


ここ最近、本当に多忙すぎて帰宅後のトレーニングが出来ていなかったので、ここぞとばかりに腰割り、股割り、胸割り。
常連参加者として初参加の方に股関節で動くことや、腹圧の説明などお手伝いさせていただきなたら、目立たないようにセミナー会場後方の端っこで自分もトレーニング。

基礎編の説明内容は聞いたことがある話ばかりのはずだが、あらためて言われるとハッと気づかされるところがある。
「腹で割っていくのが股割り」
股割りでこれを忘れると背中が丸まってしまう。
背中が丸まれば股関節の回転が止まってしまい、すなわち股割りが止まってしまう。


まずはここから
■股関節の位置・股関節で動く
正座での前後運動で股関節の位置を確認する。
股関節の感覚は、動くようになったらでないとわからない。
股関節が動いていない方の骨盤は後傾していて、股関節は、運動のはじめから終わりまでお尻の下敷きになって潰れていた。
これまでも同じ説明を受けていたが、今回ようやくその説明が指す状態がどういうものか、ハッキリと理解できた。

中村先生に呼ばれて私と初参加の方との動作比較。
中村先生「違いがわかりますか?」
参加者「お腹から折れているか、折れていないか」

股関節から動くと、前後運動とともに座骨結節の位置が移動する。
前傾に伴って座骨結節がお尻の後ろ側に移動するのを確認出来る。
骨盤立位の目安となる座骨結節だが、骨盤後傾の状態で探し出すのは難しい。
座骨結節がお尻の中に入ってしまっているのだ。
とにかくお尻の後ろ側で座骨結節に触れたら、それが骨盤立位目安です。


■身体の作り方
セミナーではいくつかのトレーニングとその効果が説明されるが、はじめのうちは覚えるだけで精一杯。それを”正しくトレーニングしなければ!”なんて思ったら出来るものも出来なくなってしまいそう。
その点について、中村先生が最後に説明されていた。

中村先生「これだけでいいですからやって下さい。」

それは足指の握り。
足首の背屈・底屈を繰り返しつつ、足指を握り続けるという動作。
私はこれをやるといまだに足裏がつってしまうのですが、
中村先生は「つってもいいですからやって下さい。」
と言う。
地面と設置する部分がしっかりしてないと、いくらその上をやっても効果が期待できないとの事。

中村先生「足元3年」

だそうです。
私は3年経ちましたがまだまだやっていかないといけません。
足元見られちゃいますね(^^)


■股割り
今回は基礎編なので股割りはなし。
ということでセミナー後に質問させていただいた。
私「股関節の外旋は、足首屈曲時の小指側をつける事で実感出来るのですが、外転方向のトレーニングはどうすれば良いのでしょうか。」
中村先生「腹で割っていく。」

これはつまり、正しく股割りトレーニングをすれば、結果として股関節全体の可動域が広がっていくということ。
地道ですなぁ。

2011年12月1日木曜日

システマ「ソードワーク」


システマソードワーク。
仕事が長引いてちょっと遅刻してしまったが、ようやく行けた。
久しぶりに参加できたこともあって、嬉しくてしょうがない。
日記を遡ってみれば前回参加したのは2010年?!
こんなに間が空いていたとはびっくり。


反省をあげればきりがないが、この日は楽しめた。
・相手の緊張を感じられていたか。
・緊張に気づいたとき、呼吸でリラックス出来たか。
・動くとき、相手とつながる感じはあったか。
普段意識できていない部分が拓かれる感覚。システマではこのような体験をする事が多い。
この日は道具を持つだけで生じる緊張が強く感じられた。


■剣を避ける
・当たってから
・当たる前に
・相手との間に剣を置く
ゆっくりと動く。
早く動いたときに不自然になる動きをしない。

■側飯付け
剣を相手の剣にくっつけたまま相手の動きについていく
くっつけるだけ。押さないし、離さない。
相手は座ったり、寝たり、転がったりと自由に動く。

■剣の重みで崩す
自分の力みが増幅されて伝わってくるよう。
相手の状態を感じて、剣の重さを方向つけてやるだけ。

■セミナー終わりの感想
輪になって一人ずつ感想を言い合う。
初参加の男の子の感想にハッとさせれらた。
「相手との間に剣を置くことで、自分が自然と動けるようになったのが面白かった。」
すばらしい感想だと思った。良い稽古が出来ている。

動きを感じる余裕などなかった私は、どうやら頭の中が緊張していたようだ。
脳みそにストライク希望。


■セミナー後
明日からトロントに行くという北川さんとみなさんでラーメン屋へ。
そこで話した内容で稽古法への確信が高まった。

北川さんは「ミカエルの技はほんの少し受けるだけで、未知のレベルまで自分をグイグイ引き上げてくれる。」と言う。

これは普段私がやっている稽古法というか上達への近道と感じているものに通じる部分がある。
この話は書くと長くなりそうなので別の日記に書くことにしよう。

そのトロント帰りの北川さんのセミナーが早くも開催されます。
http://hanmidosa-waza-ari.cocolog-nifty.com/blog/2011/11/2011-50ce.html