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2013年7月31日水曜日

ごちゃごちゃにならないのか。

私のブログを見ている方の中には、これだけ色々なところで稽古して、混乱しないのかと心配される方もいるかも知れない。
あるいは、一つの流派に集中して稽古したほうが上達するのではないかと思われるかもしれない。
私もたまにそう思う(笑)

半身動作研究会の中島先生から「たいさんはどこへ行っても稽古できる。」言われたことがある。
技が出来るかどうかではない。
稽古の仕方を学べたと言うことだ。

技を修めた先生たちから共通して聞く言葉がある。
「私がやると何をやっても○○になる。」
「だいたい同じようになってくる。」
前者の○○には流派名が入る。流派の動きが身に付いているので、その体で何をやっても○○流になるという意味だ。
後者は異なる流派でやっていても、同じ体でやることだから方向性が大きく違わなければ、全く異なる技にはならないという意味だろう。
私も先生方のように技を修めていない段階ながらも、同じように感じることがある。

稽古ではまっさらになる事を心がけている。初めて参加する流派の稽古では特にそうだ。
以前、城間流のセミナーに初めて参加した時にも書いたが、いつもの稽古でやっていることをやるのでは、そのセミナーに参加する意味がないと思うからだ。
だから、いつも難なくやっている稽古と見た目に同じ形の稽古でも全く動けなくなる事も当然ある。
むしろそうであったほうが良い。
やる前に決めつけず、言われた通りに受け取って動く。
その後で感じたことは単なる感想だから特に否定するものではない
ようやく動けて「今のは良いですね。」と言われた後で(これはあの稽古でやる感覚に近いな)と感じることがあるが、これは構わないということだ。

健心流の体験稽古でも、想像していた感触とは違っていた。
というより、予め想像できる感覚ではなかった。
同じ流派で稽古をしていても術者が違えば感覚が変わるのだから、流派が異なれば感覚が違うのは当たり前と言えば当たり前だ。

で、ごちゃごちゃにならないか?という疑問についてですが、何かしようとしなければごちゃごちゃにはなりません。
あれとあれは同じだとか違うとか、整理しようと考え始めるときっとごちゃごちゃになると思います(私の場合)が、ただ純粋に味わっている分には問題ありません。
後は体におまかせです。
気に入った動きを体が覚えてくれて、そのうち勝手に出てくるでしょう。

以前、忍者のIさんと盗撮容疑の男を取り押さえた時、普段稽古していない合気道の『一教』の形になったのが一つの例だと思います。また、その時に力任せの動きが出なかったのも、普段の稽古で身に付いた動きを体が選択してくれたのだと思います

つまり、気に入った動きなら楽しんで稽古していれば良いということです。
ただ、ごちゃごちゃにはならないと思いますが、流派を決めて稽古した場合に比べて上達が早いかどうかはわかりません。
魅力的な稽古が色々あるので仕方ないです。

2013年7月30日火曜日

沖縄土産『健心流柔術』

表現しにくい感覚をどう稽古していこうか考えている。
健心流柔術の体験稽古でいただいた沖縄土産(感覚)の事だ。


この稽古は相手に技を練る方向性を理解してもらう必要がある。

方向性が異なって、受け手が『技にかかりたい』とか『技にかかりたくない』に偏ってしまうと、健心流で体験した感覚を育てる上ではおそらく妨げになってしまう
私にある程度感覚が育っていたらそれでも稽古になるのだろうが、まだだ


書道で言えば楷書の稽古になるだろうか、私が健心流で体験した感覚を追うには、お手本をなぞるように稽古する必要がある。感覚が掴めてきたら草書の稽古、つまりある程度の自由度を持たせた中で技を稽古しても得るものがあるだろう。

普段の稽古では、半身動作研究会で楷書の稽古、甲野先生の講座で草書の稽古をしていることになる。もう一つ言っておくと構造動作トレーニングは墨を摺っているようなものだろう。私の場合、この位置付けで稽古することでバランスを取っているように感じる

沖縄で基本の稽古メニューを教えていただいた。胡座で両手を掴まれる(掴んでもよい)形の稽古だ。まずはこれで感覚を練っていこう。

ブログへのアクセス数がいつもより多いと思っていたら、健心流柔術のブログで当ブログが紹介されていた。

http://kenshin123.blog.fc2.com/blog-entry-452.html

当ブログの内容を評価していただいております。
そしてなんと健心流のブログアクセス数も上がっているとの事。

私の技術も急に上がると良いんですけど(笑)

2013年7月29日月曜日

健心流稽古体験動画(後編)

健心流稽古体験の動画(後編)もアップされています!

