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2012年10月29日月曜日

忍者道場で稽古三昧!『虚空(こくう)』

忍者アカデミー武蔵一族の稽古会に一般参加。 
この日は主催のIさんと2人稽古。 
やりたい稽古が溜まっていた。 

■前蹴り 
稽古前からIさんがキックを研究したいと話していたので、以前筑波稽古会に参加したときにやった前蹴りを久しぶりに試す。 
ミットを構えてもらいそこに前蹴り。 
私のやり方は、押し込むのではなく反動をつけるのでもない。 
「蹴った自分が後ろに弾かれるつもりで足を出す。」 
というもの。 
こうするとなぜか自分は弾かれず、相手が後ろに弾かれる。さらには避けられてもその場に立っていられる。 
イメージはK1で活躍したブアカーオ選手の蹴り方が重なる。 
Iさんによると受けた感触は、システマのストライクに近いそうだ。 
私もミットを構えて受けるが、上手くいくと波のような振動が伝わり、厚さ10cmを超えるミットを突き抜けてダメージを受ける。手でやってみても同じ。自分が弾かれずに相手が後ろに飛ばされる。 
これは思ったより強力である。 
Iさんに説明したが、原理は半身動作研究会の前から掴まれた腕を前に出す「正面押し」と同じ。スピードを上げてキックやパンチにかえたもの。 

■沈肘勁(正確な名前忘れた) 
体は垂直に手は前に。武蔵一族の頭目がこの技の使い手とのこと。剣で斬り結んで鍔競りになった時、これで相手を崩すという使い方をするのだそうな。 
ほとんど触れただけの距離から相手を崩したり吹っ飛ばす技。 

■腕相撲 
いざリベンジ(笑) 
甲野先生がやる『上体おこし』を応用した腕相撲。すると動くは動くがもはや腕相撲では無くなってくるw 
初心に帰って宴会芸の練習。Iさん、だいぶ良くなっているけれどもっと力を抜いて良い。 

■手裏剣 
・八角手裏剣(棒手裏剣) 
・コンクリート針を加工した棒手裏剣 
私も先日入手した八角手裏剣2本を持ち込み練習。 
Iさんに驚かれたから前回に比べて、目に見えて上達しているのだろう(というか前回忍者道場で棒手裏剣をやったときはほとんど刺さらなかった)。 
今のところ2間くらいであれば6割以上刺さるようになってきた。もちろん甲野先生の『直打法』である。
コンクリート針の手裏剣も刺さって良い調子。 

■寝技 
がっちり押さえ込むところまではやらずに、一方は相手の動きをとめるように覆い被さる形で抑え続けようとする。もう一方は動けるところを動かして、相手の動きをもらったりしながら体勢逆転を狙う。 
これは面白かった。相手の重心や意図を感じ取る良い稽古になる。 
またやってみたい。 

■岡本正剛先生の真似事(妄想) 
最近のマイブームは岡本正剛先生の技をYouTubeで見て妄想により脳内で稽古することである。 
絶賛注目中なのが、相手の胸を円の動きで触れて倒すというもの。先日の江戸川橋でも稽古したものだ。 
Iさんが受けた感触によると、相手の重心位置を見て崩れやすい方向に崩してあげると良さそうだというもの。「三角法」だったか?? 
これを使うと(畳の道場ということもあるが)継ぎ足が出ずに下に崩れる。 
Iさんにやってもらっても私も同じく崩れる。 
江戸川橋の時よりも研究が進んだ。手を積極的に使わずに体幹の重さで相手を横方向に崩してから、下方向に一気に重さを乗せる。 
この時点では我ながら岡本先生の動きとはかけ離れているのを感じるが、それでも自身の稽古としては楽しい。 
甲野先生も江戸時代の伝書を読んで、あれこれと想像しながら試行錯誤されているのだろうか。 

■気配読み 
沖縄拳法のセミナーに参加した話をしたところ、忍者の稽古でも相手の気配を感じて動く稽古があるとのことで、試してみることに。 
・短刀を持ち正座する。 
・その後ろからソフト剣で頭を打つ。 
・打たれないように後ろを向いたまま小刀で受ける 
何でも『虚空(こくう)』というらしい。 
神経が研ぎ澄まされれば相手が動くわずかな音、呼吸を感じて反応出来るようになるだろう。しかしこの日の稽古でしゃそれよりも少し早い段階で感じているものがあることを確認出来た。 
何度か短刀をあげても剣が振られない事があったのだけれど、これは私がビビって短刀をあげてしまったというものばかりではないようなのだ。 
Iさんが言うには、振りおろそうとしたらそのタイミングで短刀で受けられたので振る事が出来なかったというのだ。 
攻撃心の起こりを捉えて動けたという事になる。 
これは私が振る番でも起きたのだけれど、振ろうとしたところで短刀をあげられると何とも言えず気持ち悪い(笑) 

■武蔵一族 
そうそう、この日はたまた打ち合わせで「武蔵一族の母」と「頭目」が道場の2階に来ていた。「一族の母」に呼ばれIさんと2人で道場の2階へ。 
今度来るというTVの取材に関する話であったが、ひと段落ついたところから持参した手裏剣をお見せして、しばし手裏剣談義。甲野先生から得た知識をフルに放出して、何とか忍者と会話が出来た。 
忍者も八角手裏剣には興味をお持ちの様子でお話が出来て良かった。 
下で稽古していたときに話した頭目の技をリクエストして受けさせてもらう。近くに武器が展示してある場所だったのでかなり手加減していただいたと思うが、きれいに崩された。 
お礼に私からも「足裏返しから正座・正座から立つ」を披露。 
「すごい!忍者になりなさいよ。」と母様に誘っていただく。 
YouTubeへのアップリクエストもいただいた。何度かリクエストをいただいているのでそのうちアップしようかと思います。 
忍者になると忍者名をつけるそうで、どんな名前が良いかなんて話で盛り上がる。 
武蔵一族に興味が湧いた方HPありますよ! 
http://ninjawarriors.ninja-web.net/index.html 

