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2015年7月31日金曜日

スワイジャオ

Oさん主宰の恵比寿稽古会に参加した。


Wさんがスワイジャオという中国の投げ技を紹介してくださった。
技の原理が柔道に近く、親近感がわいた。
足を伸ばして相手にくっ付ける形は、柔道技の『体落』に通じるものがあった。原理は三船久蔵十段が考案した『球車』にも通じる。
ほかにもほぼ『内股』といえる形や、『大外刈』のかけそこないに見える形から、体を捻らずに脚を後方に振り上げる動作で投げる形など、非常に興味深い。



せっかくの機会なので、空気投げが足技まで繋がることを、Sさん、Iさん、Wさんに説明しながら受けていただいた。
Wさんからはよくここまでわかりましたね!と感心されたが、もちろんここまで解明できたのは稽古環境に恵まれた結果である。
ありがたい。

2015年7月29日水曜日

キーワード『弓』

東京武道館で行われた甲野先生の講座に参加した。

仕事の関係で遅れての参加となった。
Kさんを見つけて柔道技の検証を少々したが、あらためて崩しから投げへの関係が空気投げの原理をもとに整理できた。



帰り際、甲野先生に質問しながら公園のなかを歩いていると、先生がベンチに荷物をおき、すこし稽古させてもらえることになった(催促したつもりは無かったのですが質問ににじみ出てしまっていたかも知れません)。

『ひょうけん』とは少し異なる自分に向けた『糸吐き』(操り人形の糸を引くようだとも言われていた)と、『弓引き』、これに『内腿の震え』と呼んでいる動きが入ると、『浪之下』も『払えない付き』も様変わりして、気配なく、重くなる。
なんともわからないのだが、以前の『糸吐き』がまだこちらの動きに合わせていたのにたいして、先生の内部で処理されてしまうために、やられる前の気配がなくなってしまったのではないかと仮定できる。


最近のキーワードは『弓』。
ここからまた展開がありそうで楽しみだ。

2015年7月26日日曜日

柔道技『○○落』の共通原理が足技にも

柔道練習と重なるうえに距離があるのでなかなか参加できない、つくばの稽古会に約一年ぶりに参加した。
ここは色々なジャンルのかたが集まって、刺激を与えあえる貴重な場になっている。
月一回の開催で124回目だというから伝統ある稽古会でもある。
今回は娘と二人、親子で参加した。



この日は柔道経験者のKさんと事前に連絡をとって、『支釣込足』からの『隅落』を検証をすることにしていた。


順番は前後するがKさんとの検証で新発見があった。
まずはKさんに最新の『隅落』を受けてもらい、そこから『隅落』と『体落』『背負落』『浮落』の技の原理は同じだという説明をしながらそれぞれの技を受けてもらう。
すると「これは間違いないですね。」というのがKさんの感想だった。


崩したあと、落とす方向を重力の方向に一致させる。

この説明を聞いたKさんが「釣り手も同じじゃないですか?」と言うので、釣り手は引き手のようにはいかないかな、と思いながら考えてみると、そうでもない。
足技における手の使い方も『隅落』と同じであった。
『支釣込足』は相手と密着して捨て身のようにほどこすとうまくいく技だが、そうでなくてもうまくいく形を確認できた。
試さなかったが、『足車』『膝車』『大車』は同じ原理でいけそうだ。
Kさんにとっても、以前から考えていた柔道技の謎の一つが解明できたような発見だったらしい。かけるほうには力感がなく、受ける相手は飛びたくなる質の技だ。
当初検証しようと言っていた『支釣込足』からの『隅落』もうまくいくことが確認できたが、それ以上の発見だった。



つくばの世話人をされているHさんが、一年間の進展を見てほしいということで、一畳相撲の両手版で手合わせをした。
Hさんは重心を落とし、相手の力を吸収する動きを身に付けていて、以前の感触とは随分とちがっていた。
私も構造的に丈夫な姿勢をとって対応するが、物理的に相手より低くなって見てもHさんの重心位置はそれより低く、持ち上げることは出来なかった。
そこで座りの『謙譲の美徳』を合わせると、Hさんが座り姿勢のまま後ろに平行移動した。
汗で滑ったとはいえ、正座した姿勢で後ろに平行移動するとは思わなかったので私もHさんも驚いた。



