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2014年3月31日月曜日

『空気投げ』進展!!

『空気投げ』は、稽古仲間に受けて貰えば貰うほど育つ。

この日変わったのは足捌き。
右足を後ろに引きすぎていたのを修正した。
これによって左足の踏み込み位置がより相手の踏み出せないところまで届くようになったのだ。

三船久蔵十段『エア空気投げ』

かなり近づいてきた気がする。
わかったつもりが、その通りに動けていなかった。
稽古仲間に感謝!!


他にも柔道技ばかり練習させてもらった。
最近目覚めた寝技では、
『袈裟固め』『袈裟固めからの逃げ』
『下向きからのガード(自転車反対漕ぎ)』
『下向きからのガード。足回し。』

関節技
『腕ひしぎ十字固』『腕絡』

捨身技
『谷落』
『横落』
『浮業』
相手の状態によって異なる名前がついているが、基本的に同じ技だ。
この技が上手になれば寝技に入れるかな。

『浮腰』
嘉納治五郎先生の得意技。 
突いてきた相手に施すとよく掛かる。
柔道の試合では、長身で奥襟を持って押し込んでくるものによく掛かる。

あ、甲野先生の講座での話なのに甲野先生が出てこない(笑)




2014年3月30日日曜日

あいうべ体操

中島先生から、『あいうべ体操』というものを紹介してもらった。

イビキにも効果があるらしい。
何をかくそう、私のイビキは家族から苦情が出るほどやかましいらしいのだ(本人は寝ているのでわからない)。

ものは試し。やりはじめました。

三日目くらいにして、何だか口を大きく動かすのが楽になってきました。
これで、私のイビキが無くなったら凄いですよ。


『あいうべ体操』こちらです。

2014年3月29日土曜日

イメージと感覚の違い

未知のポジション感覚をセットする。
構造動作トレーニングはイメージトレーニングではない。
感覚を刻むトレーニングだ。

感覚とイメージは似ているようで、異なる。
この日はそう感じた。

「東京タワーのポーズを取ってください。
こう言われて、見よう見まねで挑戦している段階、これはイメージで動いている。


「顔を下げない。」
「もうちょっと前へ。」
「もっと上へ。」
「胸もこのくらい。」
「膝に遊びを持たせて。」
「お尻を引かない。」
「今のこの方だと、ここです。」
まさにこのときの姿勢や重心の位置を感じること。
これが感覚だ。

イメージは、なれないものになろうとすることが出来る。
しかし、それは抽象的だ。
感覚は、具体的な体の状態のことであり、それを呼び起こすことは、具体的に体をそのように動かす事になる。

動ける人は、イメージで説明してもうまくいくが、動けない人は感覚を刻む必要がある。

構造動作トレーニングは、感覚を刻むトレーニングだ。


構造動作トレーニング『腹圧』

基礎トレーニング。
姿勢と動作。

腹圧の重要性と、腰をそらないための注意点がはっきりした。

骨盤をおこして立つ。
東京タワーのポーズでは、頭と胸を前上方向に持っていく。
10cm身長を伸ばすつもりで。
これがないとせっかく骨盤をおこしても、胸を引いて、腰を反ってしまう。

『帯の締め方』
これを聞くために柔道着の上と帯を持ってきた。
「何か白帯いやだなぁ。」
とは柔道有段者でもある中村先生。

「お腹を思いきり凹ませて、そのまま帯を締める。その帯を腹圧で押す。」

中村先生は、股割りトレーニングもこれでやっていたとのこと。
やってみると、確かに腹圧をかけやすい。

仰向けに寝た私のお腹に中村先生が拳をあてて体重を乗せてくる。
これを腹圧で跳ね返す。
かなり重たいが帯の効果で、鳩尾以外はそれなりに跳ね返し続けることが出来た。


柔道の寝技で相手の下側になったときも腹圧が有効。
頭を起こすのは鳩尾あたりから起こす。
なるべく腰椎を折らない。

崩れ袈裟固めをOさんにかけてもらって脱出。
腹圧なしと腹圧ありの比較。
腹圧ありでは、背中で作った隙間と丈夫になった体幹部で、コンパクトに相手をひっくり返す働きがうまれていた。

腹圧だ!




