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2016年8月26日金曜日

人形町のケトルベル(8kg)

人形町の稽古場にかわいらしい物体が鎮座している。
8kgのケトルベルだ。



正しいやり方はわからないが、動画で見たイメージをもとに体の一部分に負担が掛からないように気を付けながら振り上げて下す動作を何度か繰り返してみた。
これはハマる。
手裏剣のような中毒性があるトレーニングだ。



1回1回状態を感じながら動けるし、負荷も弱すぎないが強すぎもしない。しかし油断してよい重さではないので、程よい緊張感もある。
欲しくなってしまった。


2016年8月25日木曜日

空気投げ研究『足技への展開』

仕事の予定を考えると絶対に行けないと思えるほどだったので、珍しく道着を用意せずに出社していた。
それが急遽いけるようになったのでどうしようかと思ったが、ちょっとユニクロによって着替えを購入して参加した。

久しぶりにIさん、Sさんに空気投げを受けてもらえた。
前回よりも空気投げの切れが増したと指摘された。名古屋で上達していたようだ。

次のテーマは早く、小さく。
先週一人で構想していた動きをSさんに受けてもらうとかなり良さそうだ。乱取りで狙える機会が増えてくる。
精度向上のポイントとして左足重心への体捌きを指摘してもらった。
はやく、小さい空気投げの場合でも右足を後ろに引きすぎないように気を付ければかなり改善できる。
この方向で練って良さそうだ。

Sさんが言うには以前までとは腕から来る情報が異なるそうだ。
・手で余計なことをしていない
・体捌きで体がまとまっている
・以前よりタイムラグが改善した
辰巳返しの感覚とはっきり繋がった影響が出ていると思われる。
名古屋で空気投げを説明しながら繰り返し投げているうちに重要なポイントを逃さないで出来るようになったようだ。

足技を検証した。
空気投げは、バランスを崩した相手の足が出て地について再びバランスを保つとかからない。
そこで出てくる足を狙う足技を空気投げの延長上に整理することで、この問題に対処したい。
『渦落』には『支釣込足』
『浮落』には『小内刈』※前に出てくる足を引き出すように刈る
『浪落』には『小内刈』※後ろに出ようとする足を止めて刈る
『隅落』には『送足払』※相手の左足から払う


考え方にも一貫性を保てるようになった。
空気投げが間に合わず、相手が足を運んでバランスを取りにくる場合に足技に切り替える。
特に浮落は足技ではなく体落に行くことになるかなどと考えていたが、今回Sさんと検証したところ、小内刈がぴったりだった。
隅落も崩しの方向から大外刈か小外刈と思って検討していたが、空気投げが間に合わずに相手の右足が出た状況を想定すると左足から払う送り足払いのほうがしっくりくる。
これを確認していきたい。


着替えを購入して参加したかいがあった。

2016年8月24日水曜日

松聲館の技法レポート『内腕』

内観が体の外から体に戻ってきた。

新しい気づきは『内腕』。
『前腕』『上腕』ときて肩から胸鎖関節の位置に『内腕』があるイメージで動くというもの。

腕は胸鎖関節から始まっているや、肩甲骨から動く等と言われるが、腕だと思って動かしたことはなかった。
実に興味深いことにそう思って動かすと、意識が濃くなっているのを感じる。
今までなかった位置に意識が通るようになる。

この体で動くと『浪之下』や『小手返し』など受けが動かないように止めようとする動きに対して、止めかたがわからない質の動きが発動する。
面白いのは『払えない手』形でやると、先生がごくゆっくり動いているにもかかわらず、全く抵抗できずにゆっくりと跳ね返される。

最近の技は空間に吸い込まれたり、激流だったりと体の外側に内観があるものが多かったが、
これはまた体の中に戻ってきたようだ。
こちらのほうが稽古する身としてはやりやすいが、今のところ完全に”捉えどころがない”感触だ。


衝撃的な変化をどう稽古していこうか。

2016年8月21日日曜日

柔道練習77回目『寝技乱取り』

基礎練習を子供たち一緒にやって、寝技の練習相手をつとめたあとは、大人相手に打ち込み練習。
回転系の技を中心に汗を流した。

練習後は三段のTさんに寝技乱取りを全てわたしが上から攻める形でお願いした。
仁木先生の動画でみたやり方で攻めようとするも、Tさんの足を殺すことができずに毎度逆転されてしまう。
やるべきことは相手の足を殺して回り込む。
これは練習を続けないとそう簡単には上達しないようだ。
一度だけ、肘と膝を持って制しながら横四方に持ち込むことができたが、いまのルールでは持って立ち上がった時点で待てがかかる可能性が高いという。

