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2012年9月28日金曜日

構造動作・股割りmoreチャレンジセミナー

割りメソッドからmoreチャレンジの会場へ移動途中、おなじくはしご参加の方たちと腹ごしらえのカフェブレイク。 

moreチャレンジ初参加の方も交えておしゃべりを楽しんだ後、「私、終わった後は(きつさで)無口になりますよ(笑)」宣言をしておいた。 

で、本当に無口になったmoreチャレンジ。 
開始まで時間があったので、中村先生と参加者のみなさまに宴会芸「座る・立つ」をお披露目。 

中村先生「どうやってるの??」 
私「(構造動作で重要とされている)重心移動です。」 
中村先生「えぇ?出来んよこれ?」 
私「(構造動作で重要とされている)重心移動です。」 
これがいいたかったww 

中島先生に連続写真も撮ってもらって、自分でも初めて見たけれどなかなか不思議な動きで良い感じ! 

○股割りmoreチャレンジ○ 

まずは『ゆっくり走り』で股関節をあたためる。 
前のセミナーでも方条さんと話したけれど、身体を整えるのに適していると思う。そのためには丁寧にやる。 
珍しく『プッシュアップ』をやったが、回数を増すにつれて腕の力感が増してしまう。 
50回もやっただろうか、高校のサッカー部でやって以来だと思う。ずいぶん久しぶりだ。 
もちろん筋肉痛になったが、翌々日に出るのが高校の頃とは違うところ(笑) 
腹圧がとけやすい。 

2人組でおんぶして、『ゆっくり走り』ならぬ『ゆっくり歩き』。 
おんぶは腕で支えるのではなく、骨盤の傾きで作った背中に乗せる。前傾が解けて顎があがってくるとずり落ちてくるので今度は腕がきつくなる。 
骨格で支える。娘相手にいつもやっていたが、17kgと65kg超では勝手が違う。しかしおんぶ後の足の軽いこと!股関節にはそれなりに刺激が入っていたようである。 

股関節に刺激をいれるメニュー(これ割りメソッドだったかな??) 
・両足で立ち、基本姿勢を取る 
・腹圧の調整で重心を後ろ・前に移動させる 
・前重心でしゃがむ 
・はずむ 
はずめたら成功。力感を伴うスクワットは失敗。 
腹圧が大事。 

続けて、 
・片膝立ちで座る 
・膝側に重心を移動させて、さらに前へ 
・上体も前へ倒す 
・この時、膝の内側を腹の外側で擦って割って入る 
身体を捻らない。下を向かない。これを左右やる。 
腹圧が大事。 

足首の背屈・底屈、足指の握り(×110回)やら、仰向けで開脚(出た!)やらのメニューで股関節に刺激を入れる。 

最後は股割りの格好で前に手をついていくトレーニング。 
途中で踵が痛くなって弱音を吐いたところで、 
中村先生に「重心移動です!!」とやり返される(笑) 

終了~!! 

お疲れさまでした。 

この日を通じて、強調されていたのが「丁寧に」ということ。 
私も最近「丁寧に」がテーマになっている。 
一日何分とか、最低何回とか決めて回数だけこなすよりも、とにかく丁寧に一回やったほうが良いと思う。
時間や回数を決めても良いけれど、やはり丁寧に繰り返す意識が必要と感じる。
それから、やりたくない時に無理してやるのは、丁寧に出来ないのでやらなくて良いと思う。 

2012年9月27日木曜日

構造動作・『割りメソッド』セミナー 実践編


久しぶりに構造操作トレーニングセミナー参加。

『割りメソッド』と『股割りmoreチャレンジ』のはしご参加。
連続で参加したのと打ち上げでいつもより少し飲んでしまったので、ちょっとトレーニングメニューの記憶が怪しい。。。

○割りメソッド○

人数も多かったが広い体育館が会場でのびのび動けた。
割りメソッドは、股関節の位置の確認と、股関節で動くということを様々な形で実践していくというもの。

■位置確認
股間節の位置を確認。意外と勘違いしている場合があるので注意。

■立位体前屈
お尻を引かずに前に折り畳む。
お尻を引くと重心が後ろに移動するので、股関節が十分に働いていないということになる。
一人でやるとどうしてもお尻を引いてしまうので、2人1組で腿のあたりを後ろから支えてもらいながらやる。
すると”前に”倒れるということが実感出来る。
ちなみに一人でやるとわかりやすいのが、壁にお尻をつけた状態で行うというもの。私もそうだが、ほとんどの人がお尻が壁に当たって動けなくなるか、壁に当たって前に押し出されてしまうと思う。
これをキープするのには足指が重要。

