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2017年2月17日金曜日

投げない空気投げ『空気転がし』

■捨て身の動き
岡田さんとの稽古は随分と久しぶりだった。
会わない間に進展したのはお互い様で、岡田さんは私との稽古で始めた腰を真っ直ぐに下ろす動きを投げに繋げる質に高める練習をされていた。
この動きはいかに身を捨てられるかにかかっているのだけれど、柔道の後ろ受け身のように転がるのではなく、捨てるなりにしゃがみ、移動することで姿勢を保ったまま身を捨てるという、言葉で書くと矛盾する状態を作り出すところにポイントがある。


■真後ろに崩して斜め後ろに『谷落』に入る
■真ん前に崩して真横の『隅落』に入る
どちらも相手が1方向に動作している間に別の方向から力を加えることで大きく崩し投げる方法。


■弾んで動く
私がツイートしていた弾む動き。
構造動作トレーニングの真っ直ぐの姿勢でいると着地したときに勝手に弾む感覚があるというもの。
実際に見てもらうと、岡田さんが以前やっていた空手の練習メニューでお手本としてされていた動きに見えるという。
私がやって見せたのは、その場で跳ね続ける動きと、歩きがいつの間にか走りになる動き。それにこの弾みを利用して前方向に急加速する動き、それに突きを合わせた動き。
私の場合、突きは使い道が無いが柔道で距離を詰めるのに使うと、一気に距離を詰めた上に触れた瞬間相手を跳ばす質の腕になる。
うまく利用できたら有利な組手から一気に投げられるようになるかもしれない。


『謙譲の美徳』による『渦落』
相手を引き付けるのに上腕を使って正面方向に引き付ける。
受けが自分に飛び込んでくるところを横に避けつつ下にしゃがむ。
受けにとっては目の前にいて、ぶつかると思っていた取りが直前でかわすことで距離感が狂い大きく崩れる。
この間に取りがしゃがむと受けが大きく崩れながら回転が始まるのでその勢いで投げることができる。


■正面を捉え続ける『空気転がし』
『渦落』を丁寧にやると技の質が変わる。
それはそうだと思ってはいたものの具体的にどこを丁寧にするのかと言う問題は解決できずにいた。
岡田さんのアドバイスに従えば、丁寧にするところは相手を正面に捉え続けることと、相手を横に避ける動きを半身の切り替えでやるところ。
前者は柔らかく、後者は早くなる。
これは『空気投げ』のセミナー以来考えてい る『投げない空気投げ』、『空気転がし』の1つの形だと感じられた。
考えるてみると中島先生にも言われていたし、八光流の広沢先生にも言われていたのを思い出す。
形が変わっても原理原則は変わらないものだ。




2017年2月14日火曜日

月刊秘伝3月号『漢の口約束を果たしたレポート』

月刊秘伝編集部から月刊秘伝の3月号が送られてきた。

先日昭島で開催した『漢の口約束を果たす、空気投げ研究会』の様子をレポート記事として紹介いただいている(p127)。
当日の雰囲気が伝わる記事になっていて、読んでいて楽しい気分になる。

他にも韓氏意拳の駒井先生の台湾修行レポートなど興味深い記事が並んでいて、どれも楽しく読ませていただいた。

その中でひときわ目を引いたのが八光流の広沢成山先生による新連載だった。
広沢先生には稽古を始めたばかりで何も知らない私に、柔術の楽しさと奥深さを教えていただいた恩がある。
脱力の導入編として書かれた今回の記事は、稽古人にとっては頭の整理になったり、大きなヒントになったり、とても有益な情報だ。
この記事をきっかけに広沢先生の稽古に興味を持つ人も増えるのではないかと思う。
実は空気投げの取材を受けた際、秘伝の編集者のかたに私の稽古歴をお伝えするなかで、八光流に広沢先生という分かりやすくて面白くて実力も折り紙つきの先生がいるとお伝えしていたのだ。
広沢先生にはお世話になりっぱなしなのに、私は八光流の門人にもならずにいるので、なかなか恩を返せずにいたのだけれど、今回の新連載が始まったきっかけの1つに関われたことで少しでも恩返しになっていればと思う。
これからの月刊秘伝がますます楽しみになった。

興味をもたれた方は広沢先生の八光流サイトをご覧下さい。
http://ankoroneko.blog115.fc2.com/

広沢先生の稽古会初参加の懐かしい記事はこちら
http://vtotai.blogspot.com/2010/06/blog-post_15.html


2017年2月10日金曜日

構造動作トレーニング『感覚変化。弾む!』

構造動作トレーニングで、脛の真っ直ぐにする。
構造動作トレーニングで、頭を胸郭に乗せる。
この時の骨盤は立位。

これで歩くと着地した瞬間、弾む。
弾むので落ちてくる。
落ちてきて着地した瞬間、また弾む。

登り階段でも足をついた瞬間、弾む。
弾むので登る。
その間前方向への移動を止めずにいると、
上の段に足が真っ直ぐに降りてくる。
真っすぐに降りてくると着地した瞬間、また弾む。

下り階段でも足をついた瞬間、弾む。
下を向くので猫背になりやすいが、姿勢をキープすると、
下の段に足が真っすぐに降りてくる。
真っすぐに降りてくると着地した瞬間、また弾む。

弾むのは足だけではない。
腹圧をかけるとみぞおちあたりも弾んでくる。
みぞおちが弾むと、歩いているのか走っているのかわからなくなってくる。


構造動作の『ゆっくり走り』トレーニングで、中村先生が『弾む』と言っていたのを思い出す。

これだったか!

これを通勤中にやっているので、大勢の人が職場に向かう流れの中、弾んで歩く人が1名。
弾んでいるとだんだん速くなるので、人ごみを縫うように、弾みながら高速で人を次々に追い抜いて歩く人という事になる。
でも外からどう見えているのかは気にしない。
貴重な練習時間だ。