2014年3月28日金曜日

構造動作トレーニング『Takahiroラボ』

Takahiroラボに参加した。
これは中村先生がいま一番やりたいことをやるという企画だ。


重心を前に運ぶ感覚を養うための、新しいトレーニング。
見た目にはほぼ静止しているので、激しい運動には見えない。
しかしこれが、あるポイントを超えると急激にきつくなる。

脛の真っ直ぐ。
肘の真っ直ぐ。
仙骨をおして重心移動。
胸骨を引き上げる方向。
胸郭の位置。大きさの感覚セット。
だいぶ刻まれたかな。

トレーニング中、右の股関節が左より動かない。
そのため重心を前に運べずにいたのだが、中村先生に足首と膝の方向をほんの少し修正してもらったところ、スッと前にいくことが出来た。

この補助を貰えるかどうかで、トレーニングの効率が大きく変わる。

動ける状態の感覚を刻む。




2014年3月27日木曜日

柔道小ネタ(?)

恵比寿の道場で甲野先生の稽古会。

遅れて到着して、空手家のOさんを見つけてご挨拶。
私が寝技に目覚めたのをご存じのOさん。
なんと、武術を始める前に修斗をされていた!
寝技の練習はそれこそ一日中やっていたといいます。意外でした。

そのOさんから、小ねたという割りには効果が大きいアドバイスをいただきいた。
守りかた。
・背中の接点を小さくする
・体をお碗のように作る

下から相手を返す
ガードポジションから。
・相手の片足を片足をロックして、もう一方の足を反対側の足で押す
マウントをとられてから。
・腕がとれたら、肘関節が伸びるようにしつつ、返す

さらにいただいたアドバイスが凄い。
組手
・拳の握りかた
手前に潰しながら握るのではなく、縦に折るように握る
やられてみると、相手から伝わってくる気配が薄くなる。
やってみると、股関節まで繋がるのを感じる。もちろん効果もついてくる。

これは柔道練習がまた楽しみになってきた。


『辰巳返し』
Oさんが、甲野先生の辰巳返しと、私の辰巳返しの差について気づいたところを話してくれた。
手のあがりかたに質の差があらわれているようだ。
先生のはスッとあがる。
背負うようにする要素とは別に、力の方向に関する要素に差があると感じた。

『空気投げ』
これはあとからTwitterで聞いたこと。
参考までにとの事だったが、書いておこう。
腰。一文字。
騎馬立ち。
柔らかく胸を使う。


この日の稽古会は、皆で稽古して松聲館稽古の雰囲気を味わうのが最大の目的。
私が到着したときはまだ甲野先生の説明を聞いているムードでしたが、終盤は目的に叶った稽古会の雰囲気になっていたように思いました。
他の稽古会もこうなったらいいのに。

2014年3月26日水曜日

『鼻』松聲館技法レポート(最新技速報)

鼻と軸。

「捻らない」とは、昔から言われてきたが、その精度があがったと言える。

名古屋の世話人、山口先生が気づいたという『鼻で動く』ということが、気になっていて、そこから新たに基準ともいうべき鼻から垂直に下ろす線に気づいたという。

それは建築などで垂直を計る装置。
これがまた、ただのイメージによる直線ではない。
実際に紐と重りを使って、鼻先から膝の高さあたりに重りを吊り下げて動きを試されていました。

この基準に沿った、「捻らない」動きによる『浪之下』が、初めての感触。
ゆっくりなのにとめられない。

実際の動きは、メルマガかセミナーで確認して下さい。
感覚がわかると、真似したときに自分の動きが大きく変わるかもしれません。

2014年3月25日火曜日

鼎談『増田俊也』『中井祐樹』『板垣恵介』

行けた!!

『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』増田俊也先生
『日本修斗協会会長』『パラエストラ東京主宰』中井祐樹先生
『刃牙道』(緊急参戦!!)板垣恵介先生

3先生による鼎談に行ってきました。

鬼の木村政彦をあそこまで書ききった増田先生とあって、勝手に鬼の増田を想像していました。
実際の増田先生は、鬼の印象はなく、表情が柔らかくて心の熱い人物でした。


北大柔道部出身の増田先生、中井先生は3、4カ月ほど在部期間が重なっていたという。
先輩にあたる増田先生が、中井先生の印象を語ってくれた。
「立ち技の乱取りで、俺にバックドロップを決めて、『来いっ!』て言ってきた。こんな一年は他にいなかった。」
※他の先輩もバックドロップをくらっていたらしい。
その北大柔道部時代を舞台にした小説が『七帝柔道記』。鼎談後に購入して、3先生からサインをいただいた。
読むのはこれからだが、楽しみである。

木村政彦vs力道山の映像について
増田先生・・・泣きながら試合のシーンを書いた。
板垣先生・・・俺はあれを強さをはかる試合とは見ていない。
中井先生・・・何も言えることはない。(木村政彦は)十分凄い人。しかしプロレスという事で甘さがあった。

