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2013年9月30日月曜日

腕相撲で『謙譲の美徳』

中村先生に「面白い身体の使い方があります。」と謙譲の美徳』を紹介した。

紹介したのは腕相撲の形。

一応私が先に動く約束をさせてもらったうえでその動きを止めようとしてもらう。
止めようとしても止められない。
止めようとすると身体ごと持って行かれてしまう。
何度やってもそうなるのが面白いのか、中村先生は何度も受けてくれる。

さらに中村先生は面白がって自分でもやろうとする。
が、すぐには出来ない。
当たり前ですが。
で、何とかわかってもらおうと私が説明する。
出来ない。
説明する。
しばらく続けていると、出来そうな兆しが見えてくる。
「栄養会」の合間の短い時間だったがずいぶん熱心に取り組まれていた。

あれやこれやと切り口を変えて説明するのも、説明している自分自身の理解が深まることもあってありがたいのだ
何よりこういう時間は楽しい。

説明すると言えば、この「栄養会」で水天宮自主稽古会でお世話になっているM会のO氏から稽古会の講師としての依頼を受けた。
お世話になっているO氏からの依頼とあらば断るはずもないのだが、私が講師というのに違和感があって「私がですか?」と聞き返してしまった。
(初心者からすれば私の方が経験のある)手裏剣を中心にやらせたいただくことになりそうだ。
申し出は大変ありがたく、期待に応えたいのは山々だが、肝心の私が人にものを教えるほど技が身についていない。
教わったことや気づいたことを紹介しながら一緒に稽古するという形でやらせていただこうかと思います。

2013年9月29日日曜日

構造動作トレーニング「栄養会で質問」

とある質問をする目的で終了間際の構造動作トレーニングに参加。
足指とは関係のない質問だったのでチャンスを待って「栄養会(懇親会)」へ。
質問とは、肋骨の関節のこと。
名古屋で実感した背骨と肋骨の関係について、実際にはどうなっているのか確認したかったのだ。
実際どうであれ、技の動きに影響があるわけではないけれど、実感と実物の違いは押さえておいて良いだろう。

「背骨と肋骨が繋がっている部分は、仕組みとして動くようになっていますか?」

「なっている。複数の関節で構成されていて、肋骨の体の前面側の中心近くは軟骨。」
動きは上下に開く、左右に開閉するなどが可能な仕組みになっているらしい。
しかしながら、意識的に動かせているという話にはやや懐疑的であった。
他動的に動く関節なのか或いは簡単に動かせる関節ではないということなのだろうか。

「武術の技はテクニックがあるから、説明している通りに身体が動いているとは限らない。」
まさにその通りなのだけれど、名古屋で受けた感触は確かに肋骨付近の背骨にある遊びが取れて力の通り道が出来たようだったので、骨格的にあり得るのかを確認しておきたかったのだ。

実際どう動いているのかはわからないが、今回肋骨について勉強できたのは良かったと思う。
前側が軟骨だったとは知らなかった。

2013年9月28日土曜日

『虎ひしぎ』で階段登り

『虎ひしぎ』についてはこちら

今更ながら『虎ひしぎ』を階段登りに使った効果に驚いている。

私は『虎ひしぎ』に対して、そのインスタントで大きな効果にドーピング的な印象があって、あまり積極的に使っていない。
何とか効果だけ取り出したいと思って、姿勢でその効果を再現してみたりもしたが、
その姿勢で『虎ひしぎ』やるとさらに効果がある。つまり、『虎ひしぎ』無しにはその効果を完全には再現出来ていない。

先日長い登り階段を上る機会があった。
構造動作トレーニングで姿勢を意識するようになって、階段を登るのは本当に楽になっているが、それでも階段が長ければそれなりに疲れるのは当たり前の事だ。

本当にそうなっているかどうかは別として、私が階段を上る感覚は、落下と反射による上昇の繰り返しで、よりこの感覚が強くなる姿勢を求めている。
繰返しになるが、以前と比べたら格段に楽になっているのだ。

ふとそこにちょっと『虎ひしぎ』をやってみたくなったのだ。
静岡でアシスタントを務めたときにさんざん教えた手前、自分でももう少しやっておこうと思ったのかも知れない。
あらためてやって驚いたが、格段に楽になる。
今回は人目を気にしたので、こっそりと指先だけでやったものだったが、甲野先生が100段の階段も一気に登れるという、猫科の動物のような姿勢をとればさらに大きな効果が期待できる。
少なくとも駅の階段ではやりませんが。

いまさらですが『虎ひしぎ』の効果に驚きました。

2013年9月27日金曜日

股関節を寝違えた?!

