松聲館の技法レポート『新月投げ』

甲野先生のメルマガ動画撮影終了。捨て身技『新月投げ』が進化した。相四つに組んだ甲野先生の頭がどんどん低くなって畳近くまで下がっていくのを見ていたと思ったら、自分の目の前に畳が近づいていて、慌てて受け身を取った。



小磯さんと一畳柔道を少し稽古した。座って組んだ状態から投げ合う稽古。座っているので足技は使えないが、小磯さんが足を出さないけど大内刈、小内刈をやるのを見てあらためていい練習だと感じた。座りで得た感覚を立ち技に持ち込みたい。

思い出した。甲野先生が先々週くらいにやっていた版の『新月投げ』を、先日柔道の乱取り練習で試してみたら成功したのだった。相手の股の間深く足から体を滑り込ませると、隅返しで掛ける足の位置が相手の尻辺りになる。巴投げや隅返しの要領で投げる。

両足を払う送り足払いを小磯さんに受けてもらったところ、効果はあるものの、釣り合いを取ってくる小磯さんが今一つ持ち上がりきらない。小磯さん曰く肘の向きを尾てい骨の方向に揃えると大きな力が出せると言う。相手を持ち上げる動作を丁寧に見ていこう。まだまだいい方法があるという事だ。


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