30分@東京武道館

東京武道館で開催された甲野善紀先生の講座。
着替えて会場に着いたのが終了30分前、会議が延びたせいで大遅刻。
会場はいつになく大入り。さらにDVD作成の為、撮影班が入っていた。

しかしそんなことは関係ない。30分でセミナー費用の元を取るべくいつにも増して技を受けたいオーラ全開で輪の中へ。
甲野先生がオーラをキャッチし、ほどなく技を受けることが出来た。

この日はバラエティーに富んだ参加者がそろっていて、
総合格闘技の方が、膝十字からの逃げ方の質問。
テニスコーチの方が、素早く力のあるラケットの振り方の質問。
介護関係の方が、膝の腱を悪くした人と一緒に歩く方法の質問。
合気道の方が、様々な技の質問。
などなど、見ているだけでも楽しむことが出来た。
合気道経験者の方は、女性は特に道着を着ていない方が多いので、
知らないで見ていると一見普通の女性がブンブン投げられたりする。
それが2回目、3回目の参加の方となると先生も覚えているので、
事前の確認無しに一見普通の女性(合気道経験者)をいきなりブーンと投げ飛ばしたりする。
周りで見ている人は、一瞬ヒヤリとするが、女性の見事な受身で2度びっくり。


以下は、私が先生に受けた技&お稽古メモ。
■斬り潰し
手を交差させた状態から、手刀を外側へ回るように斬り潰す。
気がつけば床が目の前。
再度お願いしたが、結果は同じ。
と、こう書いていて次回試したい受け方が思い浮かんできた。
受けの手刀が回転体になるように、小指・親指主体で肘から先を捻る。
脇を締めるときの感覚で肩があがらないように。
決め打ちではなく、先生の動きを感じて動く。
さて、どうなるか。

■小手返し
柔らかさが増しているのか、ますます何をされているのかわからない感じ。
何故、やられまいと下に落とし続けている私の手がふわりと持ち上がるのか。

■高速移動
腰を深く落としたところから、蹴らずに移動する。
前側の足の膝抜きだけではうまく動けない。
後ろ側の足はアウトサイドを踏み込んでいるように見えるが、
下半身だけではなく上半身も動きに参加しているはず。
先生は何度か私に向かって移動してくるが、目の前にいるとますますよくわからない。

■払えない突き
間にあっても払えない版と間にあわない版。
間にあわない版は、間にあわない限りどうしようもない。
間にあっても払えない版は、実は間にあっていないという感じがしてきていた。
そこで、払うというよりも自分も突くという感じで受けると何度か跳ね飛ばされずに受けることが出来た。
しかし、技のおこりを消されるとそもそも間にあわないので、どうしようもなく潰される。


稽古後、K磯さんに最新の気づきの技を受ける。
みちのく山道での気づき版。これは良さそうだという感触。
この先には何かあるに違いない。


終了30分前に着いたとは思えないほど十分楽しめた。
お相手していただいた方、ありがとうございました!!

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