2012年10月25日木曜日

「出来ない」@甲野善紀「身体運用術理説明会」


千代田の体育館が改修工事中のため、江戸川橋で行われた甲野先生の講座。
講座前にメルマガ用の動画撮影。剣術の動きを撮る。
撮っていて思ったが、ことごとく半身を切らない。
切ったと思ったら、通常と逆。
甲野先生自ら「危なくておすすめできない。」という。
何月号のメルマガに採用されるかわかりませんが、お楽しみに!

この日は「出来ない」を味わった。
■太刀奪り
前に行けず、結果的に左半身を打たれる。
「出来そうな時と出来ないときがありますね。」
この日は出来ない日。出来る日ってのはあまり記憶にありませんが。

■人間手鞠?楽に立つ
「あなたくらいの人でも出来ないんだから不思議。」
感覚としては、先生の言うとおり「ただまっすぐに落とす」と力感なく立ち上がってくる。自分で立ち上がるような感じがしないので、良いような気もしている。
しかしながら甲野先生の出す条件「腰を落としたときに足裏が浮く」が満足出来ていない。
そう思ってしばらくやっていると、ちょっと浮く感じがわかってきた。
おそらく先生は2回弾んでいる。1回目は腰を上げてから落とす瞬間。ここで腰とともに足裏もあがってくるのだ。
このやり方にすると落下時点から自動で動いている感覚になる。
甲野先生による動画(1:28あたり。この頃は足裏が浮いていないかも?)

■辰巳返し
「以前のやり方は忘れてしまった。」という甲野先生のご指名で旧版の辰巳返しを披露。
甲野先生が受けを取るのだけれど容赦ない押さえ方で私の手首に体重を乗せてくる。下手すると挙がらないんじゃないかと思わせる押さえ方(笑)
しかしまあ、これだけは出来ているところをお見せできた。手が肩より上にあがること。これが出来ているかどうかの指針です。もちろん力感は無ければない方が良い。
甲野先生のやり方は、お腹に抱えた風船が膨らむように動く。
「体幹を働かせる。」とも説明されていた。

■周りで稽古
Nもとさん、S川女史と。
「足裏返しで座る・立つ」宴会芸のバージョンUP版を見ていただく。
「おぉ!スムーズですね。」
Nもとさんにこう言われたら自信もってよいでしょう!
S川さんにも見てもらう。ちなみにS川さんは、来ると会場の照明がいくらか増えたような明るさを感じる女性。
S川さんにも驚いていただき、「もはや宴会芸ではなく宴会武芸!YouTubeにアップ!」とのお言葉をいただいた。続いて世話人のTさんのところへも!
自分で言いますがただ今”見てすごいでしょ!キャンペーン”中なので、ご迷惑でしょうが見るだけ見て「おぉ!」と言うところまでセットでおつきあいくださいm(_ _)m

方条さんと。
気配を読まずに読むというところに焦点があたっているとのこと。
ますます意識が消えてきたという。そのうち気を失ったまま動きそうだ。これは半分本当。
後ろからの羽交い締めに対応する方法の検証も行う。
つかんでくる相手の状態によって、沈むか張りを持たせるか抜けるかという対応を使い分けると良さそう。
最近研究中(といっても動画をみて妄想するだけですが)の岡本正剛先生による「円の技法」。
相手を胸から崩すという技があるのだけれど、それを自分なりに思いついて検証を行った。
半身動作研究会の「皮膚の技法」と八光流で教わった「下に崩す重心移動」これに「円の動き」を組み合わせることで触れたのち下に崩すというもの。
岡本先生の動きと比べると私のは随分と動きが大きく、時間がかかる。当然本物とは違うだろうけどこれはこれで面白いので良し。
質をそのままに動きを小さくしていけば、達人風くらいにはなれるかもw
岡本先生の動画(1:50あたりからの技)

K磯さんと。
前回の腕相撲宴会芸の続き。
だいぶ良くなっているのはさすがK磯さん。だが同時に力んでもいる。最初から最後まで力は入れない。
いわゆる腕相撲。
柔整仲間の中でもトップレベルというK磯さん'sレフトに身体操作を駆使して対抗する。当然勝てないが意外と粘れたのは驚いた。
K磯さんからも「強いですね。」という言葉をいただく。
これまで筋トレなしで来て、Kさんにこう言われたのだからこれも技術として自信を持って良いだろう。
しかし同時に力んでもいるので、腕がパンパン。

U田さんと。
猫がその場でジャンプするような溜のない動き。
これも質をそのままにスティックを持って動いてみる。

■講座後
甲野先生に座り技で挑む。もちろん「今度こそ甲野先生を止める!」という意気込みで臨む(笑)
工夫の甲斐あって、屏風座り+大和座りからの発力には対応出来た。しかし甲野先生に旧版辰巳返しの低空飛行とも言える状態で前にでられると止めることが出来なかった。
次回はあれも止めたい!