増田先生は執筆を通じて、『木村政彦は最強の柔道家であり、まともにやっていれば力道山に負けたはずがない。』ということを証明しようとされていたのだと思う。

それは半分証明された。
証明されたのは、最強の柔道家であるという部分。疑いようがない。
この本を読む限り、私が憧れている三船久蔵十段と比較しても、木村政彦に分があるように思える。
力道山との勝負については、専門家であり、そのなかでもトップにいる中井先生の見解から伺い知るしかない。
全盛期を比較すれば、という話も出ていたが、それは実際に試合をしていないもの同士の強さを比較したいときには有効だが、二人は試合をして、決着もついている。
全盛期を比較して、木村政彦の名誉は回復するだろうか?
増田先生も全盛期ではなく、あの試合の段階でもなお、木村政彦が強かったということを証明したかったはずだ。
これに対して板垣先生は「あれは強さを比較する試合とは認めていない。」と結論づけている。

私には当時のプロレスがわからない。
プロレスで負けて名誉を失うということが、今のエンターテイメントとして大きく発展したプロレスからは想像が出来ない。

しかしそれでも、木村政彦に勝てた人はいないんじゃないかというのが、私の個人的な感想だ。

それを伺わせるエピソードは本の中にも多く紹介されているが、増田先生が木村政彦の奥様から聞いたという話は確か本には無かったと思うので紹介しておこう。
「拳を天井から吊って寝ていた。」
木の幹を打つ練習をしていたので、拳の皮が破れて痛くてしょうがなく、天井から拳を吊って寝ていたというのだ。

やり過ぎだろう。考えられない。
完全にオーバーワークだ。

オーバーワークについては、板垣先生が肩幅に着目されている。
「木村政彦の肩幅は異常。」
「ボディービルで作った体は見てきているが、あれはオーバーワークで作られたもの。」

オーバーワークで練習していた人は、当時他にもいただろうが、ついてこれない人は淘汰されてたのだろう。
木村政彦はオーバーワークを生き残ったということになる。
板垣先生はオーバーワークがお気に入りの様子で、鼎談のあとで、私に「強くなる秘訣は、オーバーワーク!」とアドバイスをくれた程だ。


---

プロレスからバーリトゥードが生まれ始めた頃。
各団体が看板を背負って、同じ土俵にあがっていた頃。
当時の話。
当事者が話す内容は重みが違う。
ヒクソン、ホイス、エンセン井上、聞いたことのある名前だった。
この辺りは詳しい人も多いと思うので、私の頼りない記憶による記述はやめておく。


プレゼントコーナー
欲しかった。
木村政彦Tシャツ、牛島辰熊Tシャツ。
誰がどうやっても着こなせないであろう、強烈なTシャツ!
増田先生とのじゃんけん大会が始まった。
勝ち抜きではなく、引き負けも残れるルールになった。
中井先生が『七帝ルールだ!(笑)』と盛り上げる。
残念ながら決勝で負けてしまったが、何度か引き分けで残って、七帝じゃんけんを楽むことが出来た。


質問タイム「何か質問がある方。」

機会があれば絶対質問しようと思っていたのに、何を聞けばよいのか、緊張で頭が回らない。
一人目の質問(何も覚えていない)が終わったところで、絶対に言いたいことのために手をあげた。

「増田先生、『木村政彦』本を書いていただいて、世に送り出していただいて、本当にありがとうございました。感動しました。」
増田先生はこちらをみて頷いていた。
伝えられた。充分だ。

充分だが、中井先生に聞きたいことが同時に浮かんでいた。
「『木村政彦』本の影響もあって、4ヶ月前から柔道を始めました。中井先生、強くなるためのアドバイスを下さい。」
「「「おお~。」」」
3先生から反応があった。
中井先生「立技と寝技、どちらが好きですか?」
私「立技も三船十段の『空気投げ』に興味があるのですが、最近寝技が好きになりました。寝技のアドバイスをお願いします。」
中井先生「寝技が好きなら、柔道に向いています。」
中井先生「寝技で決めるまでの無数の手順がある。それがわかるようになると面白くなってくる。」
中井先生「寝技に入るには立技も必要ですが、寝技乱取りという練習がある。それを楽しみに取り組んでください。」
私「はい!」

さらにそのあとのサイン会では、板垣先生とお話が出来た。
板垣先生「強くなる方法を教えてやろうか?」
私「はい、お願いします。」
板垣先生「オーバーワークだ(笑)」
私「頑張ります(笑)」
板垣先生、面白い。


他のかたの質問では、最強と思う格闘家は?に対して、
板垣先生「宮本武蔵!」
増田先生「木村政彦」
中井先生「アントニオ猪木」

それぞれの魂が込められているような回答だ。


鼎談聞いて、本買って、サイン貰って、記念撮影して、大満足!!