体験稽古では健心流の最高レベルと言われる技から、動画にはありませんが不思議な技まで、本当に惜しげもなく体験させていただきました。
不思議な技というのは、『触れずに崩す』というものです。そんなバカなと思うかも知れませんが、通常の触れて崩す稽古の延長上に技術として確立されています。

体現するのが難しい技です。
見せて、受けさせて貰わなければ技の存在を認めることすら簡単ではないかも知れません。
このような技があって、出来る人がいるという事を身体で知ることが私にとって貴重な財産になります。
本当にありがたいことです。

東京セミナーも楽しみです!

2013年7月28日日曜日

沖縄体験稽古「健心流柔術」(その3)

書いてもわからないのでブログへの掲載OKをいただいた稽古メモです。
わからなくても頑張って記録するのがこのブログです。
というわけで健心流柔術の体験稽古メモ。

沖縄に来たー!動画で見た人達に会えたー!
という気持ちをこっそり抱えながらも健心流の稽古に集中。

『相手と繋がる』
『中心をとる』
『崩しをかける』
稽古の形は様々。根本は一緒。

身体の移動、腕以外の移動、重心だけの移動、見えない移動。
見た目にわかる動きから見た目にはわからない動きへ。
中心をとる稽古、繋がる感覚も稽古が進むにつれて繊細なものになっていく。
崩しの大きさは目に見えない大きさ、受け手にもわからない程、小さくなっていく。

基本的な稽古
『胡座で崩す』
お互い胡座で座り、腕を掴む(掴まれても良い)。
中心をとって、繋がりを作る。
ここから崩しをかける。
すると、受け手の感想としては何だかわからないまま崩れていく。

説明が難しい。
中心をとったまま、繋がりを作ったまま崩しをかける。
崩しの感覚を文章にするなら、こちらの体の状態を相手体に反映させる。という表現になるか。
繋がりの感覚を文章にするなら、力の通り道を作る。
繊細だ。疎かになりがちなのは、形の上で引く格好になる側の繋がり。

なるほどわかるように書いたつもりが、読み返してみてもわかってからでないとわからない(笑)


『ペンギン合気』
動画にもあった相手の踵が浮いてくる技。
これも繋がりを作り、あいてを崩す。
崩す方向は、相手の肩が上がってくる方向。
引き込むように見えるが、引いてしまっては技にならない。
雨どいを伝う雨水が下に流れるように、押さえてくる相手の力を下方向に流す。
すると相手は前に置いたつっかい棒を少しずつずらされるように崩され、踵が上がってくる。

『2方向、別々の力』
引き合って拮抗を作り、別方向の力を新たに伝える。
押し合って拮抗を作り、別方向の力を新たに伝える。
基本的な技の原理はここにある。
中心はこれに加えて、相手との繋がりを作る。
繋がりが出来ると相手の状態を感じとることが出来るようになってくる。
繋がった状態にあると、自分の身体の状態が相手に作用する。

『相手を立たせる合気上げ』
胡座から、あるいは正座から相手を立たせる方向に技をかける。
基本的な原理は『ペンギン合気』と同じだが、相手の状態によって立ちやすい位置、立ちにくい位置は変わる。
それを感じ取って、崩しをコントロールする。
胡座からの形で一度だけうまくいったが、これは毎回同じことをすればかけられる技ではない(ので二度は成功しなかった)。
『中心』『繋がり』『崩し』を相手を感じながら制御する技術が必要だ。


このブログを見て健心流に興味を持たれた方、何度か紹介していますが10月に東京セミナーが行われます。
一定の人数が集まれば開催とのことでしたが、無事条件を満たしたため開催決定です。
7月25日時点で、まだ7、8名ほどは参加可能との事でしたので、このチャンスをお見逃しなく!

健心流のブログはこちら

2013年7月27日土曜日

健心流稽古体験動画(前編)

稽古メモを詳しく記録しておこうと思ったら、健心流柔術のブログに私が参加した稽古風景を記録した動画がアップされていた。
私が出来ないで固まっている場面はもっとたくさんありましたが、編集でカットされていて良い感じになっています(笑)

健心流柔術のブログ
体験稽古(前編)はこちら


写真は健心先生に教えていただいたお店のソーキそば。

娘(5才)も喜んで食べていました!!
美味しいです。



2013年7月26日金曜日

沖縄体験稽古「健心流柔術」(その2)

交渉の末、家族の許可を得た沖縄旅行中の健心流柔術体験稽古。
行ってきました!

