『腹圧(アブダーミナル・プレッシャー)』と自護体

構造動作トレーニングで推奨される、『腹圧(アブダーミナル・プレッシャー)』。
腹圧をかけた前重心の姿勢は、柔道でも有効か?!

相手と組みつつ間合いを取りたいとき、自護体と呼ばれる姿勢を取ることがある。
自護本体
自然自護体は自然本体からさらに股を広くし、膝を折り、腰をぐっとおとした姿勢をいうのである。
備考 この体勢は重みはあるが、いかにも前後に弱く、ある特殊な場合のほかは、あまり必要としない。

右自護体
右自護体とは、自護本体より右足を前方に出すか、左足を後方にひくかして、右半身に構える体形をいう。
-三船久蔵著『柔道の真髄 道と術』(16ページ)-

Sさんが私を思い込みから解放してくれた。
剣術で半身をきるとき、前重心ではないが骨盤は前傾させている。
柔道でも同じで良いのではないか。

言われてみればその通り。
前重心の姿勢であることと、前側の足に重心を載せることは異なる。
骨盤を前傾させて、後側の足でも立つようにすれば良いのだ。
この姿勢で動いてみよう。

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