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2015年3月29日日曜日

アイススケート(課題)

飽きてきたのか、早めにあがった。
せっかくきたんだし、パパはスケートが面白くなってきているのでもっと滑りたかったのだが、帰りたい理由が「家でパパと遊びたい。」だったから仕方ない。


片足でなるべく長く滑ろうとすると、重心が後ろに移っていってしまう。
姿勢を崩さずに滑りたい。

この課題が克服できると上達しそうだ。

娘は『レモン』練習が課題だ。
内股になっているせいでやりにくそうだが、あまり駄目だししてもやる気がなくなりそうなので、しばらく見守る事にしている。

2015年3月27日金曜日

構造動作トレーニングTakahiroラボ

Takahiroラボの名がついた構造動作トレーニングの研究の回に参加した。


深部感覚トレーニング。

膝から上に着目。
意識していると整うというのが、このトレーニングのポイントなのか。
不思議だが、自分の感覚を信じるかぎりその通りのことが起きている。

腰椎、胸椎、頸椎の感覚を刻む。立ってゆらゆら。

骨盤立位の感覚を刻む。
大腿骨の真っ直ぐの感覚を刻む。
膝の真っ直ぐの感覚を刻む。
正しいポジションで重力方向に重さをかけることで、感覚を刻む。

広背筋とハムストリングスを中心とした全体収縮トレーニングの効果には驚いた。
トレーニング直後に歩いた感触は、思わず「おおぉぉー!!」声が出るほどに軽かった。

いや、軽かったという表現では足りなくて、まえに進まずにはいられないといったほうが近い。

この感動を中村先生に伝えたところ、「こんなもんじゃない。」と返ってきた。
この先はどれほどのものなのか、楽しみでしょうがない。


2015年3月26日木曜日

『人間鞠』松聲館技法レポート(最新技速報)

◆メルマガ動画撮影の進め方


撮影と言っても、予め決まっているのは撮影日時くらいので、他はほとんど決まっていない。
撮影候補の技を先生が予めメモしている場合もあるが、当日稽古していると新しい発見があるのでたいていそこに新しい技が追記されていく。
予定通りには進まないのだ。


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動画撮影の当日、甲野先生からメールが入った。

『人間鞠』の応用に新しい展開がありそうだという文面だったが、稽古前にわざわざ宣言されるのは珍しいことだ。何か予感があったのかも知れない。

『人間鞠』は、先日の恵比寿の稽古会で甲野先生が『人間鞠』の説明をされていたとき、柔道技の研究をしていた我々をみた甲野先生が、柔道の返し技に応用出来ることを発見されたばかり。


◆『小手返し(人間鞠版)』

この日の撮影は甲野先生、松聲館剣術技法研究員の金山さんと私の3人で行われた。先日恵比寿の稽古会で受けた『小手返し(1.5のタイミング版)』は、腕をあげられたところで一度持ちこたえる事ができたので、今回はあげられる前に止めるつもりで受けた。

念のため触れておくと、甲野先生との稽古ではこちらから攻撃を仕掛けない、道場から飛び出して逃げない(笑)など、技の検証に必要な制約はあるものの、技にかからないための工夫はむしろ歓迎される。様々なタイプの受け手に遭遇することで新たに技が進展していくからだ。それは動画撮影前の稽古であっても例外ではない。

それでいつもの通り抵抗を試みたのだが、前回よりもあっけなく投げられてしまった。

甲野先生「受けてみてどんな感じですか?」
私「わからないです。やられている感触が思い出せません。」

やっている先生にも実感がないようだった。こういう時、先生は受け手の感想から技が効く理由を探られるので、受け手としては実感を言葉で表現したり、喩え話で補足したりして感触を伝えるのだが、今回は言葉が見つからない。やられている過程が思い出せないのだ。忘れたのではなく、認識できていないために思い出すことができない。わからないということをそのまま伝えるしかなかった。同じ技を受けた金山さんも驚くしかないようだった。

いくらなんでもこんな簡単にやられるはずはないと思いながら受けるが、実際には簡単にやられてしまう。自分の状態を注意深く観察しながら何度か受けていると、何をされているのか少しずつわかってきた。

腕を持っていかれてから体が崩れるのではなく、いきなり体が動かされている。こちらが腕をあげられるのを防ごうと思っているところへ、腕ではなく体を動かされてしまうためうまく対応できないようだった。

