甲野先生からアシスタントを依頼され2つ返事で引き受けたは良いが、何をしたらよいのかわからないまま参加。
甲野先生の講座にアシスタントとして初めて参加した話。
■準備
甲野先生に集合時間と場所、持ち物などを確認。
木刀を持ってきてくださいとの事だったので、これを機に木刀を購入しておいた。
会場までの地図もチェック
■当日
早めについたので会場の場所をチェック。
皇居のお堀の内側、楠正成像近くに楠公レストハウスを確認。
待ち合わせ成功
会場にてスタッフの方と打ち合わせ、道具の準備。
■講座
講座中は受けをとったり、道具を渡したり、何となく甲野先生に近づけないでいる人達に手の内を紹介したりなどして過ごす。
■懇親会
講座後の懇親会もご一緒させていただく。
参加された方々とお話させていただいたり、稽古内容を紹介したり、手の内の質問に答えたり。
美味しい食事を食べたり。
講座よりも休憩時間、休憩時間よりも懇親会が盛り上がるのはよくある話。
■課題
袴のたたみかたを知らなかったのは今後の課題。
それでも一応先生からも及第点をいただけたようだ。
今度また依頼されるかどうかわからないが、また2つ返事で引き受けたい。
★★★★★
記念すべき初アシスタントの記録&いつものように気づきメモ
皇居は馬場先門近くにある「楠公レストハウス」で行われた。
丸の内朝大学というカルチャーセンターのような施設の講座の1つ。
固い床の会場だった為、池袋の講座のような感じで講義形式で進む。
後の懇親会でお話させていただいたけど、気持ちの良い印象の方ばかり。
ほかの稽古会にはない爽やかさを感じた(笑)
女性の参加者が多かったせいもあるとおもうけど、男性含めて全体的にそんな感じ。
講義中心のおとなしめの進行になり、(私としては)もっと技中心で進んで欲しいなぁと思っていた。
しかし、130kgのスタッフを『辰巳返し』で吹っ飛ばした辺りから皆さん食いついてきたような気がする。
技は受けなきゃわからないところがあるけれど、これだけ分かりやすいと形だと見ただけでも伝わるものがある。
何よりもやられた側の反応が本物というのがポイントでしょう。
途中、休憩時間をはさむとそこで先生は質問責め。
こういうブレイクは空気を変えるのにいいですね。
主にこの日紹介した手の内に関する質問が多かった。
■斬り落とし
アシスタントとして受けを取る。
「これはすごいですね。」
などといつもの講座のように反応したところ、周りから「おまえが言うか」みたいな笑い声があがった。
今日はアシスタントだったので、周りから見たらお弟子さんみたいに映っていたのでしょう。
後でお話の機会があった方達には、私は甲野先生の弟子ではなくて、普段はサラリーマンで、
その合間に講座に申し込んで皆さんと同じように通っているだけだと言うことを説明させていただいた。
■手の内たくさん
実技も交えて。
虎拉ぎや鶴翔の手の内などは、効果がすぐに確認できるので女性向けとも言えるなぁ。
■懇親会
普段の稽古を紹介したりしながら、楽しい時間を過ごさせていただく。
食事も美味しいし、お話は楽しいし。
少林寺拳法を8年ほどされているという方から箸を持って姿勢を正すと力が出るなんていう、面白いネタも教えていただいたり。
スタッフの皆さまはじめ、参加された皆さまお世話になりました!!
■講座後
東京駅までご一緒し、ホームでお見送りをと思っていたら、
「今日は色々やってもらったので、喫茶店で少し話でもしていきましょうか。と言っても余り時間は取れませんが。」
先生からお誘いいただいたが、これは私から何らかしらのもう少しお話お聞かせいただけませんか的なオーラが出まくっていたのを感じて下さったのでしょう。
喫茶店でサシお茶となりました。
喫茶店でお話したのは、
「あなたは辰巳返しが出来たから、あと2つくらい。太刀取りと斬り落とし。これが出来ると変わってくると思います。」
自分の中の出来たい技リストに「斬り落とし」を加える。
斬り落としのヒントもいただいた。
「これは初めて聞いた人には何のことだかわからない話ですが、稽古をしている人にならヒントになると思います。」
・直角三角形
・斜辺が前腕の角度に沿うように、三角形が下に落ちる
・三角形の斜辺にくっついていくように斬り落としを行う
「腕の角度はこのほうがしっくりくる。」
・手刀をあわせると言うよりは、招き猫の手のようなかたちに見えた。
「将来あなたが指導者の立場になったときに、、、」これは想像もつかないのが、きっと楽しそうだ。
「秘伝?!」
・裏拳の打ち方
・肘のひんじ運動で打つのではない
・内側に巻き込むようにしながら、途中で反転し、脇を締めながら結果として拳が前にでるかたち
・ちなみに「跳ね釣り」は、この裏拳の途中のかたち
これは私の勝手な感想だが、沖縄空手の型の中にこれに通じるものがあったような気がする。
「外側で動く」
・中から動くと溜、うねりになる。
気がつけばあまり時間の取れないと言っていた先生をだいぶ拘束してしまっていた。
途中駅までご一緒させていただいてこの日は終了。
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