『空気投げ』投げ込み!

今週は道場での柔道練習がお休みだったので、つくば稽古会に参加した。

会の発足メンバーでもあり、柔道有段者のKさんには事前に連絡を取ってお願いしていたが、今回は武術稽古ではなく、柔道の練習を中心にさせていただくことにしていた。

Kさんからは、私には乱取りだけではなく、特に投げ込みの練習が不足しているのでそのあたりをしっかりやりましょうと言っていただいていた。
それから黒帯相手にはガチで(乱取りします)、とも言われていた(笑)

柔らかいマットの上でやる投げ込みは受け側のダメージが少なく、投げる側も加減せずに動けるため、練習方法として大変優れていると感じた。
道場にもあるといいので、おいくら万円か調べてみたらなかなかのお値段だった。
ボーナスで投げ込みマットが欲しいと言ったら家族の賛成は得られるだろうか(笑)

練習メニュー
投げ込み、移動投げ込み
『背負投げ』
『小内刈』
『隅落』

打ち込み
『背負投げ』

乱取り
三分一本

追加投げ込み
(実際に投げたのは右側半周分の五方向)
浮落 前隅
隅落 左右隅、左右後隅
渦落 左右前隅
鶚落 左右後隅
浪落 後隅

全方向の『空気投げ』を全てKさんに受けていただいたが、『隅落』はもちろん、『浮落』『渦落』も受けが何もしなくても飛ぶ精度の投げになっていて、『背負投げ』と同じレベルでの投げ込み練習が成立していると驚かれていた。

私もこれまでの研究で、技の仕組み的な理解は間違いないと感じてはいたが、躊躇なく投げきれる環境で練習したら実際どうなるのか、強い関心があった。
今回の練習で、技の完成度については、投げの感触をふくめて柔道経験者であるKさんのお墨付きが得られ、私自身も確信が持てた。
ここまで確信が持てれば『空気投げ』を特別扱いする必要はない。
乱取りで技が出せるようになるには『背負投げ』同様、練習を積むのみである。


有りがたいことにKさんには今後もご協力いただけることになっている。
道場練習に柔道『受け』十段と言われるKさんとの練習が加わわるのだから、柔道の実力もしっかりあげていきたい。

『背負投げ』 腰を低くとは意識していたが、どこまで低くすれば良いのか確認できた。
相手が腰を引いて堪えたときに『背負投げ』に入る感覚も初めてわかった。
動きの中で右に振ってからの背負い、後ろに崩してからの背負いへの入り方も確認できた。

『小内刈』 世界レベルの柔道家から直接教わった技。
Kさんも一緒に教わったことがあるので、かけた感触を確認してもらいながら投げ込みを行った。
相手を中央に絞り上げるようにしながら、相手の右足に重心をのせるように動く。
この動きと足を刈りにいく動きを一致させる。
足が相手に触れたら後隅に崩すように腕を伸ばす。
何度か繰り返していると、投げられた感触が徐々に本物に近づいてきたらしく、Kさんから「やばいなこれ。」というおほめの言葉をいただいた(笑)

『空気投げ』 『隅落』を受けてもらうと、投げるには投げられるが、右足が投げの終盤まで浮かずに残る。
Kさんが改善ポイントとして指し示した場所に向かって真っ直ぐに落としてみると、三船十段の動画で見たようにKさんの両足が宙に舞った。

3分1本の乱取りでは全く組ませてもらえず、押されっぱなしの投げられまくりだった。
組み手争いも練習していかなければ。

寝技の練習も出来て、実に充実した柔道練習だった。


つくば稽古会のMさんが動画を撮っていてくれました。
ちょっとだけ私のやる『空気投げ』の動画が見れます。
https://www.youtube.com/watch?v=n7Yh4v31mWM
開始8秒あたりから。

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