若いかた達が参加されていたので、宴会芸や、最近教えかたがうまくなったと自分では思っている『浮木の腿』の効果とやり方を説明したりして過ごした。


かまつか
シンプルなルールのゲームしながら身体操作術の動きを練ることができる練習だ。
甲野先生が以前に「これから三回連続で逃げたら講習会費をお返しします。」といっていたもの。
シンプルな形だが、気配を消すこと/感じることや手を体全体で動かすことなど集中して工夫できる。
この形で身に付けた動きは、他の形でも応用できるのも良い。



しゃがみかた
Uさんから、投げ技で私が狙っている位置が高い点を指摘された。
しゃがみ姿勢で確認してみると、肩の位置に意識の大半が集まっていた。
背中を通して腰の辺りまで意識が下がると状態がかわるのを感じることができる。
相手を崩したり、投げたりする場合も同じく意識が高い位置にあってはならない。
Uさんのアドバイスは適格にこちらの弱いところをついてくる。しかも新しく発見があって自分のなかでは認めてしまっていて気づきにくいところを指摘されるので、遠回りしそうなところに正しい方角を示してもらえるような感覚がある。
手裏剣でも同じだと言うことなので、一人稽古で試していきたい。



この日は柔道場だったので、受け身の練習をしていたら、娘が後ろ受け身を見よう見まねでやりはじめた。
頭を打たないようにおへそを見ることと、背中をつくときに両手で畳をたたくことを教えるとうまく出来るようになってきた。
柔道はやらなくてよいが、この調子で受け身を身に付けてくれたら嬉しい。



ご一緒した皆様には娘とも遊んでいただいて、稽古ばかりでなく大変お世話になりました。
娘はそうとう楽しかったようで、帰りの車で眠る直前まで「家についてまだ起きてたら、さっきやったやつまたやりたい!」とはしゃいでおりました。
(疲れきってそのまま眠ってしまいました。)
またお伺いすると思います。
ありがとうございました!

2015年7月24日金曜日

『マリアージュ!』構造動作トレーニング「Takahiroラボ」

フランス語で何とかって言ってたんだけど、、、ワインと食べ物を合わせた時の表現で使われたりもするというあれ、、、
なんだか忘れてしまった。


月島で開催された構造動作トレーニング中村考宏先生による、研究会を兼ねたセミナー『Takahiroラボ』に参加した。


なぜか、構造動作トレーニングなのに受身の練習から。
白帯の私が柔道4段の中村先生に受身を教えるという変なかたちになってしまったが、
後ろ受身、横受身、前回り受身を教えつつ、皆さんも一緒に練習した。


「受身が出来るとブレーキが外れるんです。」

その通り!
みなさん、受身を身に付けましょう!



この日はペアで深部感覚トレーニング。
このペアワーク中、フランス語でなんとかという、覚えたての言葉を中村先生が連発していた。


思い出した。
『マリアージュ!』



足の甲、足首、膝、大腿骨ときて、
手首、肘、骨盤。
重力に対して垂直に、骨の真っ直ぐに対して重さをかける。


仰向けに寝て、首・頭蓋骨。カンペル平面を垂直に立てる。

ここまでやると身体が軽い!
マリアージュ効果だ!!


Twitterで中村先生が言っていた、広背筋パッチンのやり方も聞けたし、
もう1つの疑問、中国武術で良く聞く「膝が爪先よりも前に出ない。」という事についても聞けた。


「木を蹴ってクワガタを落そうとしたら、膝が爪先から出る。」

私の仮説では走る場合は、膝から爪先が出る。これは重力方向にたいして、制止状態では膝に負担がかかるように見えるが、加速中の場合、骨のまっすぐに対する膝の位置は前傾姿勢によって爪先よりも前に位置する瞬間もあるということだ。


つまり、目的によるということだ。
言葉にとらわれてその背景にある目的を無視してはならない。
ただし、自分勝手な解釈で重要な教えに背くこともまた良くない。
ジャンルを超える場合はとくに気を付ける必要がある。



