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2015年4月15日水曜日

『人間鞠の展開』松聲館技法レポート(最新技速報)

『人間鞠』の展開
メルマガ動画撮影で甲野先生の松聲館へいってきた。
技を受けるのは前回のメルマガ動画撮影で受けた衝撃以来だった。

さっそく技を受けてみると、前回はどうしようもなくやられてしまったにもかかわらず、今回は幾度となく技を止める結果になった。
1つは前回技を受けたことをきっかけに私の状態(特に腰)がほぐれたこともあるが、先生の技も変化していることは間違いないようだ。
結果、技の利きの落差が激しくなっていた。

前回が『人間鞠』そのままの動きを技をおこなう前にやっていたとすれば、今回は動きのなかに『人間鞠』を取り入れる試みをしているように感じた。

『人間鞠』による落下の精度と、技に入るタイミングの点と点を合わせるような作業の上に成り立つ動きのようで、このため全くきかなかったり、きいたりするようだ。

技を追う側としてはようやく『人間鞠』ができかけている段階だというのに、その応用が随分難しくなってしまったように思えた。そんなことを言ってもこれは私の技量の問題なので仕方ない。
それはともかくとして、この変化の効果の部分が甲野先生の剣術に大きくあらわれた。
下段からの発剣が今までで一番早い。早いというのは、横でみていても、動いたと思う前に相手の剣をおさえているように感じられる早さだ。押さえる位置も以前よりさらに間に合っている。
下段から発して、横から払う形ではなく、完全に相手の剣の上に回り込んでいる。
剣術をされているK氏も完全に入り込まれてしまって、驚いていた。
これは動画でも紹介されると思うが、是非いちど体験していただきたい。


甲野先生はこの動きの調整を『人間鞠』を行う僅かな時間の中の、さらにある限られた瞬間を狙うことで行っているという。
これを聞いて難しいと感じたが、今の自分でも上下方向に適用することは出来るのではと感じた。
そこでKさんに『浪之下(人間鞠版)』を受けて貰うと、これまでになく短い時間で上下の『謙譲の美徳』がかかったようで、重さもそれなりにかかっていたようだった。
やり方を説明してKさんにもやってもらうと、うまくいったときはちょっと止められないくらいの重さがかかるようになった。
これは甲野先生のやり方とは少し異なるように思えるが、私なりの『人間鞠』の応用ということで、大きな収穫だった。

甲野先生による『人間鞠』の応用は、威力を出すことから気配のない早さにも拡大しつつある。
今後はこれまでのさまざまな動きが『人間鞠』によって見直されることだろう。
体の沈みによる技への効果がこれまでにない形で見えてくるかもしれない。


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