松聲館の今を稽古する『唯カイナ計ヲ遣ウ事ソ』

『松聲館の今を稽古する』と題された甲野先生の稽古会に参加しに恵比寿へ行ってきた。

階段の前で一緒になった合気道のAさんと到着するとすでに稽古は始まっていた。

願立剣術物語の第十一段
『唯カイナ計ヲ遣ウ事ソ』

これが甲野先生の今の稽古テーマになっている。
気配の無さと、それによる早さが増していて、『小手返し』などはしっかり止めようとしても止まらない。
Aさんと練習していると、力みを消す感覚を得たAさんの動きがガラリと変わり、止められない小手返しに変化した。
わたしも練習させてもらって、何度かよさそうな動きが出たり出なかったり。
相手とぶつかる動きが出ないようにするには、感覚変化が必要だ。

感覚変化と言えば、中島先生が最近テーマにしている『等縮性収縮』による反射がそのヒントになりそうだ。
感覚的には脱力しているが、力は蓄えられている状態。
ここから脱力の感覚変化が起きるのではないかと期待している。


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