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2015年8月31日月曜日

松聲館技法研究「座り」の集中稽古

座りの稽古をやりたいという、松聲館剣術技法研究員の金山さんのリクエストに応える形で、スポーツセンターの剣道場で稽古した。

今は構造動作トレーニングと融合しているので立ってやることも多いようだが、中島先生の動作術の会(旧半身動作研究会)では、よく座りで稽古していた。
足を使わないので、テーマがはっきりしやすく、転がっても痛くない。
正座が苦手な人はつらいかも知れないが、き座でもいい。どうしても出来なければ胡座でも何とかなる。


今回は『正面の斬り』の形を借りて、座りでの動きが何からなりたっているか、注意すべきところはどこか、確認していった。
『井桁』の動きを丁寧にやるとよいのだが、残念ながら私がいつでも体言出来るほど身に付いていない。
その前にもやることはたくさんあるので、最近の術理と座ったときに陥りやすい箇所に注目して稽古することにした。

と言っても立ってやる稽古と同じである。
甲野先生が言う、技を構成する三要素にしたがって稽古する。


『丈夫な構造で動く』
姿勢のこと。
立った状態で構造動作トレーニングの東京タワーのポーズを取り、姿勢を整える。
その状態を壊さないように丁寧に座る。
実はこれが出来ると他の技がいらないくらい強力な構造になる。
『正面の対応』で、相撲のごとく相手に対するならこれだけで十分すぎるほど強力になる。

『先端から動く』
指先から相手に侵入する。
背中や腰を使って対応すると、相手にもその動きが伝わって、同じく対応されてしまう。
先端から動く動きは、起こりが捉えにくく、目で見えていても対応しにくい。
相手に侵入すると相手が動くのでその動きについて行く。

『ふんばらない』
ふんばらないことの効果は、姿勢が崩れにくくなることにある。
逆じゃないかと思うかもしれないが、逆ではない。
足が固定される座りの姿勢で、踏ん張らないでいるのは難しく感じるかもしれない。
言い換えればいつでも立ち上がれたり、横に移動したり、後ろに下がれたり動ける状態でいることだ。
いつでもどこへでも動けるが、座る姿勢を選択している状態であり続ける。
このためには体幹部が速く動く必要がある。


『ふんばらない』は、座りでは難しく、そのぶんやりがいもある。
Kさんの興味もここにあったので、『足のヒョウ拳』と『謙譲の美徳』を中心に説明しながら稽古を進めた。

しばらくやっていると、金山さんの動きが、私が姿勢を丈夫にしただけの構えでは止められなくなる動きに変わった。
とくに『足のヒョウ拳』は、私もイメージでやっているので、感覚を伝えるのが難しいのだけれど、金山さんなりに解釈した結果、動きに変化がみられた。


私も金山さんとの稽古で新たな発見があった。
足のヒョウ拳に謙譲の美徳を組み合わせたら、金山さんが吹っ飛んだ。あまりにも派手だったので可笑しくなってしまったが、逆にやってもらうと私も後ろに弾き飛ばされた。

払えない突きでは、相手に向かっていく腕は、突きではなく抜刀のように前腕を内側から外側に向かって開くようにすると、丈夫な構造を保ったまま動ける。


金山さんとこのように集中稽古を行うのは、ずいぶん久しぶりだったが、
剣術と体術の方向性は異なるが、お互い甲野先生の技を研究する身なので、
稽古しやすく、良い集中状態でいられる。
また機会があればお願いしたい。


2015年8月30日日曜日

柔道練習(44回目)打ち込み

背負投げ打ち込み
だいぶよくなってきた。


動きのなかでの投げ込み。
少しは出せるようになったかな。


来週の試合では(かからなくても)背負い投げを出すぞ!