沖縄拳法@東京セミナー

数年前からメールでやり取りをしていた沖縄拳法の西原先生が、この度沖縄から来てセミナーが開かれると言うので即申し込んで参加した。
会場のある阿佐ヶ谷の街は始めて歩いたが雰囲気が良いところだった。

セミナーのメニューは、
「体の変化」
「入る技法」
「サンチン」「パッサイ」の型とその意味
「重み」「透かし」
と、西原先生がブログで紹介しているものだった。
目で見て体験して、稽古出来るのを楽しみにしていたがこの日参加出来て良かった。
内容はどれが口外して良いものだったか忘れてしまった(セミナーだけの秘密的なものは数個だったが)ので詳細を紹介しておくのはやめておこう。
西原先生が動画で紹介している稽古を色々と体験させていただいて、自分で出来るようになる稽古法も伝えていただいた。
どれも(すぐに出来るものばかりではなかったが)納得出来るものだった。

稽古の仕方も合理的で、特に注意して説明されていたのが受ける方の形。相手の動きが稽古で要求している形を満たしているか、検証するのが稽古の目的であると言うこと。
得てしてこれまでの経験や性格が邪魔をして、(本人は意識していなくても)稽古の目的に反し変な抵抗をしてしまったり、逆に抵抗せずにいなしてしまったりしてしまいがち。
相手の為に稽古するのであって、自分がやられないことを確認するために稽古するのではないということだ。この稽古姿勢には大変共感できた。
もちろん稽古の目的が変われば受けがいかようにも頑張るというのも成り立つが、「今はそうではない」ということをはっきりとさせることで沖縄拳法の初心者同士でも目的にそった形で稽古を進めることが出来たように思う。

実際に会った西原先生は、技の強力さと腰の低さにギャップがあり面白くもあったが、ご自身の流派に対する自信と誇りというものがにじみ出ている印象を受けた。
次回は未定ということだが、是非また東京に来てセミナーを開いてもらいたい。

2012年10月24日水曜日

構造動作トレーニング@NHK青山文化センター


NHK青山文化センターで行われた構造動作トレーニングセミナー。
以前、甲野先生の講座で来たことがある。
今回はアシスタントとして参加。
講師1名、骨盤おこし公認トレーナー3名、骨盤おこし幻の初段1名(私ね)という布陣は、担当者曰く「贅沢」だったそうな。
確かにこんなに講師陣がずらりと並ぶカルチャースクールは珍しい。

床にマットを敷いて実際にトレーニングをしながら、基礎の基礎から説明。
時折、参加されたみなさまと対話しながら、会話に沿った形での説明も入る。
・股関節の位置を確認
・骨盤が起きた位置を確認
・重心の位置を確認

基礎的なトレーニングメニューを実践してもらいながら紹介する。
説明される内容は決して難しくなく、ほとんどの方が理解出来たと思う。
・骨盤おこし前後運動
 いすに座り、重心を前後に移動させることで、股関節が働き、骨盤が前傾・後傾する
・足指を握る
 小指側から足裏を縮めるつもりで握る
・足裏のフラット接地
 (多くの人にとっては)小指をつける
しかし、単純な動きでも要求通りに動こうとするとうまく動かない。今ままでやってきた動きとは違うのだから、うまく出来なくて当たり前。
丁寧に続けること。

「自分でやる」
おそらく中村先生が一番伝えたい部分はここ。この日は何人の参加者に伝わっただろうか。
どんなに凄腕の医者や治療師に治してもらっても、自分自身が変わっていなければ再発してしまう。
体の状態は変えてもらえても、動作は変えてもらえない。
変えるのはあくまでも自分。

最後に宿題が出た。
・小指をつけて立つこと
・足指(特に小指)を握ること
(もう1つあったかな)
・骨盤をおこして座ること
回数よりも丁寧に行うことが大切。
骨盤をおこすときに腰を反らさない。下を向かない。
足指を握るとき、小指から握る。最初は小指だけ握るつもりで良いかも。

全3回のこの講座、次回行けるかどうかわからないけれど、アシスタントとして参加者の方々に質問されるのもあらためて勉強になる。
出来たら是非参加したい。

■講座後
中村先生、中島先生と3人で九州居酒屋へ。
伸張反射、逆伸張反射の話。
でんぐりジャンプの話。
そうそう、『腹圧』の説明の話。
特に女性向けに説明するときに気を付けたいのが腹圧の目的が太鼓腹になる事ではないという事。
腹圧をかけると左右というよりも上下方向にお腹が伸びる(実際には全方向)。
・お腹が伸びるので、お腹にしわが出来ない。
・お腹が伸びるので、胸があがる(バストアップ)。
・お腹が伸びるので、背中が縮む。
・背中が縮むので、骨盤がおきる(ヒップアップ)。
本当ですよ。

2012年10月23日火曜日

はみ出さない稽古@八光流柔術


久しぶりに広沢先生にご挨拶。八光流の稽古に参加した。
広沢先生主催のノーブランド柔術研究会に通い始めた当時はまだ娘も生まれていない頃だった。娘も4歳になる。
稽古日記も書き始めて5年も経っていたのか!
月日がたつのは本当に早い。広沢先生の髭も伸びるわけだ(笑)

たまに書いておこうと思いますが、この日記に限らず、すべての日記に当てはまることですが技の説明や感想は私が実際に聞いて体験したことを書いています。
しかし内容には私の主観が入り込みます。忘たり聞き逃した部分、その時興味がない部分(笑)は、書かれていません。興味を持たれた方は是非一度私のフィルターを通さずに体験されてみてください!


