柔道の原沢久喜選手と会話してしまいました!(xで)

x上で原沢久喜選手と会話してしまいました。

テーマは内股の崩しについて、非常に興味深い内容でした。


以降はxの投稿から


(田島)非常にタイムリーなポストが原沢選手から投稿されていた。大人から柔道を始めて打ち込みと投げの違いに戸惑う場面が多かったが内股もその1つ。最近色々試すなかで腕を上げて相手を手前に引き出す打ち込みの狙いには私なりに仮説が浮かんでいる。腕の力で上げる場合、トレーニングの意味はない。

(田島)私の理解を簡単に書くと、実戦的動作は捨身技と同じ理屈で頭と腰の位置を直接入れ替える事で投げている。打ち込みは重心の操作と反射を使って相手を”腰から”手前に引き出し居つかせる事で相手の足にかかる重さを軽くし、跳ね上げやすくしている。

これらは全く異なる理合いなので打ち込み練習が実戦的動作に結びつかないと感じるのは自然。ここからは仮説。打ち込み動きは見た目を真似すると腕や足の力で相手を引き出す動作になるが、これは柔と剛で言えば剛の崩し。重心操作と反射を使うと相手が自らの力で飛び出してくる。これは柔の崩し。

原沢選手からのコメントです。

(原沢選手)コメントありがとうございます。

非常に興味深いです。

この剛の崩しは相手を腰に乗せて投げるような技だと有効ではないかと感じたのですが、いかがでしょうか?

(田島)まさかのご本人様からのお返事!恐れ入ります。まさにテコを使って低い位置に入る腰技に有効と思います。お返事いただいたのでもう少し。柔の崩しの感覚を掴めた場合、手の位置に関係なく上げようとすることで柔の崩しがかかります。

(原沢選手)握る場所は関係なく、相手を上げることができるということでしょうか?

(田島)握る位置によらず相手が一瞬硬直する反応を引き出せると考えます。https://youtu.be/f9QLDgOzlkg?t=162 こちらが柔の崩しと呼ぶ動きを寝姿勢で使った例です。そのあと棒を使ってしゃがんだ相手を立たせるのも同じ崩しです。硬直させながら動かすので投げやすくなると考えます。

(原沢選手)なるほど

大変勉強になりました。

ありがとうございます。

(田島)こちらこそ真摯に聞いていただきありがとうございます。取り組まれているテーマは動きの意味を見直して効果的な練習方法を確立するうえでも、練習に取り組む一柔道家としても大変興味深いテーマです。お力になれるかわかりませんがご興味あればいつでもお声がけ下さい。これからも応援しております。


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