ボコボコ@システマショートカット

技あり企画のシステマショートカット、今回で4回目。

ショートカット3回目までで丁寧にやってきたシステマの4原則をある程度のパニック状況でも発揮出来るかどうかというのが今回のテーマ。
4原則とは以下の4つ。
・呼吸
・リラックス
・真っ直ぐ
・動き続ける

■まずは身体をほぐすところから。
プッシュアップやシットアップ、スクワットなどを行い、
輪になって腕を組んだ状態で色々な動作を行った。
これは人と触れることや協調して動く準備段階になっていたように思う。
ちょっと発展して、四つん這い状態で輪になっている人の上を、ほふく前進で進むというワーク。
力んでいる人が通ると痛かったりするので、自分はなるべく力まないようにやってみた(結果、どうだったかはわからない)。

■ボディーガード
大きく2つのグループに分けて、グループ同士が少し離れて向かい合う。
向かい合ったところからお互いの今いる位置まで歩く(途中、すれ違う)。
というもの。
・歩いてすれ違う。
・ショギングですれ違う。
・ダッシュですれ違う。
・歩いてすれ違いざまにストライク
・ジョギングですれ違いざまにストライク
・ダッシュですれ違いざまにストライク(怖い)

・VIP役とSP役のペアを決める。
ひたすら何も考えずに真っ直ぐ目的位置に向かっていくVIPを、向かってくるグループの攻撃から守るというもの。
お互いVIPを抱えているので『お互い何もしないでただすれ違う。』というのが一番利害が一致した形なのだけれど、
なぜかそうはいかず、お互いのSPが相手のSPやらVIPを攻撃する(笑)すると思い切り隙が出来てVIPが攻撃を受けてしまうという悪循環に陥る。
(中にはVIPなのに攻撃する人もいたようだけれどこれはルール違反である(笑)。)
作戦タイムを経て繰り返した結果、SPがVIPから片時も離れないというのが一番効果的であるということがわかった(当たり前か)。

■されるがまま動く、リラックス。
5人組で1人が真ん中に立ち、周りの人が拳で押し込む。
押されたなりに身体を動かして拳を受け入れる。
色々な方向から同時に押し込まれるがすべてを受け入れて、押し込まれたなりに動く。
足、首、顔、肩、腕、背中、胸、腹、腰、、、
固まると身体ごと動かされてしまう。
呼吸を忘れずにリラックス。
姿勢を崩さない。
押されたなりに動くので結果的に動き続けることになる。

■ストライク一生分?
5人組で1人が真ん中に立ち、周りの人がストライク。
ストライクする場所は関節(骨)部分以外の全身。
真ん中の人はリラックスしてストライクを受ける。
・触れる程度の軽いストライク
・拳を少し重くしたストライク
・重さそのままでスピードをあげたストライク
・さらにスピードをあげたストライク
・重さをさらにのっけたストライク
・さらにスピードをあげたストライク

端から見ると4人組に棒立ちでボコボコにされている図である(笑)
パンチに耐えようとして足を踏ん張ったり、腹筋に力を入れてしまうと痛みを感じ、ダメージが蓄積されてしまう。
私は痛いのが嫌なので”必死でリラックスする”という状態で立っていた。
甲野先生の言う、「矛盾を矛盾のまま矛盾無く取り扱う。」を実感した瞬間であった(笑)
具体的には呼吸をし続けながら、身体を小刻みに動かし続けることによって、余計な緊張が生まれないようにしていました。

■キック一生分?
5人組で1人が真ん中に寝そべり、周りの人がキック。
真ん中の人はローリングで逃げ続ける。
逃げる側の重要なポイントは逃げ続けるということ。
止まったら最後、4方を囲まれてボコボコにされる(された)。
ここでもリラックスは重要で、4人組で囲まれていても冷静に隙間を探し出し、
逃げ込むことで悪くても1対2の状況、理想的には1対1
の状況を作り続けるようにするのである。
もちろん、囲む側に先回りされてしまったりすれば1対4でボコボコにされる(された)のですが。
そういう風に動こうと思えたかどうかが重要だと思います。

■キック、ストライク一生分?
さっきの形でキックにストライクを加えてもう一回。
真ん中がいっそう大変になります(なりました)。

■団体戦
2組に分かれてごちゃごちゃになるやつ(詳細は省略)。
ここで呼吸とリラックスを忘れないことが大事なのだけれど、たいてい忘れてしまう。
今回はわりあい(忘れていることに)気づくのが早かったけど、やっぱり動いている最中は忘れがちですね。

■マッサージ
2人組でいたんだ身体を踏んづけて癒す(笑)
実際気持ちが良いです。
ふー。


これを書いていてふと気がついたけど、4人に囲まれてストライク受けまくるとか、相手に対して重たいストライクを連続で打つなんて言うことは1年前であれば逃げ出したい&出来ない状況だ。
そんなドリルに参加出来ている自分にふと感心してしまった。
これがシステマショートカットの成果?!
参加して良かったっす。

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