左股関節の違和感で目が覚めた。
左の股関節は構造動作トレーニングを始めたころから中村先生に指摘されて、ここ数年は自分でも右に比べると動けていないと意識してきたところ。

意識しないと内旋した状態に向かいやすいのだ。
違和感は痛みとして現れた。
痛みは動作ミス!
というわけで、寝ている間にやってしまったであろう、動作ミスの矯正を試みた。
眠い目を擦りながら長座と胡座の間くらいの姿勢をとり、骨盤をおこす。
ここから左足の小指を床に押し付けるようにして、重心を左側に寄せて股関節を外旋させる。
やってみると、この姿勢でいる間は痛くない。
出来る限り縮めるべきところを縮めるように姿勢をとるようにして続けたところ、眠れるほどには痛みがなくなった。

首を寝違えるように股関節を寝違えてしまったのだろうか。
再び目を覚ますと痛みも違和感も消えていた。

2013年9月26日木曜日

コンサルティングと武術稽古

訳あって普段読まないビジネス関係の本を読んでいる。
マネジメントの次はコンサルティングについてもの。

恥ずかしながら今まで知らなかったのだけれど、世界ではじめてコンサルティングという仕事を確立した人について書かれていた。

組織が継続するのに必要なものとして、いくつかのポイントが示されていたが、ここでも超一流と言われる人が言うものは普遍的なものが多い。

コンサルティングは報告書を作って終わりではない。
クライアントがそれを自発的、積極的に実行に移さなければ意味がない。
「お手並み拝見。」という態度でいられたら、コンサルティングは失敗に終わる。

武術やスポーツ、或いは勉強を指導する立場であったとしたら、これらは大いに参考にすべき内容だった。
どんなに優れた手法やトレーニングもそれを受けた側が積極的に実行に移さなければ全く意味がない。

何のためにやるのか?




2013年9月25日水曜日

マネジメントと武術稽古

もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』を読んだ。

マネジメントについては、所謂管理方法だとか管理手法については学んできたが、根本的なところは誰かに学んだというよりも、環境と感じるにまかせてきたところがあった。

この本には根本のところが書かれている。
『真摯さ』
それこそが重要だという。

それは常に組織の目的に沿っていなければならない。
手段は目的にはならない。

組織もなく、仕事でもなく、誰かの為でもなく続けている武術稽古だが、この本から学ぶところがあった。
一言で言えば『向き合い方』だ。

楽しくて続けているものだが、なぜ続くのか?なぜ楽しいのか?
少し時間をかけて自分自身に聞いてみようと思う。




2013年9月24日火曜日

稽古日誌関西中部特別編「その4浜松稽古」

最終日、静岡に続いて浜松の稽古会に参加。
今回の特別稽古最終回となる稽古会。

純粋に稽古が楽しい。それをあらためて実感した3日間だった。

ここ浜松には、浪之下』を井上持ち』で強力に受ける方がいらしていた。
甲野先生に促されて私もその方に『浪之下』をやろうとするが下がらない。
下げるのは諦めて『屏風座り』で動かすとようやく動いてくれた。
どこにも熱心な人がいるんですね。嬉しくなってしまう。

『謙譲の美徳』
甲野先生はいつものことだが、早くも最近のセミナーではあまり説明することがなくなってしまった。
しかし、参加者の方に個別に紹介すると『謙譲の美徳』は受けがよい。
浜松では特にバスケット部の顧問をされているという先生に、ボールを奪うときに使うと強力に奪うことが出来る点について、高い評価をいただいた。

その他にも親子で参加されていた方にサッカーの競り合いの形でポジションを奪う方法を、
浮木之腿』を用いて行う方法を説明した。

中でも名古屋でもご一緒した女性格闘家兼ピアニストというMさんとの稽古が楽しかった。
『謙譲の美徳』を空手に応用するというもの。
・左右のパンチ連打。
・突き
・前蹴り
・ミドルキック
・ローキック
特にMさんのパンチ連打が変わった。
左を打った力を貰って、右を打つ。その力を貰って左を打つ。
これを繰り返して高速連打を行う。

