杖@半身動作研究会

この日はシステマ@スティックワークとのはしご稽古。
ほかの参加者もそのようで、みなさん杖を持参。
というわけで半身動作研究会も杖のお稽古となっていた。

杖は、買ったはいいけど三角袋を引っかけて持ち歩くため以外に使っていないというもったいない事をしている道具。
この日の杖の稽古とシステマのスティックワークでたくさん使っておこう。

基本的なことを色々と確認した。
■水車
手で操作しない。杖の動きにあわせて動く。
杖は杖の重さで動くように。

■突き(連続)
手は滑らせる。
杖を止めない。
前側の手は添えるだけ。
意識の変化程度で杖の先端は動く。
杖を引きながら身体は前へ。

■下段打ち・中段打ち(連続)
杖の動きが止まらないように。
下段から中段打ちへは満月@鹿島新流の動きで杖を引き上げる。

■下段打ち(連続)
左右の手を持ち変えたらそのまま下段打ち。
あとは同じ。

道具を使う
■動かす@皮膚
相手が杖を掴んでいる状態から動かす。
力まずほんの少しだけ杖を動かすと相手はその動きにゆずるように動き始める。
動き始めたら相手の動きについていく。

■動かす@重心移動
杖を操作しない。
相手が動くまで待つ。
お互い杖を掴んだ状態で、取りが重心をほんの少しだけ移動させる。
このとき杖を持つ手はリラックスしていなければならない。
また、重心移動を行う際に杖を手で操作してはいけない。
重心移動して待っていると相手が動き始めるので、それにあわせる形でついていく。

■動かす@重心移動+皮膚
重心移動の動きが伝わると無意識的に崩れた重心を修正する方(Hさん)との稽古。
重心移動して待っていると、Hさんが崩れを修正する動きが逆に伝わってきてこちらが崩れ始める。
待っていたら崩されたので面白かった。
こちらも修正すれば崩れないが、何の稽古かわからなくなってしまう。
そこで、この場合は相手の重心の崩れを感じたら最初にやった皮膚の動きで相手に侵入する。
こうすると重心移動で崩れていたかどうかが確認出来る。

杖を使わない稽古も少々
■皮膚@重心移動
相手の肩に触れて重心を移動させる。
触れている手は何もしない。
待っていると相手が動き出すのでそのまま何もしないで、ただ手をつけたままにしているとどんどん相手が崩れていく。

■斬り潰し
中島先生から、甲野先生の最新の技の紹介。
抜刀終了時の手首の状態で相手の手に触れる。
まずこうしておくと肩があがらない。
手がほんの少し動くのをきっかけに、一文字腰の状態で腰を落としていくと相手に強力な作用が発生する。
しゃがみきらずに最後は股関節から折り畳んで相手を斬り潰す。
手は初動以外は何もしない。
強力。

この日はこのままシステマスティックワークへ!!
つづく。

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