■立位体前屈逆式
はじめにしゃがんでおいて、手をついた状態から足を伸ばす形で行う。順序が逆なので逆式。
私は腹圧に着目して取り組んでいる。すぐ腹圧が解けてしまうからだ。
腹圧がとけると顔が下を向いてしまう。

■重心移動@立ち(これmoreチャレンジだったかな?)
お腹を凹ませて、後ろ重心になっていることを確認。
腹圧をかけて前重心になることを確認。
前重心で重要なのは足指。

■すねの真っ直ぐを確認
片膝をついてすねを立て、膝の真上から体重をかけて押し込んでもらう。真っ直ぐじゃないと大抵内側に倒れている。
重さは足裏全体で受けるのだけれど、感覚的には今までよりも外側(小指側)で受ける感じになるはず。

■重心移動@片膝立ち
片膝をついて座る。
体育館の床は固いが、立てた側に重心が移動出来ていればついた膝には体重がかからず痛くない。
こっそり教えると骨盤立位の姿勢で立ち、そこから片膝立ちになるようにすれば最初から痛くない。ちなみにこれは正座になるときも同じ。丁寧に動くということ。

■ゆっくり走り
歩くよりもゆっくり走る。
これまで言われた注意点が守れているか、負荷の低い動きで確認することによって、自分の状態をより丁寧に観察することが出来る。
25分も走ると上手く言ったときには股関節に程良い刺激が入る。ゆっくり走りをやめて歩いた時の軽さに驚くことだろう。
一定のリズムというのも重要だがこの日のセミナーで中村先生が言っていた「波のリズム」は気にしなくて良いww

■足指の握り
この日色々なメニューで取り組んだが、足指の握りがうまくいかない人はこれだけやれば良いと言われるくらい重要なもの。
握る際、足首を親指側に捻りやすいが、これをやるとふくらはぎを痛めたりすることがあるので、注意。『鎌足』『バナナ足』と言われる構造動作的には良くない形です。
良く受ける質問を記しておこう。全て私も中村先生に聞いたことがある。みなさん、気になることは大体同じなのだ。
・握れないんですけど
・小指が言うことをききません
・これぐらいでいいですか
・つりそうです
・つりました
・どれくらいで握れるようになりすか

最後の質問には私も答えられる。
これには「焦らず丁寧に」やる必要があるが、1週間やれば今よりも動かせるようになると思う。
今よりも動かせるようになったら、続ければ良い。
足元3年
と言われたこともあるが、3年もやれば相当変わると思う。


この日は場所を変えて、股割りmoreチャレンジセミナーに参加

2012年9月24日月曜日

応用編@半身動作研究会(恵比寿)

かなり久しぶりの恵比寿。 
仕事で絶対に行けないと思っていたが、何がおこるかわからない。稽古着は持っておくものです。 

方条さんとの稽古。 

剣を体幹で運ぶ。 
これがレベルアップしていた。 
竹刀が唸るような速度での影抜きなど、ほかにも決まった形なく様々な変化に応用する。 
私は水平に打ち込んだ剣を下方向に変化させて相手の剣を抜くという動きがやりやすかった。 
影抜きのように上から抜くのは、身体が制御できる速度に合っていないのだろう。しっくりこなかった。 

■応用編 
方条さんが応用編に入った。応用編というのは、ある程度自由な条件の中で相手を崩すという稽古のこと。 
教科書になる動きがあって、それに合っているかを検証する稽古とは違うという意味である。 
関節技や相手が崩しに来たところへの返し技。 
ジャブなどの拳で打ち込んで来たところに入る動き。 
これらも決まった形なく、身体が感じる通りに動く。 
その動きによってこちらは崩される。 
これは素直な感想として、”かなり出来る人”といって差し支えないと思う。 
・相手の動きを感じる目 
・力み無く淀みなく動く身体 
この2つが必要。 
形だけ真似しようとしてもたどり着けないだろう。 

方条さんはしばらく合わない間にだいぶ変わったようだ。 
最近は、植芝先生や塩田先生の動画や発言からも得るものが大きいという。 
私が見ても「すげー」くらいしか感想が出ないが、目もレベルアップしたということだろう。 