2015年8月28日金曜日

気配の事、捨身の事

Oさん主宰の恵比寿稽古会に参加した。


遅れて着いた私にさらに遅れて剣術のNさんが到着。
また貴重な経験ができた。



気配の消え方いろいろ。

相手から消える組み手。

拍子の無い動き。

捨て身と受け身。

受け身が大事だとは思っていたが、Nさんほど追求しようとは考えもしていなかった。
受け身ができるから捨て身ができるのか。


やることは増える一方だ。


 終わり間際にOさんと寝技の練習を少しやった。
床が固いのでやりにくいが、技術検証ならここでもできるかもしれない。

2015年8月26日水曜日

軽く重く刺さる手裏剣

無源会のO氏の好意でお借りしている人形町の稽古場で手裏剣稽古をした。

この日は久しぶりにHさんも参加。


体術の変化が手裏剣をどう変えているか。

剣の重さを足裏で感じる。
剣を振り上げたときに体重が軽くなるのを感じる。
それが落下する動きをもらって打つ。

謙譲の美徳を前後で。
威力も速度も増すが、投げる感じになる。

謙譲の美徳を上下で。
壁塗り。剣の軌跡も威力も良いが、極端で、肘に負担がかかる。

ゆっくりとでも直打法の軌跡で刺さるように。
ゆっくりで距離を取っても直打法の軌跡で刺さるように。
肘は楽か、手首を捻っていないか。


この感覚が育ったら、剣の重さを感じて打つやり方に戻して、自然な速度で動くと以前とは変わっている。

おそらく、この感覚があったから体術の『足のヒョウ拳』ができたのだと思う。

そして今日は『足のヒョウ拳』の感覚で手裏剣をやってみた。


逆輸入の感覚だったが、効果は期待通り出てくれた。
剣にのる重さが違う。
軽く楽に打って、重く刺さる、だ。

これまでの練習はすべて繋がっている。

ただこれを誰かに教えるとなると、私と同じやり方でやる必要はないはずだから、また整理し直していく必要がある。
私にとっても理解が深まりそうな作業だし、少し整理してみよう。

2015年8月23日日曜日

柔道練習43回目『のびしろ』

形の練習
『浮落』
『背負投』
『肩車』
『浮腰』
『払腰』
『釣込腰』
『足払』
『支釣込足』
『内股』
以上、初段の形。

注意点
歩くなど、なるべく形の動き以外の動きを排除する。
背負投は、右手で手刀を受け止めたら右背負投に入る。
浮腰は、手刀をかわしつつ左浮腰に入る。

肩車は担ぐときに自分の頭(顔)を相手の腰につける。相手が頭上に来るにしたがい、投げ落とす側の足を引き寄せて投げる場合と、相手が頭上に来たときに一度止める場合があるが、審査員により異なる。


浮腰と大腰の違いを理解すること。
回転軸が浮腰は縦軸、大腰は横軸。
浮腰は一人打ち込みが難しい。

釣込腰
釣手で相手を押し上げる形であったが、いまは奥襟を掴んで首投げのように投げる形に変わっている。

足払
釣手側に取りが主体で相手を横移動させる。
相手を大きく浮かす形であったが、払って下に落とす形に変わっている。

支釣込足
調子を変える軸足になる側の足捌きが肝心。

内股
自然体から釣手側に回転して相手の背後を取るように動く。
三歩目は実際には回転しないで投げる。


以上


再来週が試合。
前回の試合で怪我をしてから、一度も乱取りをしていない。
今日は出来ればやりたかったが、先生も足を痛めてしまって相手がいなかった。


打ち込み。
体落
相手の重心を引手側に寄せる。
移動しながらの場合は、釣手で相手を引き寄せた動きをもらって、重心を引手側に寄せる。
重心の移動は引手ではなく釣手を通じて伝えた方が、良いようだ。
足は出しすぎず、受けの足首付近の脛に取りのアキレス腱が引っ掛かるようにする。


大内刈
相手を密着させるように引き付ける。
試合で相手が抵抗する場合など、引き付けきれないと技がかからないので、この感覚を大事にする。
膝に延びしろが残るように体勢を低くして入る。


