半身動作の基礎

半月くらい前の半身動作研究会、『半身動作の基礎』の回に参加した話。

メニューは大きく3つ
・立つ
・歩く
・触れる
このうち2つが構造動作トレーニングであった。


 ■構造動作トレーニング
・足指の接地
足裏小指側のラインに体重が乗るように立つ
小指側のライン上で重さを支えるように重心移動
抜足・踏足の要領で歩く

・頭の位置
カンペル平面を保つ 顔が下を向くと首が曲がり、背中が曲がり、腰が曲がって、骨盤が後傾する。
顔が上を向くと腰が反る。丁度良い位置がカンペル平面という事らしい。
ギックリ腰をやったとき、下を向くだけで腰に響いたのはこの繋がりを感じていたことになる。

・片足立ち
壁の前に立ち、両手を壁につけた状態で行う。
<やり方省略>
最終的に前重心を保ったまま片足立ちになって、
壁から手を離す。
壁から手を離すとき、後ろに重心を移動させない。
これが難しい。足首の背屈可動域が要求される。

・底屈トレーニング
壁の前に立ち、両手を壁につけた状態で行う。
座布団などを敷いた柔らかい床の上でやると良い。
・片足の膝を上げ、上げた方の足首を伸ばす
・伸ばしたまま足指を握る
・足指を握ったまま膝をおろして足指を地面に接地させる
・股関節を外旋させる(足も一緒動かす)
・接地した足に体重をかけていく このトレーニング、セミナーでも紹介されていて知っていたが、痛いし、地味だし、効果がわからないので自主トレでは全くやっていなかった。
なんだか普通のストレッチっぽいし。
 しかしこの日、中島先生に教わった効果を実感して俄然やる気が出てきた。
足首の背屈可動域がググッとアップするのである。
知らなかった。やりますよ。

※動画見つけました。これです。
http://www.youtube.com/watch?v=zoCo0lw6NJs


・おまけ
足首の背屈可動域と股間節の外旋可動域は関連があるよう。
片足立ちでの足首の背屈がひっかかるような感じでうまく行かなかった。
ふと股割りの準備トレーニングが良さそうな気がして、股関節の外旋方向に刺激を与えてから再チャレンジしたところ、背屈で足首が引っかからないようになっていた。
個人的な経験なので万人に当てはまるのかどうかわかりませんが。

■半身動作研究会
動作の基礎をどう技に結びつけるか。
・『触れる』と『何もしない』
足指の接地を変えて相手に触れる。
頭の位置を変えて相手に触れる。
片足立ちで相手に触れる。
これらの変化が相手に伝わると触れた瞬間から相手が動き出す。
相手に伝える為には『何もしない』ことが必要。
何かしようとすればそれが相手に伝わり、触れても相手は動かない。
 今までさんざん体験してきて体でもわかっているつもりだが、まだまだ何かしようとしてしまう。
うまくいったときの感触には毎回「本当に何もしないんだなぁ」としみじみ思うのだから、稽古は初心の頃とかわっていない(笑)
しかし一方で、この感じを脱することなどないような気もする。

コメント