「左右の重心移動」
右足から左足へ重心を移動させる。こう書くと誤解してしまいそうなので注意点も書いておこう。
”身体は真っ直ぐあり続ける”
(言葉は私が感じた感覚を書いているので、すべてが広沢先生の説明と一致するわけではないです)
右足重心で真っ直ぐ立った状態から、重心を一度上にあげて、それを左足の上に持ってきて真っ直ぐ下げる。
それから、もう1つ注意。私はこれが出来ていなかった。
”身体の外にはみ出さない”
前も注意されたが、足の裏からはみ出るほどの移動は、重心移動ではなく、寄りかかり。
これは自分だけでなく相手にもさせない。
膝や足裏に横方向に加重を感じるようでは、真っ直ぐではなくなっている。

「立つ」
「はみ出ない重心移動」
「真っ直ぐ落ちる」

これらが出来た上で大切なのが、
「相手と繋がる」
ということ。

ここを頭で理解しようとすると混乱する。
・繋がったまま
・手は手、身体は身体。
・別々に動くが繋がりは解かない。

私も出来た上で言うわけじゃないのだけれど、考えると駄目。とにかく色々な形でやってみるというのが良いだろう。
実際この日も色々な稽古を行ったけれど、全てに通ずるポイントであった。

一人
・両足で立つ。踵に重心を感じるように。
 前・左右にはみ出さない。
・しゃがむ。真っ直ぐに下までしゃがむ。
 重心の位置は踵のまま。
・重心移動。「片足で立つ」を左右切り替え。
 重心の移動は持ち上げて、上で移動させて、真っ直ぐ下ろす。
・正座で重心移動。右に乗れば左足が自由に動かせるように。
・正座から立つ。右に乗り、自由な左足を前に着く。重心移動で左に乗る。自由な右足を蹴ることなく立つ。
・重心移動で歩く。「片足で立つ」を左右切り替え。前に出す足は自由に動ける状態。接地した段階では体重を乗せない。重心移動で蹴らずに進む。

二人
・相手の胸を押す
・両腕を前から掴んでもらい、真っ直ぐしゃがむ。
・片腕を横から掴んでもらい、重心移動&真っ直ぐ落ちる
・片腕を前から掴んでもらい、重心移動&真っ直ぐ落ちる
相手がいると繋がった状態を保つ必要がある。これが考えては駄目な稽古。

稽古後、宴会芸の師匠である広沢先生にNew宴会芸の「正座から立つ」を披露。
事前に写真などで見て、想像はされていたとのことでしたが、何と一発でほぼ真似されてしまった(やり方は同じ)。
さすがは師匠、今までチャレンジした人とは違う見方をされていた。
・どこの力が抜けているか
引き算の稽古をされている広沢先生らしい観察です。
たいていどこを使っているかという目で見てしまいがちで、それも悪い見方とは思えないのだけれど、使っていないところを見るというのは抜けていた。
勉強になります。

広沢先生の八光流に興味がある方、千葉・東京・神奈川など色々な場所で稽古出来ます。体験入門など受付中とのことです。
詳しくは広沢先生のブログをどう(あんころ猫の手
入門後は特別稽古と言って、マンツーマン指導も申し込めるようですぞ。ぐんぐん上達したい方にもおすすめ!

2012年10月19日金曜日

書道、テニス、武術で『力を抜く』

稽古じゃなくて江の島にいったのだけどブログ更新。 

学生時代からの友人Yが岐阜から来るというので、同じく同級生の書道家T宅で会うことになった。Yは遠いし、Tは売れっ子で忙しいし、自分も仕事に家庭に稽古に忙しい(笑)のでなかなか会う機会がない。 
久しぶりに会って話す内容はほとんど馬鹿話だったが、そこに健康の話が混ざっていたのはそれなりに年をとったという事か。 
大病をして食事に気を使っているというTに、私が10kg減で摂っていた食事内容を話したら驚いていた。食べなきゃ駄目なのはその通りだけれど、そう思って食べると食べ過ぎてしまいがち。それに気づけたら特別なダイエットを行う必要はない。 
Yもずいぶん小食になっていて、身体に気を使っているという。Tは「Yとたいは、大病を患う前に食事に気づけたのは良いと思う。」という。 
Tは当時聞いていたよりも大変な症状だったというので、今になって驚いてしまった。 
なったものにしかわからない苦しみや思いがあるだろう。 
本調子というか元に戻ったというわけではないだろうが、本業をバリバリこなせるほどに回復してよかったと思う。 

武術稽古とかのブログなので、馬鹿話と楽しかった話は省略。近況報告を兼ねて宴会芸を披露したところだけ書こう。 

宴会芸の「座る」「立つ」 
 ウケた。 
宴会芸の「腕相撲」 
 ウケた。 
それから「流れる突き」「打てない突き」 
 これは気持ち悪がられた(笑) 

TとYから「お前はいったいどうなりたいんだよ!?」 
と突っ込まれたが、「正座から立つ」がスムーズに行き始めた頃から自分でもわからなくなってきている。 

腕相撲のやり方を「肩の力を抜く、肘の力を抜く。そのまま動く。」と説明すると、Tが習っているテニスのコーチも同じような説明をするという。コーチのアドバイスは引き算で、「今はここに力が入っている。」「今はここ」というように余計な部分を指摘してくれるのだそう。 
良いコーチだと思う。 
Tは言うには書道でも同じだそう。肩・肘の力は抜いて筆先に力が通るようにするそうだ。書道でできても腕相撲でやるのは難しいようだ。 