健心先生からブログに書く許可もいただきました!(書いてもわかんないから(笑)という許可。)
感想は「楽しくて気持ちよくて難しかった!」です。
細かい稽古メモはおいおい書いていきますが、忘れる前に大事なところだけ書いておきます。
『相手と繋がる』
『中心をとる』
『崩しの感覚』

稽古の形は様々。
根本は一緒。

健心流初体験の私に健心先生をはじめ、皆さん丁寧に教えて下さいました。
約二時間ほどの間、惜しげもなく技を受けさせていただきました。
どの技を受けても大変心地よく崩される楽しい稽古でした。
健心先生はじめ、お相手下さったみなさま、ありがとうございました!

沖縄旅行、最高の出だしになりました。

2013年7月25日木曜日

沖縄体験稽古「健心流柔術」(その1)


夏休みに旅行に行こうという話になった。 
たしか一昨年は北海道の旭山動物園。
動物園と来れば次は水族館。
今年の行き先は、沖縄の美ら海水族館に決まった。
行ったことがない沖縄への旅行に張りきって予定を立てるパパ。
それにはある狙いもあった。

沖縄と言えば、琉球空手。武術の盛んな所という勝手なイメージがある。
しかし、今(私の中で)ホットなのは空手ではない。
10月に東京セミナーを控えている『健心流柔術』である。
以前からブログで紹介されている動画で稽古風景を見ていて、楽しそうだなぁと興味を持っていた。というのは以前にも書いたと思うが、今回沖縄に行くのは私自身、生まれて初めてである。
これを逃せば次回はいつになるかわからない。
このチャンス逃すべからず。

という訳で、張りきって家族旅行の予定を立てた。
空港からホテルまでの所要時間からどこで食事を取ると良さそうか、
美ら海水族館は何日目に行くのがベストか、
海水浴は、
プールに行くなら何日目の何時が良いか。
それぞれ食事はどうなりそうか。
お土産はいつどこで買うのが良いか。
調べて計画したうえで、ネット上で出来るという『旅のしおり』を作成してママに渡した。
もちろんそこに(夕食後、武術体験(パパだけ))という予定も書き込まれている。
当然ママから「なにこれ?」という質問が出た。
ここからは交渉という名の一方的なお願いである。
交渉に用いる努力は旅のしおり作成という形で予めしておいた。

交渉期間中、健心流柔術体験稽古の問合せをするやり取りの中、健心先生からたくさんの有力な沖縄情報(美味しいお店、食事情報)をいただけたのも大きな追い風になった。

数日間の交渉の末、無事体験稽古に行く許可を得ることが出来たのだ。

さてその稽古の模様は、、、続く。

2013年7月24日水曜日

『空気投げ』が出来る気がしてきた

『空気投げ』である。
急に『空気投げ』が出来る気がしてきた。

『空気投げ』とは関係のない記事をネットで見ていて、『転体』という文字を読んだときに頭の中が急に『空気投げ』に切り替わった。

私はそもそも『転体』をよくわかっていない。普段の稽古でも使わない言葉だが、恐らく合気道の動画などで目にしているのだろう。何となくイメージされる動きがある。
合気道の『四方投げ』と剣術の『前後斬り』だ。
あらためて考えると『空気投げ』はどちらとも違うように思えるが、今回の閃きは、このあたりのイメージがベースにあったはずだ。

『空気投げ』は相手を振り回す技ではない。
相手から一瞬消えて別の場所から現れる技ではないか。
消えるというのは見た目に消えるのではなく、受け手の感覚としてだ。
これが上手く行けば『全方向空気投げ』もいけるかもしれない。

ここまで書いておいてあれですが、出来る気がして出来なかったことは今までに何度もあるので実際どうなるかはわかりません。
早く稽古したい!

2013年7月23日火曜日

夢と身体と精神と世界

見る夢と身体の関係。
嫌な夢を見て目が覚めたら、ずいぶんと窮屈な姿勢で寝ていた。

窮屈な姿勢が生み出す窮屈な夢。夢とはそのまま精神状態と言い換えてもいい。姿勢が精神に影響するということ。
姿勢が変われば見る夢が変わる。精神が変わる。ちがう精神で見れば現実世界も違って見える。

姿勢が変われば世界が変わる?!