柔道縁

中学校にサッカー部がなかったから、父が大学時代にやっていたという柔道部に何となく入った。 
中三で転校するまで2年間在籍したが、後半1年は幽霊部員だった。
身についたのは受け身だけだったが、これがなかったら今とは違った事をして過ごしてきただろう。

『柔道縁』で繋がっている。

部活後の24年間、柔道はたまにテレビで見る程度。それが今、町道場に入門して柔道を再開している。
再開後の柔道歴は4ヶ月。
寝技乱取りで黒帯の若者と練習して、寝技の楽しさに目覚めた。

柔道を再開する前に出会ったのが、
三船久蔵十段の記録映画『柔道の真髄』
これで三船十段『空気投げ』の魅力に取りつかれた。
それから本屋で手に取ったのが、
増田俊也著『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』
こんな熱い本は読んだことがなかった。
”10年に一度”という宣伝を見たが、私にとっては38年(=年齢)で最高に熱い本である。
まだ読んでいないが、
同じく増田先生の『七帝柔道記』
これも楽しみにしている。

『七帝柔道』とは、寝技引き込みありの団体戦という特徴を持ったルールで行われる柔道の事だ。
講道館ルールや国際柔道ルールでは、寝技への引き込みは認められていない。

それがつい先週、神戸大柔道部OBである父がやっていた柔道が、
『三商大戦』
という、寝技引き込みありのルールで行われる柔道であった事を知る。
「団体戦で強敵をいかに引き分けに持ち込むかが鍵なんだ。」と言っていた。

父が柔道部出身であることは、小学生の頃から知っていたが、この話を聞いたのは初めてだった。

聞くべき時期が来たのだろうか。

中学校の同級生は「お前が柔道を再開するなんて信じられない。」と言い、
稽古の先輩からは「血の繋がりってのはすごくてさ。」と言われた。

父の柔道話を聞いた直後、たまたまTwitterで目にしたのが、
『増田俊也先生、中井祐樹先生』対談イベント
のお知らせだった。
対談は翌日。私にとってはあまりに急なイベントだったが、(行くべき!)と直感が働き、すぐにチケットを手配した。
当日は、急遽、”刃牙道”の板垣先生も参戦して、3先生による鼎談になった。
『バキ』は学生の頃読み始めて、そのぶっ飛んだ内容に惹き付けられた。先週から『刃牙道』として連載が再開されたが、ますますぶっ飛んでいる。
板垣先生は、鼎談の中でぶっ飛んだネタを思い付く理由として「俺は天才だから」と会場を盛り上げていたが、その通りだ。
鼎談については別に書くつもりなので、この辺にしておこう。

『柔道縁』の広がりは運命的だ。

遡れば、一昨年、甲野善紀先生と柔道家の研究稽古にご一緒したところから大きく舵が切られたように思う。
その後も指導者レベル、なかには世界トップレベルの柔道家の方と一緒に稽古してきたり、ふと我にかえれば驚くような体験をしている。

そもそも2006年、甲野善紀先生のセミナーに初めて参加して、その後、積極的に技を受けられたのも、柔道で受け身を身に付けていたおかげだ。

『柔道縁』

今後も楽しみです。

2014年3月24日月曜日

柔道稽古と武術稽古

柔道の乱取りをしていて、『崩し』で技が止まる。
普段(半身動作研究会)の稽古の副作用と言えるものだ。

普段の稽古は「動きの質を見る」ことが目的。相手を投げ飛ばす事はない。
動きの質を変える目的の稽古で、『相手を投げる』という結果を求めると、
投げた結果が、動きの質的転換によるものなのかどうか、分かりにくくなる。
「小成は大成を阻む」
投げる事が出来たから良いとしてしまっては、目的を見失う。

一方、柔道の稽古では『相手を投げる』事が求められる。
意外だったが『相手を投げようとし続ける』事が難しい。
一回で投げられないと動きを止めてしまうのだ。
頭ではわかっている。投げる事が目的なら、投げ始める前よりも有利な状況になっていれば十分で、そこから攻め続けていけば良いのである。
乱取り中、かなり力んでしまうがそれでも強引に行けば投げられる場面もある。
力んではいけないのだから仕方がない。と、投げられない現状を放置してしまっては、目的を見失う。
これはこれで、
「小成は大成を阻む」
という言い方も出来るのである。