楽しい時間は短い。あっと言う間に時は過ぎてこの日は解散。 
再会までに腕を磨いておくことを宣言してお別れ。 

2012年10月16日火曜日

水天宮稽古会で棒手裏剣(現在2間)

水天宮3人稽古会。 

前回やった棒手裏剣が良くなっている。前回は1.5間以上離れると90度以上回転してしまっって刺さらなかったのだけれど、この日は2間(1間は6尺で約1.8m)でも通った。 
十字手裏剣の稽古で重心移動乗せる感覚があったのでその感覚を取り出していたのと、綾瀬でUさんに教わった繋がっている状態が良かったのだろう。あるいは前回の駄目な感覚を身体が嫌ってくれたのかもしれない。 
体術の稽古だと良かった感覚を大事にすると上達出来そうな感じがするのだけれど、手裏剣術は逆に駄目だった感覚を嫌うことで上達出来そうな気がする。 
これだけでいくらでも稽古出来そうだったが、途中で切り上げて剣術の稽古へ。 

小太刀。太刀奪りの体裁きで、「斬り下ろし」「袈裟斬り」に入る稽古。これも綾瀬でUさんに教わった繋がる感覚が良かった。 
小太刀を持つ右手に引かれて身体が動くと良いが、左手まで繋がっていないと左側を打たれる。繋がっていると「入る」と「避ける」が1つの動作になる。 

抜刀。技の名前を覚えるのは苦手だ。杖術の下段抜きのような体捌きで上下に行う形。 
前回「刺さった」事もあり、速度は求めずに丁寧に抜く。 
何度かやっていると感覚が変わってくる。 

納刀。「縦納刀」。左の鞘が寝たり、後ろに回り込んだりしないように。左手首の状態に注意。太刀奪りの体捌きで刀の動きを邪魔しないように動く。 

剣術。鹿島神流の「燕尾剣」。思っているよりも身体を低く、手を上に上げた状態で動くようだ。 
肘を柔らかく使う。 

体術。浪之下。 
Iさんが「受け」だけでなく「取り」も!ということで、練習。 
綾瀬で、マスターのK磯さんに「両足を引き上げる」を教わったというので受けてみると、左右に重心が寄りかかって上手くいっていないのでそこを指摘する。前後にもぶれやすいのでそこも注意。 
K磯さんの言う「両足を引き上げる」感覚は、「真っ直ぐ下りる」が前提にあると思う。 
「真っ直ぐおりる」のに注意するのは2点。 
・手を身体が追い越さない 
・手も真っ直ぐおりる 
そこに注意すると重さが増す。Iさんの重さもこれで変わった。持ち続けるのが嫌になる重さ。 
この重さが増す状態で「両足を引き上げる」を行うとK磯さんの浪之下に一歩近づけると思う。私もIさんに受けてもらったが雰囲気はK磯さん版に近かったようだ。 
K磯さん版の場合、これを一瞬でやることでさらに強力になっていると思われるが言うは易し、行うは難し。 

辰巳返し 
K山さんのを受ける。ずいぶん久しぶりにやるというK山さんだったが、問題ない動きに感じられた。相当重い人が相手でもいけると思うが、そうなると今度は自分の動きを信じられるかという問題に変わってくる。 

I上さんリクエストにより、次回は体術多めの予定。

2012年10月14日日曜日

BULINK主催 甲野善紀『最新の気づきと技と術理』東京武道館

色々と質問を受けたり稽古したりしていたら、今回はほぼ甲野先生を囲む輪の外で過ごした。 

■屏風座り 
これは見ておかねば!ということで甲野先生の動きを観察。 
こういう考え方が過ぎると上達の妨げになりかねないが、甲野先生が時間をかけて準備している状態に、私がやってスッと入れるとは思えない。 
威力の差は、内部感覚もそうだが動きの精度の差だろう。動く身体で丁寧にやらなければ。 
『屏風座り』は『虎拉ぎ』とは違う。 

■辰巳返し 
やり方2通り。先生は前のやり方を忘れてしまったということで、ご指名を受けて私が紹介。久しぶりだったが、体重を預けられても気にせず動けた。 
前のやり方は「相手を背負う感覚で、飛行機が離陸するように。」というもの。 
新バージョンは「お腹の前で抱えている玉が膨張して膨らんでくる感覚で、全体が動く。」というもの。 
※私の感覚をもとにしているので、甲野先生の説明とは完全には一致しません。 
前者は身体操作術という感じ。技術的に気をつける点が多いように思う。気にしない心も重要。 
後者は自然に動くという感じ。のびのび動いてみたら意外と出来る人も多いのではと思う。もちろん気にしたら駄目なのは同じ。 
好みは前者のやり方なのだけれど、質問されて説明しながら両方やってみたところ、威力的には後者の方が強烈な感じがした。 

■足裏返しで座る、足の甲から立つ 
呼び方が定まらないが、つまりは宴会芸。 
K磯さん等に見てもらうとみなさん興味津々。そうでしょうそうでしょう。私もそうでしたから。 
しかしやるのは難しそう。 
ちょっと添え立ちの感じに似ているかも。 
重心移動です! 