さらに受け続けていると、具体的に体のどこから崩されているのかがわかるようになってきた。

毎回、腰から崩されている。

こちらとしては万全に対応しようとしているところに、「ここが疎かになってますよ。」と教えてもらうような感触で、技を受けるたびに腰が固まっていたことに気付かされる。


◆『払えない突き(人間鞠版)』

『払えない突き』は先生がこちらの胸のあたりを突いてくるのでそれを払って対応する形の稽古。突いてくる場所は胸の前辺りなどと決めてあるので、こちらもそこを突かれるつもりで構えておく。ただし、受け手は予め腕でブロックしておくのではなく、突いてきたら払うようにして対応する。技の名前に『払えない』とついているが、毎回こちらは払う気満々で対応している。出来るかぎり体をまとめて、甲野先生の手が私の射程圏内にきたら、腕に体幹部の重さを乗せて払う。

今回も払うつもりで対応しているのだが、こちらの手が先生の手に触れた瞬間、やはり腰から崩されてしまって抵抗出来ない。

「両手で払ってみてください。」

と言われて遠慮なく対応するが結果は同じ。崩れ方もまたこれまでになく、腰が伸びきってしまって我ながら不格好なやられっぷりだったと思う。

他にも『浪之上』や『(座り)正面の対応』といった技でも人間鞠版を受けたが、やはり腰から崩されてしまって抵抗できない。どの技を受けてもこちらの腰が崩されるようだ。


◆組み手争い

こちらから、柔道で言う釣り手を取りにいくところを先生が払うという形でも検証した。この形では、触れられたと思ったら何故かそのまま入身で背後を取られてしまう。

「なんで後ろに入れると思う?」

先生から質問を受けた。後ろを取りにきた本人から「何で?」と聞かれるのは妙に感じるかもしれないが、先生もこの形で後ろに入れるとは思わなかったのだろう、私も油断している訳ではないから、釣り手が取れないどころか後ろに回り込まれるとは思っていなかった。

しかしこれは金山さんが同じ形で受けているのを横から見ていて直接の理由はすぐにわかった。

「触れられた瞬間、金山さんが止まってしまっているので、その間に後ろに入れるようです」

『払えない突き』と同様、触れられた瞬間に崩されている。しかし、なぜそうなるのかはわからない。

金山さんも技に関係なく同じような崩され方をしているが、それは私とは違う崩され方だった。私の場合はどの形で受けても腰から崩されるのに対して、金山さんの場合はどの形で受けても踵側から足払いを受けたように崩されている。どうやら受け手によって効いてくる場所が違うようだ。


◆初めての感覚

今回のような質の技は今までに受けた記憶がない。以前、甲野先生から技を構成する3つの要素について教わった。稽古をはじめて間もない頃だったが、わかりやすいのでよく覚えている。

・構造が丈夫であること
・起こりがないこと
・体幹部が速く動くこと

これを聞いてから、受けてみてわからない技であってもこの要素のどれに当てはまるか(どの要素が濃いか)に着目すると、わからないながらに自分が稽古する上での助けになっていた。

『払えない突き』でも先生はこれまでに様々なやり方をされていたが、受けた感触は技の構成要素と同じく大きく3つに分類できていた。

・丸太を払おうとするような感覚
・気付いたら目の前にあって間に合わない
・突然予想外の方向から力がくる

しかし、今回はどれにも当てはまらない。強いて言えば三番目に該当するが、どこから来ているかわからないと言った方が正確だ。私にとってはどれにも該当しない新しい感覚だった。

ストレッチやマッサージではとどかないような深いところ、自分の意識では動かせていなかったところが、技を受けることによって動いて意識が通っていく。この感覚がなんとも言えず気持ちよい。甲野先生は以前、歌手のカルメン・マキさんの歌を聴いて体が割れたと言うが、私は技を受けるたびに腰の大きな固まりがハンマーで叩かれて、その表面が少しずつ割り剥がされていくように感じた。

ここまで検証したところで終了時間が迫ってきたので、これまでの技をまとめて動画を撮影して終了した。

この日は、なぜそうなるのかはわからないままだったが、衝撃的な感覚が体に刻み込まれた。

甲野先生も「人間鞠からの展開は、刀の柄を寄せて持つようになったときに匹敵する。」と言うほどの変化で、ますます目が離せなくなってきた。繰り返しになるが、今回受けた技は形は同じでも今までにない質の技になっている。この記事で興味を持たれたら、是非一度受けてみて、どのような感じがするのか味わってみていただきたい。