流れを切らないように攻め続けなければならない。

それにしても三段のTさんには清々しいくらいに全然歯が立たない。
この差を埋めていくのは大変そうだが、同時に楽しみでもある。
と言ってもなかなか練習時間を確保するのは難しい。
出来るところから、寝る前の足蹴り・足回しは地道にやっておこう。
左股関節の動きがスムーズでないのは股割りで改善していきたい。
焦らず地道に。

2016年8月18日木曜日

『空気投げ』レベルアップの方向

久しぶりの恵比寿だったがいつも相手をしてくれていたSさんが不参加で、空気投げの研究は一人でやることにした。

まずは平均化体操で体を調整して、柔道の足蹴り、足回しで股関節の回転力を確かめる。あいかわらず左がスムーズでない。

そのあとは塩田剛三先生の合気道入門で体捌き、木村政彦先生の柔道入門で腕絡みの脳内稽古を行った(実際にやらないとわかりにくい)。

そこから空気投げ。
三船十段の映像(柔道の真髄)と説明文(柔道の真髄 道と術)を手元に用意して、何度も見た動きをあらためて確認しながら、動きをトレースする。
名古屋で説明しながらたくさん投げて、結果として切れを増した空気投げをさらにレベルアップさせたい。

より小さく、よりはやく。

三船十段の乱取り稽古の映像をスロー再生して一時停止しながら、自分も鏡の前で同じ動きを試みる。
その時、相手の状態はどうなっているか。

あわせて三船十段による八方の崩しの説明も確認する。横隅への崩しの記述で引っ掛かった。
横隅への崩しは三船十段でも難しいという。一度前隅に崩した後、横隅に崩すと良いと説明しているのだ。
ここだけ読んでも三船十段が崩しについても深く研究されていたことがうかがえる。

三船十段の説明から、相手がよく跳び、受けをとりやすいのは横隅への空気投げと理解できる。
名古屋でなったのも横隅への空気投げだった。

まずは相手を前隅に崩す必要がある。
ここを小さくすれば空気投げ全体がはやくなる。
単に引っ張るだけでは次の動きに繋がらない。
後ろに下がる力で相手を引き出すが、その下がり幅を小さくして、その代わりに沈みを増やす。
このタイミングで右手をSLの車輪のように下方向から手前方向に回転させる。
これでこちらの体捌き以上に相手を前方に引き出せる。

ここから横隅へ向かうように体捌きの切り替える。
方向は左足を踏み込む位置できまっている。
決まっていると書いたのは、今回の場合、左足は継ぎ足ではなく右足と同時に位置を定めてしまうためである。
これで早くなる。
前隅に崩れた相手を横から押すような位置をとる。
この体捌きへの切り替えと、腕の回転の続きは同時に行う。下の位置から、上、前方向に回転させる。

前方向に腕が向かうタイミングで、体は腰が据わると言われる状態になっていて、そこからは相手を押し上げる。
押し上げるのを腕力でやるとフワリといかないだろう。
わたしがやるなら謙譲の美徳で沈もうとする力で上に押し上げつつ、体の沈みで左足方向に進もうとする力をここも謙譲の美徳で相手に作用させる。
このとき相手を飛ばすほどの力が発生するので、体の状態は辰巳返しが出来るように構造的に丈夫である必要がある。

説明を書くと長くなるが、技を施すために必要な時間は、右腕をSLの車輪の形で一回転させる時間と同じになっている。
相手の重さによっても変わると思うが、このやり方で原理はそのままにより小さくて早い空気投げが出来るはずだ。


まだまだ研究は続く。

2016年8月13日土曜日

『大盛況!』名古屋で空気投げ研究稽古会

名古屋で開催された空気投げ研究稽古会が無事終了いたしました。
お盆休みのど真ん中に開催された稽古会でしたが、遠く石川県、大阪府、東京都など愛知県外からの参加者も多く集まりました。
経歴も柔道バリバリの猛者から合気道、総合格闘技、中国武術経験者など様々な経歴をお持ちの方々が興味を持って参加して下さいました。