跳腰、払腰、内股
入りは同じ。受けを取りに密着させるように引き付ける。
受けの右足が出なければ跳腰、右足を出して堪える様子なら払腰、届かない場合は内股。
膝に延びしろが残るように体勢を低くして入る。


背負投げ
引手で相手を引き出しつつ回転し、相手の下に潜り込む。
相手が腕で防げないように、背中を密着させる。まだ腰は折らずに顔は前を向く。
この日の練習でだいぶ変わった。


『支釣込足』と『小外掛』の連続技。
相手の重心は対角線上に動く。
釣手側を落とす支釣込足を相手が堪えそうになったら、堪える動きをもらって引き手側に重心を寄せつつ、小外刈の足を決めながら、引手側を落として釣手側を押し上げる。

2015年8月21日金曜日

飛ぶ空気投げ

Oさん主宰の恵比寿稽古会に参加した。


Sさんに『空気投げ』を受けてもらって感想を聞いて検証する。これを繰り返す。
よい練習になった。

Sさんのおかげで、ダメになりやすいところが明確になってきたのと、相手が飛ぶ『空気投げ』の理屈がさらにはっきりしてきた。

姿勢。
足の位置や重心の位置を確認するのに下を向いてしまうと繋がりが解けやすくなる。

繋がり。
引き手、釣り手ともに相手との繋がりを保つ。

位置。
足捌き、体捌き、相手を落とす位置。
自分勝手に決められない場所。

固い相手。
崩れ方が柔らかい相手とは違う。
どこに崩れているのか感じて動くこと。

飛ぶ投げ
釣り手の働きにより、自護体の相手が沈むだけでなく、飛ぶようになる。
引き手の動きで右側に大きく崩れた相手の、残っている左腰を引き抜くように釣り手を働かせる。


剣術
Sさんの稽古の相手をつとめる。
剣を通じてこちらの腰を崩したいのだが、崩れないのだという。
確かに私の腰は丈夫だが、柔らかい技で崩れないようにはしていないので、シビアかもしれないが、技にはかかる。
Iさんがヒントを伝えるとSさんの動きが変わって、私の腰が崩れるようになった。
道具を通じて相手の体を崩すというのも面白い。

剣術の稽古で、相手に剣を振らせるのだという話から、甲野先生の太刀奪りもそれだねという話になって、太刀奪りを稽古した。

体捌きが我ながら意外と早くなっていて、ここでも足のヒョウ拳効果を確かめることが出来た。


2015年8月20日木曜日

円の崩し

恵比寿でおこなわれた甲野先生の稽古会に参加した。
ここは講習会というよりも、稽古会と呼ぶにふさわしい環境だ。


特徴のある稽古人が何人も参加している。
実際、関東圏内では、うまく技がかからない甲野先生を見るチャンスが一番多い稽古会だろう。


この日も癖のある人が参加していた。
関節技が効かない人、足が軽く技を受け流す人、剣術で反応がよい人、全てサッカーの動きで対応する人。
先生がそれにたいしてどのように対応するのかを見るのも稽古のうちだ。




円の崩し
圏内圏外とか、国境沿いに動くと言われていたもの。
今の感覚は円。それも大きな円である方が相手にとって抵抗しにくい動きになる。


まわりの方と試してみたが、押したり引いたりは駄目で、分かりやすい目安を置くとすると、
肘から手首向かって骨と同じ向きに動き始めて、押さず引かず無理なく動くと結果として大きな円になるようだった。

ここはまわりの方との稽古も面白い。
継続して参加されていて、ここでしか会わない方など、お互いの進展度合いを報告しあうこともできる。


前回恵比寿で稽古したときに一緒に稽古した方たちが、『太刀奪り』がきれいになっていたり、
『浮木の腿』を練習してきてかなりの確率でできるようになっていたりしていて、これは私にとっても刺激になる。