実際、他の人が受けたらどうなるのか、私も非常に興味がある。人によって反応が違うようなので、もしかしたら「何も起きない」という人も出てくるかもしれない。それはそれで興味深い。

帰り際、着替えも終えて失礼しようとしたところで、甲野先生に呼び止められて『浪之下(人間鞠版)』を受けた。動画撮影のメニューにはなかったものだが、受けてみたらこれも凄かった。最近は滅多なことでは下まで潰されることはなくなっていたのだが、久しぶりに尻餅をついてしまった。やはり今後の展開から目が離せない。



※この記事がメルマガで紹介される頃にはまた甲野先生の技が変わっているかも知れませんが、その時はその時で最新の技を受けてみて下さい!


今回の記事へのご意見や感想、また甲野先生の技を受けた感想など、一言だけでもいただければ幸いです。参考にさせていただきます。質問にもできる限り答えていきますので、記事に関係無いことでもお気軽にどうぞ。

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夜間飛行から発行中の甲野先生のメルマガ「風の先、風の跡」Vol.100で紹介されました!

2015年3月25日水曜日

動作術『重心移動で崩す』

重心移動の前に構造動作トレーニングの深部感覚トレーニングを行った。

◆骨盤立位を探しだす指標
坐骨結節の反対側にある鼠径部付近の骨盤の出っ張ってるところを使う。
正座からお辞儀して前に倒れていって、出っ張りが腿に触れる方向に近づいていくかを確認する。

◆深部感覚
股関節と肩関節を整える。
・足首をもって引っ張る
左右交互に、股関節でカッチリ止まるようになるまで行う。

・手首をもって引っ張る
左右交互に、肩関節でカッチリ止まるようになるまで行う。

整えるのは引っ張られている自分。
引っ張る側は、うっかり技を使わないように注意すること!

この効果はすごいです。

◆重心移動で崩す
ニュートラルから動く(一人で)
ニュートラルから動く(掴まれて)
ニュートラルから動くとは、重心が移動するということ。
余計なことをしなければ重心移動が相手に伝わる。
相手が動き始めるのでそれについていく。

◆能の歩法による重心移動
この崩され方は何でしょうか。
中島先生の技には以前なかった質の感触で驚かされた。
これは柔道にも通ずるところが大いにある。

◆◆◆
中島先生、Tさんと一緒に食事へ。
Tさんは競技カヌーで浮きをかけるという検証をされている。
波に対してぶつからない乗り方がカヌーにおける浮きなのだろうという話になり、体がまとまった状態で、櫓で漕ぐ水の圧力にカヌー全体が負ける(つもりで動く)『謙譲の美徳』が有効そうだという話などで盛り上がった。

中島先生がしてくれた武井壮の上達の話と、その話を聞いた中村先生の反応が実に興味深かった。
構造動作トレーニングは「リハビリ」なのだ。
リハビリロボットの話も実に興味深く、一度体験してみたい。

2015年3月24日火曜日

武蔵一族「一族稽古会」忍者と構造動作トレーニング

久しぶりにバネッサ朱雀代表にご挨拶が出来た。
前回お会いしたのは娘を連れて東京タワーに忍者とクマモンを見に行った年末だったか。
お茶をご馳走になって、娘へのお土産に初音ミクのクリアケースなどもいただいてしまってから、稽古開始。

組頭の習志野さんから構造動作の足指トレーニングをリクエストされたので、足指を握るということと、そのトレーニング方法を紹介した。
皆さん忍者だけあって足指が全く握れないほどの人はいなかったが、手の指で足の小指を引き剥がそうとすると開いてきてしまう。
私の小指が握ったまま動かないので驚かれていた。
MP関節・リスフラン関節の横アーチと足裏を縦に折る縦アーチの作り方を紹介した。
これをやった直後に片足立ちをすると随分楽になることに驚く。

股割りも形と注意点だけご紹介。
骨盤を起こすことと、足の土台を動かさないことを守って前に倒れる。
ここでも足指はしっかりと握りこむ必要がある。

股割りをやろうとすると骨盤立位を知る必要が出てくる。
正座での『骨盤おこし前後運動』で骨盤立位を知ってもらった。

忍者に構造動作トレーニングを紹介することになるとは思いませんでしたが(私も忍者なんですが)、こんな感じでリクエストしていただければ紹介しますのでお気軽にお声がけください。
と言ってもそもそも私に会わない人のほうが多いと思いますので、中村先生中島先生のブログを紹介しておきます。