柔道の乱取りで相手を投げきらずに技を止めてしまうのは、私の癖だ。
癖を直すには、乱取り稽古を通じて一回でうまく投げられなくても技をかけ続ける練習が必要だ。

しかし、ここで重要なのは「何のためか」という事である。
私が柔道をやる上での直接的な目的は「相手を投げる」ことではない。
「技を追求し、体現する」ことが目的である。
誤解をする人がいるかも知れないので、これも書いておこう。
「相手を投げられなくても良い」とは言っていない。
技を追求して、体現出来たならば、当然の結果として相手を投げられなければならない。
相手を投げられないならば、技の追求が足りず、体現できていないということになるからだ。

「何のためか?」

この問いを忘れてはならない。

---

柔道練習の目的はこれだけではないのですが。


2014年3月23日日曜日

柔道練習(11回目)『浮落』

後受身でお尻から落下していた子はしゃがめるようになって、少なくとも痛くなさそうにやれていた。

通常練習をいつも通りこなし、練習後にお願いして延長稽古。
黒帯の若者と『腕絡』の形を確認した後は、T先生と乱取り。

<乱取り>
『大内刈』
「今のは右手で押せば倒れてましたね。」

『支釣込足』
「惜しいですねー。」

『大腰』
「あー、そのまま投げてしまえば良かったのに。」

相変わらずヘトヘトにくたびれて課題だらけであるが、よい兆しも見られた。

『浮落』
「おぉー!」

投げきることは出来なかったが、先生がこの言葉を発するほど崩すところまでいった。今度は投げるぞ!

寝技
有段者の実力を思い知りました。

『袈裟固め』
T先生にがっちり掛けさせてもらって、
そこから始めて、
グリグリグリっと返されて、
逆に攻められて、
『縦四方固』をかけられて、
全く返せなくなって、
身動きとれずに終了。

黒帯の若者(初段)と比べて、T先生の圧力はまさに段違い。
時間にして2分くらいだったと思うが、この日の体力の90パーセントは、これで消費した。


T先生から、「来年の一月頃には昇段試験を受けられるように。」とのこと。
実力はもちろん、技への理解も求められる。
S先生に昇段試験に出てくる形を一通り紹介していただいた。
『浮腰』はかっこいい。
是非これも乱取りで出来るようになりたい。

初段試験に課される形。
・手技
浮落
背負投げ(一本背負い投げ)
肩車

・腰技
浮腰
払腰
釣込腰

・足技
支釣込足
送足払
内股

2014年3月21日金曜日

韓氏意拳『四つ足』

駒井教錬による韓氏意拳。
「四つ足」というテーマを目にしたときにピンと来るものがあった。

私に足りないもの(たくさんあります)が韓氏意拳の稽古にはたくさんある。
面白く、肩肘張らずに取り組めて、それでいて本質に迫れてる感がする(個人の感想です)、駒井教練の教え方がまた良い。

四つ足の姿勢になって、前に進めるか。
前に進もうとする状態が立ってもあるか。

これが柔道稽古(だけではありませんが)で足りないと感じている部分にぴったりとはまる気がする。

---

駒井さんとは以前、「投げの研究」を始めた経緯もあって、講座後『空気投げ』のリクエストをいただいた。
願ってもない。
発見時の『空気投げ』と、最近研究を始めた『速い空気投げ』の両方を受けていただいた。
・右腕と体との間に不要な弛みがある
・弛みを解消するのに時間がかかっている(早くない)  

「こんなイメージ」と逆に受けさせて貰うと、確かに速く、遊びが無い。
これは大変勉強になりました!

また稽古しましょう!と約束をして、駒井さんは来客の為、ご帰宅。


稽古後、中島先生と会場の世話人であるOさんと夕食。
中島先生との会話の中で、どのような話の流れだったか、
三船十段の『空気投げ』・術の世界に対して、
私の口から「絶対に出来るようになると思います。」と出ていた。

時期は明言していませんが、いずれ!!



何かのスタート

甲野先生とのご縁が繋がって、ライターのSさんと武術や稽古について話をする機会があった。

私には珍しく稽古ではなく、話だけ。
私と何を話すのだろうと思っていたが、気がつけば閉店で追い出されるまでの三時間途切れることなくお互いが話をしていた。

Sさん曰く「これをスタートにして」との事だった。
この日が何のスタートになるのか、話をした内容からは想像もつかないが、面白くなっていきそうな予感がする。


面白かったのが帰り道に話をしていて出てきた。
「『無駄』は『無駄』か?」
についての話。

私の口から出てきたのは、「『無駄』だと確認したからこそ迷いなく取り組める。」という事。
自分で言っておきながら、(そうだよなー)などと思っていました。

『腹圧(アブダーミナル・プレッシャー)』と自護体

構造動作トレーニングで推奨される、『腹圧(アブダーミナル・プレッシャー)』。
腹圧をかけた前重心の姿勢は、柔道でも有効か?!