■腰の抜け 
こちらは私の変化。 
ちょっと前から、以前よりも腰が楽なまま動けるようになったのだ。 
これを強力な人を相手にしたらどうなるかというのを試したかった。方条さんは受けも取りも強力なので、自分に負荷をかけたいときの稽古相手に大変都合が良い。 
やはり強力な受けをされたり、強い動きに反応すると腰が固まっていることが判明し、課題が明確になった。 
・自身の速い動き出しの時に固まらないまま動けるか 
・相手と拮抗したときに固まらないままでいられるか 
・固まったときに瞬時に再び抜くことが出来るか 
これらを練り上げていこうと思う。 
結果として腰だけでなく全身が楽なまま動きたい。 

■やり残したこと 
「やり残したことない?」方条さんはたいてい講座後にこう聞いてくる。よく自分で(あれやっておきたかったのに!)と思うことが多いのだろう。 
稽古でやり残したことはなかったが、宴会芸の完成度は確認して欲しかったのだった。 
『足裏返しからの正座』と『正座から足指を床から離さずに立つ』を見てもらって終了。 
方条さんかも評価が高いこの動き、中島先生からも「これが出来れば会社を首になることはない(笑)」との評価をいただいた。 

2012年9月23日日曜日

手裏剣打ちまくり@水天宮稽古


水天宮の稽古。
この日はI上さんが仕事で参加出来ず、K山さんと2人稽古となった。

■体幹立ち
「ちょっと教えてください。」
以前、これが股割りに効くと私が紹介したのを受けてやってみたが、どうも納得がいく感覚にならないという事で、質問を受けて説明。
K山さんの動作を見ると、曲げた膝側に体幹部を寄せる動作で腰が捻れている。ここも股関節から動かなくてはならない。
この動作も関節可動域によって、とれる形はかわってくるはずなので、とにかく丁寧にやることが重要だろう。

■手裏剣
K山さんが棒手裏剣を用意してくれていて、ひたすら投げる。的もシステム畳にコルクボードをセットして周りをござで養生したものを用意。
この稽古場は普段は私設図書館なのだが、稽古道具が充実しすぎるくらい充実している(笑)

甲野先生のように直打法で打つのだが、身体は思い通りに動いてはくれない。もちろん剣もうまく飛ばない。
的に刺すのではなく、手から離れる感触に注意して稽古するも剣を指で押さえてしまう。
ここまでほとんど経験が無かった棒手裏剣だが、「始めると止まらなくなる。」と甲野先生が言われていたのを思い出す。
確かに止まらなくなるが、せめてもう少し刺さって欲しい(笑)
K山さんに色々とアドバイスをいただきながら繰り返していると、ときたま剣がスッと手から離れる感触が出てきて、これが良さそう。

■剣術、杖
剣術のほか杖も少し見てもらったが『下段抜き』の動きを練習していると、以前よりも動きがまとまってきたように感じた。K山さんも「良くなりました。」と言っていたので間違いないようだ。ブログを読んで気づいたが、分解して動きを説明してくれたのはK山さんの指導者としての工夫だったよう。
剣よりも杖のほうが今の身体にあっているのか、「道具を身体の動きと連動させる」という点に集中しやすいようだ。剣を持つとどうも振り回される感と手順を覚えなきゃ的重圧に襲われて、身体を錬る稽古になりにくい。
この辺は単純な手順の形から稽古を進めると良いのかもしれない。

■体術
ここに来るまでしばらく稽古出来ていなかったのだけれど、身体の使い方で気づいたことがあり試してみようと思っていた。
K山さんに受けていただいたが、地味すぎて違いが出ていなかったかもしれない(笑)
股関節で動くと思いながら、まだ無意識に腰椎で動くようなくせがあったのだけれど、それに気づけたような気がしていたのだ。
言葉にすると「腰椎で動かないで股関節で動く。」ということになるので、今までと変わらないみたいだが、自分の動きは変わったと思う。
こちらはもう少し検証が必要だ。