この稽古環境を活かして私も上達していきたい。

2015年8月19日水曜日

甲野善紀著『神技の系譜』

八重州ブックセンターでおこなわれた、甲野善紀著『神技の系譜』出版記念対談「甲野善紀×北川貴英」に参加した。

この本は北川さんが編集者のSさんに企画を発案してから出版まで実に3年を費やした、甲野先生(とSさん)の苦労がつまった一冊である。

わたしも先生からこの本を執筆中だと言われる度に「早く読みたい」と言い続けていたので、影の功労者(自称)だと思っている。


「とんでもない達人が実在した。」
「とても信じられないような技があった。」



そうに違いないと思うか、思わないか。
実際にどうであっても現在の生活に影響はほとんどないだろう。
しかし、稽古する上では、大きな違いになる。
甲野先生がまさにそれで、この本に書かれているような動きを、あるものと思って、体現すべく稽古に取り組まれているからこそ、技がどこまでも進展していく。


武術ならもちろんだが、そうでないものに取り組んでいるひとでも、一度この本を通じて、古の達人技を少しでも感じて欲しい。
どれも想像ではなく、甲野先生が武術研究家としてまとめた数々の貴重な資料をもとに研究した内容で、セミナーで聞いていた話からさらに踏み込んだ内容になっている。


また、原典を全文引用紹介するなど、武術関連の資料としても大変貴重なものになっている。


それからもうひとつ、今の世にも私のような凡人から見れば達人と思える人が実在している。
もちろん甲野先生もその一人だが、甲野先生でなくてもいい。是非とも探しだして、その技を体験して欲しい。
その上で「昔の達人と呼ばれる人の技のレベルを体育館の天井の高さとするならば、いまの私は点字ブロック程度。」という甲野先生の言葉をどきどき思いおこしながら稽古してみると、これまでとは違った世界をあるものとして想像できるようになるかもしれない。



対談北川さんが甲野先生に話を振って、甲野先生がそれにこたえるという流れだったが、普段は稽古している甲野先生とばかり接していたせいか、あれほどたくさん話をしていて、しかもその内容が武術史的にも貴重なものばかりというのは、講義中心の形式で行われる池袋コミュニティカレッジの講座でも見ていない。

打ち上げにも参加させていただいたが、そこでもまだまだ話が尽きない。
ちょっと本にできるのかわからない話もたくさんあったように感じたが、もう第2弾への期待が膨らんでしまう。




2015年8月18日火曜日

押しながら引く

綾瀬で行われた甲野先生の講習会に参加した。

人数は少な目だったが、参加者にとっては技を受けやすく話も聞きやすい環境だった。


普段から先生の技を受ける機会が多い私は輪の少し外側にいて、興味がありそうな人と稽古しながら時々先生から声がかかると技を受けていた。

『タックル潰し』
先生がヒョウ拳で構えると、目の前から片足タックルを仕掛けても、掴んだ足が止まらない。
効果があるのは間違いないとしても、タックルを習っていない私の技術では先生の相手には足りないだろう。片足タックルの技術を習得したい。



『太刀奪り』
以前よりも打たせる感じが出ていて、かなりの至近距離から剣を素早く降り下ろしても、余裕をもって避けられている印象を受けた。
『ヒョウ拳』で様々な動きが組変わりつつある。



『柔道組んでからの引き付け』
私がひときわ興味を持ったのが、柔道で相手の道着を持って引き付ける動きの説明だった。
親指を相手を押す方向に伸ばしながら、掴んだ腕全体で引き付けると、受ける側にとっては、押されているのか引かれているのか、どちらからかわからないまま引き付けられる。
前から引っ張られているのに後ろに回り込まれてしまったような、変な感触だった。
国境沿いを行くと言われる動きと繋がるのだろうか。
ちなみに国境沿いを行く動きとは、以前は圏内圏外の境界線を動くと言われていたものだろう。
抵抗の手がかりが見当たらないこれも興味深い動きだ。




途中、柔道をやっているKさんが来たのに気がついた。
Kさんとは久しぶりだ、以前ここで柔道技の研究相手になってもらっていて、『空気投げ』も受けてもらったことがある。
もちろん最新版の『空気投げ』を受けてもらった。
他にも『○落』と同じ足技や、『小内刈』を紹介すると驚きながらも早く知りたかったと残念そうだった。
なんでも数日前に試合があったようで、そこで出したかったということだった。


Kさんは国家試験に集中するため、競技柔道は引退するそうだが、
次会って報告出来る時までに技の研究を進めておきたい。


2015年8月17日月曜日

どこに向かうのか?!