相手と組みつつ間合いを取りたいとき、自護体と呼ばれる姿勢を取ることがある。
自護本体
自然自護体は自然本体からさらに股を広くし、膝を折り、腰をぐっとおとした姿勢をいうのである。
備考 この体勢は重みはあるが、いかにも前後に弱く、ある特殊な場合のほかは、あまり必要としない。

右自護体
右自護体とは、自護本体より右足を前方に出すか、左足を後方にひくかして、右半身に構える体形をいう。
-三船久蔵著『柔道の真髄 道と術』(16ページ)-

Sさんが私を思い込みから解放してくれた。
剣術で半身をきるとき、前重心ではないが骨盤は前傾させている。
柔道でも同じで良いのではないか。

言われてみればその通り。
前重心の姿勢であることと、前側の足に重心を載せることは異なる。
骨盤を前傾させて、後側の足でも立つようにすれば良いのだ。
この姿勢で動いてみよう。

2014年3月20日木曜日

『速い空気投げ』へ

三船久蔵十段『空気投げ』の映像を見ながら恵比寿へ向かう

『空気投げ』で右腕の使い方を変えると、『速い空気投げ』になりそうな予感。
さらに、
『New空気投げ』も頭に浮かぶ。
原理は同じだが、浮かんだやり方は入りが違うので面白そう。


道場でさっそく常連のSさんに受けてもらう。
稽古仲間から貰う感想と改善ポイント(技の質的な好み)で『空気投げ』がここまで来たといっても過言ではない。
Sさんも剣術の稽古を通じて明らかに感覚が鋭くなっている。
稽古仲間の上達は本当に有り難い。
みんな達人になって、教えて欲しい。


以下はこの日の試行錯誤。
『速い空気投げ』
・右腕の使い方:技を掛けた後、『エア空気投げ』と一致させるには、今回のやり方でやるべき。
・崩し:相手を手前に引き出すとき、後ろ重心で沈みを掛ける。
・後ろ重心でも骨盤は前傾、腹圧は重要。アブダーミナルプレッシャー。
・相手の崩れを待って(ここが重要)、体捌きによる投げに入る
・手が体に、体が手に、遅れてはならない。私の場合は特に前者に注意する。
・結果として三船十段の『エア空気投げ』に一致する。

『New空気投げ』
原理は『空気投げ』の通り。
この場合は、いきなり前隅に崩し投げる形になる。
『斬落』で沈め、股関節から相手を崩す。
・単に沈めても低くなるだけで崩れない

半身の体捌きで前に引き出してから、沈めるとよいようだ。
・手と体の一致が重要
・沈みすぎると終わってしまう

目指すべきところは間違いないようだが、
難易度が高いように思える。
これまでの形の『空気投げ』と『浮落』の感覚を高めた後で、『New空気投げ』の練習をやるようにしよう。


固い相手のほうが崩れ方が早く、柔らかく持っている相手は遊びが取れるまでのタイムラグのせいか、崩れるまで時間がかかる。
しかし、黒田鉄山先生の稽古は、動画で見る限り柔らかく早く動いている。このような場合もあるので一概には言えない。
重要なのは相手が崩れているかどうか。