■腕相撲@非宴会芸
この日はK山さんが腕相撲の提案をされて、宴会芸の技を封じた純粋な腕相撲を本当に久しぶりにやった。これもずいぶんやったので腕はパンパン、案の定、翌日は筋肉痛であった。
それでもこれまでの稽古は応用可能で、特に「先端から動く」(半身動作研究会で教わったこと)や「先端を動かす」(八光流の広沢師範に教わったこと)は有効なようである。
立った姿勢の方がやりやすそうだが、背中や股関節を使うというのもやはり有効。
負荷がなるべく全身に散るようにしたい。
これもまた今度やってみたい稽古だ。

2012年9月21日金曜日

「武術稽古とかのブログ」にたどり着く方

今回は稽古の話じゃないです。



この武術稽古とかのブログは、bloggerというブログで書いているのだが、このbloggerには簡単なアクセス解析機能がついていて、一日何人アクセスしたとか、人気がある日記はどれだとかがわかるようになっている。
解析によると、のべ6万8千回以上のページビューがあり、毎日150回ほど見られていて毎月増加傾向にあるようです。
どんな方が見に来られているのでしょうか、、、

その中でもちょっと面白いのが”検索キーワード”というアクセス解析で、これはyahooやgoogleなどの検索エンジンを使ってこのブログにたどり着いた人が使ったキーワードが何であったかがわかるというもの。

例えばここ一週間のキーワードは次のようになっている。

直接探していただいたであろうキーワード
『武術稽古とかのブログ』

武術関係。
『武術 一人稽古 』 、 『 システマ 呼吸』

構造動作系。
『骨盤おこし』、 『股割り コツ』

ちょっと面白いのが
『10kg減 ブログ』
この前書いた減量日記がヒットしたらしい。

たまに検索されてこられるが武術関係ではなさそうなキーワード。
『矢じり』
『平根鏃(ひらねやじり)の原理』の頃の日記がヒットするようです。


甲野先生がメルマガやtwitterで紹介されるせいか、最近多いのが、
『屏風座り』『虎ひしぎ』
である。
この日記にも何度も登場しているがやり方を文字で説明するのは難しい。

もしこのキーワードでたどり着いた方がいたら、最近発売になった甲野先生の本を紹介したい。
私もさっそく読んだが『屏風座り』も『虎ひしぎ』も写真付きで説明されている。
参考になるのではないかと思います。
 
しかし9/21現在アマゾンでは品切れ状態で、中古品が新品よりも高いというプレミア状態になっているようです。
書店にはあるんですかねぇ。。。
と思ったらいつの間にか在庫ありになっていました!

都合が合うなら各地で行われるセミナーに参加されて、実際に受けてみるのが一番早いです。
関東圏では、BULINK主催の東京武道館(綾瀬)で行われるセミナーが来週火曜日の25日と一番近いですね。



2012年9月11日火曜日

股割り MATAWARI

「股割り」 
こういう日記(?)を書くときは稽古に行けていないときである。 

股割りの見た目は「開脚して身体を倒す。」だけである。 
構造動作トレーニングの股割りはどうかと言えば、もっとシンプルで、「股関節が動く。」だけである。 

それが出来ないから「トレーニング」で「チャレンジ」なのだが、本当に出来ない。 

「まず腹をつける。」 

何年前に言われただろうか(※)。 
開脚して身体を倒して、一番始めに下腹を床につけるのだ。この時、顔は前を向き、上体は起きている必要がある。 
構造動作トレーニングのセミナーには、羨ましくなるほどに身体が柔らかい人も参加されるが、これを出来る人はほとんど見たことがない。むしろ、柔らかい人ほど大変そうに見えるくらい。 
もしかしたら、試してみて出来たという人もいるかも知れない。その人はつま先の向きを確認して欲しい。 
構造動作トレーニングの股割りでは、開脚時に足首を背屈し、踵で床をとらえる。するとつま先は天井を向く(足指は握り込みます)。(注意点はもっとあるけれど)これが土台である。 
股割り中、下腹が床につくまで土台は動かさない。 

下腹がついたとき、顔は前を向いているか、足首は背屈しているか、足指は握れているか、足先は天井を向いているかを確認して欲しい(私はどうやっても下腹がつかないので未知の世界だが)。 

出来た人がいたらやり方を教えて欲しい(笑) 
いや、やはりいい。やり方はわかっている。出来ないだけだ(苦笑) 

股割りについては、多少は理解が進んできていると思うが、出来なければ説得力がない。偉そうに書くのは下腹がついてからにしよう。 

今月は久しぶりに股割りチャレンジに参加出来そう! 
割るぜ身体!! 

