柔道練習(33回目)『寝技乱取り』

道場の練習メニューとしては初の寝技乱取りがあって、寝技が得意な黒帯のパパさん相手に練習が出来た。
始まるとすぐに私がオープンガード(BJJで覚えたての言葉)の体勢になり、上からパパさんが割って入ろうとする形になった。
私は『足蹴り』を使って距離を保つ、パパさんも攻め口を変えて横に回り込もうとするが、それに合わせてエビで移動して『足蹴り』でまた距離を保つ。
途中、片襟、片袖を掴むことが出来たので、距離を保ちつつ『三角』と『腕十字』を狙ってみるが届きそうもない。

試合なら待てがかかってもおかしくないくらいパパさんの攻め手を凌ぐことが出来た。
最終的には押さえ込まれてしまったが、最後にやられたのは、パパさんが上を向いて寝ながら私にタワーブリッジをかけているような形だった。
押さえ込まれて気がついたが息があがっている。知らないうちに体力を消耗していたらしい。
押さえ込まれた技は三船十段の動画にもあったような気がする。研究しておこう。
乱取り形式でやってみて、あらためて『足蹴り』と『えび』の重要性を実感した。

立ち技は打ち込みだけでなく、投げ込みも重要だ。
自分では投げるつもりで打ち込んでいても、その形でいざ実際に投げようとしても相手は動かないかもしれない。
例えば『背負い投げ』は、文字通り相手を背負って投げる技なので、背負う前から投げようとしてもうまくいかない。
黒帯のパパさんは『背負い投げ』が得意なのでこのあたりもアドバイスを貰えるのがありがたい。

この日は黒帯の若者の弟(同じく黒帯)も来ていて、彼とは立ち技、寝技ありの乱取り稽古をした。
立ち技ではまた技がでなくなってしまった。
自分の組手になったときに出せないのは自分のせいだ。
反射的に守り一辺倒になってしまっているので、ここは早く克服したい。
彼が『背負い』をかけ損なったのに乗じて『裏投げ』が崩れた格好で寝技に持ち込むと、そこからはやりやすかった。
『横四方』の形で頭と肩を押さえて、あとは組まれた足をほどけば押さえ込みの形まで持っていけた。
残念ながら時間内に足をほどくことは出来なかったが、黒帯の若者弟がお兄さんに「あの人寝技つえー!力が強い。」と言っていた。
中井祐樹先生のDVDでBJJの復習と、七帝柔道の寝技動画で予習しておいた成果が出たか。
やはり寝技は楽しい。
でも立ち技も改善していかなければ!
『空気投げ』もあきらめない。

コメント