2周目@半身動作研究会

初めての場所だったが、Googleストリートビューで予習したのでスムーズに到着した。

この機能は見えすぎて怖いくらいだけど、こういう(方向音痴の人が知らない場所に行く)時はすごく便利。


さてこの日は2本立て。
半身動作研究会と骨盤おこしセミナー。
1ヶ月前から『骨盤おこし』で腰痛とおさらば&動きやすい体を目指しております。

さて、まずは半身動作研究会の話から。


先日書いた日記『怪しい稽古』での感覚が生きていて、
今まで何度かやったことのある稽古でもまた新たな感じで取り組めた。
何となく螺旋構造の2周目という感じ。
新たな感じだったのでボリューム多めです(いつもか)。


・『立つ』
立つ連続で動く。『抜足』『踏足』。
立つ連続の動きで(一見歩いているように見える)近づいて行くと、触れた途端に相手が後ろに倒れ始める。
実は相手のほうが、こちらが当たって来たのに構わず、立ったままだと倒れないらしい。
きちんと立っている人と稽古する時は、技のハードルがあがっている可能性がある。意識してみよっと。


・『立つ』+『ついていく』
手のひらの接触面に『ついていく』でも手が動いた分だけ、体もついて行く。
この時も『立つ』連続の動きでついて行く。
『ついていく』と「受け」が勝手に動き始めるので、それにもついていく。どんどん崩れる。
両手持ちで左右それぞれに接触面をつくり、片手を空間に固定して、
もう一方の手だけ動くとより崩れやすいようです。
固定された接触面に気を取られるのか、気にしなくなってしまうのか。


・『膝行』
『立つ』に繋がる蹴らない動きを練る。
骨盤起こしセミナーの中村先生は疑問に思ったことを色々中島先生に聞いていたが、
おかげで私も勉強になった。
『膝行』は、敵意がないということを表す動きでもあったのでした。
http://www.youtube.com/watch?v=PjbxvflcS08
動画:膝行(1:15のあたり)
甲野先生、スムーズです。



・『手だけのばす』
打率があがっている。
相手がどんなに強力な受けをしようと、その時はこちらが負けてしまえば良い。
これはIさんの発想だが、かなりの人に有効だろう。
これは稽古の目的に沿って、より『失敗の定義』を受け入れやすくしたものだとも考えられる。
つまり『相手が倒れなければ失敗』と考えていると倒したいという気持ちから、つい力みがち。
ところが『力んだら失敗』としてしまえば、力みたくないという気持ちから『手だけ伸ばす』事がやりやすくなる。
こうなると相手が倒れても力んでいたら失敗という事になる!


・『腕振り子』
相手に腕を掴まれた状態でも肩を支点にすると抵抗される事なく左右に振ることが出来るという稽古。
T居さんとちょっとお遊び。
「受け」が「取り」の動きの起点を感じて同じ場所(肩なら肩)で抵抗すると動きを止めることが出来る。
これをお互い感じあって、次々と異なる場所で動かしたり抵抗したりすると、
これはこれで感覚を鍛える稽古になって面白い。
見た目は同じでも全く違う稽古になるというのも面白い。


・『ゆるめて動く』
Iさんがちらっとやった動き。
相手を崩すのに、腰をしっかり固定するのではなく、緩めた状態でやったほうが有効というもの。
Iさんが何気なくやった技を受けたが、明らかに力の質の違うのを感じた。
全く抵抗できずに崩されたし、やられている感もなかった。
これはすごいんじゃなかろうか?!



・『平蜘蛛返し』
T居さん、Iさんとかと。
甲野先生との感触の違いを検証。
技にかかったかからなかったは別として、一番違ったのは接触面の圧力。
この日受けた感触は『痛い』だ。
ちなみに腕のつけねはアオアザ(^_^;)

先生の技を体験したが、これは「いかに消えるか」というのにかかっていると思う。
消えるというのは、技をかける気配だけではなく、起こりだけでもない。
触られている感じすら消していく。

そうすると、かけられる方は何がなんだかわからないうちにひっくり返っているという事になる。
これはかなり難易度が高いだろうと思う。
その域に達するまでは、お互い痛みに耐えなければ(笑)

私も生まれて初めて『平蜘蛛返し』の「取り」に挑戦。
Iさんに受けてもらったけど、接触したところ痛くなかったでしょうか。

っと、日記を書いていて思ったけど、甲野先生の『平蜘蛛返し』が全く痛くない理由は、
もしかして『添え立ち』ではないだろうか!?
これは大発見か、勘違いか。
T居さんの『添え立ち』ならあるいはいけるかも!
とか想像中。

※両方ともちょっと古い動画です。現在の技はバージョンUP版。
動画:『平蜘蛛返し』
http://www.youtube.com/watch?v=Ytr2_RHoJqY
動画:『添え立ち』(膝行の動画、0:44あたり)
はじめの動画を見てください。

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