甲野善紀『ビーナス』の身体操作術@池袋コミュニティカレッジ

池袋コミュニティカレッジで毎月第2金曜に開催されている甲野先生の講座。
毎回書いているけれどここは穴場。
講義多めで進む。もちろん実技もあるが希望者にのみ少しやる程度なので、初めて参加する方で話だけでも聞いてみたいという方はここがオススメ。椅子に座っていられるので動きやすい格好になる必要もない(私も会社帰りのスーツ姿で受講している)。
じっくり話を聞ける場所。私も唯一ここだけはメモを取りながら参加している。

左右の虚実という話をされた後で受けた『小手返し』がちょっと止められる感じがしない動きになっていた。

メモには甲野先生が講座中に話している面白いエピソードなどは書ききれていないので(というより技以外の事はたくさん聞いていても日記にはほとんど書いていないので)、興味のある方は是非一度参加してご自分の目で確かめて下さい。

メモの転機
・抜刀
 右足を後ろに下げる。右の背中が使えてきた。

最近インターネットで話題になった身体の中心から色が分かれている猫のような身体の使い方。身体教育研究所の野口先生に言われて出てきた左右に色分けする身体の使い方。
例えば右半分を緊張させて、左半分を伸び伸びとさせる
・払えない突き、入り身
 相手に触れる側を伸び伸び。
 緊張は払えない突きは『旋段の手』、入り身は『虎拉ぎ』で作る。
・小手返し
 持つ手の方を緊張させる。『鷹奪りの手』を握り込む感じ。
・浪之下
 持たれている側を緊張させる
※日記作成時追記。緊張のさせ方、どちら側を緊張させるかはこの後、色々と検証しながら変わっていきます。メモは池袋当時のやり方を記録したものです。
『敵を騙すにはまず味方から』『自分でもよくわからない』
『左右色分けは難しいので、そのことに意識がいっているから出来そうだろうか、などど気にすることなく動くことが出来る』
<日記作成時追記>
左右の色分け猫ちゃんの名前は『ビーナス』
見事に真っ二つですね。

http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article_enlarge.php?file_id=20120903003
<追記ここまで>

・人間手鞠
上半身をだた落とすと勝手に立ち上がる。このとき一度両足が宙に浮いてくる。
→落とす前の腰を上げる動作にポイントがありそう。

故・溝口氏による機械の発明。
度を超えてすごいものを見ると興ざめしてしまう。

オススメ
・12/4 WOWOWで放送されるある人のドキュメンタリー番組
・12/4 光岡先生、内田先生共著の『荒天の武学』


・親指の背
・呼吸法に関する質問。
 参加者「呼吸で意識している事は?」
 甲野先生「意識して呼吸法を用いないように意識している。」
・大和座り。キ座からつま先を真っ直ぐ後ろにのばす形
・禅の考案のような論理的に矛盾した事を考えることによって、結果的に考えない状態
 左右の落差を作る動きも一種そのような効果があるかも。
・足裏の重心位置を計測したら回転していた。
・メルマガ紹介。ピダハン紹介。ピダハンを読むと鬱の人でも場合によっては心が晴れるかもという話。

・以前どこかで紹介したおすすめ本
 道具(刃物)の写真集
 わら一本の革命
 ゆきし世の面影
 センスオブワンダー
 大地の母
 あと一冊あったが忘れてしまった。。。
 今回追加
 ピダハン
 荒天の武学

以上!

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