実りの秋@半身動作研究会

収穫の大きかった半身動作研究会の話。


・『浪之下』
Iさんと。
手の先行。重さを乗せる。先行させてから重さを乗せるまでの時間差による違い。
少し間があると受けづらいらしい。
手だけの重さに備えた所へ、身体の重さがかかるせいか。


・『一畳相撲』
正座が苦手(笑)なIさんと。
『井桁』の動きを試そうとしたら途中で崩された。
もっと胸を出さないとな。

・『受け身』
一方の腕を床にペッタリつけ、腕と一直線になるように頭をつけてから転がる受け身。


よつんばいから一方の腕を反対側の膝に向かって伸ばしていく、それに従い頭から丸まって転がる受け身。
ストレッチにもなって気持ちがいい。息を吐きながら脱力する。
起き上がらない。


・『2力の合成』
足の踏みかえによるもの。掴まれた腕は前方向に押し続ける。
そのまま片足を上げてパッと踏みかえると受けが崩れる。
他にも座りで腰を落とすとか、胸を落とすとか。
逆に腰を上げても大丈夫でした。


・『棒押し』
U住さんと。
棒を押し合う。Uさんはフッと侵入してくる。何となく抵抗出来ずに押されてしまう。


意識を別の場所に移すのと同時に動き出すと気配が少なくなるようだ。
掌から手の甲へとか、腕のあたりからお腹へとか。


・『手を伸ばす』
Iさんと。
そうか『触れる』か。
皮膚の遊びも消さないと。
押さないでついていく。
お互いの『手を伸ばす』が中島さんに受けた時の感触に近づいている。
二人とも顔がにやけてしまった。
意識を接触面から先端に持って行けるともっと良さそう。
『棒押し』の感覚とか『2力の合成』の動き出しとか。


・『柾目返し』
稽古後、中島さんと。
まずは『受け』から、骨盤おこさないバージョンと骨盤おこしバージョン。

骨盤おこさないバージョンのほうが、技っぽくていいなぁ(笑)
そして『取り』
次々とNGポイントが見つかる。
・肩が出る
・肘が周り込む
・上方向に力が加わる
・身体が捻れる

自分の手を見すぎている事に気がついたので中心を見るように。
中心を見ると体がねじれるので、骨盤をおこす。
すると、中島さん「んー、まあ、そんな感じ。」
技っぽくなくなりますよねぇ、、、
柾目の稽古はわざと骨盤を後傾させようかな(笑)


・『Iさんの気づき』
剣術をやらないIさんが剣の持ち手は近いほうが早く動けると気づいたらしい。
M田さん、H川君と検証していたが、かなり早く見えた。
起こりがわからない点で相当に早い。
この先どうなるんでしょう。

Iさんとはよく一緒に稽古をするが、Iさんは色々オリジナルな稽古を思いつく。
しかもその稽古が、目的の感覚を練るのにけっこうよいのだ。
今日も二人してあーだこーだやっていたら、お互いに気づきが色々。
それにしてもこの日は検証したいことが元々多かったのに加えて、
検証する事で新たな気づきが出てくるという、嬉しい事態。
まさに実りの秋といった感じ。


・『バランスボード』
道場においてあるので、稽古の開始前にやっているもの。
ボードの足を真ん中一本にして立つ。

以前に比べるとけっこう立っていられるようになってきた。
ボードの揺れを下半身で吸収し、上半身は真っ直ぐを保つ。
左右の揺れは膝と骨盤で吸収する。
前後の揺れは骨盤!
腰椎を反ると上体が動いてしまって、立っていられない。
柔術研究会で広沢さんに見せて頂いた、下半身と上半身の分離が重要。


もう1つあった。
『ナンバの効用』にある『壁すれすれに向かって立ち、そのまましゃがんで、立つ』という動作。
骨盤おこしを知る前に本を読みながらやっていた時は、背骨を反りまくる事で対応していたが、
骨盤をおこすとその必要がなくなり、かなりスムーズにしゃがむ、立つが出来る事が判明。
初めてやると、しゃがみきれないで後ろに倒れそうになると思います。


皆さま、どうもありがとうございました!

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