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2014年9月25日木曜日

『希望の格闘技』出版記念!『中井祐樹×北川貴英』対談&ワーク

絶賛膝負傷中、何気なく見ていたツイッターで知った対談に出掛けることにした。

馴染みのあるシステマの北川貴英先生と、総合格闘技界のレジェンド中井祐樹先生の対談だ。面白くないはずがない。

北川先生がシステマをやっていて楽しみにしているのは、この人システマをやってなかったら、こんな経験しなかっただろうなと言う場面に立ち合うことだそうです。
普通のおばちゃんが砂山から転げ落とされたり、転げ落としたりといった場面は最高だったそうで、それを言うなら普通のサラリーマンである私も北川先生のクラスでシステマじゃなかったら経験しないような事ばかりやらせていただいて、非常に楽しかったのである。
この話には中井先生も共感されていて、それをBBJ(ブラジリアン柔術)でやりたいと思って活動されているそうです。

対談だけでなく参加者参加のワークも交えての進行で、私も膝を気にしながら参加させていただいた。

中井先生のリードで、輪になってバックチョークをお互いにかけあったが、これは新鮮だった。
道場では小学生が相手なので絞め技、関節技を練習していないのだ。
これだけの人数で回っていると皆さんみるみる上達されてきて、後半はかなり上手に絞められました。
咳き込むように絞められたら『ナイスチョーク!』と言うのだそうです。
結果的にこれまでの総練習量を上回る回数だけバックチョークをかけて回ったので、私もだいぶ上達出来たのではないかと思います(笑)

システマメニュー
ストライクは、タフネスではなく回復力を養うトレーニングだとのこと。
ダメージを受けたら呼吸で回復する。
中井先生も北川先生のストライクを受けていたが『強烈!』という感想から想像するにダメージからの回復が大変だったのではないかと想像できる。
私も横からみていて、以前参加したシステマのセミナーで四人からストライクを受け続けて必死でリラックスし続けた経験を思い出した。

上に重さが乗ったところからのサバイブ。
これも見ごたえがあった。
北川先生がお手本を見せてくれたが、仰向けに寝ているところに二人が90度の角度になるように覆い被さる。
漢字の『草冠(くさかんむり)』のような形だ。
その上からまた二人が、北川先生と同じ向きになるように覆い被さる。
乗っている人は押さえようという意思もなく、ただ乗っているだけ。
つまり四人で作った漢字の『井』の字の下で寝ている状態から抜け出るのだが、出ようでようともがいてしまうと体力を消耗するだけで出られない。
まずは呼吸とリラックス。そこから動けるところを確認して動いていくと、状況が変わるので、引き続き呼吸とリラックス。さらに動けるところを動かしていくというもの。
見事に脱出されていた。
これにも中井先生が挑戦!
見事に脱出されていましたが、BBJ(ブラジリアン柔術)と違って、押さえる意思が無い人を返すのは難しいとおっしゃっていました。
と言うのも、BBJであれば100Kg超の相手でも相手の意思を操って重さの配置を変える事が出来る(だいたい3、4箇所の罠を張るそうです)が、意思の無い『物』と化している四人相手にはそれが使えずに全く勝手が違ったようだ。
中井先生がこの体験で思い出したのが、幼い頃屋根から落ちてきた雪に埋まって絶体絶命の状況に陥った体験だそうです。
まわりの方はもう駄目だと思ったらしいですが、本人は不思議と落ち着いていたそうです。

最後の質問タイムでは中井先生に、生涯柔術をやっていく人にとっての試合の目的について伺った。
その中で私もシステマの他、試合の無い武術を経験してきて、試合のある柔道を新たに始めたという話をさせていただいたが、まず、『試合に出ようということは素晴らしいことだと思います。』といっていただいた。
もちろん試合に出る出ないは本人の自由で、どっちがいいとか悪いとか決められるものではない。中井先生のバラエストラ東京でも試合に出る人もいれば出ない人もいる。
それは自由というわけです。
その上で概ねこのような話をされていたと思う。
『試合では知らない相手が何をして来るかわからない状況に対処する必要がある。このような状況は練習では起こらないもので、試合でしか見つからない課題や経験を通じて高まる技術がある。』
次のような話もされていた。
『試合には時間制限がある。時間内に決められた事を成し遂げる必要がある点から考えると試合は仕事だとも言える。』
前者は私が試合に出たいと思う目的とかなり重なる部分があるが、後者はプロ格闘家の言葉だと感じた。
プロなら試合に出ることは仕事に行くことであって出ることが当たり前。勝つこと(仕事を仕上げること)が目的になる。

私の前に質問された方が、試合に勝つためには、相手を倒してやるという気持ちを強く持つことと、そのような気持ちを持たないで臨むのとどちらが良いか?といったことを聞かれていた。
『長い目でみたら後者。』
というのが中井先生の回答だった。
私も後者の気持ちで試合に臨む。

最後に『怪我だけ気を付けていければいいと思います!』と言われて、
『すみません、膝やっちゃってます。』と答えるので精一杯だった。
私の怪我を知っている人にはツボでしたね(苦笑)

最後に記念撮影と、持参した『希望の格闘技』にサインをしていただいて終了!
「以前、お会いしましたね。」
なんと中井先生は増田先生、板垣先生との鼎談で初めてお会いした私のことを覚えて下さっていました!
父が神戸大柔道部で七帝ルールの三商大戦に出ていたこと、立技と寝技では寝技が好きなこと、会社の名刺ではなく空気投げ研究家の名刺をお渡ししていたことで印象に残っていたのかも知れませんね。

その後参加した懇親会でも中井先生の意外な一面を見ることが出来て、大満足の一日となりました。



技術メモ
足回し
足蹴り
踵から動かす。地面すれすれを蹴る。
寝てやるのは守り、体を起こすのは攻め。

三角絞め
ノーアームトライアングル
両足で挟み込む。

腕拉十字固
相手の親指が上を向くようにする。
お腹を押し当てる。



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