■剣 
U田さんと。 
前回の綾瀬とは別人の動き。復活されたようだ。 
U田さんのアドバイスは、抽象的なようでいてその通りにやってみると具体的に身体の状態が変わる。
小手先で操作しない。 
納刀の動きで、刀が返る動きが足下まで繋がる状態であることの確認。 
左右の連動の動きを確認。 
面白かったのは、連動した動きであるとき、鞘のある位置を狙わずとも勝手に剣先がしまわれるという事。 
ぎこちなく鞘を見ながら剣の位置を調整する必要がないということ。 
脇の甘さを指摘される。私の場合、よく脇が開いているのだそう。小指・薬指まで繋がっている感じ。 
構えてから整えるのではなく、整っている状態で動くという感じ。 

■腕相撲 
K磯さんと。 
宴会芸@腕相撲を受けてもらう。やり方はわかっても身体は思った通りには動かない。珍しくK磯さんが苦戦するのでここぞとばかりに駄目出ししまくるww 
続いて『腕相撲@井桁版』も受けてもらう。こちらはピクリとも動かず。つえぇぇ。。。 

■浮き取り 
質問を受けてやってみるが、重たくて浮き取れず。 
ポジションの問題と思うが、無理すると腰を痛めそうだったのでやめておいた。 

■太刀奪り 
久しぶりにお会いしたOさんと。 
韓氏意拳の稽古をされているそうで、色々と悩みながら取り組まれている。 
どうやったら身体全体が一斉に動けるのか。 
どうやって練習すれば良いのか。 
あーでもない、こーでもないと、稽古メニューを紹介したり動いてみたり。多少はお役に立てただろうか。 

■講座後も稽古 
講座後に甲野先生と目があって技を受けさせていただく。 
屏風立ちにより、ショルダーチャージを直前で避けるというもの。 
見た目にはいけそう(倒せそう)な姿勢なので、そのつもりで当たりに行くが、(いった!)と思ったところで避けられてしまう。 
以前もこの直前で避けるというのはやっていたが、よりギリギリまで避けずにいられるように変化されている。 
受けていて面白い。 

■ファミレスでも稽古 
「張り」 
K磯さんが小道具の短いロープを持ち出して「張った状態」をキープしたまま動くという稽古。 
これが道具を使うときの感覚や技に入る時の感覚に繋がるというが、大変共感出来た。 
半身動作研究会での「皮膚の稽古」や、八光流での「繋がる」「咬ませる」にも通じる感覚。 

■脱力 
駄目出しした宴会芸版の腕相撲に繋がる稽古を紹介。 
肩・肘の脱力がポイントだが、腕相撲が強すぎるK磯さんは、ついつい力が入ってしまう。K磯さん自身が一番わかっているので大変もどかしそう。K磯さんには悪いけれど(出来ないっぷりを)楽しませていただきましたw 


筑波(稽古会)に来なきゃだめです。」とも言っていただいたけど、願わくばもうちょっとK磯さんと稽古したかったなぁ。

2012年10月11日木曜日

忍者道場で十字手裏剣


伊賀の手裏剣大会を控えたIさんが稽古を開始して4時間後、私が到着。程なくして”くノ一”のS女史も到着。この時間からは3人稽古となった田端の時代アカデミー武蔵一族の稽古会。

■十字手裏剣
この日は何と言ってもこれ。
距離は6m、投げ方は自由。アーチェリーの的のように中心が高得点になる直径30cmほどの同心円を狙う。
実際の大会ではパフォーマンスや礼法というのもあるとのことでしたが、私は省略して大会で使われる公式手裏剣6本を存分に投げさせていただいた。

体幹で行う重心移動と手の上下の動きがぴたっと来ると手裏剣が手から離れる前に(これは良さそう)と感じる。
反対に駄目なときは動いている途中で(これは良くない)というのも感じる。
終始、左右へのブレが少なかったがIさんとS女史が言うには2回目にしては上出来らしい。
連続6投(大会は5投)のうち後半に良いもの出る傾向があったが、やりながら微調整を行っていたせいだろう。微調整も手元ではなく体幹で行う。下を狙いたければ膝を抜く、上を狙いたければ胸を上げるというような事を試してみた。
このあたりが的を見て自動的に出来るようになると良さそうだが、これはやはり練習を重ねるしかなさそう。
それから、褒められた後の1投がぶれるのは(いいところを見せたい)という心の揺らぎが手裏剣に出てしまったもの。この辺のシビアさは棒手裏剣と同じだ。
今回もたっぷり投げさせていただいたが、これはハマる。一人稽古にはうってつけだが棒手裏剣と同様、出来る場所は剣術稽古以上に限られている。

■股割り
最近よく構造動作トレーニングのメニューについて質問されるが、何となくそれらしい実演とともに説明出来るようになってきたように思う。
・前重心になるスタートポジションの説明
・土台(股関節より下)を動かさない説明
・背中を抜かない(丸めない)説明
といったあたりを股割りを実演しながら説明する。下腹は床につけられないし、ロールオーバーも見せられないが、IさんとS女史にはいわゆるストレッチによる動きとの違いは伝えられたようで良かった。

■座る・立つ
『足の甲から正座、正座から立つ』
Iさんがかなり出来るようになっていて驚いた。さすが「偽合い気上げ達人芸(仮称)」を発案しただけの事はある(笑)
宴会芸ネタをIさんからいくつか仕入れる。
1.偽合い気上げ達人
2.足の甲から正座で着地と同時に膝行、止めずに立つ
3.後転して動きを止めずに立つ
2番目を試したところ、田端道場での褒め言葉「気持ち悪い。」をいただく(笑)

