甲野善紀東京武道館講座『ユキヒョウ』

静岡で甲野先生の稽古会を開催しているSさんと3年ぶりくらいの再開。
当時も東京武道館の稽古会で一緒に練習していたのが懐かしく感じられた。

久しぶりに一緒に練習させてもらったが実に楽しかった。
この楽しさは当時から変わっていないというより、当時よりも楽しくなっている。

甲野先生の技は『雪豹』の動画に影響を受けてまたまた変化されていた。
私には全くきかなくなっていた『新月投げ』と『灌木抜き』がパワーアップしてまた止められなくなってしまった。

先生の説明によれば雪豹の大きなしっぽが体の外にあり、体の内部は複数の渦が多方向に回転しているらしい。

先生が捨て身をかけ始めると同時にこちらも動き始める。遊びがない。
加えて気配というか接触が柔らかいまま技を掛けられるので反応のタイミングがわからなくて投げられてしまうようだった。

渦はわからなかったがしっぽのほうは私なりの理解の範囲でも動きやすくなる実感が出た。
左右に転換する動きにしっぽを使うと早くスムーズに動けるようになるような感覚が出た。
それと同時に以前韓氏意拳の駒井さんに教わった『横向き』という運動を思い出した。
この運動は腕を動かすがそこにしっぽも加わる感じになる。

さらにしっぽの感覚は空気投げの動作を小さく速くするのにも応用できそうな気がしてきた。
不思議と前後のバランスがとりやすく感じる。うまくしっぽをクルリと回転させたら空気投げの動きが出来るかもしれない。


甲野先生がユキヒョウの動画を紹介しているTweet



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