ってそんなに都合よくいくかどうかはわかりませんが、少なくとも多少気持ちよく過ごせるでしょうね。

2013年7月22日月曜日

『普通』に動く。『普通』を変える。野田古武術の会

中島先生講師による野田古武術稽古会に参加してきた話の続き。

この日の説明であらためて納得したことがあった。 
稽古には大きく分けて二つある。という説明だ。 
『普通に動く稽古』と『普通を変える稽古』 

中島先生は稽古会で色々と説明してくれて、最後の最後の説明のまとめで『何でも普通に動けば良いんです。』言うことがある。 
これまでの細かな説明はなんだったのかと突っ込みたくなるまとめにも聞こえるが、まとめれば確かにその通りなのだ。 
相手がいなければ普通に動ける動きが、そのまま技になる動きになっている。 
しかし、相手に何かされると普通に動けなくなるのが『普通』だ(笑) 

説明がややこしくなるので相手がいないときの動きを『普通』と呼ぶことにしよう。 

では鍛練やトレーニングは必要ないのか? 
というとそうとも言えるし、そうでないとも言える。 
少なくとも半身動作研究会でやるような技の練習であれば、特別な鍛練は必要ない(中島先生がこう言っているわけではありません)。 
『普通』に動くための練習にトレーニングは必要ないからだ。 
ではトレーニングは何の為にやるのか? 
『普通』を変えるためだ。 
武術の稽古でも練られるだろうが、私の場合は構造動作トレーニングがそれにあたる。 

動ける身体、力の通りのよい身体が『普通』になれば、『普通』に動いたときの技も向上することだろう。 

構造動作トレーニングを始めた時は整理できていなくて混乱しかけたのだけれど、『普通』が変わるならそれで良いと整理して取り組んでいた。 
この日あらためて中島先生の言葉を聞いて、迷いなく進んでいける確信を得た。 
『普通を変える』稽古に近道はない。 
地道。 
丁寧なトレーニング。 
この積み重ねが『普通』を変える。 

2013年7月21日日曜日

『触れて崩す』稽古の段階的練習方法

中島先生講師による野田古武術の会に参加した。

テーマは『前腕に重さを伝える。』構造動作トレーニングの基本ポーズ(東京タワーのポーズ)から前重心に身体をまとめる。腕頭関節から腕を返す。この姿勢で作った状態をキープして動ければ相手に重さを伝える事が出来る。重さが伝わるというのは、重心移動の続きを相手にしてもらうということ。そのためには等速度で動くこと。稽古では感覚をつかむために、等速度は一先ず置いておいて『触れた相手が動き出す』のを確認した。相手が動き出したらそれについていくという稽古だ。
私もそうでしたが皮膚の稽古(※)に代表されるこの系統の稽古(実はほとんどがこの系統とも言えるのですが)は難しいと感じる人が少なくないと思います。
やり方がわかるまではわからないのだから難しく感じて当然なのだけれど、段階を踏んで確認していくとあっさり出来てしまったりもする。もちろんいきなり出来る人もいるし、やっぱり難しい!という人もいます。で、その段階は人によって違いますが、大抵の場合は段階的に出てくる次の3つの課題に気づけなくて悩むことが多い。1.『触れるだけ』でよいところに体で寄りかかっている2.『触れるだけ』が出来ているが、相手が動いているのに気づかない3.『相手が動いている』に気づいているが、その動きについていけない
なぜこのように整理できるかと言うと、私が出来るようになりたいのに出来なくて、悩みながら練習してきた稽古だからです。まあ、それはいいとして。
1は相手を動かしたいという気持ちや、動かさなきゃいけないというプレッシャーから無意識に生じるものなので、私のアドバイスは『私が動くかどうかは気にせず、取り敢えずは触れるところまでやってみましょう。』となります。すると焦りやプレッシャーから解放された心が体にも影響して、『触れるだけ』が出来るようになり、力の通りがスムーズになります。
2は、触れるだけで相手が動くと思っていないことが原因である事が多いです。慣れの問題なのて、私のアドバイスは『触れられて微動だにしないのは、不可能です。触れたら必ず動くので、触れたら何もしないで相手が動いていることを確認して下さい。』となります。すると、触れると相手が動くという段階まである程度体が認めてくれるようになります。
3は人によりアドバイスが変わります。2まで確認出来ていればあとは稽古を重ねるのみです。私のアドバイスは、さっきより良いか悪いか、出来ていないのはどこかを伝えるようになります。あっさり出来る人もいれば、なかなか出来ない人もいます。
実際、駄目な理由が自分でわかるようになればアドバイスはほとんどいりません。自分で稽古出来るからです。
何で今回偉そうに稽古のアドバイスを書いたかと言うと、稽古会でお会いする方の中にこのブログを読まれているかたが意外といらっしゃるようだからです。それから、一緒に稽古した方に感謝されることが増えてきたので、復習の助けになればと思います。
文字で伝わりそうな部分に絞って紹介しましたが、触れて伝えられることに比べると、文字で伝わる部分は十分の一もないかも知れません。それでも何かのご参考になればと思います。

