特別講座・第4回【甲野善紀の術理史】〜「水鳥の足」から〜

甲章研究室主催の通称歴史講座。 
歴史講座といっても座って昔話を聞くのではない。 
今では行われなくなっているメニューを当時の様子を振り返りながら稽古しようというもの。 
講師は甲野先生とは30年来のつき合いがある中島先生。 
テーマは「水鳥の足」だ。私は撮影係として参加。 

居着かないでいるということ。 
求められることを文字にしてしまえば簡単に書けてしまうが、やるのが難しいから稽古するわけですね。

東京では豪雪と言っても良い悪天候の中、10名以上の参加があった。こんな日に参加するだけあってみなさん稽古を楽しんでいられた様子。何よりです。 

私からみてももう少し改善出来そうな人が見受けられたが、この日の中島先生はあまりだめ出しをしていなかったように思う。盛り上がって稽古していたので、流れにまかせていたのでしょうか。 
いろいろやってみて、何となく出来た気になって、中島先生の技を受けてみたら、受けた感触が全然違ったというのも、駄目出しばかりされるよりよい稽古になるかも知れない。 
教わる方にも教える方にも焦りは禁物ですかね。 

説明の流れの中で中島先生が『浪之下』をし始めたので方条さんにカメラを預けて私も受ける。貴重な機会だ。なぜ貴重かって普段の中島先生の稽古では出てこないからだ。やらない理由は以前聞いた記憶では"苦手"とか"潰し系は好きじゃない"とか言っていたように思う。 
良い記念になった(笑) 

他には『3要素同時進行』による崩しなど。 
歴史講座で取り上げられる初期の頃の技はその目的がわかりやすく(稽古が易しいわけではない)、身体能力ではなく動きの質を問われるものが多い。そこが術っぽくて良いのだw 
ほぼ2ヶ月に1度のペースで開催されている。質問には制限が無く、最新の技についても話を聞くことが出来る。 
興味がある方、おすすめです。 


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