理解の進み方@野田古武術の会IN流山セントラルパーク

流山セントラルパークで行われた中島さんの講習会の話し。

野田古武術の会はいつも数名の参加人数で、
中島さんとほぼマンツーマンという充実した稽古をしているのですが、
この日のテーマが甲野先生のあの『垂直離陸』であったせいか、
20名を超えるかという人数が参加。
これはこれで充実した楽しい稽古になりました。

さて『垂直離陸』は1年前から何度か中島さんの説明を聞いていたが、
いつの間にか初心者の方に実技しながら説明できる程度に理解している自分がいた。
サッカーコーチのMさんにガッチリ構えられたときも離陸の効果に絞って説明出来たから、
我ながらなかなか上達しているではないかと嬉しかった(自画自賛)。

後で中島さんにこのことを話したら、「あらためて説明を聞く事でさらに身体の理解が進むことがある。」と言われた。
この日はこの効果もあったのかも知れない。
さらに、骨盤おこしセミナーの中村先生が言っていた「他人に説明するのは自分の勉強になる。」という効果も加わって、
自分の中での『垂直離陸』の理解が一気に整理された気がする。

今までとは違った意味でとても勉強になった。
教えるのには苦手意識があったけど、苦手意識は少し薄まったかな。
今後もこの日のような機会があったら、教え魔にならない程度に教えるほうも頑張ってみようと思います。


この日質問されて答えた内容のポイント。
・中島さんの説明した通りの形で稽古する(これ大事)。
・離陸の効果に絞った体験してもらう。
※初心の方は離陸なしでも崩れてしまうので、崩れるときの崩れ方の違いを感じてもらう。
・相手の方が上手くいかないとき、どこに一番原因があるかを探る。
・原因の部分が少しでも良くなったら、良くなったことを指摘する。
・相手の方に伝わっていないかなと感じたら中島さんのところに連れて行く(これも大事)。
・なるべく質問されたときにだけ教える(知りたい時が教え時)。


ちょっと思ったこと。
中島さんも講座の中で言われたいたけど、
「『垂直離陸』以外にもやらなければいけないことが色々ある(笑)。」
まさにそうなのでこれもちょっと整理。
『垂直離陸@手を伸ばす』のNGポイント
・身体が前にでる。
・肩があがる。
・手を上方向に動かす。
・肘から押してしまう。
自身の体験から、上の4つは指摘されてもすぐにはなおらなかったので
「膝の下で感じる重心が動かないように手を伸ばしてみてください。」
とお願いしてみた。
これはNGの動きでは重心移動が発生し、『垂直』でなくなってしまうので、
それを自分で修正してもらう効果を狙ったものだったが、
これでお願いすると初心の方にも『垂直離陸』の効果を実感してもらうことが出来た。
『垂直に離陸』をしていればそれ以外に余計な事をしていても効果が出るのですね。

『垂直離陸@平蜘蛛返し』のNGポイント
・手を使う。
・腰を曲げる。
とくに手を使わないのは非常に難しい形だ。
これも出来ないなかでも向上したときにそれをきちんと指摘すると割合早く出来るようになるようでした。


さてさてこの日はウッチーさんやIさん、I江さんも参加されていてこっそり離陸以外の稽古もやっていた(笑)


『動ける感じ』
ウッチーさんの気づきによると、体幹部(胸の中心部分あたり)に離陸をかけると動作にまとまりが出るとの事。
言われて試みると確かに変化が!『動ける感じ』します!

『膝の下(仮)』
タックル潰しから片足を持ち上げる動作(垂直離陸)に対する対抗技。
『浪之下』を膝でかけると重さのかかりかたが変わり、持ち上げられなくなるというもの。
思いつきでやってみたら上手く行った!
と思いきや、後手に回ると間に合わないらしいことが判明。
でも面白かった。

『手を伸ばす+α』
受けが物凄い抵抗する状況で『手を伸ばす』。
忍者さん相手に『手を伸ばす』と、物凄くはじかれた(笑)
難しい!!


楽しかったです!
みなさまありがとうございました。

さて、次は千代田の日記を書く予定。

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