久しぶりに棒手裏剣を打った。
今やろうとすると上下の『謙譲の美徳』で発生する力を手裏剣に無駄なく伝えるやり方になる。これが以前のやり方と同じような気もするが、、、
かなり時間をおいてしまっているが、手裏剣稽古も再開したい。


空気投げ(その2)
頭のなかにあったやり方を習志野さんに受けてもらえた。
気配なく回りたいが相手が邪魔で思っていた位置取りが出来ない。
『辰巳返し』で相手の動きを引き出すように投げたいのだが、正面から真っ直ぐ押すのとは勝手が違う。
稽古後の帰り道、習志野さんが真っ直ぐの『辰巳返し』で浮かせて、浮かせ続けた状態をキープして投げれば良いのではないかと言われたが、これも面白そうだ。


浮木之腿で謙譲の美徳
浮木之腿で屏風座り
浮木之腿で歩く
浮木之腿がアツい!

2015年3月23日月曜日

『空気投げ』(その2)

その1も完成してないのにその2の話です。

これまでとは違うやり方だが、理論的にはかかるに違いない『空気投げ』が頭のなかにある。

上下方向の崩しから前後方向へ瞬間的に切り替わり、前後方向へ切り替わったら『辰巳返し』の要領で相手を押しやりつつ下へ落とす。
あるいは前後方向に拮抗させたところから、いつとはなしに力の方向を変えつつ、切り替わったら『辰巳返し』の要領で相手を押しやりつつ下へ落とす。
後者は中をとる『空気投げ』とも言えるやり方だが、上方向に浮かし崩さないでどうなるのか不明。
これは是非Kさんに受けてもらいたい。

『辰巳返し』を『小内刈』と時とは逆方向で使うというのもやったことがないので、出来るのかどうか確認する必要がある。

2015年3月22日日曜日

柔道練習(32回目)『背負投げ』

『背負い投げ』乱取り。
背負いに入る感覚を掴むための乱取り。

二分を三本やったが、二本目から動けなくなった。体力なさすぎ。
『背負い投げ』は入りが浅く、腰が高いとの指摘を受けるも、乱取り中での修正は出来なかった。

武術稽古の省エネの動きと、柔道練習の燃費の悪い動きとが一致してくるのはまだまだ先のようだ。
柔道の指導で言われた通り動くと疲れてしまうのは、体力のせいもあるが、そもそも私の動きに無駄が多いのだ。


それにしても最低五分くらいは動ける体力がないと話になりません。
体力つけるために走るのは嫌なので、体力つけるために乱取りしたい。


2015年3月21日土曜日

アイススケート『レモン練習』

週末は娘とアイススケート場に通っている。
もともとパパは素人の上、娘の上達が早いのでもうパパが教えられることがなくなってしまっている。

先週ネットで調べた初心者向けの練習メニューに、足を閉じたり開いたりして滑走する『瓢箪(ひょうたん)』というのがあって今回は二人でこれに挑戦することにした。
この形は前にも後ろにも進めるので、バックスケーティングに興味がある娘にも丁度よい。

娘にも形だけ教えて、自分でも練習していると、スケートを逆ハの字にして重心を落としていくと、その分だけ前に進む感覚が出てきた。
この感覚でハの字にして同じようにすると後にも進むことができた。
両方向出来ると、いったり来たりして狭い場所で練習できるのもよい。

はじめは足を閉じたり開いたりするのに力が入ってしまっていたが、疲れるしうまくいかないので他のやり方を模索していた。
こういうときは姿勢を整えると大抵うまくいくものだ。
構造動作トレーニングの基本ポーズから、まっすぐに重心を落とす。それで前に進むのだ。
足を閉じるときは、スケートをハの字に変えて、伸び上がるようにする。するとやはり前に進む。

娘と二人、前後にいって戻ってを繰り返して練習した。
滑走すると『ひょうたん』の軌跡を描く事から『ひょうたん』と呼んでいるようだが、いって戻ってを繰り返すと『ひょうたん』半分の模様しか出来ない。
娘がその模様を『レモン』と言ったのでこの練習を『レモン』と呼ぶことにした。

『レモン』をたくさん練習してから普通に滑走してみると氷がスケートにピッタリと吸い付いていて、常に一定の圧力で氷を捉えているようで一段と心地よく滑ることができるようになっていた。
氷とぶつからないで滑るというか、武術的に表現すると浮きをかけるとか、踏ん張らないとか、その辺の感覚に近い。
よい練習になった。
娘はまだその感覚を掴めずにいるようだが、楽しくやっているのでよしとしよう。


2015年3月19日木曜日

『空気投げ』進展!!