「たいさんはいったいどこに向かっているのか?!」
何度か言われている。


仕事はシステム開発なので武術とは無縁、家庭がありながら、しょっちゅうあちこちのセミナーに参加している。
自分のブログを読み返してみると構造動作トレーニングと甲野先生、中島先生の稽古会だけでなく、ときに手裏剣、空手、中国拳法、古流柔術、合気道、かとおもえば忍者にシステマにブラジリアン柔術まで!いったいどこに向かっているのか?!

これでは確かにわからない。

以前はただただ楽しいからとか、知らないことを知りたいからとか、そもそも趣味を続けるのにたいそうな理由なんているかい!くらいに思っていた。
いまでも基本的にはそう思っているのだけれど、加えて、興味のある人には伝えられるものがあれば伝えたいという気持ちも出てきている。
骨盤おこしトレーナーや松聲館技法研究員になったころからそう思うようになってきたような気がする。


しかし今はそれよりもはっきりとしたテーマがある。
『空気投げ』だ。

空気投げ研究家として研究を始めてから、技の仕組みを根本から理解するように努めながら普段の稽古に取り組むようになっていった。
すると面白いことに今まで何度も聞いた説明や練習してきた動きのなかに『空気投げ』のヒントがたくさんあることにあらためて気づくようになってきたのだ。

技にはいるタイミング
相手を崩す手の使い方
手と体捌きの関係
踏ん張らないことの重要性
重さのかけ方
相手の重心位置と崩し
相手の重心位置と投げ
触れずに崩す技術
気配を消す技術
力を合成する技術
丈夫な構造を作る技術
体をまとめる技術


これらは全て空気投げに役立つのと同時に、空気投げのヒントとなったそれぞれの技の理解にも繋がる。


『空気投げ』を通じて技を根本から理解できてくると、抽象的に思えていた「崩し、作り、掛け」について、自分の実感を伴った言葉で説明できるようになる。

崩し
崩れるとは、重心の位置が十分ではない位置になること。
つまり、崩しとは相手の重心位置を十分な位置(基底面)からはみ出させることだ。

作り
自分が技を掛ける、あるいは相手を崩すのに十分な状態にすること。
相手が崩れていなければ崩すのに十分な位置や構えを取ったり体捌きをしたりすること。
相手が崩れていれば技を掛けるのに十分な準備をすること。

掛け
技を掛けること。


『空気投げ』も例外ではなく、この原理に基づいている。
先日のことだが、『空気投げ』と同じやり方で『○落』が説明できるようになって、その後、いくつかの『足技』も同じ説明が成り立つことが理解できた。


私がつぎに考えているのは、『空気投げ』の練習方法だ。
ここからさらに繋げていきたい構想があるのだけれど、今はまだあたためておこう。

試合か乱取りで『空気投げ』が出たらはじめて『出来た』と言おうとしているが、
これは他の柔道技と同様、乱取り練習を積む必要がある。

焦らずに練習していきたい。


2015年8月16日日曜日

上達する環境

柔道練習のあと、娘とプールに行った。
昨日、今度行こうと言っていたプールだ。今度とは今日のことだった。


今回行ったのは、前回行った数時間水中ウォーキングをやることになったレジャー向けプールではなく、市が運営する温水プールだ。安いし屋内なので日焼けの心配もない。


この日は、娘が数メートルだが、浮き輪なしで泳げるようになった。

鼻に水が入るのが嫌で片手は鼻を押さえたままという、へんな泳ぎ方だがともかく水に顔をつけるどころか顔に水がかかるのも嫌がっていたのだから、ずいぶん進歩した。

残念ながら私は泳ぎが得意ではないので、上手く教えられないのだが、泳ぎが上手な子が周りで泳いでいるのをみて自分でもやろうと思ったのかも知れない。
レジャー向けの芋洗いプールではこうはならなかっただろう。
練習するのに環境は重要だ。