アブダーミナル・プレッシャー編と、中島先生の杖の稽古編もあるのだが、これは別に書こう。




『重要な感覚』杖の稽古

動きやすい場所をさがして動く。
相手が動くのでついていく。

平均化体操の紹介
お互い押し合ったところから、動くところ探す。
相手の動かない場所に刺激が入る形に収まる。


この感覚はとっても重要。
いかない方向にぐいぐいやっても、疲れる上に相手の抵抗は増すばかり。
柔道技でも同じなんだよなぁ。

2014年3月19日水曜日

右上腕筋肉痛

右上腕が筋肉痛になった。
心当たりがある。

柔道の『大腰』だ。

『大腰』は右腕を差し込んで投げるが、右腕で投げる技ではない。

にもかかわらず右腕に力を入れてしまっていたようだ。
(私が思う)正しくは背中の力を使って、相手と自分が離れないようにすれば良いはずだ。

痛みは動作ミスを教えてくれる。

出来れば筋肉痛が収まる前に『大腰』の練習がしたいが、それは間に合いそうもない。
忘れないようにしておこう。

2014年3月18日火曜日

構造動作『柔道』トレーニング

踵をつけて座れない子がいた。
立って後ろ受け身が出来ない。
しゃがめないので、自分より低い相手に、背負い投げをかけられない。

技の練習の前にやることがある。

少しでも力になれればと思い、道場の先生に構造動作トレーニングの観点でアドバイスしても良いか確認する事にした。
中村考宏先生の本とDVDを持参して簡単に説明をするとその場でOKが出た。
踵をつけてしゃがめない子に声をかけ、二点アドバイスをすると二人中二人とも踵をつけて座れるようになった。
・足を骨盤幅にひらく
・爪先のラインにお腹を落としていくようにしゃがむ
子供は本来の動きかたをまだ忘れきっていないせいか、思い出すのが早かった。

これでよし。
ではない。

中田英寿の言葉を借りれば、
構造動作トレーニングに取り組むとは、日常をどう過ごすか、ということだ。

コツではなく、動きの習慣を変える必要がある。
出来れば親御さんに理解していただいて、普段の生活姿勢から見直してもらいたい。

とは言え、まずはここから。
興味を持ってくれた人に少しずつ伝えていこう。
この日迎えにきた読書好きのママさんに構造動作本を二冊お貸しした。
興味を持っていただいて、一緒にトレーニング出来るようになったら、嬉しいです。

道場の先生に説明したこと、動き。

『体が硬い』とは。
動かすべき関節が動かせていない状態のこと。

最初に改善すべきでその効果が大きいのは股関節であるということ。
『立位体前屈』の実技をまじえて、私の『硬い体』で説明した。

『しゃがむ』について
股関節を折り畳むことによってしゃがめるということ。
踵をつけて座れない事の原因が股関節の可動域の少なさにあること。
足を骨盤幅に広げて前重心でお腹を真っ直ぐ落としていくと踵をつけたまましゃがめる子がいたこと。

『背負い投げ』の内股について
柔道技では内股の姿勢も必要であること。
構造動作トレーニングは、内股を禁止するトレーニングではないこと。
しかしながら股関節の可動域を広げるトレーニングでは、内股で無いほうがやり易いこと。




2014年3月17日月曜日

人形町自主稽古会(棒手裏剣)

久しぶりに手裏剣稽古会が開催できた。
常連のSさんが参加。

先日忍者道場で三本ほど白井流の形をした棒手裏剣を打ったが、根岸流(甲野先生使用の小型)棒手裏剣は久しぶり。
久しぶりに持参した手裏剣を見ると、なんと錆が浮いている。
油を塗らなければならないのだが、失念していた。
先端の傷などもあり、手入れについて調べる必要がある。


問題なく刺さった。
Sさんもすぐに感覚を取り戻した。

しばらくやっていて感じたが、贅沢を言えば距離がほしい。
設置位置と養生の工夫でどうにかなりそうな気もする。
今度Oさんに相談してみよう。

2014年3月16日日曜日

柔道練習(10回目)『大腰』

『大腰』で投げ技の“軽さ”を体験できた。Mさんの適切なアドバイスによるものだ。
普段の稽古でNGとしているものを、“手応え”として求めてしまっていた。

何のための練習か?

忘れてはいけない。

---
打ち込み稽古
基本練習の後は、Mさんにご指導いただきながらの打ち込みとなった。
Mさんは以前にも教えていただいたが、現役空挺団に所属する有段者である。

『大腰』
「間合いが近い」と指摘を受けた。
半身の段階で相手を引寄せ、そこから相手と一緒に回ると投げになる。
回ってから腰に乗せようとして、苦労していた。
これは楽だ。
しかしまだ体を捻っている。右手と体幹が一致していない証拠。
韓氏意拳の稽古で感じた動きが出ると良いのだが。
体格の良い子にかけた『大腰』をみて、T先生の「いいですねー!」をいただいた。
嬉しいものです。

『背負い投げ』
『大腰』は応用の幅が大きい。
状況によって『背負い投げ』『払腰』『内股』に変化できる。
『背負い投げ』でも「間合いが近い」という指摘を受ける。
肘を痛めそうで敬遠していたのだが、教わった動きなら肘が窮屈にならない。

『一本背負い投げ』
『背負い投げ』との違いは、持つ場所が襟から相手の腕になったところか?
Mさんによれば、技の仕組みが違うとのこと。
右組なら相手の右腕にこちらの右腕を下から差し込んで肘を曲げてロックする。
ここから体を入れ替えながら回転すると投げになる。
これは勉強になった。
これを踏まえて野村先生の動画を見直してみよう。

