稽古日誌名古屋特別編「その2甲野先生の講座」

名古屋の話。 
自主稽古会の後は甲野先生の講座。 
進み方はいつもと変わらない。私もいつもと変わらず回りで稽古してわからなくなったら甲野先生の技を受けると言うやり方で参加した。 

山口先生から、「甲野先生のところで稽古しているTさんです。色々聞いてください。」と紹介を受けて、回りで色々と稽古。 
稽古した内容をご一緒した方向けに書いておこう。 

前回紹介した稽古を続けているという話しや、私のブログを読んでいて下さっている方などもいてやはり油断ならない(笑) 
前回紹介したのは半身動作研究会の『先端から動く』『皮膚の稽古』、それから八光流の広沢先生に教わった宴会芸『腕相撲』。 

『先端から動く』 
甲野先生の言う『追い越し禁止』のことなので、どの技を稽古するときも意識したほうが良いと言う話をする。そう思って甲野先生の動きを見るとまた違ってみえてくるかもしれない。 
例えば腕を掴まれて動くときは指先から動く。体幹部が先に動いてしまうと溜めとなって相手に情報が伝わる。 

『皮膚の稽古』 
とにかく、自分からは何もしないこと。相手が動かなかったら自分も動かないつもりでいること。これが感覚的に見た目の相手を崩す動きと矛盾するので難しい。しかし、触れただけの相手が崩れる稽古は達人風が味わえて楽しい稽古だ(笑) 

『宴会芸』 
これも普段の動きと感覚を切り替える必要がある。感覚を伝える。肩、肘を楽にしたまま相手と握った手のひらの状態は変えずに動く。 

他にも稽古した。 
『柔道技』 
隅落(空気投げ)、浮落。まだまだ研究の余地あり、柔道経験者の方などに協力していただいた。 

『浮木の腿』 
半身ではなく向かえ身で動く。これは最近の説明ではされないが、重要な要素の一つと考えている。 

『襟持たせからの崩し』 
『屏風座り』で相手が崩れてくる。その場所を空けるように動く。ずーっと屏風座りをしているとこちらが崩れてしまう。 
これを偉そうに(?)説明したあとで、甲野先生の技を受けて比較してみると全く威力が違う(笑) 


手裏剣で気づいた身体の使い方 
つまり、ドンチーの感じを『浪之上』『浪之下』に応用すると悪くない感じだった。 


甲野先生の技 
さらに進化されていた。 
特に剣術は目の前で見ていてもわからない。 
説明を放棄したくなる(笑) 
実際に受けてもらうしかありませんね。 

そうそう、ここでも『辰巳返し』出来る人、『太刀奪り』出来かけの人と紹介されたが、最近のパターンになってきているので、何とか華麗に太刀を避けてニヤリとしたいものだ。 

最後に記念撮影して終了!

コメント