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2014年3月25日火曜日

鼎談『増田俊也』『中井祐樹』『板垣恵介』

行けた!!

『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』増田俊也先生
『日本修斗協会会長』『パラエストラ東京主宰』中井祐樹先生
『刃牙道』(緊急参戦!!)板垣恵介先生

3先生による鼎談に行ってきました。

鬼の木村政彦をあそこまで書ききった増田先生とあって、勝手に鬼の増田を想像していました。
実際の増田先生は、鬼の印象はなく、表情が柔らかくて心の熱い人物でした。


北大柔道部出身の増田先生、中井先生は3、4カ月ほど在部期間が重なっていたという。
先輩にあたる増田先生が、中井先生の印象を語ってくれた。
「立ち技の乱取りで、俺にバックドロップを決めて、『来いっ!』て言ってきた。こんな一年は他にいなかった。」
※他の先輩もバックドロップをくらっていたらしい。
その北大柔道部時代を舞台にした小説が『七帝柔道記』。鼎談後に購入して、3先生からサインをいただいた。
読むのはこれからだが、楽しみである。

木村政彦vs力道山の映像について
増田先生・・・泣きながら試合のシーンを書いた。
板垣先生・・・俺はあれを強さをはかる試合とは見ていない。
中井先生・・・何も言えることはない。(木村政彦は)十分凄い人。しかしプロレスという事で甘さがあった。

増田先生は執筆を通じて、『木村政彦は最強の柔道家であり、まともにやっていれば力道山に負けたはずがない。』ということを証明しようとされていたのだと思う。

それは半分証明された。
証明されたのは、最強の柔道家であるという部分。疑いようがない。
この本を読む限り、私が憧れている三船久蔵十段と比較しても、木村政彦に分があるように思える。
力道山との勝負については、専門家であり、そのなかでもトップにいる中井先生の見解から伺い知るしかない。
全盛期を比較すれば、という話も出ていたが、それは実際に試合をしていないもの同士の強さを比較したいときには有効だが、二人は試合をして、決着もついている。
全盛期を比較して、木村政彦の名誉は回復するだろうか?
増田先生も全盛期ではなく、あの試合の段階でもなお、木村政彦が強かったということを証明したかったはずだ。
これに対して板垣先生は「あれは強さを比較する試合とは認めていない。」と結論づけている。

私には当時のプロレスがわからない。
プロレスで負けて名誉を失うということが、今のエンターテイメントとして大きく発展したプロレスからは想像が出来ない。

しかしそれでも、木村政彦に勝てた人はいないんじゃないかというのが、私の個人的な感想だ。

それを伺わせるエピソードは本の中にも多く紹介されているが、増田先生が木村政彦の奥様から聞いたという話は確か本には無かったと思うので紹介しておこう。
「拳を天井から吊って寝ていた。」
木の幹を打つ練習をしていたので、拳の皮が破れて痛くてしょうがなく、天井から拳を吊って寝ていたというのだ。

やり過ぎだろう。考えられない。
完全にオーバーワークだ。

オーバーワークについては、板垣先生が肩幅に着目されている。
「木村政彦の肩幅は異常。」
「ボディービルで作った体は見てきているが、あれはオーバーワークで作られたもの。」

オーバーワークで練習していた人は、当時他にもいただろうが、ついてこれない人は淘汰されてたのだろう。
木村政彦はオーバーワークを生き残ったということになる。
板垣先生はオーバーワークがお気に入りの様子で、鼎談のあとで、私に「強くなる秘訣は、オーバーワーク!」とアドバイスをくれた程だ。


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プロレスからバーリトゥードが生まれ始めた頃。
各団体が看板を背負って、同じ土俵にあがっていた頃。
当時の話。
当事者が話す内容は重みが違う。
ヒクソン、ホイス、エンセン井上、聞いたことのある名前だった。
この辺りは詳しい人も多いと思うので、私の頼りない記憶による記述はやめておく。


プレゼントコーナー
欲しかった。
木村政彦Tシャツ、牛島辰熊Tシャツ。
誰がどうやっても着こなせないであろう、強烈なTシャツ!
増田先生とのじゃんけん大会が始まった。
勝ち抜きではなく、引き負けも残れるルールになった。
中井先生が『七帝ルールだ!(笑)』と盛り上げる。
残念ながら決勝で負けてしまったが、何度か引き分けで残って、七帝じゃんけんを楽むことが出来た。


質問タイム「何か質問がある方。」

機会があれば絶対質問しようと思っていたのに、何を聞けばよいのか、緊張で頭が回らない。
一人目の質問(何も覚えていない)が終わったところで、絶対に言いたいことのために手をあげた。

「増田先生、『木村政彦』本を書いていただいて、世に送り出していただいて、本当にありがとうございました。感動しました。」
増田先生はこちらをみて頷いていた。
伝えられた。充分だ。

充分だが、中井先生に聞きたいことが同時に浮かんでいた。
「『木村政彦』本の影響もあって、4ヶ月前から柔道を始めました。中井先生、強くなるためのアドバイスを下さい。」
「「「おお~。」」」
3先生から反応があった。
中井先生「立技と寝技、どちらが好きですか?」
私「立技も三船十段の『空気投げ』に興味があるのですが、最近寝技が好きになりました。寝技のアドバイスをお願いします。」
中井先生「寝技が好きなら、柔道に向いています。」
中井先生「寝技で決めるまでの無数の手順がある。それがわかるようになると面白くなってくる。」
中井先生「寝技に入るには立技も必要ですが、寝技乱取りという練習がある。それを楽しみに取り組んでください。」
私「はい!」

さらにそのあとのサイン会では、板垣先生とお話が出来た。
板垣先生「強くなる方法を教えてやろうか?」
私「はい、お願いします。」
板垣先生「オーバーワークだ(笑)」
私「頑張ります(笑)」
板垣先生、面白い。


他のかたの質問では、最強と思う格闘家は?に対して、
板垣先生「宮本武蔵!」
増田先生「木村政彦」
中井先生「アントニオ猪木」

それぞれの魂が込められているような回答だ。


鼎談聞いて、本買って、サイン貰って、記念撮影して、大満足!!







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