(動画あり)下原道場特別企画『吉田健三氏による起倒流研究体験会』

 
『起倒流』を体験。
めちゃくちゃ勉強になりました。
講師は20年以上研究を続けてこられた吉田健三氏。武術研究家甲野善紀先生繋がりのご縁で来館いただきました。
起倒流は柔道の源流の一つであり、その形は『古式の形』として保存されています。
吉田氏は、富山藩士の吉田奥之丞有恒が書き残した『起倒流柔術捕方之大旨』から、特に″本象″と記載されている手順に則り、実際の稽古を通して試行錯誤を経て復元しました。
形は表14本、裏7本。
これが柔道の源流か!と感じさせられる体験でした。
1本目が基本であり極意であるとは、他の形でも聞きますが、起倒流もそのようで、常に1本目の『体(たい)』の状態が要求されます。
1本目の『体』は落とす技
2本目の『夢中(ゆめのうち)』は捨身技(分かれ)
状況設定により、落とすか捨てるかのどちらかになっているようです。
柔道練習との親和性が当たり前だが高い。
以下は個人的に強く感じたところ
・『夢中』の分かれは横受身と一致する
・『力避』は釣り手の圧力を逃がせる
・『虚倒』は谷落、帯落の要決である
・徹底的に腕を使わない
また、三船十段が横捨身をよく使う理由が身をもってわかってきた。
動画は取り吉田氏、受け田島です。





コメント