私は空手の試合も組み手もしたことがないので、実際にどういう形で役に立つのかはわからないが、
状況によっては相当有効なのではないかと思った。

『太刀奪り
山口先生が数日前に気づいたというやり方。
肩を入れていくというもの。
このやり方だと「うわっ」と肩を竦めたところからでも動く事が出来る。
これを教わる前と後では心の落ち着き方が段違いに良くなったように感じた。

課題
左腰の動きが鈍い。全体の動きの足を引っ張っている感覚がある。


この後は懇親会があったのだけれど、最終の新幹線に乗るため欠席。
浜松を後にしなければならなかった。
それを知っている山口先生が「明日の始発で帰るのですか?」とからかってくる(笑)
後ろ髪を引かれ過ぎて後頭部が禿げそうだったが、おとなしく帰ることに。まあ、ここで帰らなければ家から前髪を引かれてどちらにしても禿げそうだ(笑)

あっという間に過ぎて、振り替えれば密度の濃い、小学生の夏休みのような三日間だった。
ご縁のあった方々に感謝します。
ありがとうございました!!!

2013年9月23日月曜日

稽古日誌関西中部特別編「その3静岡セミナーアシスタント」

3日目
早くも最終日である。

この日は静岡の「静岡SBS学苑パルシェ校」で行われたセミナーにアシスタントとして参加。
なんと、100人近い参加者!!

『マナーモード』と『辰巳返し』を披露させていただいた。
『マナーモード』ではまたまた(本当に笑ってよいのか)微妙な空気になり、やはり私が笑ってしまう。
『辰巳返し』はほぼ垂直の状態で押さえてくる珍しいタイプの方にやや苦戦してしまったが、
まあ、こんなもんです。

セミナーは熱心な参加者の方々のおかげもありおおいに盛り上がった。
中でもアブダビという総合格闘技をされている方が『虎ひしぎ』の効果にたいへん感心されていたのが印象に残った。

何しろ100人近く参加者がいて、皆さん高い関心をもたれている。
二時間があっという間に過ぎた。
手の形がわからないという方が大勢おられたので、甲野先生に言われて会場内を説明して回った。
『虎ひしぎ』『角成の手』『旋段の手』『親指の背を使う』『心を落ち着かせる手』
他に質問が多かったのが『屏風座り』『大和座り』
次々に説明して回る。
質問が止まない。

この日会場からも声があがったが、この熱気に対して一年に一回の講座では勿体ない!
半年に一回はやってほしいところだろう。

2013年9月22日日曜日

稽古日誌関西中部特別編「その2名古屋稽古」

2日目
大阪から名古屋へ。

甲野先生と武術の技の話をしながら大阪から名古屋へ移動する。
贅沢な時間だ。

早めに到着したので先にチェックインをして、講習会までの時間を過ごす。
私個人的には一番重要な『家族へのお土産』を無事済ませることが出来た。
会う人、会う人に言われるのが「理解ある奥さんですね。」という言葉。
本当にそう思う。稽古に行けば行くほど妻には頭が上がらなくなる。
システマのミカエル氏や韓氏意拳の韓競辰先生は愛妻家でもあると聞いているが、私にも達人の素質があるということか(笑)

迎えに来た名古屋稽古会の世話人である山口先生からは「たいさんにはこっちにいる人よりも会っているんじゃないか(笑)」などと言われてしまった。

名古屋の稽古会では、私の顔を覚えてくださっている方も増えてきた。名前の覚えが悪いのは失礼を承知だが、私ではなく私の脳が悪いのだからご容赦願いたい(笑)
こんな事をいった人がいたという話を恵比寿の稽古後に聞いたので拝借しました)

