こちらも書き忘れていた。
甲野先生の剣術講座
半身の使い方で課題が見つかった。
このあたり、剣術のイメージが強くて何となく敷居高く感じていたせいもあって、しっかり稽古出来ていないところ。
実際、半身動作研究会にこれだけ参加しといて、半身の事がいまだよくわからない。
大先輩稽古人のO田さんに前後斬りの動きを手を添えて検証する方法をおそわって試してみたが、回る動きになっているせいで手を添えられると動けない。
これもそのうちうまくなるだろうといいたいところだが、「柾目返し」に似た苦手な匂いを感じる(笑)
『厳密に』とか思っちゃうと全然駄目なんです。
出来てしまえばそんなこともないと思うのですが。
甲野先生の動きはやはり剣がすごい。
この日は体術と剣術が交互に説明されていたが、あらためて相互に関係するものであるということを確認されたようです。
■正座から立つ
恵比寿の板張りの道場&着替えた後のスーツ姿で成功した。
中島先生からも「ずいぶんスムーズになってますね。」と言葉をいただく。
宴会芸で披露される日も近い?!
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しかしこの日はここからであった。
この日、稽古仲間で帰る方面が同じ忍者のIさんと帰っていたのだが、意外な事件に遭遇した。
ターミナル駅を歩いていると後ろから「捕まえて下さい!」という女性の声。(カップルの喧嘩か?)と振り向くが早いか、男が本気のダッシュで逃げるところ。
(これは捕まえなければばらない)という直感。
Iさんはもう走り出していて、それに私も自然と身体が反応する。
さらに女性の声で「盗撮!」
盗撮容疑の男が逃げる場面に出くわしたのだ。
10kg減の影響か、先に出たIさんを階段で追い抜き1段・2段跳ばしでかけ降りる。
容疑の男も速い。
が、階段下で別の男性とぶつかったのか、男に追いついた。
追いついたところで、逃げないように後ろから捕まえて男を引くとIさんも追いついて2対1に。
男を制そうとしていたら結果的に合気道の「一教」の形になっていた。Iさんも「オモプラッター」という私の知らない技で下半身をおさえる。こうなるとさすがに男も動けない。
何だか気の毒な気もしたが、本気で逃げるのだからおさえるしかない。
周りの方に通報をお願いして、やってきた警備員に引き渡しておしまい。
女性に詰め寄られて本気で逃げる男が無罪ならばぜひ潔白を証明してもらいたいが、往生際の悪さと言動からしてその可能性は低いか(詳しくは書かないが)。
今まで武術の稽古をやっていて役に立った事と言えばいくつも挙げられるが、まさかこう言った場面で発揮される日が来るとは思わなかった。
普段の心構えとしては、危ないものには近寄らない。絡まれない、絡まない。万が一絡まれたら穏やかに去る。
何となくだがそんな風に思っていたのだ。
今回はたまたま相手が危険物を所持していなかったものの、このような事態はまったく予測出来ない。
今回は容疑の男にも我々にも怪我がなくて良かった。
せめて自然に動く身体でありたいと思う。
コメント
相手が変な武器とか持ってなくて良かったね!
ちなみに回る回らないとか柾目の特に井桁初期の稽古方法は難しいよね。
まして前後斬りはね…今時やってる人もいないものね(苦笑)
『厳密に』と言われちゃうと全ての型も技も『厳密に』やらないと意味ないんだけど、そこがまたね、難しいものね、、、
難しい稽古面白いのですが、柾目返しとか本当に苦手なんですよー。