震災で中止になった振替えで開催された池袋コミュニティカレッジ甲野先生の講座
受付時刻ギリギリで入場。
久しぶりの甲野先生の講座だ。
甲野先生に会うのは楽しみだった。
しばらくお会いしていないというのもあるが、私の方も手の内変化なしの『虎拉ぎ』や、体捌きの気づきがあったので、
それを技を受けるという形で報告しようと考えていたのだ。
もっとわかりやすく言えば、甲野先生の技に抵抗し、あわよくば止めてやろうと考えていたのである。
しかし、そこは甲野先生も以前のままではなかった(以前のままだったら止められるというわけではないけど)。
■斬り落とし
「これは説明を聞いただけで、動きが変わる人もいると思いますよ。」
『身体全体が巨大な手のひら。』
これで斬り落としを行う。
受けてみると、起こりがなくこちらの反応が間に合わない。
今までと同じ受けでは止められない感じだ。
わたし「私にも気づきがあったので、それでもう一度受けても良いですか。」
甲野先生「いいですよ。」
手の内の変化なしで、虎拉ぎ状態になり、
わたし「お願いします。」
と言って構える。
それをみて技をかける甲野先生の構えが、先ほど違う。
結果、止められず。
甲野先生「感じが変わったから(こちらもそれに対応したんです)。」
結果的には止められなかったが、甲野先生がやり方を変えたということは、こちらの状態が悪くなかったということを意味する。
オッケー、オッケー。
■小手返し
小手返しにあらたな気づきがあったとのこと。
『飛び上がろうとするのと足を引き上げようとするのを同時に行いながら小手返しを行う。』
というもの。
説明を聞いても全然わからないが、とにかく受けさせていただいた。
全く止められないというか、抵抗を試みることも出来ないような感触。
わけがわからないうちに床に転がっている。
本当にいつのまになにをされたのかわからない。
遅れてきた分、多めにとのサービスだったのか、派手にやられたのが気に入ってもらえたのか、何度もかけていただいた。
ヒントの兆しくらいは掴めても良いと思うのだけれど、何度受けてもわからない。
あまりにわからないので、別の方に受けていただいて私は見取りに徹することにした。
すると、やっぱりわからない(笑)
しかし、さっぱり何も見えなかったわけでもない。
甲野先生の状態は変わっていない。
飛び上がるのと足を引き上げるのとで拮抗しているのだ。
これは見えたわけではないが、おそらく剣の気づきも動きに含まれているはずである。
それは『剣と身体の関係性が変わらない』というもの。
剣と身体の関係性は変わらないが、剣は飛ぶように動く。
小手返しで言えば、私と甲野先生の関係性が変わらないということだろうか。
私と甲野先生の関係性は変わらないが、私は床に転がる。
まあ、想像はこれくらいにして、また技を受けられる機会を待とう。
■メモ帳の写し
右肩のつまりを左股関節で解消する。
手は足腰の動きを伝えるだけ。
横に倒れる。前に倒れる。
■浪之下
肘から先は物
■斬り落とし
身体全体が巨大な手
■辰巳返し
「何故上がるのですか?」
「背中にしょっているから」
飛行機が離陸するように手が伸びる
■一教
辰巳返しでやればよい。
何故こんなことに気がつかなかったのか。
■秘伝
「これ以上の秘伝は見せてはいけない。」
ある程度の技は興味を持って見てもらえるが、度を越えると理解してもらえない。
茶々壷茶壷は4回。早くやると2回に見えてしまう。
■上体起こし
腹筋を固めていて起き上がりにくい人。
90度寝返りを打たせてから起こすとスムーズ。
■跳ね釣り
■もろ差し
釣鐘人参の手の内
■小手返し
今までで一番わけがわからない。
今までで一番なすすべがない。
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