松聲館の技法レポート『滴(しずく)』

ツイートより。

甲野先生のメルマガ動画撮影終了。フロートリガーとなる『雫(しずく)』のイメージによる気配の無さが過去最高。ミルククラウンとも言われていたが雫が落ちてクラウンが出来る間にフローに入るそう。後半はそれがさらに早まり、雫が落ちようとしたときにフローに入る感覚になったとのこと。

甲野先生のメルマガ動画撮影。受けた技の中でも『払えない突き』はどうしようもなかった。反応できない気配の無さ。これで組手争いが出来たら相当有利だろう。受ける度に進化する技を繰り出しているのが、10ヶ月後に70歳になるおじいちゃん(失礼)とはとても思えない。

甲野先生のメルマガ動画撮影。70歳まで1年を切った先生が出す左手をこちらが両手で思い切り横に払おうとするも、体ごと回って背中を取られてしまう。柔道的にしっかり組ませてもらったところからいきなり投げられてしまう。組手争いで襟を取りに行ったはずが気がつけば畳に転がされている。

名古屋稽古会の世話人。山口潤先生(@cokalab)の返信です。
「雫」が落ちて行った時に感じた「時間」は外に見つかる時間とはまるで違う時間だと思いました。その後ずっと、その感覚に囚われていますが、あれが「フロー」の世界なのかな、と思うようになっています。


わたしが感じられる気配とは全く違うものでした。山口先生の時間が違うという表現はしっくりきます。甲野先生は『必要なはずの手続きを飛ばす』とも表現されていました。あるはずのものがないのですから、受け手は時間が飛んだように感じるのかも知れません。

蹴らないで移動する体捌きから、柔らかく相手を投げる背負い投げ。やってみると悪くない感触だった。受け手は吸い込まれる感覚があったそう。これも練習したい。
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