ここからは名古屋稽古会の話。

名古屋に来たのだから山口先生の動きを体験しなくては始まらない
前回は『皮膚』だったが今回は『骨』。
肋骨と背骨の遊びを無くす身体操作で、背中を背骨に沿って左右から縮めるようにする。
『柾目返し』の形で受けると肋骨の動きがダイレクトに伝わってくるようだ。横方向に動かすので伝わってくる動きは山口先生の説明の通り、魚が泳いでいるようにも感じる。
構造動作トレーニングで背中を縮めるトレーニングがあるが、それに近い感覚だった。違うのはそこから動くというところ。ガチガチに固めてもいいから縮めるトレーニングとして取り組んでいたが、それがそこから動くのだという。
解剖学的にどうなのかは、機会があれば中村先生に確認しておこう。

柔道四段というお寺の住職さんと稽古。
『謙譲の美徳』を柔道に応用する動きの感想で「これが出来たらもっと勝てたのに。」との効果を感じさせる感想をいただいた。
お返しというわけではないと思うけど、住職さんが大学時代に一度も返されたことがないという寝技の独特なやり方を教えていただいた。
それは上四方や横四方の時に相手を掴まないという方法。
独自に編み出されたようで、掴まないどころか手のひらを畳につける形にして、相手には手の甲で触れる形になるというのだ。
住職さん曰く、相手との間に隙間があるからそこがセンサーの役割をはたして、ピンポイントで起き上がれなくなるところだけを押さえれば良いのだという。

『謙譲の美徳』
皆さんに『謙譲の美徳』を説明しつつ一緒に稽古した。
『謙譲の美徳』はすぐに誰にでも出来て楽しい稽古と思っていたが、どうやら説明と見た目の印象が邪魔をするのかなかなか出来ないケースが多く見られる。
名古屋でも例外ではなかった。
最も多い失敗は、自分から後ろに跳んでしまうというもの。
実際に後ろにとんでしまっては相手には何も起こらない、しかし「はね飛ばされるつもりで」と言われてやればそうなるのも無理はない。
どうにか他の説明が出来れば良いのですが、私の実感が他の説明を許さない。
どうにかならないものか。

この日は打ち上げにも参加して、名古屋恒例の深夜のホテル稽古。
ホテルのエレベーターホールで稽古した。
甲野先生と山口先生の稽古は密度が濃く、熱い。
大阪でも感じた熱だが、山口先生も甲野先生と出会って人生が大きく変わった一人。
その熱量は普通ではない。
普通ではない熱で稽古をすれば、動きも普通ではなくなってくる。

2013年9月21日土曜日

稽古日誌関西中部特別編「その1大阪稽古」

関東圏外の甲野先生の稽古会に参加した話。

まずは西は大阪、O高校での合気道家の方々が多く参加された稽古会。
稽古熱心で先生の話によく名前が出てくるDさん、Sさん、Kさんにも久しぶりにお会い出来た。

先生の紹介で『マナーモード(追記:正式名称”綴れ足”)』と『謙譲の美徳』の実演をさせていただく。
先生の「絶対に笑う」という前ふりからの『マナーモード』実演。
初めましての私に、初っぱなから足を勢いよくガタガタさせられて、本当に笑って良いのかどうか微妙な空気に包まれた(笑)
空気に堪えかねてやっている本人が最初に笑ってしまった。

その後も熱心に取り組まれる皆様の熱気の中、講習会は終始楽しく、真剣に進んだ。

受けの強力なDさんやKさんたちに柔道の組んだ状態から、『謙譲の美徳』で前後に揺するだけで下まで崩すというのを受けて貰ったところ、前後に揺れるだけで全然下に崩れない(笑)

総合格闘技をかなりやりこんでいるというM田さんに、『謙譲の美徳』が押すだけではなく前後左右上下に応用できる点と『辰己返し』を紹介。
『謙譲の美徳』は相手を引き付けるのに有効だとの感想をいただく。

合気道の方にも『謙譲の美徳』と『辰己返し』 を伝授。喜んでいただけたようだ。

甲野先生が座りで『マナーモード』を使われていたので、こちらもそれを真似して受けると甲野先生からも「これは効いている」との感想が貰えた。
とことが、先生が何をやったのかはわからないがその次には身体ごと浮かされて後ろに跳ばされてしまった。
跳んだ感触からして『謙譲の美徳』と思われるが、こちらも使っていてこれだから、動きの精度が威力に繋がるということがここでもわかった。