■腕相撲
宴会芸破りを思いついたというIさんの挑戦を受ける。
試してみるち、肩・肘を楽にする普通のやり方ではびくともしない。先端を意識すると多少いくがひっくり返らない。さらに浮きをかけるバージョンアップ版でやると、もうちょっとだけ行くがやはりひっくり返らない。
今回は完敗。
Iさんをひっくり返すには、もはや腕相撲とは呼べない別のやり方を考える必要がありそう。2つほど思いついたがどうだろうか、Iさんの手裏剣大会が終わったら今度は私が挑戦したい。

■腕相撲2
普通の腕相撲の形。Iさんは私よりも腕も太いし、体格も良い。単純な腕力でいくと私は勝てないのだけれど、ちょっと前の「水天宮稽古」で気づいた『井桁』の応用でやってみるとIさんでも止められない。
これは相当有効なようだ。試しに腹ばいになって、井桁の動きを制限した格好でやってみると効果も薄くなるようだった。これは、私のやり方が前後の重心移動の力を腕に伝えている方法だということだろう。

2012年10月3日水曜日

恵比寿で「井桁」、水天宮で「腕相撲」「手裏剣」

この日は恵比寿と水天宮のダブル稽古 

--恵比寿-- 

方条さんと 
柔かい崩し合い 
稽古の中で引き出される動きがある。 

O田さんと 
西式の会報を持ってきて下さったので受け取り、私からも『西式強健術と触手療法』をお貸しする。 
で、せっかくなのでもちろん稽古させていただく。 
『井桁術理』 
・柾目返し 
・正面の斬り 
・前後斬りの体捌き 
他にも 
・小手返し 
・捧げ持ち崩し 

『動きたいように動く』 
ぶつからない動きが質的に獲得出来ていれば、決まった形を取る必要はない。 
身体が感じる動ける感じに従って、動きたいように動けば良い。 
Oさんは説明しながら体現して見せてくれたが、話を聞いているといつもこのような形で稽古をしているわけではなく、出来そうな気がして説明して見せてくれたようだ。 
質的に転換された動き獲得すると、このような形であらわれるのだろう。 
決まった形の稽古で質的転換を体験し、それを常態化させられるような感覚変化・身体変化が必要になってくる。 
そうなると『丁寧に』稽古していくしかないだろう。 

『先端から動く』で手を伸ばす稽古1つをとっても、先端から動いたときの末端はどうなっているか、動く過程はどうなっているか。動きが終わったとき、どうなっているか。 
『丁寧に』やろうとすればやることはたくさんある。 

『西式』 
触手療法は自分のエネルギーを相手に渡すようなところがあるらしく、西式の触手療法を治療に多用していた方が一時期バタバタ倒れるということもあったそう。著書にも西式強健術で補給しなければならないというような事が書いてあった気がする。 
ごく親しい人か親類以外には使わないほうが良いという事になっているよう。私もそう決めていた訳ではなかったが父母、妻子にしかやっていない。 
やはりもっと勉強しなくては。 

恵比寿を途中で失礼して、水天宮での3人稽古会へ向かう。 
予定ではもっと早く出るつもりでいたが、気がつけば時間が経っていた。稽古しながら時間を気にするのは難しい(笑) 

--水天宮-- 

■抜刀 
刺さった。 
逆手で縦に抜いて、下に刺す抜刀の形。 
逆手で縦に抜いた直後、左手親指の付け根に「ガツッ」という衝撃と痛みが! 
やってしまいました。模擬刀とは言え先端は尖っていて危険。扱いは慎重に行う必要があります、と反省。 
すぐにKさんがティッシュと絆創膏を出してくれたのと、幼い頃、祖父に教わった止血法をやったおかげですぐに出血は止まり、まもなく稽古に合流出来た。 
止血法というか怪我の対処法だが、怪我したところを心臓より高い位置にあげてブラブラさせるというもの。 
祖父は爪がはがれたときもこれで治していた。 

■体術 
『浪之下』。綾瀬で方条さんに聞いたやり方である「皮膚で入る」方法を検証。速い動きではコントロールが難しいが、ゆっくりやってもそれなりの効果がある。 
I上さん、K山さんに受けてもらったが止めづらいようだ。 

『腕相撲』 
前回参加出来なかったI上さんのリクエスト。 
宴会芸を封じたいわゆる普通の腕相撲。 
ここに何とか技の応用が出来ないかと検討開始。 
・I上さん:『石鑿の原理』で身体全体の動きを釘を打ち込むように連続で腕に伝える工夫。 
・K山さん:『虎ひしぎ』による腕の張りと、『先端から動く』で相手を自分の丈夫なほうへ巻き込む工夫。 
・私:『宴会芸』以外に無いかと検討開始。 

間もなくして恵比寿でO田さんと稽古した感覚が呼び起こしたのだと思うが、『井桁』の動きが応用出来る気がした。 
「ちょっとこれはどうですか?」 
とI上さんに受けてもらうと、力感なく動ける。 
K山さんにも受けてもらうが同じ。 
K山さんとは前回の水天宮で腕相撲をやったが、そのときは、接戦ながらも肘がすりむけるほど力一杯頑張って勝てなかったのが、この『井桁』では嘘のように楽に動ける。 

■恵比寿のお土産稽古 
『柔らかい崩し合い』 
『正面の斬り@井桁』 
『動きたいように動く』 

■綾瀬のお土産ネタ(笑) 
綾瀬で忍者のIさんに聞いた応用編。 
『合気上げ』ならぬ『合い気上げられ(仮称)』。 
忍者のIさん、ウケましたよー! 