これも書いておかなければならない。

『空気投げ』で足が継げないで投げられる理由が確認できたのと、三船十段が言う『球』の動きへの理解が進んだ。

Sさんに受けてもらったのが、この日確かめたかった重心移動の瞬間に相手を落とすタイミングだった。
先日習った『燕返し』のタイミングをヒントにしたものだったが、予想通りよい感触だった。
「浮かされる感覚が不足している。円の要素があるはず。」というSさんの感想通り、引き手側しか使っていない。
それではと、釣り手側も使って『空気投げ』を施そうとすると釣り手側に抵抗を感じて理想通りにならない。
何度が試していると中島先生が「こっち」と言いながら釣り手を動かす方向を示した。
それはハンドルを回す円周の方向ではなく、上方向。
「それだとぶつかってるから『二力の合成』でやれば。」
ここまで言われたところで、三船十段の著書にも同じ意味の説明が書かれていたことに気付いた。
何度も読んでいたはずだが、中島先生に指摘された動きだとは理解できていなかった。
それなのに言われた後は、もう(その通りだ)としか思えない。

パターン認識だったかの実験で、一見何が書いてあるのかわからない白黒の絵が、ひとたびある人物の顔などに見えてしまうと、その後はもうわからない絵としては見れなくなってしまうときの感覚に似ている。
名越先生が甲野先生のDVDの中で言われていたと記憶しているが、言葉とは記号であるということを私も強く実感した。
体感を伴ってようやく本当の力を持つのだと実感を持って納得した。

この日『空気投げ』は実感を伴って大きく進展したといっていいと思う。

松聲館の今を稽古する『止められたエネルギーを使う』

二日前から稽古で確かめたいことがあって、何とか参加できないかと思っていた恵比寿で行われる甲野先生の稽古会に何とか参加できた。
恵比寿での稽古会では『松聲館の今を稽古する』というテーマの通り、甲野先生が今稽古したい事を稽古しながら、参加者も甲野先生の技を受けつつ、稽古もする。
普段の稽古会でもそうして良いのですが、ここは比較的狭い場所で行われるため、それぞれが稽古をする場所なのだという空気になりやすい。

二日前から試したかったことによる私個人の進展も大きかったが、肋骨を痛めて稽古をセーブされている甲野先生もこれまでとは違った方向で進展があったのでまずは甲野先生の技の話から書いておこう。


◆1.5で動く
『小手返し』『浪之下』『払えない突き』
何をもって1でもなく、2でもなく、1.5なのか?!
相手にとって捉えられないタイミングで動かれているのだが、その方法がわからない。
1、2を早く数えるのではなく、1と2の間に入る。
『浮木之腿』をやりそこなうと結果として1.5になるのは、相手が予測できない隙間に入り込むと言う事だろう。
相手の隙間に入り込める動きを獲得するのが先であって、それをしないで1.5のタイミングを探す練習をしても出来るようにはならない。


◆見たことのない押さえかた
『浪之上』『浪之下』
常連参加者が綱引き持ちを上下どちらにも対応させたような新しい掴みかたをしていて、甲野先生が苦戦されていたのが興味深かった。
私も同じように掴んでもらったが、前腕だけでなく肘のあたりもうまく押さえ込む形になっていて、動ける方向がかなり限定される上手い押さえかただった。
私が対応したのは、肘を弛めて気配をなくしてから、相手の体幹部から遠くこちらの体幹部からは近い位置に持ってきて落とすやり方。
甲野先生がやられていたのは、腕と体が一体になるようにしながら宙返りをするように動くというものだった。こちらも見たことがない対応だった(笑)


