立つ@第20回骨盤おこしセミナー

今回の骨盤おこしセミナーでは『立つ』と『股割り』が印象的であった。

■骨盤をおこして『立つ』
これは以前から何となく疑問に感じていた姿勢だ。
骨盤おこしでは”前重心”を重視し、動きの”ブレーキ”となる働きを排除する姿勢を提示されてきた。
その姿勢で『立つ』と前に倒れそうになって、そこで『踵を踏む』と動き出すのである。
これは『楽に歩ける』という効果が得られる一方で、
歩く前、前重心で静止する為には母子球でブレーキをかける必要があり、
自分の中で取りたい姿勢との矛盾が生じてしまうのであった。
かといって母子球にかけずに小指側にかけるとなんともフラフラと落ち着かない(しかし武術の技では効果あり)。

中村先生の説明によれば、ポイントはスネ。
スネが真っ直ぐになるように立つのだ。
”スネが真っ直ぐ”を文章で説明するのは困難である。
・足は骨盤はばに開く
・足首は末広がりの八の字の角度に開く
・膝が曲がっていく向きと足の中指の向きを一致させる
こう書いてしまえば何となく出来そうだが、実際に言葉通りやろうとするとそう簡単ではない。
そもそも骨盤をおこす必要があるのだが、骨盤をおこした時点で前重心になるので、
ここでついつい今までの動作週間である母子球によるブレーキが働いてしまう。
すると膝の向きが足の親指の方向を向いてしまうのだ。

しかしこの日は、中村先生に手を取ってもらいながら『立つ』を実感。
幸い矛盾が解消された感覚をGET出来た。
骨盤の位置、お腹の位置、胸の位置、首の位置、頭の位置。
精度をあげて積み上げていく。
股関節の外旋角度、膝の向き、足首の向き、足指の緩み。
積み上げる土台も重要。
もっと、関節可動域を広げないとなぁ。


■『股割り』に必要なもの
この日中村先生がはっきりと言っていたので間違いない。
股割りの第一歩は、
・スタートポジションで骨盤をおこす
・スタートポジションで骨盤をおこすには開脚
・開脚には股関節の外旋可動域
である。
最近のトレーニングで股関節の外旋可動域の必要性について、強く感じるようになっていたが、
やはり重要な要素なようであった。
自分の体感と中村先生の説明が一致したので、これで迷い無くトレーニングが出来る。
今までちょっとだけ控えめにしていた膝の向きも、
股関節の外旋可動域を広げるために外に向けていこう。

気をつける点
・膝の向きは股関節で動かす。足首だけ捻るのではない。
・腹圧をかけ続ける。腹圧がとけたら無理をしないでやり直し(腰痛防止!!)。

メモ(けっこう重要)
蹴って歩くとは・・・
・歩く・走る動作を繰り返して、母子球にタコなどの症状が出てしまうのは、母子球が地面から離れるときに摩擦がおきているから。具体的には、内旋動作で母子球を擦っている。これが蹴って動くということ。

母子球接地について・・・
・母子球接地の重要性・・・
きちんとしたポジションをキープして動いたとき、足裏で重さを感じる場所は踵から母子球を通り抜ける。
そうです、通り抜けるだけなんです。

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