■手裏剣 
前回は手から剣がぬけねーわ、回っちゃってささらねーわだった棒手裏剣。 
今回もたっぷり練習させていただきました。 
やってみるとなぜかいきなり1.5間の距離が刺さる刺さる! 
前回うまく行かなくて嫌だった感覚を避けるように身体が動いてくれた。 
しかし、直打法の難しいところは距離の変化に応じるところにある。 
2間に離れて打つと、とたんにささらない。ささらないというのは、剣が手から離れて的に近づくに従って直立から水平になる必要があるところ、その回転が合わずに(たいていは回りすぎてしまう)剣先が的に向かないというものである。 
距離がある状態で打つには、体による推進力を生み出すということと、手と剣の「離れ」をより後方で行う必要がある。いつまでも手が剣に触れていると、垂直ではなく前方に傾いた状態で飛ぶことになり、距離があけば回転し過ぎて的にささらない。 
結局、1.5間以外では満足に飛ぶことは無かったが、この駄目な感覚を次回身体が回避してくれることを願おう。 
自分で練習してみると、甲野先生の手裏剣術がいかに高いレベルかがうっすらと感じられるようになってくる。 

恵比寿、水天宮と濃い稽古を続けたおかげでいろいろと発見もあり、課題も見つかった。 
やることはたくさんあるが、やれることは限られている。焦らずちょっとずつ、丁寧に。 

2012年10月1日月曜日

BULINK主催 甲野善紀『最新の気づきと技と術理』東京武道館

甲野先生は連日の講習会でこの日も大阪から直行という超強行スケジュールの中での講習会であったが、動きはむしろ切れを増していた。 

剣術の『霞抜き』『影抜き』における体幹部の微細な動きにより操作される刀の軌跡が美しい。 

この切れは、『太刀奪り』にもあらわれていて本当に目の前で見失う動きになっている。 
私もやらせていただくが、とても先生のようには動けない。 
特に”差し替え(左足前の状態から右に抜ける)”はどう動いて良いのか、、、 

この日は「向かえ身」の効用で以前よりも右肩の痛みが軽減してきたというせいもあって、抜刀を多く見せていただいた。 
運良く指名されて受け太刀(というか受け立ち)で目の前で見ることが出来たが、真剣が目にも止まらぬ速さで目の前を動くというのは相当な迫力である。竹刀よりも速く感じるのは”見えない”というせいも大きいだろう。 
悪いものが祓われた感覚を覚えた。 

ここに書ききれないほどの動きを見せていただいたが、共通しているのは『屏風座り』『浮木の腿』で、それに加えて陽紀さんに聞いたという、『指先→手首→肘→肩の追い越し禁止』による動き。 
以前池袋でお会いしたときに聞いた「指が居着く」からの進展に感じた。 
なかでもその形を取ることで効果が得られる『屏風座り』だが、甲野先生に私の『屏風座り』を検証してもらうと「出来ていませんね」とのご指摘。検証方法は前から押してみて、丈夫かどうかという単純なもの。それだけにこちらも単純に『屏風座り』をし続けなければならないのだが、横で見ていた方条さん曰く、先生にさわられるときに身体が前のめりになっているとの事。 
形の強さもそれを信じて、動けなければ引き出すことは出来ない。 

この日は弘前から参加の卜伝流の方やら打ち上げで介護の岡田さんやらも登場して少人数ながらも豪華な一日であった。 

■周りで稽古 
H田女史、Tさんと 
『太刀奪り』 
前に向かって行く動きが出ないうちは、どうしても打ち手に追われてしまうようだ。 
体捌きは体幹が動くことが前提。 

方条さんと 
相手の反射+皮膚の感覚を利用した『浪之下』『斬り落とし』など。これは止められない上に、説明されて受けても 
「反射+皮膚」という2段階の動きになっていることがわからない。 

U田さん 
木刀を合わせての稽古。 
受けていて、いつにいなく良いと悪いの感じがはっきり意識できていたように思う。 
良いときは、剣先を遠くに感じ、遠くの剣先と自分の身体の釣り合いをとっているような感覚で受けることが出来た。反対に悪いときは、一部が働いている感触。相手に反応して動いているよう。 

忍者のIさん 
滝行で別人になったというIさんの斬り落としを受けたが、本当に別人のようにパワーアップしていて驚いた。これで直後はさらに別人のように強力であったというから恐ろしい。徐々に無くなっているらしいが滝行にそんな効果があるとは。 
帰りの電車でIさんとマニアックな武術モノマネをやったが、Iさんのが面白すぎる。 
とてもこの日記に書ける内容ではないが、Iさんは披露する相手を選ぶ鉄板ネタを複数お持ちです。 
あー、面白かったwww 
ところで、Iさん周りでは私が披露した宴会芸ネタが熱いとのこと。宴会芸の応用編で合気あげのネタを聞いたが想像しただけで面白い。 
他には腕相撲のパワーアップ版を封じる策を見つけだしたとのこと。これは受けてたたねばなるまい(笑) 

あとはメモ 
・ふるえながら動くと止めにくい 
・頭の窪みをおさえて後ろへ、そこから下へ。片手で潰す中国拳法の動き


屏風座り、浮木の腿は最新の著書「術と呼べるほどのものへ」で写真付きで説明されている。