熱心で素直な参加者の皆さまのおかげで大変よい雰囲気の稽古会になりました。
当日含めて、開催までの準備にご協力いただいた協力者の皆さまのおかげもあります。
詳細なレポートは月刊秘伝の記事になる予定ですが、その前に当日の雰囲気がわかる映像が公開されましたのでご紹介します。

田島による空気投げの説明です。
受けてくださっているのは中村先生の後輩で柔道の猛者の方々です。
素直な感想が聞けて嬉しいです。
http://matawari.net/category6/entry109.html


2016年8月10日水曜日

フランス合気道ご一行様

フランスから合気道団体の方々が甲野先生と稽古をするというので、
わたしも参加させていただいた。
文京区の柔道場。

以前にも参加したことがあるが、甲野先生が合気道の稽古をする珍しい機会になっている。
甲野先生が合気道っぽいことをするのは、ここか内田樹先生のところくらいではないだろうか。

日本語が通じるのは代表のM氏くらいで後は英語も通じない(私は英語も片言なので通じても変わらないが)。
わたしもアシスタントとして紹介されたので、身振り手振りでフランスの方々と稽古をした。
言葉は通じなくても技は通じる。
何人かの方に声をかけていただいて、一緒に稽古できた。

フランスの方々は毎回お土産を先生に渡すのだが(文化でしょうか?)、
一緒に稽古した方の一人が私にもお土産をくださった。
小さな缶に入っている黒い飴のようなお菓子でフランスの仁丹みたいなやつらしい。
いまだとフリスクですかね。

謙譲の美徳を上手に出来ていた型とは2ショットで写真も撮らせていただいた。

また稽古できる日まで技を磨いておかなくては。

2016年8月3日水曜日

松聲館の技法レポート『脱力記念』

わたしの仕事のせいで、ギリギリまで開催出来るかどうかわからなかった甲野先生のメルマガ動画撮影が無事終了した。

先日の恵比寿で起きた変化もあり、月に二回発行しているメルマガ動画でも先生の技の変化を追うことが難しくなっていた(七月前半に撮った映像はお蔵入りである)。

この日は最新の術理である『何気無く動く』を撮影する予定だったが、思いもよらない展開になった。

甲野先生のリクエストで、わたしが甲野先生に腕を掴まれたまま動く稽古をやったところ、わたしの脱力のレベルが一段階上がっていた。
掴まれた腕が全くと言って良いほど気にならないのだ。
それを受けた甲野先生が、


「あぁ、そうか。」

と言って交代すると、今度は甲野先生の脱力レベルがとんでもないことになってしまった。
先生が動くとこちらの腰が砕けてしまって腕を掴んだまま離せず、崩されてしまう。


どうやら先生はやられる感覚からやる感覚を得ようとして、わたしにリクエストしたようだった。
それにしてもわたしが思ったよりも動けたのが甲野先生にとっても興味深かったようで、そのあと何度も腕を掴んでいただいた。


「わざとやられているわけではないですよ。」
「ほら。あなたの前腕が柔らかいまま、全く力んでいない。」


こう言いながら先生は嬉しそうにやられていた。
この日は、わたしにとって記念すべき日になった。



「お互いやってみましょう。」

わたしも、掴む側の先生も脱力したまま動くと、わたしが動いた分がきれいにこちらに跳ね返されてころころと転がされた。
これは相対的にわたしが力んでいるということだろう。
こちらが脱力しているとやられているときの感覚がより鮮明になる。
どこがひっかかって、どこが固定されて脱力の隙が出来て崩されているのか把握できているのだ。
面白い感覚だった。



話はこの日前半の稽古に戻る。
先生の『何気無く動く』技を受けていて、いつもは何かしら出てくる、技を受けた感想が言葉になって出てこなかった。
感覚があるにはあるのだが、それを表現するのが難しく感じられた。


「受けた感覚を表現するのが難しいです。」

こう素直に話したのだが、先生はわたしとは別の受け取りかたをされていたようだった。

(これは感覚を掴みつつあるようだ。)

後で聞くとこのように思われていたらしい。
それでわたしにリクエストして、受ける側でその感覚を確かめようとされたのだ。
それが思っていた以上にわたしの動きがスムーズだったので驚いたというわけだ。


ところがわたしの方はと言うと、このかなりしっかりと腕を掴まれた状態で動けることを、出来るのが当たり前というか、ずっと前から出来たのではないかと思える感覚でいた。
相手に何かしようとか、これで出来た、という感じがしないまま動けているせいだろうか。