◆相手が作り出したエネルギーを貰う
『浪之上』『浪之下』 
肋骨に響きにくいのか、今回はこの形での稽古が多かった。
続いて精神面での変化が大きく起きた。
それは、「相手がしっかり止めてくれるのをあてにする。」というもの。
そのつもりでいると、相手がしっかりしていてくれるほど、それをあてにして動いている側は、かえって安心して動けるようになる。
ここからさらに変化したのは、相手が動きを止めるために発生させたエネルギーを積極的に再利用しようとした点で、精神面の変化に加えて動きの質もはっきりと変わった。
はっきりと変わったのはわかるが、その感触は掴みどころのないものになってしまって、表現が難しい。
こちらが有利であることを認識できるはずの『手応え』を先に奪い取られて、逆に使われてしまうのだ。
あるはずの『手応え』を探している間にやられてしまうのか、1.5版では下まで潰されずに両手とも最後まで掴んでいられたものが、エネルギーを奪っているというこのやり方をされると掴んでいられなくなってしまった。


◆人間手鞠
『人間手鞠』が柔道の返し技に応用できることが判明した。
皆さんが『人間手鞠』を練習しているタイミングで、柔道の投げ技をSさんと研究稽古していたら、それをみた甲野先生が急に試してみたくなったのがきっかけだ。
何か投げてみてと頼まれて『体落』を仕掛けると全くかからず、かからないどころか派手に転ばされてしまう。
こちらが技に入ろうと足を運ぶと、その足が階段を踏み外してしまったように着地出来なくなってしまうのだ。
これがはっきりと返し技だと言えるのは、柔道技を知らない方たちが何となく投げようと仕掛けても私ほど派手にやられない事から判断できる。
実際、見よう見まねで稽古してみて、相手の方に柔道技の手順を教えてから仕掛けてもらった方が、こちらの『人間手鞠』の影響を大きく受けて崩れることを確認できた。
一方、相手の方にかけて貰うと中々かからない。相手の動きに関係なく『人間手鞠』を行うと言う「何もしない」難しさがあるのだということがわかる。
『人間手鞠』が単なる膝抜きと違い柔道技の返しにも有効なのは、高速で『浮木之腿』を大きく掛けている事になるからではないかと思ったので、今度高速で『浮木之腿』をやって柔道技を返せるか試してみよう。


◆人間手鞠は難しい
柔道の返し技への応用に気づいた後の説明で、『人間手鞠』の説明が変わった。
これまでは「ただ真っ直ぐに体を落とせば自動的に立ち上がる。」というものだったが、真っ直ぐを保つという事が手のひらに棒を立ててバランスを保つような難易度を持つのだという事に気づいたと言う。
「なぜ出来る人が出てこないのか、『人間手鞠』の難しさがようやくわかった。」と言われていた。
しかしこう言われるとなぜか難しいという事が手掛かりになって、出来そうな気がしてくるから面白い。


全くの偶然だったが、一昨日頭に浮かんだのが「『背負い投げ』を『人間手鞠』でやる。」と言うものだった。
ただしゃがむ事で気配なく相手の懐に入り、『人間手鞠』の自動的に起き上がる気配がない動作に相手を巻き込んで、投げる事が出来るのではないかというもの。
それが今日のタイミングで「『人間手鞠』が実は難しい。」という大きなヒントをいただだけた。
機会があれば柔らかい畳のうえで試してみたい。


◆浮木之腿
『浮木之腿』のやりそこないをし続ける。


◆Tシャツ
中島先生から『動作術Tシャツ』を受け取った。
今度いくときに着ていこうと思います。


2015年3月17日火曜日

三船久蔵十段『空気投げ』動画

『空気投げ』の動画をあらためて見直してみよう。
柔道稽古が進んだ自分の目に、三船久蔵十段の『空気投げ』はどう映るのか。

投げの瞬間、相手の上半身と下半身をバラバラにしている。

技の原理がこれまでとは違った角度で見えてくるから面白い。

自分は居着かず、相手を居つかせる。 
自分は捻らず、相手を捻る。

狙う瞬間は、相手が動きのコントロールを失う、重心移動の一瞬。

結果として、相手の足下はそのままにして、頭のてっぺんから崩す。
相手は上体の動きに足下がついていけない。足がきかないので宙に舞う。

頭のてっぺんを意識して崩すとき、単に下方向に引き下げるのではない体捌きが必要だ。これは確かめないとわからない。

この感覚は新しい発見の前に起きるむず痒い感覚だ。
早く検証したい。

また別の妄想だが、『人間手鞠』で『背負投げ』をやれたら面白そうだ。




2015年3月15日日曜日

柔道練習(31回目)『背負投げ』&『小内刈』

黒帯のパパさんとしっかり練習できた。

今日教わったのは、組手争いの意味について。
ちょうど先日、注文していた組手入門本が届いて読んだところだったので、好タイミングだった。
自分に有利な組手の取り方、相手との基本的な駆引き。不利な組手からの逃れ方など、実際に体を使って練習できたのは良かった。

