腕相撲で『謙譲の美徳』

中村先生に「面白い身体の使い方があります。」と謙譲の美徳』を紹介した。

紹介したのは腕相撲の形。

一応私が先に動く約束をさせてもらったうえでその動きを止めようとしてもらう。
止めようとしても止められない。
止めようとすると身体ごと持って行かれてしまう。
何度やってもそうなるのが面白いのか、中村先生は何度も受けてくれる。

さらに中村先生は面白がって自分でもやろうとする。
が、すぐには出来ない。
当たり前ですが。
で、何とかわかってもらおうと私が説明する。
出来ない。
説明する。
しばらく続けていると、出来そうな兆しが見えてくる。
「栄養会」の合間の短い時間だったがずいぶん熱心に取り組まれていた。

あれやこれやと切り口を変えて説明するのも、説明している自分自身の理解が深まることもあってありがたいのだ
何よりこういう時間は楽しい。

説明すると言えば、この「栄養会」で水天宮自主稽古会でお世話になっているM会のO氏から稽古会の講師としての依頼を受けた。
お世話になっているO氏からの依頼とあらば断るはずもないのだが、私が講師というのに違和感があって「私がですか?」と聞き返してしまった。
(初心者からすれば私の方が経験のある)手裏剣を中心にやらせたいただくことになりそうだ。
申し出は大変ありがたく、期待に応えたいのは山々だが、肝心の私が人にものを教えるほど技が身についていない。
教わったことや気づいたことを紹介しながら一緒に稽古するという形でやらせていただこうかと思います。

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