2015年7月19日日曜日

水中ウォーキング4時間

娘を連れて市民プールへ行ってきた。
大きなプールで、流れるプールやチューブスライダーに造波プールもある。


浮き輪でプカプカ浮きながら人混みを縫うように進んでいく娘を追いかけて、休憩も入れつつ四時間、パパは水中ウォーキング。

いい運動でした!
へろへろ。

2015年7月18日土曜日

成田新十郎先生

成田新十郎先生のお名前は武術事情に疎い私でも耳にしたことがあるものの、不勉強で恥ずかしい限りだが、YouTube上で映像を拝見したことがある程度の接点しかなかった。


それがこの度、Twitterで私をフォローしてくださった方が、成田新十郎先生の一般向け公開講座を主催すると知り、あらためて動画を見直して、この機会を逃してはならないと思い即座に申し込んだ。



実際にお会いした成田先生は、高度な技術をお持ちでいながら、大変謙虚な物言いと姿勢が印象的な人物だった。
成田先生の技は、とても柔らかく、受けるとヘンな感じがして気がつくと崩れている、その感触は『気持ちよい』と『なんか変』を同時に味わうようだった。



参加する前、私が動画を見た感想は、およそ次のようなものだった。
見た目からして柔らかく、無理のない動きをされている。
成田先生は、明らかに突出した質の動きをされていて、受けがあのように受けざるを得ない条件での稽古をされている。
この動きと稽古に強く関心を持たされた。
受けの方たちが見た目に派手に飛んでいるので、やらせだなんだという見方をする人がいるかも知れないが、私の興味はそこにはなかった。



たかだか一回参加しただけの私がなにかを掴めたのかと言われると、何も掴んでいないが何かに実際に触れたと言うしかない。
何がどうなってそうなるのかはわからないが、成田先生に触れてそこにあるものを体験できたことは、大きな経験になった。


技を体験した方が口々に『何か変です。少し困ります。』と言われていて、それに対して成田先生が『少し困るでしょう?それでいいじゃあ、ありませんか。』と言われていたのが印象的だった。


もちろん私が理解していないのをあらためて念のため断っておくが、動きの根本的な原理は『腰の回り』と呼ばれるハタラキに基づいていて、セミナーでは原理に近づくための体捌きの練習を体験した。
私はここでも成田先生に半身の姿勢を直接ご指導いただき、たいへん勉強になった。
わたしの姿勢を直す際にも「ちょっと失礼。」と声をかけられて、手取り足取り御指導いただいた。



たいへん貴重な経験になった。
さて、私の問題はここからだ。
思想からして今までの稽古とは大きく異なる。
柔道の試合に応用しよう、などとおもいながら練習すればするほど、成田先生の教えからは遠ざかってしまうことは、私にも理解できた。
今すぐにできることは感触を大事にしながら過ごすことくらい。



技を受けた感想も一応書いておこう。
一応と書いたのは、書いても伝わらないからだ。成田先生の技を受けずに想像するのは難しいだろう。
実際に受けた人たちが『なんか変です。』と言っているのだから、受けずに判断する困難さは想像できるだろう。


私が受けた印象はおそらく技の一面でしかない。
なぜなら、私の能力を超えた部分は私にはわからないからだ。それを踏まえて読んでもらいたい(これは私がかいているブログ記事の全てに当てはまる留意点だ)。



私が手刀を打ち込む。
そのとき、打ち込もうとした位置から先生が少しずれていてこちらが戸惑う。戸惑っていると先生が動いていて、大きく崩されていく。
別のケースもある。同じく手刀を打ち込もうとしたら、先生が少し近づいていて、打てずに戸惑う。戸惑っていると先生がまた少し動いていて、大きく崩されていく。


成田先生が技をかけて私を崩しているのか、私が勝手に崩れているのか。
実際はわからないが、後者ではないだろうか?!
すくなくとも受け手にはそう伝わる技を掛けられている。


そうであるから、触れずに崩されたり、投げ飛ばされたりという事も結果として起きるのだ。


また機会があれば、突き抜けた技に触れさせていただきたい。

※この日は、ある武術関係の月刊誌の取材が来ていました。
 ライターのかたがどのように感じたのか、記事が楽しみです。