※中島先生による皮膚の稽古動画
皮膚を擦ると相手が動くのでそれについていっています。

2013年7月20日土曜日

手裏剣試行錯誤(水天宮自主稽古会)飛距離を伸ばす(その2。動画あり)

水天宮続き

前回の手裏剣日記で『引き算』の発見があったと書いた。
『引き算』とは八光流の広沢先生から聞いた言い方で、ブログにも度々書かれている
余計なものをやめること。今回の私の場合は、肘が力みをやめることができた。肘を力んでいるつもりはなかったのだけれど、それに気付く瞬間が訪れたのだ。
気がついてみればその違いは明らか。
肘の力みが抜けた状態の楽なこと楽なこと。
楽なのだけれど威力も速度も落ちていない。
これで練習していると三間どころか三間半も通るようになった。
その調子でやっていたらこの練習場で取れる最大距離、四間も通る。
不思議なもので、三間を通すのに始めに書いたやり方の後者(威力)のアプローチでやっていたのだけれど、距離が延びてくるほどに前者(押さえ)の アプローチで目指したかった感覚に、そうなろうと意識することなくなってきた。
動画は肘の力みが抜けた状態。
距離は三間です。

ちょっと遊び心で下投げにも挑戦。甲野先生が打つ下投げで飛んでくる手裏剣を、的側からガード付で見たことがあるが、手裏剣が浮き上がってくるように見えて軌道が分かりづらく、怖い。
私の場合はすっぽ抜けると天井の蛍光灯を割っちゃいそうなので近距離から。
これはこれでなかなか面白い。
これも動画を撮りました。交互に打ってます。

2013年7月19日金曜日

手裏剣試行錯誤(水天宮自主稽古会)飛距離を伸ばす(その1)

久しぶりの水天宮稽古だ。
この日は手裏剣稽古のみ。

二間はいつでも通る(刺さる)感覚になってきていたが、久しぶりにやってみると三間が通らない。
三間がいつでも通るようになれば、そこから工夫のしがいがありそうだと思い、まずは『三間がいつでも通る』を目標にして練習を開始した。

直打法で打つ手裏剣の距離を伸ばすには、アプローチの仕方が二通りある。
1つはより押さえを効かせて、放物線の軌跡を描きつつ四分の1回転させる時間を延ばす方法。
もう1つは、押さえは変えずに威力(速度)を上げて、剣が四分の1回転する間に進む距離を延ばす方法だ。
刺さらない理由は大抵の場合、的に到達するまでに回転し過ぎてしまう点にあるので、どちらかの方法で改善できる。
私の場合もそうだった。

威力を求めてそれが力みや身体の捻れに繋がってはいけないと思い、まずは前者の方法で三間に挑戦した。
何度か試すが、押さえを効かせようとすると手がでしゃばる感じが増してきて良くない。
やればやるほど悪くなる予感がしてきたので威力系に方針変更。
威力を出すにしてもスナップを効かせてしまってはだめだ。まだ見ぬ質の動きを引き出すには、やり慣れた方法に安易に流されてはいけない。
やはりここは『謙譲の美徳』だろう。
”相手に譲る”という『謙譲の美徳』こ感覚を手裏剣に応用することで威力を増そうと試みた。
何度かやってみるが、どうもしっくりこない。時おり『追い越し禁止』の動きが引き出される感じもしたが、手裏剣相手だとそもそも譲りかたがわからない(笑)

そこでさらに初心に返り、韓氏意拳の内田さんに教わった『剣先の重さを足裏で感じられるように』というのを丁寧にやってみる。
すると剣の刺さりが鋭くなり、回転が押さえられてきた。

私の場合、不思議なもので通らないとあれこれ余計な工夫をしたくなり、悪循環に陥ってしまいがちなのだけれど、通ってしまえばそこからの工夫はよい方向に進む事が多い。的に刺さるという取り敢えずの安心感が心に余裕を生み、工夫の方向が(八光流の広沢先生の言葉を借りれば)『足し算』ではなく『引き算』になるからだ。

この日は『引き算』で大きな発見があった。
この発見後の動きを動画つきで紹介しようと思います。