懇親会では参加者の方々の◯◯繋がりや、教育についてのお話などたくさん伺ったが、印象に残ったのは世話人のMさんが甲野先生に出会ってからの話。
先生に出会ったことがきっかけで、大きく人生が変わったという人に何人かお会いしているがMさんもまたその一人。甲野先生に会わなかったら今のMさんはないのだと、力強く断言されていた。
そのMさんの考察による『朝顔の手』に関するご意見は興味深かった。

稽古熱心な方々の熱を貰って、こちらも稽古熱が高まった。
ただ、この日高まった稽古熱は、いつもの「今すぐ稽古したい!」という燃え上がる炎の熱ではなく、身体の芯で燃えるマグマからくる地熱のよう。
この熱が冷めることはないだろうと感じる。

そうそうO高校に向かう途中、甲野先生から「もし必要なら松聲館の研究員を名乗ってもかまいませんよ。」とのお話をいただいた。
一稽古人として大変な名誉で、嬉しいことだ。
しかし、そう名乗るだけの心構えでやれていないと感じる自分が嬉しさと同時に恐れを抱いているのだろうか、
いますぐ研究員を名乗る事は無いだろう。

もちろん、今まで同様、甲野先生の技の研究はやっていきますが。
って、それなら研究員で良いのか?!

2013年9月19日木曜日

柔道技研究『内股』

柔道
大変貴重な柔道教本をもとにして柔道技の研究。
恵比寿の道場は床が固いので投げ飛ばすわけにはいかないが、研究するには問題ない。
この日は柔道有段者のIさん、常連のSさん。

『支釣込足』の理解が進んだ。
腰で捻るのはやってはならない。相手の重心を、支えた右足の外側に連れてくるように回す。

その後は『内股』の研究。
これが上手くいかない。
相手の右足を跳ねる場合は良いのだけれど、左足を跳ねる場合、相手は右足を残して耐えてしまう。
色々と試したが、どうしても相手を崩すところまできたら、『内股』ではなく『跳腰』のほうが良いという結論になってしまう。
もちろん、そんなはずは無いわけで、『内股』を選ぶ理由があるはず。
そう考えて受け、取りを入れ替わって試すも結論には至らず。
教本によれば、相手が左足を前に出したとき、或いは右足を後ろに引いたときに技をかけるとある。
形の中でも相手が左足を出すタイミングで技に入っている。
『内股』は手技、足技、腰技の分類によれば足技に属する。
足技は相手の重心が移動するところを捉えて技に入ると友好なものが多い。
腰技は相手の重心を乗せて投げ飛ばす技と言える。
そう考えると同じような動きだが、重心移動を捉えたときに有効なのが『内股』で、相手を崩しながら懐に飛び込めたときに有効なのが『跳腰』と考えても良さそうだ。
考えてみれば足技は相手の重心移動を捉えられなければうまく掛からないものばかり。
少なくとも間違ってはいないようだ。

他にも常連の方々が参加されていたので質問などを受けながら稽古した。

「体を動きに参加させるとは、どういう事ですか?」
という質問をいただいた。
これは私の実感からだが、全身で動くとは、言い換えると自分自身に邪魔されることなく動くとも言える。

手を下げるという動作で、わざと体を動きに参加させないやり方で受けてもらいながら違いを説明する。
参加させない場合は、余計な力を入れまくって体をガチガチに固めて動けば良い。一番効率の悪い動きがこれになる。
そこから肘で動く、肩も動く、背中も動く、腰も動く、股関節、膝関節、足首、足裏と体の使い方を効率化していく。
説明用には別々に動かして違いを感じてもらうのも良いが、やってもらうときはリラックスしたままただ動いてもらうのが良い
これが出来れば結果として全身が動きに参加することになる。

『謙譲の美徳』
相手に場所を譲るのだけれど、ただ遠慮するのではなく、自分の体がまとまった状態にあればあるほど良い。
まとまった状態にであれば、譲るまでの時間を短くすることでより効果を高める事が出来る。
『足の踏み替えによる震動(通称マナーモード)』を併用すると体のまとまりと短い時間での動きが引き出される。
前後左右上下で効果を発揮できる。
色々な方向で受けていただいたが、『浪之下』で行うと重さが乗るまでの時間が短いようだ。
『浪之上』でも出来ると思うが譲る方向が床になってしまうので、今一つ感覚が掴めない。
これはもっと精度をあげていきたい。