座りの正面押し@半身動作研究会

半身動作研究会@新川での気づきの話し。

座りの正面押しでの気づき。
■座りの正面押し
向かい合って座り、”小さく前へならえ”状態の手を相手に掴んでもらい、そのまま手を伸ばすという形の稽古。
いかに受けが抵抗を出来ない(したくならない)状態で手を伸ばせるかというの稽古のポイントにおいている。
見た目には地味な稽古だけど、自分の力みがわかりやすい形なのでけっこう気に入っている。

今回の気づきでの動きは、かつてない程に柔らかい感触だ。
気づきといっても甲野先生が「吸い込まれる」中島先生が「後ろに引かれる」「自分が倒れるつもり」と説明されているもの。
自分の感覚としては、背中が落ちていくようになっている状態で手を伸ばすというもの。
ここ数日で甲野先生と中島先生から技を受けて魔法にでもかかったのか、ここまで柔らかい感触(というより感触がない)で動けたのは初めてだ。

骨盤をおこして強い姿勢になった場合も抵抗を感じないという意味では柔らかい感触ではあったが、今回の動きと比べたら丈夫さ故の硬さのようなものがあったと感じる。

『正面押し』の稽古は、”フラフラしている状態で”とか”自分が動かされるつもりで”という説明を受けてきたが、説明を聞いて想像していた以上に微妙な感覚だ。
それに加えて、骨盤おこしの姿勢をとるときのように明確に操作感のある手順を踏まないので、
どうやったら出来る状態になるのかわからない。
なかなか発現しないのが難点だ。

恐れながら甲野先生の言葉を借りて言えば、出来る状態になったときは技に入る前から「出来ない気がしない(by甲野先生)」くらいの感覚。

先日の気づきと一緒にこれも冷や水を受けるまでの暫くの間うかれておこう(^^)v


なんて考えていたのに、調子に乗って家で妻に受けてもらったら全然駄目だった。
まさかあんなにガッツリ抵抗されるとは、、、
「甘いな。」とまで言われてしまった(T。T)


でもこの技が出来たときの感触は私が大好きな感触なので、
どこかで私を見かけた方で、受けを取ってあげても良いという方、
是非声をかけて下さいませ(冷や水にめげない人)。

もう1つ離陸について書きたいけれど、これはまた別の機会に書きます。

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