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2009年3月15日日曜日

井桁崩しの原理講習会

娘を寝かしつけたときに一緒に3時間も寝てしまったのでこんな時間なのに全然眠くない
1週間遅れですが、先週都内で行われた中島先生の「ワンテーマ講習会 井桁崩しの原理」の話。

最近、「誰かに教えることで自分の理解も向上する。」ということに気づいて、
機会があれば(邪魔にならないように)教えるようにしている。
邪魔にならないようにとは、
・教えても大丈夫そうな方(雰囲気ですけど)に教える。
・中島先生が説明した内容に沿って教える。

参加された方には「手が余計なことをしない」という部分に苦労される方が多かった。
前回の垂直離陸講習会のときもそうだったけど、裏テーマともいえる「手は何もしない。」や
「手は伸ばすだけ。」は言われてすぐ出来る人のほうが少ない(と思う)。

この動きは自分では何もしたつもりも感触もない時に良いと言われるので、
「え?いまの何が良かったの?」と頭が混乱してしまう(笑)
余計なことを”やらなかった”事が良かったのだけれど、”やらなかった事が良い”といのは、実感を求める身体と脳からするとなかなか理解しずらい(^^;

さらに、出来たから「それではもう1回」と次も成功させようと試みると、
今度は「今のは力が入っています。」と言われてしまうのだ。
これは「2回目の法則」とも呼ばれる現象。
ほんの少しでも「何か」しようとすると駄目になることが多い。

だからと言っていきなり厳密にNGを出しまくると、ものすごく混乱してしまい「だめだぁ」という思いに陥ってしまいがち(私だけか?)。

だから私はかなり甘めに判断している。
前回の垂直離陸の時も今回の井桁の時もそうだけど、
とにかく離陸が少しでもかかったら、井桁の動きが出始めたら「今少し出来ましたね。」といったんOKを出してしまうのだ。
そしてその後に「今のが出来ていれば腕も肩も背中も全く力を入れる必要は無いです。」と続ける。
そして一度私の動きを受けてもらってから、もう一度やってもらうと前回よりも良くなってくる方が多い(ように思う)。
このときの自分の動きは「これだけ説明しておいて出来なかったらどうしよう。」
というぷちプレッシャーがかかって良いいい稽古になる気がします(笑)
技がかかるかからないは相手次第のところがあるけど、説明の通り動けるかどうかは自分しだいの部分が多いので。

それから離陸だけの効果、井桁だけの効果を厳密に体験する事はとても大切なので、
私の甘めのOKを貰った方には「中島先生にもちゃんと見て貰ってください。」とお願いするようにしている。
ここをやるとやらないとでは後々の理解が違うと思うのです。

何度か聞いて知っていたつもりだったけど、あらためて説明されて理解が進んだところ、参加された方に説明しながら理解が進んだところもあって、
我ながら理解度が深まった井桁講習会でした。
中島先生はじめ参加された皆さま、ありがとうございました!


講習会の内容をメモ。
『股関節からお辞儀する』
二人向かい合って両手を伸ばし、一人が手首あたりを掴む。この時肘はロックさせてしまう(手が余計な事をしないようにするため)。
この形のまま股関節からお辞儀をすると、井桁の動きになり相手は膝を浮かされて崩れる。
稽古中の2人を横から眺めるとまさに井桁の形。


『正面の斬り@手の井桁』
ワイパーではなく井桁のずらしを使って動く。
このずれる動きこそが井桁の動きとは、中島先生の説明。
恵比寿でもお会いするU住さんにやって頂いた。
ワイパーとの差は明らか(※)。
※途中で直線運動に変化しないワイパー運動は実は有効。


『正面の斬り@股関節の井桁』
手をあげるとき、自分の正中面に沿うように挙げて、その手を相手の正中面に合わせる。
正中面を合わせたまま股関節から倒れて相手に触れる。
触れても手はそのまま。ただ前にあるだけで何もしない。
そのまま倒れていくと相手が崩れる。
この正中面の意識はとても重要で、ここがずれていると股関節から倒れてもいなされるようなかっこうで相手の手を滑り落ちてしまう。


『受け身』
途中、システマの動きを使った受け身で気分転換。
この稽古はやり続けると煮詰まってくるらしい(笑)
みんなでゴロゴロ転がった。


『足首の背屈@足首の井桁』
足首で折り畳む形の井桁。
背屈という慣れない動作に戸惑う方が多かった。
この井桁で動くと結果的に蹴らない動作になるのだけれど、
ほとんどの場合、足裏が床から離れる最後の最後に親指で床を蹴ってしまう。
「鼻緒を摘む」動作で足首を背屈させて足裏がフラットに持ち上がるように動く必要がある。
これは言われてすぐに修正できるものではないのです。
おそらく『蹴らずに歩く』という定義から確認し直さないといけない。
私がまさにそうだったけど、「倒れる力を利用して歩く=蹴らないで歩く」と思っていた。
しかしこれだけでは、足が地面を離れるときの動作に意識が向かず、最後の最後に足の親指で蹴っていることに気づきにくいのだ。


『鎌柄(かまつか)』
Kさんが参加されていたので、最速(自分比)の受けで受けさせていただいた。
その結果、ほとんどすべてガッツリ掴まれた(*。*)
はえー!!
Kさんがフッといなくなる瞬間があって、その一瞬こちらに隙がうまれる。
これまでは気配がなくなったときに逃げてしまえば間に合っていたけど、なぜか動けない。
まるでプチ金縛りにあったようだ。
こんなはずでは、、、


動画は甲野先生による井桁崩し。
中島先生の説明がないとわからない(笑)
http://www.youtube.com/watch?v=qJ0M_X4_FgQ

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