2011年稽古納め「構造動作新メニュー!」@半身動作研究会


2011年の稽古納め。
仕事を次の日に回して早めに到着すると一番乗り。
みちのく山道、バランスボードをセットして股割り、胸割り腰割りと割りながらゴロゴロ受け身などして過ごす。

始まってからは構造動作新メニューにびっくりして、太刀奪りに応用して、浪之下を受けて、水の中につかる感じの稽古をして忘年会だった一日。



■構造動作トレーニング 新メニュー
恵比寿ではほとんど自主稽古に当てているが、この日中島先生が道場に来てすぐに「中村さんが隠していたトレーニングメニューがある。」と教えてくれたのでまずはそれを紹介していただく。

ボールと壁を使って行うトレーニングだったが、簡単に出来るのに想像もしていなかった効果に驚いた。
結果としては構造動作理論で言われている前重心で動く姿勢を作ることになるのだけれど、トレーニング直後に走ってみると”飛び出す”といっていいほどの勢いでスタート出来る。
稽古後に中村先生がTwitterで「マラドーナ・プロジェクト」とつぶやいていたが、大げさではないと感じる効果を体験した。
ただ、このトレーニングは構造動作トレーニングで言う前重心の姿勢について理解があらかじめ必要かも知れない。
しっかし第1回目のセミナーから参加している我々に公開しないメニューがあったとは、出し惜しみにもほどがある。中島先生なんかセミナーの世話人かつ中村先生公認の骨盤おこしトレーナーなのに、、、
とりあえず中村先生には『ストレッチ禁止令』ならぬ『出し惜しみ禁止令』を発令したい。
などど思いながらもこのメニューの効果にはしみじみ感動。

■構造動作新メニューからの太刀奪り
この様子をみたU田さんから「それで太刀奪りをやったらいいですよ。」と言われやってみると、今までとは違う動きが出た。
今までとは待っていられる時間が違う。
さらにUさんのアドバイス「手からいかない。」というのと「その感じがあれば胸からそのまま前に出れば。」というのがしっくりきた。
これは今度甲野先生にお会いするのが楽しみだ。もっとも太刀奪りの直前に壁とボールでトレーニングしておかないとならないが(笑)
もう少ししたらこの感じを残すように腰割りから立ち上がるだけで同じ効果が得られそう。

■浪之下
方条さんと。今年も方条さんとは良い稽古が出来たが、最後の最後でまた良い稽古になった。
方条さんの過去最高の浪之下を受ける。
・不安定の使いこなし(足裏返しの代替)
・ちょっとずつ動くで結果としてたくさん動く
・などなど

これまでの良いとこ取りの浪之下。方条さん曰く、2日前に受けが強くて甲野先生も手こずるI上さん相手に5回連続で通ったというから実績は文句なし。
私も過去最高の受け(当社比)で受ける。
・力まない
・相手に合わせない
・来たら自動で止まる状態
・居着かない(特に足)

しかし全く止まらない。
受けた感じは、方条さんの浪之下が始まった瞬間、自分で膝抜きをやったような状態になる。その無抵抗になっている一瞬に下まで崩される。
方条さんに説明しようと、自分の崩されている感じを考えていて、(これは私の足が居着いている)と気づいた。
これに気づくと今度は止められそうな気すらしてくる。
試しにもう一度受けてみると、止められないながらも前回とは違って、動きだし直後に一回引っかかるようになった。
方条さん「あの早い段階で引っかかる感じはさすがだね。」

試しに他のバージョンの浪之下を受けてみると今までになく止めることが出来た。方条さんの過去最高の浪之下を受けて、私も過去最高の受けが引き出されたようだ。
このような稽古は本当にありがたい。


■正面の斬り
方条さんと。
ほんの少しの時間、ほんの少しの動きで大きな威力を出す。
受けてみると接点を通じて、身体全体が一気に働いているのが伝わってくる。それと同時にブワッと力が伝わり、はね飛ばされる。
下半身(だけじゃないけど)が居着いていなければ、そのままの姿勢で下がるか後ろ受け身で流す形になる。居着いていると吹っ飛ばされる。

■直入り身
U田さんと。
直入り身をやろうとしていたわけではないけれど、「頭まで水中に入ったまま動く」という状態で動けると直入り身が無理無く動ける。
たいていの場合は顔を出して動いているような状態なのだそうな。あるいははじめは良くても動き始めたり、相手と接触する瞬間に顔を水から出してしまいがちだとの事。
言われる事は難しい、これを体感出来るかどうか。


■みちのく山道
U田さんと。
直入り身で説明された「頭まで水にはいったまま」の状態でみちのく山道に乗ってみて驚いた。凹凸がまったくきにならない。
U田さんに言われて、正座で乗っても見た目が江戸時代の拷問になる他は平気。
その気を無くして、ぐでっとすると一気に凸凹部分に痛みが襲ってくるから面白い。


■忘年会
稽古後は忘年会。
時と次の日の仕事を忘れて稽古仲間と武術の話をして過ごす。
Hさんが”今日だけ言わせて”と嬉しそうに技の進展を報告。
Rさんが技から何を学ぶのかから自分の究極の甘さを力説。
O崎さんやらK山さんやらが今年一年の私の伸展を驚いて下さって恐縮。
気がつけば終電ぎりぎりの時間まで楽しい時間を過ごすことが出来た。
2011年の一年間ありがとうございました!!

っという日記はやっぱり2011年の間にアップしたかったなぁ。

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