・試合中、自分の組手になる瞬間は僅か。
機を逃さずに技をかけること。


それから『背負投げ』もじっくり練習できた。

「たいさんの体格なら背負投げを身につけるのがよい。」

『背負投げ』
まずは相手を背負う感触を確認した。
『背負投げ』には2パターンあって、真っ直ぐに引っこ抜くように投げるやり方と、斜めに巻き込むように投げるやり方がある。
今回教わったのは、黒帯のパパさんが得意とする後者のやり方。
これまで打ち込みで入っていた腰の高さよりも、感覚的には30cm以上低く入るイメージだった。
相手の懐に回り込みながら飛び込む。
この時、飛び込みすぎてくっついてしまうと後ろに仰け反ってしまって上手くいかない。
相手に背を向けたときにはもう投げが始まっていて、相手が浮く。
斬るような体捌きで相手の腕、胸、体を投げの動きに巻き込む。


『小内刈』
『背負投げ』とセットで使うと良い。
背負いの前の崩しとして使う場合は、足を出さずに相手を押し込む。
押し込むと相手はそれに対応しようと前に出る。その機を逃さず『背負い投げ』に入る。


『小外刈』
組手争いからの『小外刈』。
腕をロックさせたまま鯖折り状態で相手を崩し投げる。一発勝負の技。
一度見せたら警戒されてかからない。


『燕返』
乱取りで私がよくやられるが、やり方がわからなかったのがこの技。
相手が払ってくる足の方に重心がかかるように釣り手、引き手を使う。
これも相手が警戒するので何度も使える技ではないが、やり方がわかった分、やられにくくなったような気がしている。

やればやるほど柔道は面白い。

2015年3月8日日曜日

柔道練習(30回目)

基礎練習と打ち込み。

上半身と下半身がバラバラで全くなっていなかった。
こんなに駄目な練習は初めてかも知れない。
この状態で頑張っても悪い癖がつくだけだ。

先週が良かっただけに我ながら残念だ。
力まないけど、力が伝わる動きを目指す。

2015年3月7日土曜日

アイススケート『バックスケーティング』

娘のリクエストで毎週通っている。
私も面白くなってきたのだけれど、この日は重心移動で滑る感覚がよりわかってきて、
スケートのギザギザ部分で蹴らない滑り方がわかった。
こうなると、スケートを氷につけたままずーっと滑っていられるので楽チンだ。
楽チンすぎて、体が冷えやすくなったのが新たな悩み。

娘が「後ろ向きに滑りたい。」と言い出した。
このスケート場には、本格的にフィギュアスケートをやっている子供も一緒に滑っていて、
華麗なスケーティングやジャンプから回転まで披露してくれている。
綺麗なドレスを着てバックスケーティングですいすい滑る姿に憧れたのだろう、やり方もわからないのに練習を始めた。

前に進むやり方の逆をやればいいのだろうと、やってみると後ろに進む。
ハの字を逆にして、片足ずつ足踏みをすると後ろに進み始める。
ポイントは、足踏みをするだけ。決して足をけり出したり、前に送ったりしない。
『バックスケーティング』など生まれて初めて試したが、何とか後ろに進んだ。
ギザギザを使わずに進めたのでおそらくやり方は間違っていないだろう。

危ないのでとにかく後ろを見ながら人にぶつからないように、今確かめた滑り方を教えたところ、
娘も何となく後ろ向きに滑ることが出来ていた。

娘は「クルクル回りたい。」とか言い出している。
もう教えられることが無くなってきてしまった。
スケート教室にお願いすれば良いのだが、調べたところ、
パパの柔道練習とがっつり曜日と時間帯が重なっている上、車で1時間弱かかるので、
日曜の朝7時に出ないと間に合わない計算だ。
これは正直きつい。
しかし、娘のやる気も尊重したい。。。

考えた結果、パパが上達して何とか基本的なところを教える。
後は娘に自力で頑張ってもらう。
方式でしばらく様子を見る事にしました。
スケート場に行かなくても練習できるようにインラインスケートも購入して、
これである程度滑れるようになれば、パパがいない時の自主練習もバッチリ。

まさか武術稽古とかのブログにアイススケートの練習を書くことになるとは、
思ってもいなかったですが、重心の移動とバランス感覚を養う良い練習になります。