以前から思っている私の周りの稽古人に全員上達してもらって、
最高の稽古環境を作る計画だが、計画のおかげかどうかはわからないが、
最近の稽古環境の充実度は素晴らしい。
これで上達しなかったら私のせいだ。


話を戻すと、このプールは温水で一年中やっているようで、
夏にアイススケート、冬にプールというのも面白い。

柔道練習(42回目)『亀を返す』

道場での練習。
乱取りはこの日も念のため控えておいたが、道場のOBで現役の大学柔道部員が来ていたのでここぞとばかりに寝技を中心に色々と教わった。


亀の返しかた。
相手の右横から。
左足を差し込んで左手で帯、右手で襟を掴む。
右足で相手の右腕を払いながら押し込みつつそのまま右足をお腹に差し入れて、下に潜り込む。
潜り込んだら頭の位置は右側へ移す。
右手も相手の帯をつかんだら、左側に回転しながらひっくり返す。
返したら左手は相手の肩を掴み、右手は畳につけてつっかえ棒にする。
このとき左足は右手と対角線になるように伸ばしておく。
胸をあげて圧力をかける。

やられないために。
亀の時に、横腹をあけない。

横腹をあけない相手の場合、
襟を持って頭の方に引き出す。
横腹があくのであとは同じ。

潜り込まれたところからやられないために。
潜り込んだ相手の右腕が帯を取りに来るところを両手で押さえる。
あるいは下に潜り込まれたときに後ろに下がって距離をとる。

潜り込んだあと、下がって距離を取られそうになったら。
同じ方向にさらに潜り込んで距離を詰める。
頭の位置が並んだらあとは同じ。



組手争い
左手で釣り手を掴む。
相手が被せてきたところを右手で切って、左手は襟を離して袖をとる。
右手で襟を取れたらとる。
相手がそれを嫌って右手の袖を掴んできたら、相手の手首が反り返るように右手の肘を曲げ、左手で横から弾いて袖を切って襟を掴む。

相手が先に奥襟をとってきた場合。
両手で相手の肘辺りを掴んで背中の力で引き剥がしつつ、袖をとる。
あとは同じ。

相手に奥襟をとられた状態から頭を抜くのは反則。ただし技に入るためなら問題ない。

奥襟をとったら。
姿勢は真っ直ぐのまま。膝で重さをかける。
たまに力を抜いて相手が浮き上がってきたところを背負い投げに入る。


背負い投げ
まず引き手。十分にスペースをあけるために大きく動かす。
空いたスペースに回転して入り込む。
このとき姿勢は真っ直ぐ。後ろに倒れそうに感じるが、引き手が、十分なら相手が前のめりなので心配ない。
入る高さは相手の腰よりも低く。
背中をつける前に前傾してしまうと、投げ幅が無くなって、かえって投げることができない。


乱取りもお願いしたかったが、ここで無理をしてはいけない。
しかし来月頭にある大会には出場したいので、その前に少しは乱取りもやっておいたいところだ。

2015年8月15日土曜日

久しぶりにアイススケート

娘からは「プールにいきたい!」とリクエストされたのだが、屋外のプールは日焼けによる体力の消耗が思ったよりも激しいので二週連続は勘弁してもらった。
ならば、と提案されたのが久しぶりのアイススケートだった。
何しろ氷の上だから涼しいに決まっている。私も大賛成でいくことにした。


