剣・杖・体術@水天宮稽古会

恵比寿に行けなかったが、直前にお誘いいただいていたK山さんと水天宮道場(仮称)で稽古が出来た。 
短い時間だがここの稽古は集中出来る。 
お互いに教え・教わることも多いのだけれど、所謂「先生」に教わるという形を取らない自主稽古会なのでそこがいつもと違った集中を生み出すのではないかと思う。 

形としては剣術・杖術をK山さんが、体術を私が説明(紹介)することが多い。 
説明しながら、実演しながら、と稽古していると自分の説明を自分で聞いているような時がある。 
変なことを言っていないかチェックしている意識と(そうかそういう事なのか)と気づきなおしている意識が一緒になっている。納得感が増すような、そんな感覚。 
説明に対するフィードバックがあるとそれに触発されて、さらに理解が深まっていく。 
これは良質の螺旋構造の中で稽古できているように思える。 


■杖と剣 
持つだけで居着くのを感じる。 
「下段抜き」 
左手で杖を跳ね上げるところと、体を沈めて右膝を上げ、動きのつまりをなくすところがわからない。 
つまりほとんどわからない(笑) 

「縦納刀」 
身体を開くことで剣をおさめる。 
細い通路でぶつからないように行う。鞘引きが大事らしい。 

「回剣」 
袈裟斬りを受け流す動きが含まれる。手は真っ直ぐ上げて真っ直ぐ下ろす。 
なんか左に寄っちゃうんですが、寄らなくて良い。 
よらなくて良いと思ってやっても寄っちゃう。 


■体術 
「中心を捉え続ける稽古」 
座りで両手を前に伸ばし、手の側面で相手の上腕を挟むように触れる(押しつけて挟み込むのではない)。 
中心を合わせたまま片膝を立て、半歩分ほど前に出る。 
相手が動き始めるので、中心を合わせ続けると相手はさらに動く。 
接触の技法に似た稽古だが、接触面がずれてもかまわない。 

「先端から動く」 
座りで腕を掴んでもらい、腕橈(わんとう)関節の回内・回外のみで崩す。 
肩も楽にしておくこと、指先から動くこと。 
動きが止まるのは自分が力んで相手とも自分のなかでも衝突がおきるため。先端から動き、追い越し禁止を守ればぶつからずに動ける。 
肩と肘を固定しない。 

「接触の技法」 
相手に触れる、触れると動くのでついていく。 
肩に前から手をおく、後ろから両肩に手をおく。 

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