乱取り稽古
じっくり練習したので打ち込み、投げ込みで練習時間が終わってしまった。
練習後、先生の計らいでMさんに乱取り稽古をつけてもらえることになった。
私がかける技へのアドバイスを受けながらの指導的乱取りだ。
とても勉強になる。

『大外刈』
体全体で相手に向かうこと。
技をかける前の“腰を引く溜め”が癖になっている(ショック!)。

『一本背負い投げ』
まずは、相手の腕をロックするところまで丁寧に。
そこまで出来たら回れば投げられる。
慌てて掛けても相手の体はついてこない。

『支釣込足』
相手の上半身をもっと崩すように。
左右出来るように。

『大腰』
何度か良いものが出た。
掛からないときは先に回っている。
或いは転体が足りない。

2014年3月13日木曜日

(鼎談メモ)奏でる身体2 ―心の音をそのままに―

鼎談メモ

奏でる身体2
―心の音をそのままに―

甲野善紀(武術研究者)
×
白川真理(フルート奏者・音楽家) 
×
阪口豊(電気通信大教授・脳研究者)

司会:佐藤大成(ライター)


基本について

動きの基本は感覚にある。
型はやりにくさを与えて、動きを変える働きがある。
一定レベルで殻を打ち破る事も必要。

指導について
何故出来るかがわかっていない天才が指導者になると教わる側は大変。

炭素循環農法について
感覚に従う農法。
肥料を与えるから虫が来る。
虫が来るから農薬がいる。
スポーツで言えば、
筋トレが肥料、
ストレッチが農薬。
感覚を信じるのに科学的根拠はいらない。
例)介護術が現実に「楽」なのに、楽な事の科学的証明はいらない。

白川さん
「小成は大成を阻む」
大失敗をしたから気づけた。
感覚を信じる事が出来ていたことも大きい。

甲野先生
「道は在て見るべから
 事は在て聞くべからず
 勝は在て知るべからず。」

意識してやらないということ。

最新術理
『感覚転写法』

基本に対する取り組み方
・ノルマで繰り返すのか?
・感覚をひらくようにやって、結果として繰り返していたのか?

上達の秘訣
楽しいと命懸け

武術は演劇に近い。演じ切るという事。

2014年3月12日水曜日

『内観の逆』松聲館技法レポート(最新技速報)

『払えない手』が『払えない』どころではなくなった。

『浪之下』で変わったという動き。
『内観の逆』と言われていた。
相手に触れている側の反対側を、具体的実感を持って動かすことで、結果として気配なく全体が動く効果を引き出しているらしい。

これを『払えない手』に用いたところ、また変わった。
あたりは柔らかいが、これまでと質が違う威力が出ている。
両手で思いきり払うように抵抗したところ、私のほうが一間弱、後ろの壁まで吹っ飛ばされた。
剣術のKさんが受けて飛ばされていたの見たが、やられる側の、飛ばされているスピードが以前より増している。

剣も速い。
もう私の目では追えない。剣を見てもわからないので、体の動きに集中して見て取ろうと試みるが、わからない。

忍者っぽい稽古

フランスのテレビ局が取材に来ていた。

普段は基本的に自由稽古なので、剣術だったり、ショーの練習だったり(この時は私は観客)、手裏剣だったりを稽古している。

この日は『忍者っぽい稽古を』という、取材陣のリクエストを受けて組頭の習志野さんが、足音を立てずにジャンプして、着地するというメニューを提案された。
それから膝抜きも足音を立てずに行う。
確かに忍者っぽい。

これが後で体術稽古に繋がった。
習志野さんがインタビューで場をはずしている時に、私から皆さんに紹介した『踏ん張らない稽古』だ。

相手の腕をつかんで引き下ろす。
八光流皆伝師範の広沢先生に教わったメニューだ。

足を踏ん張ると相手は足で耐えられる。
足を踏ん張らないと相手は崩れ落ちる。

この『踏ん張らない』の伝えかた。
普段なら『ふわっと』とか、
『浮木之腿(知っている人に限る)で』とか。
この日は、
『足音を立てない感じで』というのが、ぴったりはまった。

面白いように気持ちよく崩された。

他には結果として『井桁崩し』になる、股関節の折り畳みによる『正面の斬り』。
こちらも、ぶつからない動きになっていて、とても質の良い稽古になった。


稽古とは関係ないが、くの一の祭さんが、習志野さんに作った白装束と鉢がねのクオリティーが高くて驚いた。
武蔵一族は、人材の宝庫だ。