娘はスイスイ滑っていた。
わたしもしばらくすると、軽く滑る感覚とT字ブレーキは何とか体が思い出してくれた。
しかしこれ以上独力で上達するなら、多少転び続けるつもりで新しい動きにチャレンジする必要がありそうだ。
冬よりも空いているとはいえ、初心者も多く滑るリンクで転ぶのも構わず積極的に練習するのは危険を伴う。
残念ながらT字ブレーキの先は、別のバランストレーニングの効果を待つことになりそうだ。



秋になったら一輪車かスラックラインに挑戦したい。

帰り際、浮き輪も使える屋内温水プールを発見して、今度はここに行こうという話になった。
今度って、明日かな?!

2015年8月14日金曜日

『足のヒョウ拳』恵比寿稽古会

Oさん主宰の恵比寿稽古会に参加した。

この日は、OさんWさんSさんのスワイジャオ&中国武術稽古組と、Sさん私と後から来たNさんとの柔術稽古組にわかれる形での稽古になった。


私はなんといっても『足のヒョウ拳』での変化の感想を聞きたかったので、Sさんに変化のきっかけを説明すると、見るからに私が変化しているという。
足と体幹、体幹と手が繋がっていて、動いても四点不動が保たれているらしい。
Sさんの提案で、『足のヒョウ拳』による『空気投げ』を試したところ、足の運びによる重心移動が、襟袖からタイムラグがなく伝わるようになって、以前よりかかりやすくなった。
私には、足裏への圧力がダイレクトに上半身の動きに伝わる感覚があったので、担ぎ系の技の入りで、足を踏み出すのと同時に上半身から崩す動きもSさんに受けてもらったところ、やはりこれも入りやすくなっていた。
座りでも『ヒョウ拳』が出せるので座り『正面の対応』を稽古した。
Sさんが以前に比べて相当鋭い動きをしているのを感じたが、その鋭い動きに私の体が反応した。
前々日に座りの『ヒョウ拳』の効果を甲野先生相手に確認していたがそれをあらためて確認できた。
Nさんが到着すると、前回の『空気投げ』のテーマから、関連する柔術の形を教えてもらえた。
形はNさんが捨て身を基本において考案、整理して6つにまとめたもの。
肘落、足取り、小手斬り、柔道の後車っぽいやつ、えーと、内無双。名前が思い出せないが6つだ。


Nさんによる全て捨て身の動きで成り立っているという。
色々なバージョンを受けさせてもらったが、体でそれを感じられるものから、はじめての感触でこちらが混乱するものまであった。
特にNさんが寝ている状態から寝技に入ろうとするのを返す動きが『捨て身』だというのには驚いた。確かに思いもよらない力がかかり返される。
その後で仰向けで片腕を押さえられた状態から返す動きを、これも捨て身だと説明されて、ようやく理解の糸口を掴むことが出来た。
私の理解できた範囲で書いてしまうと、体幹部の重心移動をそのまま接触面から相手に伝える動きが捨て身だと言える。
私に置き換えると『足のヒョウ拳』を使って動ければ、捨て身で動くことになるかも知れない。


Nさんは技はコミュニケーションだとも言っていた。
対人はもちろん、道具を使うのもそう。
最小の力で最大の効果を出すためには、相手の状態を感じて動くことが重要。
例えば剣を振るにしても剣先を意識するのか柄を意識するのかなど。




Nさんに『足のヒョウ拳』版の『空気投げ』を受けてもらったところ、前回かからなかった技がかかった。おそらく無抵抗で受けていたのは前回と同じだと思われるが、技の原理がよりはっきりした分、私の方が相手の状態に合わせた『空気投げ』を出せるようになって、今回は『空気投げ』の形になったのではないだろうか。
もちろんそれに『足のヒョウ拳』がなければ技に入る形にならないだろう。
「自護体の相手にどうかけるかですね。」
と言われたが、これは崩しの課題であって、『空気投げ』単独の課題ではない。
根本原理に従えば、崩しが成功すれば『空気投げ』に入ることができる。