骨盤おこし半分@半身動作研究会(新川区民館)

全3時間のうち、半分以上が骨盤おこしのメニュー
正直なところでは骨盤おこしは家でもトレーニング出来るので、
セミナー皆勤賞の私としては、技の比率をもっと上げていただきたいが、、、
初めて聞く方もおられるのでその辺は(お互い様ということで)仕方がないか。
技メインの稽古会もあるし。
つまりはそれだけ骨盤おこしが重要だということ。
私もそう感じています。


実際のメニュー
・正座のトレーニング
・股割りの手順(手順だけ(笑))
・机を用いた「胸を出す」トレーニング
・骨盤が起きた状態でのスクワット

で、これらを踏まえて介護への応用技をいくつか。
・上体おこし
小柄な女性が私や他の男性をかるくおこしているのには驚かされた。
これが出来てこその技なのですが、これまでは甲野先生や中島さん、それに武術稽古をしている(主に男性の)稽古仲間にしかやってもらっていなかったので、
どう見ても私をおこすだけの腕力が無さそうな小柄な女性に実際起こしてもらうとあらためて感動を覚えた。
なかには介護の現場に携わる方も来られていたが、必要に迫られるということがいかに動きの向上に有効かということがわかった。

・上体おこし斜め版。
上体おこしをするときに、はじめから上におこすのではなく、遠い方の肩を少し手前に引くようにしてから起こすというもの。

この日久しぶりにお会いしたN田さんに試したこの斜め版の評判が上々。
構えと手順は、
1.左足を立てて構える。
2.左足が倒れ込む力を利用してやや手前に向けておこす。
3.その動きの流れのまま起きてきた背中に回り込んで両手で支えておこす。

N田さんにも試して貰うがN田さんは手順2でそのまま倒れていってしまうので後ろに回り込めない。
ただ、そのまま倒れても上体は起きるのでそれはそれでいいような気がする。

今考えるとポイントが何点かある。
・手を使わない(触れておくだけ)
これはどのバージョンの場合でも基本となる約束ごと。
・左足を倒すとき倒しきる前に右足の膝があがり、相手の後ろ側に回り込む。
言葉にすると難しいが、膝行で膝を上下させるようなタイミングでやるとよさそう。

実は介護シリーズの技は技としてあまり興味がなかったけど、今回色々教えてもらったり自分でも試してみたりしながら、
相手も自分もつらくないように工夫するという点は稽古としても十分成り立つと感じました。

そのほかにやった介護技。
・ベッドからおこす。
・椅子から立たせる。
・椅子に座らせる。


終了後、中島さんにリクエストして
『正面の斬り@3要素同時版』を教えてもらった。
井桁の講習会と骨盤おこしの股関節折りのせいなのかはわからないけど、
やたらと身体が前傾したがっていて困った。
手順は
1.手をあげる
2.身体を前に進める(と同時に手は負け、肘が侵入する)
3.身体を前後に開きながら相手の背後を斬りつける(←ここで前傾しない!)。

どうも3で前傾してしまう。。。

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