2009年3月(第8回骨盤おこしセミナー)でした。






2012年9月4日火曜日


これも身体つながりで、いわゆる「気」についてちょっと触れてみます。

■「気」
聞いたことがある人が多いと思いますが、私もテレビなどで紹介されて、名前だけは知っていました。「気功」とも言われることもあるようです。
槍で喉を突いても槍の方が折れてしまうような硬気功といわれるものや、手をくるくる回すと目の前の人が動き出すような良くわからないものなど。他にも治療に用いられることもあり、町を見渡すと「気功治療」という看板を掲げている治療院もあります。

私も治療に使われる「気」には、何度か触れたことがあります。
初めは中学生の頃、母が気功の治療が出来るという人を紹介してきてくれて、一緒に治療を受けました。
あんまり覚えていませんが、立っている状態で後ろから気を送ってもらうと、ふらーっと動くみたいな治療でした。
正直よくわかりませんでしたが、なんとなく調子は良くなっていたようです。

それっきり「気」には縁なく過ごしてきましたが、武術の稽古を始めるようになって、周りの縁のある方から話を聞いたり、体験させてもらったりするようになりました。

それがここ一年、あることをきっかけに私も治療する側のやり方を聞いてやるようになったので、今回はその体験を書いてみようというわけです。

何しろ何にも知らないので武術稽古以上に勝手な事を書きます。話半分でも多すぎるくらいですのでそのつもりでご覧頂ければと思います。
ご意見などコメントいただければありがたいです。

■体験
以前書いた日記で触れましたが、強烈だったのは甲野先生の獣医師向け講座の打ち上げで受けた「気」の治療でした。
形としては手を握ってもらうだけですが、受けた感覚は皮膚の周りを徐々にダウンジャケットで覆われていくようでした。
ぼわーっと何かに包まれる感じです。頭も包まれるので耳鳴りのような感覚もありました。
その感覚が頭から背中、腰のほうに降りていきます。
驚いたのは治療を受けている途中で目の前がパーッと明るくなったこと。
打ち上げの場所は居酒屋だったのですが、並べられている料理や机が急に明るく見えるようになったのです。電気がついたとか、照明を明るくした感じではなく、受け取れる光の量が増えた感覚でした。
そして、私がその事を報告するよりも早く「いま明るくなったでしょ。目が変わった。」と治療をしている先生に言われたのです。

この体験に驚いて興奮している私に、隣に座っていた別の先生が「ここにいる人は多かれ少なかれみんなこんな感じだよ。」と言いながら私の手をとりました。その私の手のひらに対して、その先生が手のひらを上下で挟むようにかざすと何やらさーっと流れるように感じるものがあります。先生の手のひらの間を弱い風が吹いている感じです。手の位置をずらすと風を感じる位置もずれました。
そしてこのような治療を触れないどころか、電話を通じて行ったり、写真に触れて行ったりするというのです。いわゆる遠隔治療というものです。

これ以前にも稽古仲間の方に「気」について少し体験させてもらっていたりはしていましたが、そのときは好奇心レベル以上の興味はなく、ましてや自分も出来るようになりたいなどとは思いませんでした。

■教わる
自分も治療的なことが出来ないだろうかと思っていた時期に上記のような体験をしたことで、その思いは強まりました。
それからあらためて甲野先生や稽古仲間で治療をされている方に「気」や「手当て」について質問するようになりました。
普段「気」には慎重に発言されている甲野先生からも「手当て」についてのお話を伺ったり、強力な治療師の元で学ばれているI女史からまた別のやり方を聞いたりして、自分でもやるようになりました。
やり方は、私が書いて誤って伝わってはいけないので書かないでおきます(後者のほうはネットでも紹介されています)。

■感想
実際やってみました。
感想としては、「良くわからない」というのが正直なところです。
ただ、効果は出ているようです。
自分に対してはほとんどやりませんが、仕事中に頭痛がひどくなったので、I女史に教わった方法を試すとその場でおさまりました。
娘には、寝かしつけで効果が出ています。たいていの場合、始めて5分以内で眠りにつきます。ただこれは「じっとして目を閉じていてね。」と言って始めるので自然と寝ているだけかも知れませんが、「寝なさい。」と言うのとでは全然違います。
最近は「パパやってー」と言ってくるようになりました。受けていて気持ちが良いようです。

■不思議なこと
こちらは娘が体調を崩したときに甲野先生に教わったやり方をしていたのですが、頭が痛いという娘の頭のどの部分が痛いのか、何となく感じたのです。
感覚としては(ふと思った)(そんな気がした)という程度です。娘に聞いてみると同じ場所が痛いと言います。
次の日娘は目を覚ますなり「全部なおったー!!」と起きあがりました。
実際には本調子ではなかったようですが、ずいぶん楽になったようです。
ほとんど娘にしかやっていないのですが、どのあたりがどんな感じで調子が悪いのかがやはり何となくですが感じることがあるのです。

こんなこともありました。妻が体調を崩したので娘にしているのと同じようにしていたところ、左の瞼にゴミが入ったような感覚があって(実際には入っていない)どうにも気になるので「左目」と妻に言ったところ「どちらかと言うと痛いのは右。」と返ってきました。
しかし次の日、妻の左瞼が腫れて眼科に行くことになりました。
以前、恵比寿の稽古で私が道場に入るなり「膝痛めてる?」と聞いてきた方条さんの件もそうだが、どうも人にはそのような感覚もあるようです。
10kg減量の報告を甲野先生にしたときの「必要ならそうなって当然。」という話はここにも通じているように思えてきます。私は必要性を感じて、「手当て」の話を聞き、実践したところこのような事象を体験した。
「不思議なこと」の話は甲野先生に報告していないが、減量報告の時と同様に「必要ならそうなって当然。」と言われるかもしれない。

■何なのか
ここまで書いた内容を読み返してみると、読みようによっては私が触れただけで相手の悪いところを言い当て、かつ治療までしてしまう能力があるかのようにも思えるかも知れない。
しかし、それは誤解というか勘違いの元のような気がしている。
起きた事象を否定するつもりはないが、病気は私が治したのではないし、悪い場所が当たったのもたまたまとも言えるし、次も当ててみろと言われても困る。
ただ唐辛子を食べれば辛いと感じるように、触れたらなにかしら感じるかも知れない。ほとんど辛くなければ気づかないかも知れない。
そんな感覚なので自分で積極的に何かをしているのではない。
このような療法に詳しい方も周りの稽古人にいるけれど、共通するのは積極的に関与しない点だろうか。
ここがとても重要な気がするのだが、その根拠は自分でもよくわからない。


■この先
いったい私はどこへ向かっているのか(笑)
自分がこれから治療家になるとは思えないが、きちんと勉強したいという思いが強まってきている。
このような話を複数の稽古仲間にお話しするなどしていたら、実家に帰ったときに母から『西式強健術と触手療法』なる本を渡された。
西式と言えば私の母方の祖父が熱心に取り組んでいた健康法である。実際この本も昭和48年初版発行とあり、母もずいぶん古い本を大事に持っていたものである。
私も小さいころ祖父や母からいくつか健康法や傷への対処法を習ったが、これらも西式健康法で教えられているものであった。
傷への対処法はうちの娘(4才)にも伝えてあるのでこれで4代目になる(笑)
『触手療法』の章にいわゆる「手当て」についての記載もある。まずは縁のあったこの本を読んで基礎知識をつけておこうと考えた。

■『西式強健術と触手療法』読了
読んだ。
そうとは知らずにだが、小さいころから一部を実践してきただけあってご縁を感じる。説明も分かりやすく内容に引き込まれる。
療法の章では『気』という言葉は用いておらず、『触手療法』と説明されていて、文面を追うと『酵気』とも書かれている。
この本を読む限り遠隔治療はなさそうである。いわゆる『気』と西式の『触手療法』は考え方が異なるもののようだ。
しかし、甲野先生がどういうおつもりだったのか知らないが、先生に教えていただいた『手当て』の能力を高める方法に完全に『西式』と被る部分があった。
読んでいたら甲野先生に教わった方法が出てきたものだからまったく驚かされてしまった。
まるで私がこの情報にたどり着くと予言されていたかのような感覚を覚えた。
祖父が西式健康法をやっていたという話は、甲野先生にも以前したような気もするが、当の私がはっきり覚えていない。
一度読んだだけでは、わからない。
もう少し勉強してみます。


関係ないですが、中学校くらいまで「ひょっとしたら、、、」と思っていた「かめはめ波」はたぶんこの先も出せないと思います。